ウルトラマントレギア

登録日:2019/03/19 (火) 21:00:00
更新日:2020/10/27 Tue 22:14:54
所要時間:約 10 分で読めます


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※土曜朝9時です。 やべーやつ ウルトラマン ウルトラマンR/B ウルトラマンジード ウルトラマンタイガ ウルトラマントレギア グリムド スケールのデカい嫌がらせ スネークダークネス スピンオフ主役 セールスマン タロウの元親友 トレギア トレギアアイ ド外道 ハッピーエンドクラッシャー ブルー族 ラスボス 七瀬公 内田雄馬 円谷のやべーやつ 円谷プロ 冷酷 外道 帰ってくれウルトラマン 悪トラマン 悪役 悪辣 悪魔 愉悦部 歩く死亡フラグ 死神 残忍 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ 深淵を覗いた者 特撮 狂おしい好奇心 狡猾 石川真之介 笑ゥせぇるすまん 策士 絆アレルギー 陰湿 霧崎 青い影 青い悪魔 黒幕



私の名はトレギア


画像出展:劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル(2019年3月8日公開)より
@円谷プロ、「ウルトラマンR/B」製作委員会


君の願いを叶えにやってきた。


ウルトラマントレギアとは『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』にて初登場した悪のウルトラマン
及び、同作における事件の黒幕でもある。




【プロフィール】

身長:50m
体重:3万7千t
最大飛行速度:マッハ9.9
最大走力:マッハ4
水中潜航速度:マッハ3.8
地中潜航速度:マッハ3
最大ジャンプ力:850m
腕の力:9万t
握力:7万5千t
年齢:1万2千歳
出身:M78星雲・光の国

スーツアクター:石川真之介
CV:トレギア大好きおじさん内田雄馬
人間態演:七瀬公



君のは何だ?


【概要】

ウルトラマンベリアル以来となる、光の国で生まれて闇に堕ちたウルトラマン。
紺色の尖った仮面を着けており、見るからに目つきの悪い顔が非常に特徴的である。クリスタルのような額や側頭部の耳は気味が悪い程に異様に尖がっている。
元々はブルー族のウルトラマンであり、かつては鮮やかなボディカラーであったが、闇堕ちした現在はをベースに黒のラインという暗色系の色になっている。
この手の悪の戦士のご多分にもれず、つま先は反り曲がっている。

一応"ウルトラマン"の名を冠しているだけあってカラータイマーも存在するのだが、
X字のプロテクターが覆い被さって隠れており、どのような形なのかはハッキリと目視できない。
元々は半球状のカラータイマーを持っていたのだが、闇堕ちの過程で変化したらしく、隙間から見える形はあのウルトラマンによく似ている。

その他、手の指に爪がある、肩にはトゲの生えたアーマー、腕や脚にはベルトのようなものが装着してあるなど、ベリアルと比較してもウルトラマンとしての姿はかなり異質。

普段は異次元に潜んでいるが、テレビやパソコンの液晶を介してこちらの世界に干渉してくる。
腕だけを液晶の外に出してコネコネしている様子は必見。

通称ウルトラマン界の笑ゥせぇるすまん
やり口は正に悪徳セールスマンで紳士的な口振りで物腰柔らかい態度を取っているが、その性格は掴みどころが無く狡猾にして非情。
現実や将来に悩んでいる人間の前に現れてはその心の弱さにアプローチを仕掛け、巧みな話術や能力で誘導しては最終的に破滅させる。
空間をありとあらゆる場所に繋げられるというタチの悪い能力を持っており、異次元空間を通じて自身や他者を瞬間的に移動させるという能力を持っている。
これにより悲劇の種をどこからともなく見つけては相手に漬け込むことができる。
トレギアの外道行為に苦しめられ、ただでさえ暗く沈んでいた人が更に失意のどん底に落ちる様を見ることを愉しんでいるらしく、
そんな行為を繰り返しては今までに数多くの星々を滅ぼしてきた。
これだけのことをしておきながら、本人曰くあくまで「(自分は)夢を提供しているだけだ」の一点張り。

しかし物事が思い通りに行かないと苛立ちを見せることが多く、苛立ちが募るほど口調が徐々に乱暴になっていく傾向がある。


また、家族の絆とか友情とかいうものが大嫌いであり、そういったものを見るとあの手この手で壊そうとしている。
ウルトラウーマングリージョのようにマイペースで相手に惑わされにくいタイプは少々苦手らしく、逆にペースを乱される傾向がある。
かつての親友だったウルトラマンタロウにはコンプレックスを抱いているらしく、今では毛嫌いする様子を見せている。
更にタロウやその息子のタイガの行動が自分のコンプレックスを刺激するようなものであった場合、感情を剥き出しにしてまで苛立つ様子を見せる。


【来歴】

年齢はタロウと同年代であり、幼い頃は一緒に学校へ通った仲だったらしい。
本来の姿は鮮やかな青いボディカラーを持つ、ブルー族のウルトラマンである。

タロウと共に宇宙警備隊への入隊を目指したが不合格となり、その代わりに持ち前の頭脳を活かして宇宙科学技術局に入局した。
ブルー族なのでフィジカル面はさほど優れておらず、トレギアもどちらかといえば頭脳に秀でたウルトラマンであった。
宇宙警備隊の仕事もこなすウルトラマンヒカリがいかに文武両道であるかがよく分かる。
科学技術局時代にはアストラル粒子転化システムを開発し、そのシステムを使ってタロウと共に特殊アイテムを完成させた。
アイテムはタイガスパークと名付けられ、後にタロウからアイテムと同じ名前を付けた息子へと託されることになる。


しかし善悪の真理を追究しているうちに闇に魅入られ、「光も闇もない」という思想に至り光の国を離れたらしい。

現在の仮面を付けた青黒い姿は邪神を取り込んで変わり果てた姿であり、その能力は邪神の力に依存している。
何度倒されても復活する理由も邪神の力由来であり、邪神が平行世界のバックアップから肉体を復元させている。

ジードに対して敵意剥き出しだった理由もタロウクリスタルをベースとするロッソにちょっかいを出していたのは、
ベリアルの息子でありながら正義の為に戦うジードやタロウに対しての嫉妬などが原因である。
特にかつて親友であったタロウに対して、現在はコンプレックスを見せることが多い。
しかし、何の偶然か彼がコンプレックスを抱く相手はかつてベリアルがコンプレックスを抱いた男の息子である…

ゼロによると光の国としては手が付けにくい人物であると語られており、やむを得ず野放しにされている様子。

トレギアは何故悪の道に染まってしまったのか、真の目的とは一体何か? 答えは悪魔(トレギア)のみぞ知る……


ウルトラマントレギアアーリースタイル

平成ウルトラマンと昭和ウルトラマンの要素を折衷したような比較的シンプルなデザインとなっている。
ボディカラーは青色基調で、肩などの一部が明るい青色となっているほか、カラータイマーもオーソドックスな半球状のものとなっている。
カラータイマーの周囲にある意匠は闇堕ちした現在もカラータイマーの周囲に残っている。
ややつり上がった青い目が特徴的だが、ベリアルのように目つきが悪いというわけでもなく、どちらかといえば凛々しい顔付きである。
頭部や耳の形は今とあまり変わらないものの、全体的に直線的で禍々しさがない。


【戦闘能力】

プロフィールの数値だけなら腕力以外全てルーブを超えている。
スネークダークネスの援護もあったとはいえ、ロッソブルグリージョジードの4大ウルトラマンを相手とした人数差が不利な状況でも普通に互角に戦い続けていた。
ヒーロー達にはない爪を引っかき攻撃に多用していたベリアルと違い、貫手を使う格闘スタイルが印象的。
使用技も攻撃目的なら破壊力抜群、策略目的なら陰湿で汎用性の高いものばかり。
何より技名が覚え辛かったり。戸井に対して「中二病」と言ってたがよく自分が言えたものである。

ただし元が研究者であるため本来のフィジカル面は弱く、冷静さを失うと一気に弱くなるという傾向がある。
このため普段は強敵との真っ向勝負を好まず、他者が手を下すように仕向けたり、怪獣を召喚して身代わりにしたり、策謀を巡らせて相手が全力を出せないようにすることが多い。


使用技

  • トレラアルティガイザー
両腕を広げてエネルギーを集め、前方に青黒いエネルギーの渦を形成。
両手を捻りながら前に突き出し、渦の中にある赤い5つの穴から稲妻状の破壊光線をまとめて発射する。
破壊力、衝撃力ともに凄まじいトレギアの主力技。
ウルトラマンタイガでは簡易版として放つことが多く、エネルギーの渦を形成して放ったのはニセベリアルとタッグマッチを行なってときのみ。

  • トレラケイルポス
片方の掌から放つ破壊光線で、形状は青黒い稲妻。
牽制技っぽいのに威力はロッソとブルの必殺光線と同等。

  • トレラアルディガ
両手で放つトレラケイルポス。グルーブのデルタブレストランサーと互角の威力。
同じく両手で放つトレラアルティガイザーに比べると速射性に優れる。

  • トレラテムノー
胸の前でクロスさせた両腕を開き、紫色のカッター光線を5枚1セットで連続して飛ばす。

  • オプトダクリス
目からビーム
発動が早く、不意打ちは勿論接近戦でも用いられる。

  • ギアギダージ
体を高速回転させ、黒い竜巻を纏って突撃する技。伝統の「回ればなんとかなる」はトレギアにも健在。
ロイヤルメガマスターをかませにさせてしまった原因。

  • イスキュロス・ダイナミス
対象の怒りや憎しみを増幅させる凶暴化促進光線。
慈愛の戦士が使う光線とは完全に真逆。

  • イスキュロス・イーバ
防御バリア。ロッソとブルのバリアと堅牢さは互角。

  • トレラ・スラー
トレギアの十八番である異次元を開けてあらゆる場所や宇宙を繋げる技。
対象を異次元に引きずり込む際には槍のような巨大な爪状の物体が現れ、配下の怪獣を送り込む際にも使用する。

  • トレラ・パンタスマ
遠く離れた場所の映像を見せたり、幻を作り出したりする超能力。
カツミにホスター21星系の様子を見せたのはこの技。

  • ウルトラダイナマイト(仮)
『タイガ』第1話で使用。全身を青い炎で包み込み、タロウのウルトラダイナマイトとぶつかり合った。

また、これらの他に『タイガ』では紫色の火炎弾(1話)や小型の電撃弾(3話)を放つ技や、巨大な光弾を放つ技(25話)も見せているし、『ウルトラギャラクシーファイト』では闇エネルギーを火柱状に放出してウルトラダークキラーを強化復活させる技(11話)も見せている。

  • トレラシウム光線
闇堕ちする前の技。詳細は不明だが、スペシウム光線系の技だろうか。


【活躍】

劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル


君達の言う『絆』は簡単に壊れる……!

本作における事件の黒幕として登場。
『ジード』の舞台であるサイドスペースの地球に現れ、リクペガをトレラ・スラーで拉致。
リクを『R/B』の地球に放り出した後、ペガをガンQの体内に幽閉し、ガンQをジードに倒させることで「友人殺し」という悲劇を演出させようとした。
ロッソとブルが機転を利かせた連携技でペガは救出され、この悲劇は免れたものの、ジード単独では対応が難しいシチュエーションであった。

さらにカツミの同級生・戸井のパソコンに現れ、その際戸井がデザインしていた怪獣を発見。
怪獣の名前を尋ね、「スネークダークネス」と聞くと「なかなかの中二病だ、素晴らしい……!」と評価した。
そしてその怪獣のデザインを媒体に、トレギアは戸井に向けて暗示をかけ、光線を浴びせた……。


続けて自分の将来に自問自答を続けるカツミの前に、トンネルに投棄されていた壊れたテレビを介して登場。

「君はウルトラマンか?湊カツミか?」とカツミに問うと、
とある異星でピグモンの群れがメカゴモラに襲われている様子を見せ、絶滅の危機に瀕していると伝えて揺さぶりをかけ、
一度現場に向かえば二度と地球には戻ってくることはできないと承知させた上でカツミをピグモン達がいる「地球から7452光年離れたホスター21星系の地球型惑星」に送る。

更に同じ現場に戸井も送り、戸井をスネークダークネスに変身させロッソを圧倒させる。
スネークダークネスにロッソが倒されるのを見届けると、トレギアはそれを嘲笑いながらスネークダークネスだけを回収してカツミをそのまま放置して去ってしまった。


その後はスネークダークネスを綾香市で暴れさせ、ジードとブルが現れたところで自身もモニターを通じて遂に公衆の面前に姿を現す。

しかもここで、眼前の二人には「君たちはウルトラマンロッソがいなければ何もできないのか」と嘲り、当のロッソ=カツミの方には「君がいなくても、彼らは地球を守れるようだが」と煽る。まさに外道。

一度目の戦闘ではスネークダークネスが圧勝するも、湊家の活躍により無事帰還に成功したカツミを加えてのリベンジマッチでは、
家族や仲間の絆をより深めたロッソ、ブル、ジード、そしてグルジオレギーナ→グリージョのチームワークに徐々に押され始める。
スネークダークネス単独では形勢が不利と見たところで自身も参戦し、自身の強さとスネークダークネスの力を持って形成を立て直して4人を追い込む。
戸井が母親とリクの説得を受け、一度正気を取り戻しかけたときは「いつまで家族のみみっちい話を見せられなきゃいけないんだよ!」とイスキュロス・ダイナミスを更に浴びせて正気を失わせるという外道っぷりであった。

しかしジードがウルティメイトファイナルになり、湊兄妹がウルトラマングルーブに変身した後は流石にマズいと踏んだのか、「残業はしない主義でね」と飛んで逃げようとするも、
結局は叶わずそのままグルーブと激しい空中戦を繰り広げる。

相変わらず「絆」というものを嘲笑い続けるトレギアであったが、
激闘の末、相手をスイッチする形でジード・ルティメイトファイナルと激突。
当初は軽やかな動きと手数の多さでジードを惑わしながら優勢を保っていたが、殆どの攻撃をギガファイナライザーで受けられ、
格闘戦ではギガファイナライザーの重い一撃に耐えきれず膝を突くなど徐々に押されていく。
そして最後にはグルーブ・ボルテックバスターとジードのレッキングノバを立て続けに食らってしまう。

これが家族の絆か……!勉強になった!!

このときジードがウルティメイトファイナルの力を生かしてパワーを限界まで引き上げて行ったため、トレギアも耐えきれずに爆発四散したのであった。



……かに見えた。









何だ?君達まだ観てたのか。

私は忙しいんでね、この辺で失敬するよ。また会おう……






生 き て ま し た 。

エンドロール後、トレギアは何事も無く画面に現れ、
映画を観に来た観客に挨拶した後、けらけら笑いながら宇宙へ飛び去っていった。
恐ろしいことにプロテクターや仮面が損傷しておらず、中身は最後まで謎のままだった。

この際監督から『劇場版R/B』におけるトレギアとは「ベリアルに変わって今後のウルトラマンの宿敵となるキャラクター」であり、本作ではそのデビュー戦であるとの説明がなされている。



蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』(ウルトラマンR/B前日談)


『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』ではあのルーゴサイトを狂わせ数々の星を滅ぼさようとした張本人であることが示唆されている。
名前こそ登場してないものの、「仮面をつけた青いウルトラマン」とは十中八九間違いなくトレギアのことである。
つまりはグリージョの2人の兄の命を奪った元凶の元凶ということになる。
また、宇宙魔女賊 ムルナウに宝石の力を与えたのも彼であることが示唆され、後に『トレギア物語』でやはり彼の仕業だったことが明確にされている。



『ジェネクロ』に登場

映画公開から1ヶ月も経たないうちに早速、ウルトラシリーズの再編集番組『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』に脈絡もなく登場。
今回は短い時間で視聴者へ簡潔な自己紹介を行う必要があったため、「ウルトラマントレギア」と名乗っている。

ブースカとペガに闇に堕ちることを選択させるべく、ウルトラヒーローを弱い存在と蔑みながら伏井出・ムルナウ・エタルガーといった強大な闇の存在、そして闇の果てに至る善も悪もない虚無の活躍を紹介した。


しかし、その内容はウルトラヒーローの活躍シーンを意図的に映さず、闇が優勢のように見せる偏向報道地味た内容で、ペガにもその点を指摘されていた。
それでも直接的な洗脳行為などは行わず、悪役の活躍シーンの紹介と悪の道への勧誘行為のみに留めたのは、相対的に見ればまだ控えめな行動であった。
ぶっちゃけると尺の都合という名の大人の事情
メタ的に捉えれば、悪役にスポットを当てるという企画は「クロニクル」シリーズでも数が少なく、悪役サイドのナビゲーターとしていい仕事をしたとも言える。



ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ

第6話より登場。
今作ではウルトラダークキラーと裏で繋がっていたことが判明しており、新世代ヒーローズのダークネスを作り出そうと目論んでいる。

当のダークキラーに「何故そこまでダークネスにこだわる?」と問われた際には、
「光も闇も、正義も悪も、等しく同じ価値しかないことをウルトラマンたちに証明したいだけさ」と語っているが……。

当初は全身を青黒いオーラで覆っていてはっきりと姿が映らず、クレジットでも青い巨人と表記されていたが、
第8話にてウルトラマンリブットに暴かれる形で姿を現した(以降、クレジットもウルトラマントレギアに変更されている)。
その後はダークキラーとゼロダークネスを強引に復活させて新世代ヒーローズ達に仕向け、リブットを足止めするためにレッドキング2体(初代と二代目)を召喚して姿を消した。

ダークキラーが倒された後、新世代ヒーローズ達の前に結界を通じて突如現れる。
このとき、彼こそが全ての黒幕であること、また、ダークキラーにウルトラウーマングリージョを狙わせたのはグルーブの力を使わせないためであることが明らかとなった。
「一面的な見方でしかものを見ない」と新世代ヒーローズ達の正義感を否定し、光の国について「やはり破壊するしかないな…」とこぼすと、どこへともなく消え失せた。
光の国を破壊しようとする彼の野望を阻止するため、『R/B』世界の防衛に戻ったグリージョと彼女を送り返すゼロを除く新世代ヒーローズ達は、トレギアの捜索に向かうのだった。

なお、本作ではトレギアが潜む空間を「魔法空間」と表記している。


ウルトラマンタイガ

『ウルトラマンタイガ』のジャグジャグ枠メイン悪役として登場。
地球上では仮の姿、霧崎となって地球人に紛れて暗躍する。
ウルトラマンタロウの息子タイガが主役の『ウルトラマンタイガ』情報公開と同時に、タロウの元親友であることが明らかにされた。


『タイガ』本編では第1話冒頭から登場。
放映順としてはこちらが先だが、話の流れとしては『ギャラクシーファイト』の最後から繋がっている。
13話のラストで逃走したところを、追跡してきたニュージェネウルトラマンに包囲される。
しかし爆弾を仕掛けてニュージェネウルトラマンを一網打尽にし、更に加勢に現れたトライスクワッドを完全に撃破するという強さを見せつけた。
その後は地球に降り立ち、人間の姿になって霧崎を名乗って活動し、人間に紛れ込んで暗躍している。
第2話では人間態からの変身シーンもお披露目となった。

仮面のような変身アイテム、「トレギアアイ」を目元にかざすと両目が赤く光って闇に包まれ、霧崎がトレギアになって巨大化するという演出で、
平成シリーズ中期以降では非常に珍しい、ぐんぐんカットもバンクもない演出となっている。
七瀬さん、変身回で毎回変身シーンを撮らせてもらって良かったね!

第3話以降も、タイタスやフーマの帰還後、更にタイガがフォトンアースに進化した際にも、まるで彼らの力を試すかのようにちょっかいを出しているほか、怪獣リングをタイガが使うことを喜ばしく思っている描写がある。
あたかもトライスクワッドの面々の成長を促すような行動をとっているかのようにも思えるが、第12話ではどうやらタイガを闇に誘おうとしているらしい事を口にしている。

次々と現れる敵の陰で彼が暗躍する中、第14話では怪獣リングを使ってきた影響なのか、
  • タイガが暗い空間の中で仲間を見失い激しい感情が渦巻く
  • 時々ヒロユキの頭の中で変な音がする
  • タイガにヒロユキの声が届かなくなる
  • 戦闘の最中にタイガが無性にイラついている
  • ギガデロスを執拗なまでに殴り続ける
など明らかに闇堕ちの兆候と思われる行動がいたるところに散見された。

そうだ…もっと怒れ、残忍になれ…!そうすれば君はになれる…

第15話でその企みの詳細が判明。
それは、怪獣リングの力でタイガの心を闇に染め、自身の傀儡に引きずり込むという恐ろしいものだった。
トレギアはそのために、自身の感情と力を植え付けた怪獣をけしかけてはタイガ達と戦わせ、怪獣リングを収集・使用させていたのである。
埋め込むタイミングはいつでも良いらしく、自らが直接関与しなかったナイトファングも「私好みだ」という理由からリングにしている。
実はこのリングは、力を求めて使用しては好戦的になり、次の戦いでより使いたくなるという、まるで麻薬のような作用をもたらす恐ろしいアイテムであり、これが原因でタイガの戦闘スタイルは回を追うごとに怪獣リングに頼り敵に過剰な攻撃を加えるものへと変貌していった*1
トレギアはタイガスパークの共同開発者なので、それに適合するリングを作ったり、悪質なトラップをこっそり仕込むことなど容易いことだったのである。

そして、第15話後半で現れたトレギアに対しヘルベロスリングを使用した直後、タイガはその身から膨大な闇を発しつつ苦しみだす*2
それでもなお戦おうとする彼を軽くあしらいつつ、トレギアはその様子を楽しそうに嗤っていたのだが、タイガを説得するヒロユキに不快感を示す。
特徴的な能力を持つ怪獣を重点的にリング化していたのも、依存しやすくするためだろう。

絆……?二言目には絆 、絆、うるさいんだよ、地球人風情に何ができる……っ!

それ以降は先ほどまでと違ってどこか不愉快そうにタイガを痛めつけ始めるが、ついにタイガに限界が訪れ……

聞こえるかNo.6!
闇がお前の息子を蝕んでいるぞ!ウルトラマンタロウの息子を…!
タロウ「キミの声が聞こえない」

闇の力に飲み込まれたタイガは自我を喪失し、ヒロユキ達とも完全に分離。
その様を見たトレギアは、自身の傀儡にして一部である怪獣リングをタイガから難なく取り上げる。
そして、放心状態の彼に対しまるでペットか何かのように接しながら、これまでにない程の愉快そうな高笑いを見せるのだった。


昨日までのタイガは死んだ。新しいタイガの誕生だ
もう君は地球人がいなくても変身できる。新しい相棒は闇のエネルギーというわけだ

君と僕とで、バディゴー


その後トレギアはタイガ、そして自身が光の力を奪い気絶させたヒロユキの精神世界に現れ、二人の精神をいたぶり続ける。

おやぁ?絆とか大層なことを言っておきながら…他の二人はどこだぁ?見捨てられちゃったのかなぁ…?
父親を超える力を手に入れたんだ…。私と一緒に、光の国に戻ろう。そして、父親にその力を見せつけてやれ

タイガを手駒としたトレギアはそれに留まらず、自身やタイガの故郷である光の国への攻撃までも視野に入れていた。

しかし、悪夢に魘され続けるヒロユキを見かねたE.G.I.S.の面々による介入、タイタスとフーマの尽力、
そしてそれらにより先に正気を取り戻したヒロユキにより、怪獣による足止めも実らずタイガをその前に救出され、更にトライストリウムへの覚醒を許してしまう、想定外の事態に陥る。
差し向けた怪獣を瞬く間に蹴散らすタイガを目の当たりにし、トレギアはまるでタロウを前にしたように激怒するや、変身して自ら戦いに挑むも、冷静さを失った事が仇となってか、攻撃を全てあしらわれてしまう。その姿はまるで、地球で初めて二人が戦った時の鏡写しのようでもあった。

今のお前では、俺達の絆には勝てない!

まだ絆を語るのか!反吐が出る!!
この弱者が!貴様らが宇宙の番人だと、誰が決めたぁぁッ!!

お前は負けるんだ!俺達の!!
光に!!!

直後、必殺技・トライストリウムバーストを放つタイガに対し咄嗟にトレラアルディガを撃って応戦するもまるで敵わず、そのまま押し切られ爆散・敗北した。


何が光だ……!貴様らに私の何がわかる……!!うあぁぁぁあああああ!!!!!!!


闇の支配から抜け出したタイガは、仲間との絆を更に深め、新たな力を会得。
その事実を突き付けられたトレギアは、タイガの仲間にして一部であるヒロユキの存在の重さを、今更ながら理解する。
さんざん嘲笑い続けた絆の力に、自身が敗北した事実を噛み締めながら、これまでにない程の悲痛な高笑いを上げたのだった。

この敗北以降、タイガのみならず、ヒロユキに敵意を向けるようになった。
その手始めに、カナ社長の知己のセモン星人ミードをヒロユキの許へ誘導し、ミードを狙う宇宙人達との乱戦を演出。
その後はミードが所持する『怪獣誘導装置』を起動させ、熔鉄怪獣デマーガを呼び寄せた。
現れたそれを見たヒロユキは、すぐさまタイガに変身しようとする中、霧崎の姿で現れ「大切な仲間と大勢の他人、どちらを助ける?」と精神的に揺さぶりを掛けた。
無事にデマーガを倒したヒロユキだったが、直後に霧崎は社長に対し自ら発砲、それをミードが庇うのを見て、事も無げな様子でそれを見ていた。

ミードの死に憤るヒロユキだったが、直後に彼の前に現れ「私は君に興味を持った。だから君の事をもっと知りたいし、君にも私の事を知って貰いたい」と語り、遂にその正体を明かすのだった。
そして、初めて「ウルトラマントレギア」と名乗った。


その後も間接的かつ陰湿な行為を繰り返し、地球人からのヘイトに悩む宇宙人に怪獣を与えて破壊行為に走らせたり、
その怪獣のせいで家族を傷つけられた地球人を唆して更なる憎悪心を抱かせたりとやりたい放題。

更にE.G.I.S.の面々に対しても間接的な嫌がらせというか襲撃を繰り返した。
ヒロユキの目の前でホマレに重傷を負わせ、カナを召喚した怪獣に閉じ込め、ピリカにも襲い掛かろうとした。

しかし、ピリカの正体が宇宙爆蝕怪獣ウーラーを止めるためのアンドロイドであることを知ると計画を変更。
ゴース星人の円盤にあった地底ミサイルを勝手に発射させ、その余波を使ってウーラーを地球に引き寄せた。
ピリカがウーラーを道連れにして死んでヒロユキとタイガが虚しい勝利を得るか、ヒロユキとタイガがピリカを守ることでウーラーが地球を食い尽くして地球を滅ぼすかという二択を迫るのであった。

トレギアは全ての行き着く先は虚無であると考えており、全てを台無しにしてどう足掻いてもバッドエンドになる結末を求めていた。

ピリカは使命を果たすべくウーラーと一体化を果たし、トレギアの思惑通りにことが運ばれるかと思われたが、
ピリカはウーラーの中に入ったことでウーラーの抱いていた無限の空腹の苦しみを知ることになる。
そしてその事実がE.G.I.S.の仲間たちに伝えられた結果、ウルトラマンと宇宙人と地球人の共同戦線でウーラーの腹を満たすという作戦が実行された。

霧崎はそれを妨害すべくトレギアとなって戦場に乱入するが、ウーラーから抵抗されるという想定外の事態に困惑する。
更にタイガに向けて放った光線をタイガが受け止め、自分の光線もろともウーラーに喰わせたことで、トレギアは意図せずもウーラーを救うことになってしまう。
ウーラーは心と腹を満たされたことで苦しみから解放され、光のオーラを放って消滅して行った。

暖かい光を見てトレギアは恍惚としたような、困惑したような素振りを見せるようになる。
タイガはそれを見て、もう一度光の戦士の道へ戻ろうと言葉を投げかけたが、トレギアはそれを拒絶してタイガと最後の対決に挑む。

だが、心を乱したまま戦いに挑んだことが災いしてトライストリウムには圧倒され、必殺技の三連撃を受けてしまう。
更にタイガを見てタロウの面影を感じ取ると何故か抵抗をやめ、トライストリウム最後の必殺技、クワトロスクワッドブラスターを食らって爆発四散するのであった。
これでトレギアは本当に終わったかのようにも見えたが謎は残り続けた。


『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』

大方の予想通り生きてました。
テレビシリーズ本編から引き続きメインヴィランとして登場、更に2年連続で劇場版のメインヴィランとして登場という快挙(?)を成し遂げた。
本編で改めて闇の力が邪神由来であることが明らかにされ、一度倒されてから復活している姿も描かれた。

今回はボルヘスの遺跡でタロウに対して「昔のよしみ」だとしてグリムドがタイガのいる地球に現れることを伝える。
タロウはグリムドとタイガを援護すべくタイガの元に降り立ったが、タロウがウルトラダイナマイトを使って身体を再構築するところにグリムドを潜り込ませ、タロウの身体を乗っ取って闇堕ちさせる。
今回も親子の絆を嫌い、タロウとタイガに親子の殺し合いをさせようというという更に外道なことを企んでいたのであった。
最初はタイガ、ロッソ、ブルを退けたが、再戦ではタイガトライストリウムが4人で力を合わせて発動したウルトラダイナマイトによってグリムドがタロウから引き離さてしまう。
起死回生の一手としてトレギアの中に封じられていたグリムドの力を解放し、グリムドと融合して巨大化することで地球を闇に包み込む。
グリムドとニュージェネレーションヒーローズたちの最強形態から放たれる一斉攻撃にも動じなかったが、ニュージェネレーションヒーローズが融合してウルトラマンレイガになると形成は逆転。
レイガの圧倒的な強さに圧されて行き、最後はレイガアルティメットブラスターを受けて爆発四散した。
この際、光線を受ける直前にグリムドの腹部がトレギアの顔に変化し、「タロウ…」と何か思いありげな様子で友の名前を呼んだのであった。



『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』

メインヴィランではなく、Chapter.2のキャラクターとして登場することが明らかにされている。
ウルトラ大戦争の頃を描いた若かりし日の姿が描かれる。
これに伴いアーリースタイルもお披露目となった。


【余談】

中の人はトレギア役で円谷作品初参加。
奇遇にもの方も最近別の円谷作品に(アフレコの仕事じゃないけど)参加している。

武居監督曰く、以前までの悪のウルトラマン代表であったベリアルが「ストレートな悪役」であれば、
トレギアはその逆の「何を考えているか分からない怖さ」「陰湿さ、狡猾さ」を狙っているという。
シリーズを経るごとに人の心をえぐる外道っぷりが目立っており、意図的に視聴者からのヘイトを集めるスタイルの悪役となっている。
敢えて愛されない悪役路線をひたすら突っ走るところもベリアルとは真逆である。

また、「PCモニターから現れる」「鬱屈した人間に漬け込み邪な望みを叶える」といった点が前年に放送されていた円谷製アニメに登場する悪役と共通しているが、
脚本の中野貴雄曰く偶然の一致であるとのこと。

かつて、タイガの兄弟子が活躍した時代においてウルトラマンに対するヘイト意識が異様に高いある地球人「ウルトラマンなんているから、地球が怪獣や宇宙人に狙われるんだよ!」と発言しており、当時はウルトラマン否定派の筋違いな暴論にしか思われていなかったが、
先述の通り、数々の暗躍や裏工作によって、複数の次元の地球に強大な怪獣が来襲するきっかけを作ったり、幾人の宇宙人を焚き付けて地球侵略に乗り出させたトレギアは、皮肉にもその暴論を実現させる事となってしまった。

なお、プロデューサーの鶴田幸伸によるとトレギアの名は、古代ギリシャ語で「狂った好奇心」を意味している。
【ギリシャ語メモ】 狂気(トゥレラ τρέλα)  好奇心(テリエルギア περιέργεια)
そのほか、トレギアの技名もすべてギリシャ語由来である。


今のお前では、俺達のアニヲタには勝てない!

まだアニヲタを語るのか!反吐が出る!!
この弱者が!貴様らがwikiの追記・修正人だと、誰が決めたぁぁッ!!

お前は負けるんだ!俺達の!!
追記・修正に!!!

何が追記・修正だ……!貴様らに私の何がわかる……!!うあぁぁぁあああああ!!!!!!!

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最終更新:2020年10月27日 22:14
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