兼志谷シタラ(アリスギア)

登録日:2020/02/02 Sun 15:42:00
更新日:2025/02/20 Thu 19:23:59
所要時間:約 15 分で読めます





狙い撃つぜぇ~?






兼志谷(かねしや)シタラとは、アリス・ギア・アイギスの登場人物の一人。
主人公・比良坂夜露の先輩に当たる成子坂製作所所属のアクトレス。



【概要】

誕生日:10/18
年 齢:16歳
身 長:148㎝
血液型:O型
職 業:高校生
好 物:ラザニア・ベーグル・アイス
出 身:東京シャード
声 優:内田真礼




《人物》

褐色低身長オタク美少女という、いくらなんでも属性盛り過ぎなキャラクター性を有する少女。
特にバストサイズに関しては身長の低さもあってかなり目立っており、
夜露は間近で見るたびに「シタラさん……すごいっす……」と圧倒され、またゆみはちょくちょくからかっている。
事務所画面で夜露にパイタッチした際の「シタラさん呼んだ方がいいですかね?」という発言など、
彼女からは「巨乳といえばシタラ」という認識を持たれている節がある。
なお公式によると、「(何がとは言わないが)重力!」という感じとの事。(重力→Gravity→Gカップ?

褐色肌や名前だけ見れば外国人キャラに見えなくもないが、れっきとした東京シャード出身の日本人。
実家は現実にも東京最大規模のインド人街があることで有名な西葛西にある。
彼女の家系はその西葛西にルーツを持つインド系日本人の末裔であり、褐色肌もそれが関係している模様。
ただし、現代から約400年もの時間経過とシャードへの移住に伴う混乱により、一口にインド系とは言えない程に多くの血が混ざっているとのこと。
軟式P*1曰く、彼女の耳のピアス穴は1歳のころには既に空いていたという。

家族構成は両親に加え、大学生の兄ナビンが居る。呼称は「お兄ちゃん」。
つまり↑の山盛り属性に、更に妹属性まで持っている事になる。
体格こそ彼女とは真逆の長身・がっしり目であるが、オタッキー具合と褐色肌は彼女と同様で、
妹の目の前でMMOをプレイしながら「どちゃくそエロカワコーデができてしまった」とか言い出す(シタラも特に気にしていない模様)。
早い話が素でギャグ選択肢選んでる時の隊長みたいなお方。
現在は家族の下を離れてアパートで暮らしており、ジニーがホームステイ中。


キャラは一言で言えば「元気なオタク娘」。
勤務態度はあまり真面目とは言えず、隙あらばサボってゲームしたり漫画を読んだりプラモデルを作ろうとしたりしている。
また私物を事務所に色々持ち込んでおり、見つかる度に文嘉から怒られている。

とにかくオタクキャラであることが色濃く描かれており、台詞にはボイスの有無に関わらず漫画・アニメのパロディが非常に多く、ネットスラングも多用する。

一例を挙げると、
などなど……

しかし基本ボケ役としての確固たるポジション&その濃いキャラ性も、後から後から更に強烈なキャラが現れた事で、相対的に常識人化しつつある。


趣味はゲーム(FPS、RPG、MMO、音ゲーなど)とアニメ鑑賞。夏コミ等のイベントにも度々行っている。
また元アイドルにして元アクトレスの宇佐元杏奈の熱狂的大ファンであり、彼女がアクトレスを志したのも杏奈への憧れから。
スナイパーを使うのも、現役時代は常にハンマーだけで戦っていた杏奈といつか共闘した際に支援を行う事を前提としているため。
後に現役復帰した杏奈はバズーカも使う様になったため、今度は同じレンジで戦う為に自分専用バズーカも製作した。

彼女がテレビに映ると画面に齧りつき、実際に彼女に対面した際には興奮のあまり、周囲の人々はおろか杏奈本人までもをドン引きさせた。


特技として、エミッション適性の他にお絵かき、歌、プラモデル作り、プログラミング……といったものを持ち、
その何れでも高い能力を発揮するなどかなり多芸。
出撃時のサポーターを選択するゲーム画面のWindows95にも似たUI(通称シタラプラグイン)を製作したのも彼女という設定。
わざわざ自分の世代より15年程前のパソコンのUIを模し、下部に表示される象のキャラクターに「何について調べますか?」「お前を消す方法」といったネタを盛り込むなど、
彼女らしい遊び心を仕込む余裕すらも見せる。*3


《人間関係》

ゲーム・オタク関係の交友関係が広く、舞、ジニー、睦海が成子坂にやって来たのは彼女の紹介による。
当時は人員不足からアクトレスの確保が急務となっており、一人で3人も連れて来たのは驚嘆に値する。*4

当初は夜露・文嘉とチームを組んでいたが、後に舞・ジニーと共にチーム「トライステラ☆」を結成する*5
更に後にファティマも加わり、「トライステラ☆ブレイズ」となった。

  • 百科文嘉
成子坂の、当時にはたった二人だけだったアクトレスの一人。
おちょくったりおちょくられたりと普段は軽口を叩き合うが、
実際には深い絆で結ばれており、互いに弱音を吐ける間柄である。
23年7月には彼女たちの出会いと最初の交流を描いたイベント「成子坂リコレクション」が開催された。

  • 二子玉舞
同級生にしてオタク仲間の親友。
人見知りな隠れオタク。
シタラは彼女を「タマちゃん」の愛称で呼ぶ。
休日も一緒にいる事もままあるが、何かと暴走しがちな彼女に振り回されることが多い。
彼女によると、「文×シタか、それともジニ×シタか……」。いずれにせよシタラは受けという認識
シタラも「自分はどうあっても受けなの?」という呆れ気味な疑問には「当然でしょ何言ってんの?」というリアクションを返した。

  • バージニア・グリンベレー
同じく同級生でゲーム仲間の親友。ルームシェア中の同居人でもある。
快活明朗なアメリカン少女。シタラは「ジニー」と愛称で呼ぶ。
家や事務所でも一緒にFPSなどをプレイしている。
私生活でもアメリカ仕込みのアドバイスをシタラの為にいろいろと伝授している様で、
実際にシタラがテレビ番組のプロデューサーからセクハラを受けた際に活用された。

なおシタラからジニーに対しての認識は「大切な親友」だが、実のところジニーの方からはそれに加えて「自分を救ってくれた恩人」として特別な思い入れを抱かれている関係。

  • 小芦睦海
年下のゲーム仲間。
こちらは格ゲーつながりで、また彼女は中学生であるためゲーセンで知り合った仲。
エンジョイ勢でレバガチャ癖のあるシタラとガチ勢の睦海の組み合わせなので、ゲームでは基本睦海が圧勝するが、
それで壁ができる事もなくシタラの方からMMOを布教する事もあるなどゲーム仲間としての関係は極めて良好。
シタラは当初は彼女とチームを組むつもりだったのだが……。

  • ファティマ・ベトロラム
海外のオタク仲間。
夏コミにて彼女の為に薄い本を集める父アルアブラに舞・ジニーと共に協力した縁で文通を開始、
実際に東京シャードにやって来た本人とも親友同士となる。
王女としての公務で忙しい彼女に骨休めを提案する。

  • 須賀乙莉
シタラ(及びトライステラ☆)の大ファン。
プレイアブル実装される前からコミマイベントで度々彼女の前に登場していた。
シタラに憧れてアクトレスになり、トライステラ☆のイマジナリーフレンドが見え、彼女の宝物はシタラに描いてもらったスケブである。

  • 宇佐元杏奈
上記した通り、小学生の頃から現在に至るまで彼女の大ファン。
シタラがアクトレスを志し、所属先に成子坂を選んだのも全ては「杏奈ちゃんに憧れた」から。
ファンとしての節度は厳守しているが、それでもいざ対面するとテンションがブチ上がってしまうため、
向こうからは応援をありがたく思われつつも若干引かれてもいる
アンナチャン…

  • 仁紀藤奏
特別絡みがあるわけでは無いのだが、何故か「ルーさん」という独自のアダ名で呼ぶ。
劇中ではビタイチ触れられないため、由来や経緯は不明。
「奏→奏でる→(かなで)る→ルーさん」という事なのだろうか……。


《その実態》




【ユニットとして】

重力属性、遠距離、重装型。
得意武器はスナイパーとランス。
属性攻撃力の比重が大きい属性放出型であるため、重力属性がよく通る電撃属性相手には高い攻撃力を発揮する。
が、同じく重力属性の敵には強く減衰され火力として全く太刀打ちできない。
またこの放出型、被ダメージが増加する為に少々耐久力が低め。
しかも電撃属性はこちらにとっても弱点となるため更に痛い。
ガネーシャを装備していると高いHPのお陰で打たれ強そうに見えるが、以上の点から案外踏ん張りが利かない。

一方、後述の理由で派生ギアのみならず専用ギアが2種類用意されている上に状況によって一部分を入れ替えて運用出来る為、
全キャラでもかなり高い汎用性も持ち合わせている。

SPスキル「インドラダヌス」は『巨大五鈷杵型ピジョンを投擲し、敵の頭上から極太ビームを照射する』という豪快なもので、
上手く決まれば絶大な破壊力を発揮するが、発動からビームが発射されるまでに数秒のラグがあり、
照準移動速度が非常に遅いため、スタンした敵やあまり動かない敵相手以外にはノーダメもあり得るというハイリスクハイリターンな性能となっている。
タイミングを見誤れば「発射と同時に躱される」「発射と敵の無敵状態が重なる」といった事も多々起こるため、
使いこなすには敵の移動・行動パターンを上手く見極める必要がある。
普通に使うなら移動しない、移動スピードの遅いオベリスクやキャリアタートル等の大型ヴァイスなどが狙い目となる。

少々使いにくいため、使い勝手を取って★3スキルやアナザー版のSPスキルを使用するのも大いにあり。


アナザー版

兼志谷シタラ/天機
天機とは「自然の神秘、造化の秘密、生まれつきの性質」といった意味。
属性が物理属性側に振られており、属性の得意不得意が小さくなった代わりに苦手属性相手でもある程度戦える様になった。
また耐久力が強化され、Lv.80パッシブスキルにより、偶数エリアを移動するごとにSPスキルゲージとトップススキル使用回数が回復する様になった。
持久戦に強くなったと言える。
代わりに格闘攻撃が苦手になっている。この点はランスを派生進化させる事で補える。

SPスキル「ディーパバリ」は、『複数の小型五鈷杵型ピジョンを投擲し、一定時間敵を取り囲むように複数のレーザーを連続で照射する』というものとなった。
また発動中はE砂がチャージしなくてもマルチロックするようになる。
★3スキルに近い使い勝手になっており、一撃のパワーこそ落ちたもののかなり使いやすくなっている。
ただし依然として発生が遅いので、迂闊にぶっぱしたら演出中に弾を撒かれて避けられない状態で被弾したり、
攻撃のタイミングが悪いと大型ヴァイスの無敵フレーム中に発動してしまったりする可能性もある。


《専用ギア・ガネーシャ》

Eスナイパー、ランス、重装型ドレスギアで構成される。
ギアスキルは、トップスは一定時間格闘攻撃が変化するグラップルアームと、重力属性ビーム弾を発射する中距離型。
端的に言えば、全キャラでも屈指の殲滅力の高さが特長。

Eスナは初期キャラという事もあってベーシックな使い勝手。
レーザーは敵を貫通する上に発射後も僅かな間は残留するため、ザコの群れをガンガン掃除しつつ高速でSPゲージを貯めることができる。
ランスは攻撃時の突進が大きく、鈍重なガネーシャの機動力を補ってくれる。
派生進化後のランスを用いると投擲が追加、射撃の通りが悪い相手にも遠距離から有効な回答となり、苦手な接近戦を避けやすくなる。
トップスのグラップルアームは振るう毎に衝撃波を放つのは他の専用グラップルと共通しているが、
ほとんどのグラップルアームの衝撃波は近距離にしか届かない中でガネーシャのものはスナイパー並の射程を持ち、
格闘攻撃でありながらかなりの遠くの敵までぶった切ることができる。
E砂のレーザー同様に敵を貫通する上に攻撃範囲も広い(グラップルアームとしては狭いが)ため、
ボスマスでなければ(低難易度マップであればそれでさえ)画面も見ずにだた連打しているだけで楽々クリアできるほど使い勝手が良い。
強力なスーパーアーマーとダメージカットも付与され、苦手な近距離での殴り合いをカバーする文字通り奥の手である。
アームの使用回数は僅か2回しか無いため少々心許なくも思えるが、実際には殲滅力の高さから1回の発動時間で1ステージクリアする余裕は十分あり、
再使用できるまでに約1分のクールタイムがある事を考えると、3ステージまでならアームに頼ったゴリ押しもある程度は効く。
流石に高難易度調査任務ではこのような力任せの戦法で連戦は(特にノーマル版では)厳しいが、普通のマップを攻略する分には十分である。

このように操作性に対し殲滅力に優れており、初心者が最初に選ぶ★4キャラの最有力候補の一人によく挙げられる。

短所はスピードの遅さに回避の重さ、各種パッシブスキルの使い勝手の悪さ、即応出来る火力の低さ。
上記の通り総合的な火力は上位であるが、恒常的な攻撃の継続や一定の読みや待ちを必要とするので、
ある一定の湧いて出たワンチャンスにアドリブで畳み掛けるといった事、逃げの一手からの反撃が苦手である。
高LVのボス戦、特に飽和気味にラッシュを掛けてくるタイプのボスにはコレが響く。
何せ回避が苦手なのに一発貰ったら一気に窮地である。\あうーん!/
特にボスに護衛が居てカットが飛ぶ高LVマルチでは若干苦しいのが実情…というのが当初の話。


ビジュアル面で言えば、「長距離侵攻・拠点攻撃」を念頭に製作されたというそのサイズは全キャラでもかなりのもの。
一説には「アリスギアゲーム中で実現できる最大サイズ」とされ、とてつもなく巨大である。

立体化は困難と目され、コトブキヤメガミデバイスとのコラボに当たってオリジナルデザインの「カルバチョート」を製作したが、
ガレージキットディーラーは達はガネーシャの完全再現を目指して創意工夫を凝らしてはモデラ―達の度肝を抜いている。


《ガネーシャ・カルバチョート》

上記メガミデバイスとのコラボのために担当デザイナーの海老川兼武氏が新規に描き下ろしたもう一つの専用ギア。
その事情の特殊さもあるが、専用ギアが二種類もあるのは彼女のみである*6

当初はガネーシャの試作型とされていたが、後にガネーシャの別バージョンという形に変更された。
長距離侵攻・拠点攻撃に特化したガネーシャを汎用型に再設計したもので、過剰気味だったスペックを削ぎ落として軽量化や運用コストの低減を計ったという趣き。
全体的なシルエットこそ似通っているが、ガネーシャと比べてかなりスリムになっている。*7

HPが犠牲になったが、代わりに機動力の改善と手数の向上が著しい。
グラップルアームは三連撃目の衝撃波が遠くに飛ばなくなり、またスキルの残り時間を全て消費して強力な一撃を叩き込む機能が追加された。
またボトムスは高速移動しながらレーザーを連射するという形に変更となり、HPが一定以下になると機動力がアップするスキルが備わった。
E砂はチャージ攻撃がマルチロックから高火力レーザーに変更となり、殲滅力が落ちた代わりに高攻撃力・高スタンとなった。
通常射は射程が短くなったものの連射性能が向上、小回りと総合的な火力で上回るモデルに。
ランスも攻撃が高速化、操作が忙しくなったものの短時間でダメージを取るには都合が良くなった。
機動性向上も相まって近距離戦も幾らか付き合い易い。

総じて、殲滅力と引き換えに一点への攻撃力が増ており、ガネーシャとは逆に通常ミッションより高LVボスやマルチなどに高い適正を発揮するようになった。


【商品展開】


上記の通り、第一弾・吾妻楓に続くメガミデバイスコラボの第二弾としてメガミデバイスとして立体化した。
低身長な体型を再現するために低身長版マシニーカボディ、通称ロリコンを採り入れたボディ*8が新規に用意された。
またゲーム版の専用アクセ・ネコミミテイルksも付属し、ゲームの猫耳装備バージョンを再現できる。

上記の通りガネーシャはキット化するには大き過ぎるため、ギアは軽装版ギア・カルバチョートが新たに描き下ろされた。
設定によると、キットにインドラダヌス用パーツは付属していないのだが、一部の愛好家がフルスクラッチで再現、凄まじい事態を引き起こしたとのこと。
カルバチョートはこれの購入特典として付属する*9


……しかし19年12月のメガミデバイス3周年記念イベントにて、まさかのガネーシャ版も計画中である事が明かされた
カルバチョートの人気を受けて製作を開始したとの事で、そのまさか過ぎる事態に司会を務めていた浅井氏*10から鳥山Pに対し、
「ガネーシャの立体化ができないからわざわざ海老川さんにカルバチョートを描いてもらったんじゃないのか!」
「コトブキヤがカルバチョートを作るなら、皆これがオフィシャルの限界だと思うじゃん!」
「だからディーラーさんは『なら自分で作ろう』と思って、ガレキで作ってくれたんじゃん!」
「お前はそんなディーラーさん達の思いを踏み躙ったんだ!」
といった非難(?)(発言大意)が放たれた。
(なお会場に集まったメガミユーザー達はこれを受けて大爆笑していた

見本は本体をコトブキヤのフライングベースより2倍以上太く分厚い専用のスタンドで、
グラップルアーム部と本体の接続部分だけですらフライングベースの支柱程のアーム*11で保持した状態で展示していたが、
これでもまだ支えるのがギリギリの大重量(今のままだと折れるので倍の太さが要るとの事)であり、
またディティールなども未完成という、まだまだ詰める要素が多い状況である。
20年1月時点で発売日・値段未定。というかまだ企画中であり発売決定はしていなかった。

しかし翌20年2月の冬のワンフェスにて遂に正式に発売決定、「プレイヤーに馴染みがある視点」として敢えて後ろ姿でディスプレーした見本が公開された。
12月のイベントの時点では未完成だったディティールが追加され、スタンドも更に太く強化されたものが使用されていた。

そして20年9月、遂に兼志谷 シタラ Ver.ガネーシャとしてリリースが決定、予約が開始された。
発売予定は21年3月、価格は14,800円(税抜)。
この価格設定を受けて多くのコトブキヤユーザーは「安っ!! こんなに安くて良いの!?」というリアクションを示した*12
数字で見れば決して安価とは言えないが、コトブキヤの代表的巨大商品ゴジュラスシリーズが2~3万円という価格だった事から、
多くのユーザーは今回もその程度の値段になることを想定しており、
超ド級ボリュームとコトブキヤの製品である事を考慮すれば1万5千円弱という値段は間違いなく破格の価格設定と言える。

今回はそのボリュームやカルバチョートが先に出ている事からか、全パーツが封入された「兼志谷 シタラ Ver.ガネーシャ」と、
ギアとおまけパーツだけでシタラの部分が付属しない代わりに値段を10,800円(税抜)に抑えた「ギアユニット Ver.ガネーシャ」の二種でのリリースとなる。
シタラ素体部分には肩など一部の身体パーツを調整したアップデートパーツが付属し、これはギアユニット版にも同梱する。

問題だった台座はフライングベースを2枚使用し、更に専用設計の幅2cm、厚さ1cmはあろうかという巨大支柱が用意され、
ギアの大重量を支える事が可能となった。なお台座とアームは重力属性に合わせたクリアパープル色である。
ギアは海老川氏によりディティール追加がなされ、EMPパワーアームや脚部のクロ―に関節が追加されるなどプラモオリジナルギミックも追加されている。
当初はその大きさから簡素なモナカ割り構造にするとされていたようだが、いつの間にかゲームよりギミックとディティールの密度が濃くなった
更にゲーム画面のパースがかかった見た目を再現するために、後ろ足やライフルなど一部の部位は設定より20~30%ほどスケールアップしている
なお、シタラの身長の2.5倍ほどの長尺を誇るランスは縮小も拡大もされていない設定ままのサイズである。

おまけパーツはハリセンとシタラぬいぐるみ。ぬいぐるみは肌色一色なので塗装必須となっている。
ぬいぐるみは首が左右に揺れるギミックがある。
上述の通り、これらは「ギアユニット」版にも付属する。
更に、コトブキヤショップ予約特典として、投擲後のインドラダヌスのペーパークラフトがプレゼントされる。
全長30cmの予定で、これは海老川氏のTwitterによると冗談半分で提案したら本当に採用されてしまったものらしい。

メガミ側の設定によると、当初は立体化不可能とされていたものが人気とファンの熱い要望に後押しされたものとされており、
実物の商品化経緯がセルフでネタにされている。

実際の発売は予定から少し延期となり、2021/4/3にて発売となった。
箱のサイズは近年のブキヤプラモ屈指の大きさとなり、初期のFA;G4箱分、フレームアームズヘキサギアの大型パッケージ2箱分という巨大サイズとなった。
なおギアユニットver.もほぼ同サイズで、僅かに小さい程度。
ちょっとしたキャリーバッグほどの大きさであり、カバンに入れるのはほぼ不可能、手提げ袋に入れるにしてもかなりの大型サイズが必要になる。



  • デスクトップアーミー
こちらは小型サイズ・SDキャラであるためガネーシャでの立体化。
グラップルアームは変形が可能。
それにしたってかなりの巨大サイズであり、箱は通常のDTA3箱分という巨大さ。
封入物にランダム性が無い、自分で切り取り・組み立てる必要のあるパーツが多いという、DTAとしては異例のキットになっている。
設定によると、シタラの性格に猫の要素が加えられたもので、気分屋かつ浮き沈みの激しい性格との事。

購入特典として、ゲームでシタラ専用装備一式とDTAシルフィーの衣装が入手可能なプロダクトコードが付属する。



【余談】

とにかくプレイヤーからはその属性山盛りっぷりが大きな話題となった。
その破壊力満点なボディとキャッチーな大型ギアにゲーム中の扱い易さも相俟って大人気を博し、多くの新人隊長にとっての一見さんキラーとなった模様。*13
アリスギアの初期の人気を支えた立役者と言えるだろう。
また海老川兼武氏が初めてキャラクターデザインから手掛けたアクトレスの一人。
島田フミカネ氏の監修とレクチャーの末に送り出した彼女たちをとても気に入っており、氏のツイートでその親馬鹿ぶりが垣間見える。
歴戦の隊長であり特に最近の担当キャラがだいたい実装直後にフル強化で現れる。コワイ!爆死もある。ガチャは悪い文明…。

ギアのモチーフは「象」、苗字の由来はインド神話に登場する象の頭を持つ神「ガネーシャ」と思われる。
ガネーシャは向かって左の牙が折れているのだが、ぞーさんのお面に描かれている牙も同様に左の牙が短い。
また本編でも語られるが「シタラ」はサンスクリット語で「星」の意味である。

海老川氏によると、当初はインドの民族衣装サリーを意識して赤色がメインカラーとなる予定だったとのこと。
その後フミカネ氏との打ち合わせを経て現在のサンドカラーになった模様。







追記修正は属性がてんこ盛りの方にお願いします。

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  • ぞーさん
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  • 成子坂のかしましオタク
  • 海老川兼武
最終更新:2025年02月20日 19:23

*1 公式Twitterアカウントの一つ。メンテやイベントなどのお堅いお知らせを担当する「公式(=硬式)」に対して、ちょっとした裏話や小話などを担当するので「軟式」を名乗っている。

*2 ライルの方のイントネーションに近い

*3 各シャードにおける技術・文化水準はギア関連など一部を除き特定の年代間をゆるくループさせているので、遥か未来であっても似たようなUIのPCが使われていた可能性はある。しかし劇中の東京シャードは我々の住む2010年代後半の文化・風俗を模した時期であるため、シタラの世代はWin95(に相当するUI)には馴染みは薄い可能性が高い。

*4 実はジニーに関しては色々と裏の事情もあるのだが、シタラには預かり知らぬ事である。

*5 元のチームも別に解散したわけではない

*6 後にアナザーギアという、アナザー版に合わせて性能と色合いが調整されたギアも一部のキャラに追加されたが、外見的にはいずれも通常版ギアの色違いであり、完全新規造形のギアが一式用意されているのはシタラのみである。

*7 カルバチョートとは簡単に言うと妻が夫の為に祈り行う断食行。…ダイエットでは無いのだが。

*8 1984年に発売された「超時空騎団サザンクロス」のラーナ少尉のプラモデルに記載されていた文章が元ネタ。

*9 購入しなくてもゲーム内でギフトトークンを集める事で入手可能。

*10 原型師。メガミデバイスの素体ボディの設計者。

*11 メガミデバイス版では浮遊パーツは透明なアームで本体と接続して再現している。当然フライングベースの柱より遥かに細い。

*12 浅井氏も「価格は抑えめにした」とコメントしている。

*13 装備が特典で揃い、本人もチュートリアル確定ガチャで任意にお迎え出来るので即戦力としても言うことがない。