ヘキサギア

登録日:2020/03/29 Sun 11:11:38
更新日:2020/05/02 Sat 10:55:56
所要時間:約 46 分で読めます





可能性に満ちたこの美しい星の行く末を見届けよう。

薄く灰の降り積もるこの世界で"おまえ"というガバナーが活躍できることを期待してこの言葉を贈る。


-「破壊も創造もすべておまえが決めろ…」-


※ヘキサギア公式サイトより抜粋




ヘキサギア(HEXA GEAR)」とは、コトブキヤが展開するオリジナルプラモデルシリーズの一つ。
2016年9月に情報が初公開され、約1年後の2017年8月末に第一弾がリリースされた。








【概要】

ギガンティックアームズで試験的に導入されていた六角型汎用ジョイントシステム「ヘキサグラムシステム」を活かした組み換え遊びに特化したシリーズ。
キャッチコピーは冒頭にもある「破壊も創造もすべておまえが決めろ…」

同じくコトブキヤのオリジナルコンテンツであるフレームアームズ(FA)がプラモデルなのに対して、こちらはブロックトイに分類されている。
そちら同様組み換え遊びを重視し、ユーザーの独自設定を妨げない自由度の高さを備えているが、
そのキャッチコピーやスクラップ&ビルドというコンセプトに違わず、組み換えの自由度はFAと比べても非常に高く、またFAとは様々な面で差別化が図られている。


【特徴】

FAが1/100スケールなのに対してヘキサギアは1/24スケールで展開されており、また人型ロボを旨とするあちらに対してこちらは動物型が主役となる。
モチーフは四足獣、昆虫、恐竜……と多岐に渡り、早い話がコトブキヤ版ゾイドである。
中には今や旧式化した前世代機として人型も存在するが、FAと比べて頭身が低く、どっしりとしたデザインとする事で差別化がされている。

各パーツは従来の3mm穴/軸と5mm軸、各種ヘキサジョイントによって組み合わさり、
ヘキサジョイントはアダプターパーツで3mm穴/軸に変換可能……と、
従来のコトブキヤオリジナルコンテンツと比べてもその拡張性・改造の自由度は群を抜いている。
当然FAやMSGパーツも使用可能であり、複数のヘキサギアの混成、FAとのミキシング、
果てはフレームだけヘキサギアで外装は全てFA/MSGなど、ユーザーの解釈と発想如何でいくらでも改造を利かせる事が出来る。
FA譲りの「ユーザーが『こう!』と言えばそうなる」「設定上一点ものでも見た目だけ似せた模造品or見立て改造の素材なら問題ない」の原理も健在である。
本来は脚の装甲版だったものをレーザー砲にしたり、ワンオフ機の頭部を両肩アーマーにしたりしても何ら問題はないのだ。
コトブキヤ版権プラモデルの例に漏れず改造のし易さや俺設定の盛り込みやすさを重視した世界観はしっかり構築されているというわけである。

ヘキサギアを構築し、また騎乗し戦う兵士は「ガバナー」と呼称され、これらもヘキサギアと同スケールで立体化されている。
全長約7cmとかなりの小型スケールながら表情豊かな可動が利くため、これ単体でも結構遊び甲斐がありバリエーションも豊富である。
またその性質上、公式もまた各ユーザーを「ガバナー」と称する。

組み換えを遊びのメインに据えるコンセプトの都合上、PSパーツは外装に集中し、フレーム部分はABSやPOM、場合によっては金属軸の組み立て済みパーツを採用する事で剛性を確保……と、ブロックトイとして割り切った構造になっている事が特徴。
特にガバナーの大半はABS、PVC、POMの複合で、塗装するには少々骨が折れる。

公式サイトにはユーザーが製作したキットの投稿フォームがあり、日本のみならず海外からも寄せられた作品たちをも覗くことができる。
自身の作品を投稿したり、逆に投稿された作品を眺めてインスピレーションを高めるのも良いだろう。
投稿フォームにはいくつかのレギュレーションが定められており、
設定に関する制限が一切ないフリービルドと、ヘキサギア世界の末端としてのロールが求められるミッションの二つがある。
フリービルドは設定はおろかスケールすら自由であり、ヘキサギアを基本とするならFAガールやメガミデバイスとのミキシング、
果てはメガハウスのデスクトップアーミーやトミーテックのリトルアーモリーといった指定の他社パーツすら使用可能である。
実際に参考例としてスタッフにより、FAガール・アーキテクトとレイブレード・インパルスのミキシングが投稿されている。
但し許可された特定のもの以外の他社パーツは使用不可であり、また版権作品を模したものや版権キットを使用した物も禁止である。*1
あくまでヘキサギアの世界の設定に縛られないというだけでルール無用な訳ではない事には注意。

詳しくは後述するが、世界とストーリーはFAなどと比べてもかなり退廃的で、世紀末感が漂う重厚かつ泥臭いものとなっている。
また『地球に住む人類VS暴走した月のAI』という単純明快な主人公/正義と敵/悪の対決が描かれていたFAに対し、
本作は


『「人が人である自由」というお題目を掲げ、汚染物質を撒き散らしながら戦う人間』

VS

『地球環境保護の為に全人類を電子化させようとするAIとそれに共感した人間(と元人間)』


という、どちらの行動にも問題がある図式になっている。
このように単純な正義と悪の対決にならない構図が作られているのは、主要スタッフの一人が企画中に癌に侵されて生死の境を彷徨い*2
その治療中に出会った癌患者一人一人が違った死生観を持っていたのを間近で見て来た事で、
死への向き合い方に正解も間違いも無いという結論に至った、という経験が元になっている為である。

なお本作の世界観に於いて国家が消滅し、実在の地名が登場しないのは、現代の国・地域が抱える問題のあれこれを劇中にまで持ち込ませないためである。
このため、今後も現実の国家・地域・民族に直接関わる事柄が劇中に登場する事は無いと考えられる。


【ミッション】

模型としても俺設定としても非常に自由にできる本作であるが、
その中でも例外となる、公式曰く「一種の縛りプレイ」となるのがこのミッションである。
上記の2つある投稿フォームのもう一方で、フリービルドとは異なりこちらには使用可能パーツや自作品に付けられる設定に多くの制限が課せられている。
というのも、ミッションは『LA若しくはVFのどちらかの陣営から発令された特殊な任務にガバナーが参戦する』という形で開始され、
一定の投稿期間を経て公式サイト上にミッションの結果が小説という形で発表され事で終幕となるのだが、
小説には投稿された作品が登場して実際に戦闘を行った様子が語られ、登場した作品はヘキサギアの世界に存在するものとして公式に認められる
このため、既に決められている設定やヘキサギアの世界観を損なわない様にする必要があるのである。

また、演出上仕方のない事として、全作品がSSに出演できる訳ではないこと、
ストーリー上の出番や活躍振りに作品ごとの差が出ること、それらの闘いの結果自作品が破壊される事もあることは繰り返し周知されている。
とにかく、こちらに投稿しようと考える者は、必ず公式サイトのレギュレーションをしっかりと確認すること。

公式サイトには半ばミッションの為に用意された設定資料が掲載されており、各種の重要な設定の数々が非常に綿密に語られている。
かなりの文量があるが、しっかり読み込めばよりヘキサギアの世界の理解を深めることができるだろう。



【ストーリー】

エネルギー枯渇と環境汚染が深刻化し、人類が衰退しつつある近未来。
新たに開発された半永久エネルギー機関「ヘキサグラム」が齎した恩恵により、人類は二度目の産業革命を迎えた。
その衝撃は凄まじく、人類は再度繁栄に向かったばかりか従来の国家という枠組みさえ解体せしめ、
それらに代わって巨大企業が都市と人々を治めるようになっていた。
しかしヘキサグラム製造の影響により世界各地で環境汚染は急速に進行・深刻化して行く。
ここに至り、人類再建の為に開発されたAISANATは、「地球環境再生の為には、全人類の電子化こそが急務」という結論に至り、
『プロジェクト リ・ジェネシス』の実行を開始する。
SANATは世界最大の軍産複合体MSGを手中に収め、続いて実働部隊ヴァリアントフォースを結成する。
その一方でSANATに反対する人々も結束し、企業連合リバティー・アライアンスを名乗り対抗、両者の戦争は徐々に泥沼化して行く。

混迷の時代となった世界で、人々は行方不明となった一人の科学者の言葉を唯一の手掛かりとして、その足跡を追う。

「破壊も創造も、すべておまえが決めろ」



【用語】


ヘキサギア

汚染進行により大きく減少した人手を補うために開発された機械。
元々は作業用重機の工業規格の名前であり、転じてヘキサギアが使用された機械そのものそうを呼ぶようになった。
更に、この時代では専ら軍用ヘキサギアを指す。

重機としてのヘキサギアは元々は持ち込める資材が限られる宇宙開発目的に開発されたため、
汎用性・多用途性を持たせるためにブロック毎に容易に分解・組立ができるようになっている。
軍用ヘキサギアも同様で、輸送用トレーラーの荷台程度の設備と環境ですら分解・再構築が可能とされる。

バルクシリーズの様な人型機は、当初こそ人間譲りの何処にでもどんな任務にも適応する多用途性や、
高い防御力とパワー・火力によって戦場を席巻していたが、
防御力と引き換えに機動力は非常に鈍重で、高火力武器の小型化によって防御力がアドバンテージにならなくなり、
機動性を確保するための改造や追加パーツの採用は高コスト化を招く結果となったため*3
時代の主流はヘキサグラムを利用した人工筋肉による高い機動力を持った第三世代型に移行していく事となる。
それでも一部の愛好家は長らく慣れ親しんだ第二世代型にこだわり、ハード・ソフトの両面でアップグレードを繰り返して乗り続けている。

第三世代型ヘキサギア

現在最新型となるヘキサギア。またの名を「ゾアテックスヘキサギア」。
制御AIにゾアテックスを搭載させたモデルを指す。また戦闘能力よりも機動力を重視したビークルモードへの変形を可能とするものも多い。
第二世代型と比べて軽装甲で、機動力を重視した傾向にある。
大抵の場合装甲に覆われたコクピットのようなものは備えられておらず、ガバナーは座席に剥き出しで跨っているだけのものがほとんどとなる。
これは極限まで機動力を高める事と小型かつ高威力の火器の出現、
アーマータイプの性能向上によりガバナー保護はアーマータイプに依存するという方針に移行したため。

2.5世代型ヘキサギア

便宜上の区分。
バルクアーム・グランツなど一部の機体が属する。
人型機でありながらも装甲よりも運動性を重視した設計、形態変形など後の第三世代型に通じる特性を持つ。
所謂「過渡期」に当たる存在。

第二世代型ヘキサギア

戦闘用としては初期型となる、現在では旧式となったヘキサギア。
従来の戦車や戦闘ヘリといった兵器の延長に近い存在。
人型モデルの傑作「バルクアームシリーズ」や、大型作業用ドロイドに近い「スケアクロウ」等もここに分類される。

第一世代型ヘキサギア

従来の重機の動力源をヘキサグラムに置換しただけの代物。
ヘキサギアの世界では、設定上はMSGギガンテックアームズ「ムーバブルクローラー」もこの第一世代型ヘキサギアという事になっている。


ヘキサグラム

この時代に於いて最も多く使われるエネルギー資源にして半永久機関。
化石燃料が枯渇したこの時代では、大型施設からスクーターに至るまでほとんどの機械がヘキサグラムで稼働している。

結晶炉で生成される「エレメント」と呼ばれる物質を薄い六角柱状に形成したもの。
具体的な原理などは不明だが、ナノマシンの集合体の様なものと見られる。
プラモとしては、六角穴にはめ込まれる中央に3mm穴の空いたナットのようなPCジョイントパーツがそれである。
ガバナーとのスケール比からして、軽自動車のホイールキャップとほぼ同じくらいのサイズとみられる。

小ささやその割の出力の高さもさることながら、最大の長所は「再生型エネルギー」の別名の通り、
「出力・停止・再生を繰り返す」、つまり一定のエネルギーを消費するとしばらくの間機能を停止し、
その後時間をかけてエネルギーが復活しまた使用可能になるという点。
平たく言えば、『放っておけば使ったガソリンがタンク内に勝手に湧くエンジン』である。
複数機を同時に装備し、交互に使用すればそれこそ稼働時間は無限となり、実際にそのようにしているマシンは多い。

「動力機関と燃料の性質を兼ね備える」、
「機械に装填するとその機械の形状・性質を把握し自ら最適化する。ヘキサギアやアーマータイプに使用すれば人工筋肉に変形する」
「ブロック同士を結合させる*4」……等様々な性質も持ち、
その新たな活用法は現在もなお研究されている。


結晶炉

ヘキサグラムの原料となるエレメントの生成施設。
建設には地質的に向いた土地というものがあり、その建設場所は荒野だったり市街地だったり海中だったりと様々。
エレメントの生成と同時に深刻な土壌汚染、続いて有毒な瘴気を発生させるため、
建設地の周囲は植物の育たない不毛の地と化してしまい、アーマータイプ無しでは活動できない無人の地域となる。

現在はそのほとんどをVFが保有しており、LAが保有する結晶炉は少数である。
ヘキサグラムが文明の要であるこの時代に於いて、それを生産可能な結晶炉はどちらの陣営にとっても最重要拠点であるため、
どちらもトップクラスの厳重な警備を敷いている。


ジェネレーターシャフト

一言で表せば「SANATと電子化された人類やその歴史が保存されているサーバー」。
その形状は「天高く伸びる塔」とされ、キービジュアルなどに描かれている柱状のものがそれである。
現在もなお増設と拡張が続いており、将来遂に地球が失われる事態になった際は宇宙船となり、
建造中のスペースコロニーと合体して旅立つ事を目指している。
エネルギー源はヘキサグラムであり、SANATとVFはヘキサグラムを生産・回収してはシャフトの運用と維持に充てている。


SANAT

「サナト」と読む。
ある技術者によって開発された、人類を救済するためのAI。
地球環境保全の為に人々にヘキサグラム製造をペースダウンするように要請するが全く聞き入られず、
その結果として人類を保護し未来へと存続させるには情報体に変換する事こそが最適と判断、プロジェクト リ・ジェネシスを発動する。
強力なハッキング・クラッキング能力を有しており、既存のネットワークに繋がれた電子機器は瞬時に掌握する事ができる。
そのため、SANATの支配から逃れるためにはKARMAを使用するか、ネット接続を諦めてオフラインにする必要がある。


プロジェクト リ・ジェネシス

SANATの掲げる人類の保存と維持を目的とした計画。
その心は、「全人類の情報体への変換」。つまり人間をデータ化させ不滅の存在としようというのである。
最終的な目的は宇宙空間にアーコロジーを建設し、そこで身体を再構築し人類史を再スタートさせる事にある。
実行に際して「プロジェクト リ・ジェネシス憲章」と呼ばれるガイドラインが定められており、
ヘキサグラムの生産を一定に留める、地球環境を過度に汚染する兵器の使用を制限する、
人型の機械にゾアテックスを発現させようとしたり逆に人型を逸脱した機械に情報体をダウンロードする事を禁ずる……等といったものがある。
特に最後のものを違反した者はそのデータの削除(=事実上の死刑)に処せられる。
また憲章によると、希望者の情報体化は優先順位こそあれど誰であれ拒まず、また情報体化を強制する事はしないと定められている。


KARMA

読みは「カルマ」。
LA側のヘキサギアに搭載されている成長型AI。
ガバナーとの交流により徐々に進化・成長して行き、
無機質な受け答えしかしない個体もあれば、状況によりジョークを言う様になったりもする。
SANATの干渉を無条件でシャットアウトする事が出来る唯一のAIであり、またKARUMA同士で独自のネットワークを構築する事が出来るため、
その性質からヘキサギアの制御にとどまらず、施設や都市の管理などにも使用されるようになった。
KARMAとは「業」という意味であるが、これは開発者の「どの様に使おうが結果は自業自得・因果応報」という考えから。


ゾアテックス

AIに自身を獣だと認識させる技術。
ゾアテックスを発動させたAIは、ヘキサギアの能力と合わさる事でまさに獣の様な素早さと荒々しさを発揮するようになる。

戦闘時、通常のAI兵器であれば戦況や彼我の戦力差を数値化し、計算の末に最も確実に勝利ないし生存する道を選択するが、
ゾアテックスを持つ兵器は計算などというまどろっこしい事はせず、
攻撃衝動と野生の勘に任せて、例え状況的に不利であっても獰猛に敵機に襲い掛かるようになる。
これにより戦場は高いランダム性を持つようになり、AI兵器の戦場の趨勢は単純な数と性能差で決まるものではなくなった。
一方であまりに獣性が高まり過ぎると制御が困難になるため、乗りこなすにはガバナーとの信頼関係が重要となる。

なお、ゾアテックスは人型の兵器に付与しようとするとどうしてもエラーを吐き、発現させられるのは非人型の機体に限られる*5
一応「真偽不明な情報」として人型のバルクアームαでゾアテックスを無理矢理発現させた例もあるとされ、
またゾアントロプスも人型でありながらゾアテックスを発現させている可能性が高いと分析されており、全く不可能ではないとも考えられる。
ただし、前者はあくまで真偽不明の情報とされ、また後者もあくまで分析結果の話である。
またバルクの例では都市の一区画が壊滅する事態を引き起こしたとされ、やはり人型にゾアテックスを発現させるのは並大抵ではない模様。

元々はアースクライン・バイオメカニクスの独占技術だったが、
ボルトレックスの研究開発拠点壊滅に伴いMSG側に技術が流失、専門性は失われている。


ガバナー

本来は「支配者」「調整者」などといった意味であるが、
本作中ではそれが転じて「広範かつ高度な知識と技術を持ち合わせた、ヘキサギア運用のエキスパート」を指す。
キットとしては、ヘキサギアに登場させる70mm大の稼働フィギュアを指し、公式もまたユーザーを指して「ガバナー」と呼ぶ。
公式の文書に登場する「ガバナー」は概ね「ヘキサギアのパイロット兼エンジニア」の意味と受け取って問題ない。
「参加者全員がモブ」とでも言うべきヘキサギアの世界にあって、
ガバナー(=ユーザー)は一人一人がヘキサギアの操縦・改造のプロフェッショナルであり精鋭である。


アーマータイプ

LA・VFの歩兵やガバナーが使用するパワードスーツ兼生命維持装置。
旧式の携行火器程度は防ぐ防御力と汚染地域での活動を可能とする密閉性を持つ(一部例外あり)。
ヘキサグラムとそれが変形した人工筋肉の恩恵により、半永久的な活動時間と常人を凌駕するパワーが齎される。
どちらの陣営にとっても軍の正式装備であるため外向けには流通しておらず、基本的に民間人には手の届かない代物である。
……が、何者かが横流ししたり軍を離れる際に持ち出したりで、正規軍人でなくても所有する者もちらほらいる。


情報体

SANATに賛同し、人の身体を捨てて電子データと化した人間のこと。
パラポーン(要はアンドロイド)にダウンロードする事で地上で活動可能となり、
死亡し(破壊され)てもジェネレーターシャフトに戻るだけなため本質的に消滅する事はない。
それどころか経験を蓄積し続ける事で破壊される度に強くなって行く。
憲章には情報体化は希望すれば誰でも可能と定められているが、
同時に上げた功績や能力によって優先度も定められているため、誰もが直ちに、とは行かない模様。
ただし、「人類の未来の為に戦う勇敢なる者」に位置付けられるVF兵士は最優先で情報体化する事が出来る。


レッケージ

廃棄・放棄された、ヘキサギアや兵器を含むあらゆる機械・部品などが集積される隔離地域。
メタ的には「モデラ―一人一人のジャンクパーツボックス」を世界観に落とし込んだものであろう。
中にはまだ生きているもの、修理可能なものも含まれており、レッケージを漁る者同士でそれらを巡って奪い合いに発展する事もよくあるとされる。
ゾアントロプスが所有するバンディットホイールも、ここで発掘したパーツを組み合わせて作り上げたものとされる。



-登場組織


リバティー・アライアンス

「LA」と省略されることも多い。
「人が人である自由」を掲げ、全人類のAI化を目指すSANATに対抗すべく各地の企業が連合したもの。
SANAT側勢力に比べて規模で劣り、また構成員の戦死によって更に戦力が低下していく状況にあるため、どちらかと言えばやや形成不利である。
SANATの掲げる「プロジェクト リ・ジェネシス」をAIの暴走と看做し、その本体であるジェネレーターシャフトの破壊が目標である。
公式のストーリーやメカニック解説は多くの場合LA目線で描かれるため、メカ造形と相まって主人公陣営の様にも思えるが、
一方で、ヘキサグラムの生産による環境汚染に無頓着な節があったり、
強力な情報体に対抗するために人体の改造に手を出し強化兵士を作り出すなど、決して清廉な組織とは言い難い。
またあくまで「SANATに対抗する」ために企業が連合しているだけの組織であるため、
失った四肢の義肢化やサイボーグ化に肯定的な者・否定的な者、宇宙開発に積極的な企業人類は地球と共に滅ぶべきと考える企業など、
思想的には一枚岩ではないどころではなくバラバラである。

イメージカラーは白と青、どちらかと言えばヒロイックな造形が特徴的。

アースクライン・バイオメカニクス
LA参加企業の一つ。
ロード・インパルスとボルトレックス、そしてゾアテックス技術の開発元。

白亞理研
LA参加企業の一つ。
薬品・バイオ技術に秀でており、強化兵士の開発元。
「失敗により多数の犠牲者が出ている」「数少ない生き残りも人格に変調をきたしている」といった強化兵士の仕様のヤバさから、
ユーザーからは彼らもまたきな臭い連中と見られている。


ヴァリアント・フォース

専ら「VF」と略される。「MGSヴァリアントフォース」とも。
プロジェクト リ・ジェネシスとSANATの実働部隊。
情報体となったパラポーン兵の印象が強いが、実際には意識と記憶をバックアップしただけの生身の人間の兵士の方が多数派であるという。
軍産複合体MSGの補助により豊富な物資を有しており、保有ヘキサギアも強力なものが多い。

イメージカラーは緑と赤、悪役っぽい凶悪な造形をしている傾向にある。

軍産複合体MSG
単に「MSG」とも。
世界一の規模の軍産複合体であるが、SANATの行動開始直後に制圧され、SANATの威力を知らしめると共に人類を驚愕させた。
世界一の軍産複合体というだけあって豊富な種類の兵器を保有・製造しており、VFが鹵獲したヘキサギアにMSG製の武装を後付けして強化する例も多い。

元ネタは間違いなくM.S.G.(モデリングサポートグッズ)……というかコトブキヤそのものであろう。


ヘテロドックス

LAでもVFでもない第三勢力。
中立の企業や都市、そこに住む一般市民、金次第でどちらにも与する傭兵、
或いはどちらとも組まない独立勢力などが該当する。
何等かの理由でSANATやMSGと決別した「はぐれ情報体」がヘテロドックスとなるケースも少数ながら確認されている。



【ラインナップ】

商品展開されている各ヘキサギアは、中にはワンオフもあるが基本的には量産機である。
そのため、敵陣営の機を鹵獲した、損傷し放棄されたものを回収し修復した、LAとVFの衝突前に大量生産・配備されていた機種である……といった理由で、
開発・製造陣営と運用陣営は必ずしも一致しない。
LA所属企業製でありながらVF仕様機が先に商品展開されたボルトレックス、モーターパニッシャーなどはその典型である。
また一部を除き、各キットには「アーカイブカード」と呼ばれるハガキ大のイラストカードが付属する。
メカデザインを担当したイラストレーターMORUGA氏(なお熱心なゾイドファンでもある)の手になる精緻な書き込みのイラストを集めるのもヘキサギアの楽しみの一つである。

【ヘキサギア】


レイブレード・インパルス

2017年8月発売、価格4,800円(税抜)。
ボルトレックスと同時に発表された記念すべきヘキサギア第一弾。

アースクラインの傑作量産期ロード・インパルスの改修機。そのデザインは狼を思わせる。
原型機の時点でも十分高かった機動性が更に向上しているが、お陰で操縦性が大幅悪化し、並のガバナーでは乗りこなせない代物になってしまっている。
そのため、そのまま運用されるよりも分解されパーツ単位で使用される事の方が多かったという。
最大の特徴は機体名にもなっている規格外兵装「レイブレード」にあり、
これはヘキサグラム1個を丸ごと分解する事によって絶大な威力を持つ光のブレードを展開するというもの。
ヘキサギアを破壊するには過剰威力である上、貴重なヘキサグラムを喪失してしまうという燃費の悪さ、
使用可能なのは短時間に限られる、使用時に周囲に甚大な汚染を発生させる……といった点から、かなり使い辛い装備となっている。
なおレイブレードは第一弾の装備でありながら、ヘキサギア世界で最強の武装の一角である。

シリーズ開始初期の時期は「ヒロイックな頭部」を持つのは本機のみであったため、
頭部だけを使用したユーザーの改造機、特に人型機が多く製作されていた。
また設定上レイブレードはこの世界で最強クラスの武装であるため、
ミッションでは迂闊にその威力を超えた武器を装備させると小説に出せなくなってしまうが、見立て改造の部品であればOKという事になっている。
なおレイブレードは2基装備しているが、刀身用クリアパーツは1基分しか付属していないので、1キットでは2基同時発振を再現する事はできない。


ボルトレックス

2017年8月発売、価格4,800円(税抜)。
レイブレード・インパルスと同時に発表されたもう一つのヘキサギア第一弾。
ラプトルにも似た、小さな腕(前足?)と太い二足が特徴的。

元々はアースクライン社製であり、ロード・インパルスとの協働機として開発されていた機体なのだが、
開発・製造拠点がVFの手に落ちてしまった事で、以降はVFによって運用されている。
またその開発経緯から、フレーム構造や部材の一部はロードと共通している。
拠点陥落時点でLA側にも生産済みの機体が100機程は残されており、実際にLAが運用していた時期もあったのだが、
予備パーツの供給が途絶えている事から稼働率もすぐに低下、結局LAが前線で使用していたのは短期間に留まった。
VFで運用されるようになってからは、MSGの手により武装の一部が改良された模様。
機動力に秀でたロードに対してこちらは高い火力を有し、小型プラズマキャノンやグレネードランチャーといった重武装が施されている。

後にバリエーションキットとしてレイブレード・インパルス同様の白と青カラーのLA仕様も発売されており、
こちらには同じくLA仕様となる白いパラポーン・イグナイトも付属する。
なお、これらは「何等かの理由でLAに協力するVFの一部隊」という設定であり、純粋なLAメンバーという訳ではない模様。


ブロックバスター

2017年9月発売、価格4200円(税抜)。
昆虫型空中戦メカコンビの遠距離型の方。
長く突き出た砲身からカブトムシがモチーフと思われる。
なお「ブロックバスター(Blockbuster)」とは元々は第二次世界大戦で英空軍が使用していた大型爆弾の名前で、
そこから派生して、映画用語としては「大ヒットした作品」、医療用語としては「凄まじい売上を出した新薬」の意味を持つ。

↑二機と同様にアースクライン社製であり、第三世代型としては初期の作品。
ヘキサギア最初期のコンセプトである多用途重機を原型とし、その後にはゾアテックス技術のテストベッドとなるなど、
第三世代型、延いては(ある意味では)現代の全ての軍用ヘキサギアのご先祖様とでも言うべき機体。
空中からの砲撃支援に特化した機体で、初期型だけにゾアテックスの発現こそ弱いものの、
その割り切ったコンセプト故に旧式化した現在もなお第一線で活躍している。
最大の特徴となる本体中央のスナイパーキャノンは、弾倉では液体金属の状態で保管され、発射時になって弾体が形成されるという構造をしている。
二機のプラズマジェットエンジンに支えられた機動性も良好で、その信頼性の高さもあって偵察・哨戒機としても使用される事もあり、
その場合は砲身を取り外して軽量化した「雌型」*6が多用される。
なお、やはりフレームの多くは後述するモーターパニッシャーと共通している。

2018年8月にはメインカラーを緑とした鹵獲機「VF仕様」も登場、成形色を緑に合わせたMSGマルチミサイルが2キット付属し、
お値段的にはブロックバスター+マルチミサイル+α程度というお買い得なキットとなっている。


モーターパニッシャー

2017年9月発売、価格4200円(税抜)。
昆虫型空中戦メカコンビの近距離型の方。こちらはクワガタがモチーフであろう。
ブロックバスター共々、脚の本数は4本であるが。
一言で表せばヘキサギア版ワッパ

こちらもアースクライン社製であるが、キットとしてはVFの鹵獲仕様が先にリリースされている。
アースクライン社の最新型、ゾアテックスの発現が追求されている、大型クローを武器とした近距離機、2基のローターで浮遊するなど、
ブロックバスターとは見た目は似ているが様々な面で対照的である。
推進機の違いからスピードこそブロックバスターの方が上だが、回転翼で駆動するこちらは滞空性能や小回りに秀でており、
市街警備や軽貨物機としての運用も可能になっている。またクローを外した「雌型」が存在するのはあちらと同様である。
本機は最初から二人乗り機として設計されているため、後部機銃手を乗せる、連絡員の足代わりにするなど運用の幅も広い。
大顎状のクロー「バイティングシザース」は、解体工事用の破砕機を転用したもので、
単純な破壊のみならず、敵機のフレームを変形させヘキサグラムを脱落させて動力を奪う事をも可能としている。

ボルトレックスと同様に青白カラーのLA仕様も後から発売されており、
こちらにはおまけとしてLA仕様のパラポーン・センチネル、「アーマータイプ・センチネル」が付属している。


ハイドストーム

2018年1月発売、価格5,800円(税抜)
イカかタコの様な触手を携えた異形のヘキサギア。
見た目と字面は似ているがイドストームではない。HIDESTORM(隠された嵐)である。

半世紀以上も前の無人宇宙作業用機をSANATが魔改造した電子戦機。
テンタクルアームと呼ばれる触手状のアームの先端にはマシンガンもしくはVICブレードと呼ばれる特殊な電子兵装を持ち、
緑色のクリスタルの様なそれが電子機器に接触すると無数のコンピューターウイルスが侵入、瞬く間に制御を奪い取ってしまう。
その威力たるやKARMAですらも防ぎ切れず、初めて確認された時には一瞬で都市一つが陥落した程。
リフターと呼ばれる機関によって空中を浮遊し、また初出現時には一切の感知網に反応しなかった事から強力なステルス性能も持つと思われる。

なお公式の商品画像ではマシンガン2丁にVICブレード6本という構成のものが多いが、
キットにはVICブレードは8本封入されているため、アームを全部VICブレードにする事も可能である。


バルクアームα

2018年4月発売、価格5,800円(税抜)。
商品化されたものとしては初の第二世代型にして人型のヘキサギア。FAなどと比べて頭身が低く、どっしりとした力士体型である。
なお「α」部分は「アルパ」と読む。アルファではないので注意。

第二世代型としては初期型に当たり、元々はMSGが開発したものであるが、
製造・整備が世界中に委託され、更にそれらの施設が奪い合いの対象となったことでデータが拡散、
結果としてそのお陰で現在もなお世界中で使用され続けている。
武装は折りたたみ式の滑空砲が装備され、手首は五指を持たない簡易ハンド・アイアンフィストとなっている。
アイアンフィストは精密性には劣る代わりにそのシンプルさ故に頑丈で、時にはパンチで攻撃する事すらあったという。
頑強な装甲と居住性良好なコクピットを持ち、また人型特有の汎用性の高さから様々な戦場にマッチする優秀な機体であったが、
高火力な武器の小型化や第三世代型の機動性の高さには付いて行けず、第一線は退いている。
だがその性質から拠点防衛などの用途では未だ現役であり、
また「人型」というフォルムそのものに魅力を見出す一部のガバナーからは根強く支持されている。

頭部パーツは2種類が封入されており、そのままでもバリエーションを楽しめる。
それまで動物型だったヘキサギアにあって、二足歩行・密閉型コクピットという新たな側面を見出し、
そのプレイバリューの高さもあってヘキサギア1年目では屈指の人気を叩き出したキットである。
その余りの人気の高さに一瞬で在庫が消滅、コトブキヤプラモとしては異例の速さで再生産される事となった。

後に成形色を緑色に変更した密林仕様も発売されており、
こちらは武装がMSGバトルアックス・ロングライフルとフォールディングキャノンに変更されている。
特にライフル・アックスは生産終了しているため、現在これらはこのキットでしか入手できなくなっている。


デモリッション・ブルート

2018年5月発売、価格6,200円(税抜)。
猛牛型、第三世代型には珍しい重装甲・ハイパワー機。

ロード・インパルスのフレーム構造を参考にMSGが開発した機体で、一部のパーツはボルトレックスとも共通している。
しかしそのコンセプトは真逆で、重装甲と重火力を備えた機体。
ロードと比べて運動性こそ低下しているが、拠点防衛機としては非常に強力で、本機の登場によってVFの結晶炉の防衛能力は一段と増したとされる。

現状、本機のみバリエーションキットが一つも存在していない。
上述の通りフレーム構造はインパルス系と同様であるため、本機そのものがバリエとも言えるかもしれない。


スケアクロウ

2018年6月発売、3,500円(税抜)。
バルクアームαに続いて登場した第二世代型ヘキサギア。
どちらか言えば作業メカ的な側面が強く、小型低価格という珍しい商品となっている。

主にLAで運用されている作業・支援用機体。
逆関節型脚部の上にドラム状のブロックを持ち、その後ろにコクピットというスケアクロウ(カカシ)の名に違わない簡素なフォルムをしている。
実際そのコストは低く、多くの機種が淘汰され第三世代型が主流となった現在も生き残っている要因となっている。
バルクアームαと違って攻撃力・防御力共に貧弱であるため直接戦闘には向かないが、
反面小型軽量であるため、あれらでは侵入できない箇所でも使用可能な重機として愛用されている。
警備用の無人機として運用されている機体もある模様。

成形色は水色であるが、後に「そのせいで他のキットとのミキシングが難しくなっている」と判断され、
次回再生産からは成形色が「密林仕様」となる深緑色に変更し、現在の水色版は生産終了する事が発表されている。


アビスクローラー

2018年11月発売、価格6,000円(税抜)
ハイドストームのフレーム流用機で、こちらはヤシガニか蜘蛛に似た造形。何れにせよ気色悪い

ハイドストーム対策の為に、破壊したその残骸からフレームを解析・再設計して作られた機体。
アビスクローラー(深淵を這い回る者)の名前の通り、ハイドストームの侵入経路となっている地下の配管や施設を警備する。
地下は地上の比にならない程の重汚染地域であり、同時にVFの無人機の巣窟と化していたため、まずは少数が生産されそれらの掃討任務に当たる事となった。
ICSと呼ばれるバリアを装備しており、本来は実弾兵器の威力を減衰させるための装備であるが、
本機のものは実弾への防御力を下げた代わりに対VICブレード効果に偏重したセッティングがなされている。

ICS用のクリアパーツの他に、頭部アンカーの為のリード線も付属している。
似た形状の曲面装甲パーツが多数封入しているため、フレーム構造と相まって人型機を組む時に重宝されるキットの一つである。


バンディットホイール

2018年11月発売、価格4,800円(税抜)。
ゾアントロプス・レーヴェの愛車。
現状唯一の公式から発売されているヘテロドックス所属機である。
なお「山賊の単車」を意味する名前は、ゾアントロプスの勢力問わず襲撃しては物資を強奪していく様から付けられた仮称であり、
ゾアントロプス本人共々、正式名称は不明である。

おそらくはゾアントロプスがレッケージで拾ったパーツで手ずから構築したと思われるモンスターバイク。
バイクとして見るとかなり巨大であり、ガバナーとの比率からして普通乗用車程のサイズがある。
ヘキサグラムを使っただけの従来型車両という意味では第一世代型ヘキサギアに相当するが、
一方で後輪が回転翼に変形して空を飛ぶ機能があり、このような形態変形は第三世代型の特徴であるため、これらを総合して世代分類からは外されている。
他にも、本体には大量のヘキサグラムを搭載したヘキサグラムストレージ、前輪ストロークには旧式のプラズマキャノン、
風防の下には鬼の顔の様なモールド……と、いかにも寄せ集めといった外観をしている。
更にはどこから手に入れたのかKARMAまで搭載しており、ゾアントロプスはそのお陰でLAの動向を把握しているらしい。
しかしゾアントロプスの集めた大量のヘキサグラムから齎されるパワーは絶大であり、直線速度では平均的な第三世代型を上回るとされる。

なおFAガールやメガミデバイスも搭乗可能だが、
サイズ比の問題でガバナーにとっては超巨大バイクでもあれらにとってはちょっと大きめのスクーターである。


アグニレイジ

2018年12月発売、価格12,000円(税抜)
サイズ・価格共に現在シリーズ最大の商品。
真っ赤な翼竜型という凄まじい造形もあってワンフェスで参考展示された時からユーザー間で話題になっていた。

ジェネレーターシャフトと結晶炉の防衛のために少数生産されている機体。ボルトレックスとはパーツの一部が共通している。
レイブレードと同じ規格外兵装「インペリアルフレイム」を始めとした高い火力に加え、
ブロックバスター以上の機動性も持ち、更にはバリアまで展開するという凄まじい機体。
LAから初めて確認された際には熟練のロード・インパルス大隊を殲滅せしめたという。
最終目的がジェネレーターシャフトの破壊であるLAは本機を、それも複数撃破する必要があり、LAにとって最大の脅威に目されている。

上述の通りボルトレックスと部品が共通しており、初回特典にはアグニレイジカラーのボルトレックスを組めるランナーが付属していた。
ヘキサギア公式によると「赤」は特別な色に位置付けられているとされ、実際に本機以外で赤色のヘキサギアは1種のみとなっている。
完成品は元より箱自体もかなり大きいため、電車や自転車で持ち帰るのは少々骨である。


ロード・インパルス

2019年5月発売、価格5,200円(税抜)。
ここまで何度も存在が語られながらも長らく実体の謎だった機体が2年近く経ってようやくの登場である。

レイブレード・インパルスの原型機であり、LAの現主力量産機である。
尖った面の多いあちらに対して、こちらは特殊な装備を持たない分高い汎用性を持つ優秀な機体。
機動性にはリミッターがかけられているがそれでも第三世代型としてはトップクラスであり、また操縦性はその分向上している。
元々は火力を担うボルトレックスとセットで運用する予定だったが開発拠点陥落によって頓挫してしまったため、
火力を補うべく主武装のチェーンガンとグレネードランチャー弾倉が大型化している。
初期にはこの上に更に武装の追加も行われていたが、すると今度は武装の分だけ重量化して肝心の機動性が低下したため、
若干火力不足な状態で運用せざるを得ない状況になっている。

そのいかにもな主力量産機感からユーザー間でロード・インパルスのみのコンペが開かれるなど、人気は中々のものとなっている。
初回特典には尻尾トリックブレードの延長パーツが付属していた。


ウインドフォール

2019年7月発売、価格8,500円(税抜)。
上述のアグニレイジのバリエーションキット。
青いプテラノドンといった趣のデザインで、見た目にもアグニレイジの対になっているような印象の機体。

アグニレイジ(と思われる機体)の残骸を回収したLAが、それを解析して得た技術によって開発されたヘキサギア。
このような漠然とした表現になっているのは、残骸から離れた地点に翼のようなパーツが落ちているのが発見され、
また翼を持つVF機という点で該当するのがアグニレイジのみだったためそれと判断されたというだけで、
回収された残骸は損傷が激しすぎた事もあって機種の特定には至らなかったためである。
とはいえ主翼や脚部など共通するパーツは多いため、おそらく残骸の正体はアグニレイジで間違いないと考えられる。
また残骸が回収されたという事は、誰かがLA最大級の脅威であったアグニレイジの破壊に成功したという事でもあり、
LAはその点も含めて本機をWindfall(意外な授かりもの)と命名する事となった。
拠点防衛のための重防御・大火力機だったあちらに対し、こちらは小型化した分向上した滞空性能・運動性を活かした偵察・電子戦機である。
火力や防御力こそ特筆すべき点は無いが、代わりに強力な電子支援能力を持っており、
軽量化させればロード・インパルスをも空輸できる飛行能力もある。

本機の開発の切っ掛けとなったアグニレイジが破壊されたと思しき戦闘では「謎の発光と汚染レベルの急激な上昇」が確認されたとされ、
ファンの間ではその特徴の一致からレイブレード・インパルスの仕業ではないかと推測されている。
一回り小型とはいえやはりこれも箱からして巨大であるため、持ち帰りの際は注意が必要である。


バルクアーム・グランツ

2019年8月発売、価格6,800円(税抜)。
バルクアームαの派生機の一つ。全体的に泥臭いヘキサギアにあってやたらヒロイックな造形をしている事で話題になった。

本家であるMSGではなく、LA所属企業の一つ・マクスウェルギアーズが独自に開発した機体。
人型の限界を突き詰める事を目指したコンセプトモデルであり、いくつかは実戦にも投入されたという。
防御力低下を代償に軽量化させ、また脚部には大型の車輪を備える事で、人型としては高い機動力を発揮している。
また手はバルクアームαの様な簡易ハンドではなく人間の様な五指を備えたもの*7が装備され、
強度低下によりパンチなど乱暴な使い方は難しくなった代わりに、標準武装のライフルを始めとした多彩な武器を扱える様になり汎用性は向上した。
またレーシングカーにも似たシルエットの車両形態に変形する機能も持ち合わせ、
これらの能力から第二世代と第三世代の中間、2.5世代機と称される事となった。
しかし脚ではなく車輪で機動力を確保する設計にしてしまった事で、各企業の「最早人型にこだわる意味はありや?」という疑問を加速させ、
結果として人型機の時代を終わらせるのに一役買うという皮肉な結果となってしまった。
とはいえ「高速機動形態への変形機構の搭載」という後に連なる設計を初めて盛り込んだ本機はヘキサギア開発史における重要度は高いとされる。
なお造形が妙に凝っているのは古いコミック好きという開発者の趣味
そのため実地運用の際に現場からは辛辣な意見も食らっている。早い話がヘキサギア版バーゼラルドである。
こちらはあくまでコンセプトモデルであるため開発班に無理をさせた訳ではないが……。


バルクアームβ ランバージャック

2019年12月発売、価格6,800円(税抜)。
バルクアームαの派生機、バルクアームβのそのまたバリエーション機。
頭部・胸部の形状が変更され、脛に装甲版が追加されている。
改修機が先に出て原型機が後なのはロードとレイブレードの関係と同じである。

バルクアームβは、αの機動力向上の為に、脚部をホバークラフトとしたモデル。
ランバージャックは、「木こり」を意味する名前の通り巨大ナタ「スラッガーブレード」を装備した機体で、他に頭部と胸部もデザインが変更されている。
バルクアーム系機体のみで行われるアングラ賭け試合「レイティングゲーム」のチャンプ"ブラッドマーク"が使用している機種でもある。
レイティングゲームでは射撃武器の使用も許可されているが、
ブラッドマークは一種の魅せプレイとして敢えてスラッガーブレードのみで挑み、そして挑戦者のことごとくを真っ二つにしたという。

なお、ホバークラフト部分は取り外してガバナー一人乗り用ホバークラフトにする事もできる。


バルクアーム・グランツ レッドアラート

2020年3月発売、価格7,500円(税抜)。
とあるガバナー専用のバルクアーム・グランツ。
つまりバンディット・ホイールに続く2体目の個人用カスタム機であり、「レッドアラート」も本機のみに付けられた愛称である。
またヘキサギアとしては初のコトブキヤショップ限定品である。
成形色の他、頭部とシールドの形状が変更されている。

およそ戦闘用とは思えない真っ赤なカラーリングが特徴的。しかし伊達でこのような外観をしている訳ではなく、
マクスウェル・ギアーズが試験的に導入した防弾用のコーティングであり、軽量化の為に低下した防御力を補うための工夫である。
……が、防御力向上よりも目立ち過ぎる事による被弾率の向上という目に見えた結果になった。
それでも、集中砲火を浴びながらも生還したガバナーにより高速戦闘時のデータ収集という形で以降の開発に貢献している。
本機のガバナーは、かつて件のスラッガーブレードのみを装備したランバージャックを駆るレイティングゲームのチャンプに敗北し、
それ以来彼との対決に固執しており、これまたマクスウェル・ギアーズが用意した新型ブレード「紅蓮」を手に再戦に臨んだという。
「紅蓮」のデザインはクリアパーツの色をオレンジに変更した以外はM.S.G.サムライマスターソードと同一であり、
これを装備したのは本機のガバナーが「刀による決着」を希望したためとされている。


バルクアームβ 標準仕様

2020年4月発売、6,200円(税抜)。
上記「ランバージャック」の原型機。濃紺色だったランバージャックに対して、こちらはデザートカラー。
脛の追加装甲はこちらにも付属しているが、胸部装甲はαと同一である。
頭部はαの二種類とβ標準仕様の三種類。

上記ランバージャックの原型機で、バルクアームαを高機動化させる為に脚部のホバークラフト化を始め機体の各部を高速戦闘に特化させたモデル。
武装も高速化の為に小型軽量なものが選択され、出荷状態での武装はサブマシンガンとヒートナイフのみと比較的軽装。
スピードを乗せた体当たり攻撃も視野に入れて脛部分に増加装甲が追加され、
またαから引き続き装備された簡易ハンド・アイアンフィストで高速のパンチを見舞う事も有効な戦術とされている。
ガバナーの志向と軍産複合体MSGの展開する豊富な武器と合わさってその形態は千差万別であり、
人によっては更なる軽量化の為に脛装甲も取り外したり、逆に重武装化させる事もあったという。

なお初紹介時のブログではギガンティックアームズ「ワイルドクローラー」とミキシングしてガチタン化させた作例が紹介されていた。
この事はブログ記事内でも「新規要素のホバーユニットを外してまでやることがコレか?」と自虐的に触れられており、
更には「重武装化の為に機動力を犠牲に積載量を取って脚部をタンク化するという本末転倒な運用がされる事もあった」と、
設定にも取り込まれている。



【ガバナー】


ガバナー アーマータイプ:ポーンA1

2017年8月発売、価格1,600円(税抜)。
パラポーン・センチネルとセットでリリースされたガバナー第一弾。

LAで広く使用されているアーマータイプ。名前の由来はチェスの駒のポーン。
A1はLAでそれまで使用されていたアーマータイプ:ポーンの新型モデルである。
全身を密閉する事ができるため、汚染地域でも長時間の活動が可能となっている。
またヘルメットの顔部分は、甲冑の面の如く上げる事ができる。
武器はアサルトライフルと高周波ブレード。
この二つは合体させて銃剣の様にする事も可能であり、またブレードには刀身を射出する機能も備わっている。

後に一部の材質と設計を変更し、可動を強化したバージョンアップ版、「ver.1.5」がリリースされている。
なお、ヘルメットとブレードの刀身射出はキットでは一体形成であるため再現は不可能である。


ガバナー パラポーン・センチネル

2017年08月発売、価格1,600円(税抜)。

こちらはVFで使用されているモデル。
「パラ」ポーンの名の通り、中に人が入っている訳ではなく、情報体となった元人間が意識をダウンロードして動かす機械である。
実際には情報体化前の人間も多く居るVFに於いては、それらの為の「アーマータイプ・センチネル」も別に存在する。
武器はショットガンとハンドアクス、バックラーの三種。

困り顔の様な、どことなく愛嬌のある顔から妙な人気があり、新商品のサンプル写真ではもっぱらやられ役である。
こちらもポーンA1と同様「ver.1.5」が発売されている。


ガバナー ライトアーマータイプ:ローズ

2017年9月発売、価格1,700円(税抜)。
長い金髪が目を引く女性ガバナー。
ジャミング装置の搭載による隠密性の高さに加え、大幅な軽量化によってポーンA1を上回る運動性を持つ。
代わりに頭部が露出してしまっているため、汚染地帯での活動には制限がある。
武器はブレードとガンナイフ。

商品になっているのはあくまで「女性型」であるため、男性型も別にあると思われる。


ガバナー パラポーン・イグナイト

2018年04月発売、価格2,200円(税抜)。
センチネルより更に戦闘能力を強化したモデル。
その騎士甲冑の様なビジュアルから、VF兵士の間でも人気が高く、支給を希望する者は多いとされる。
武器は電流を流し電子機器を麻痺させる「スタニングランス」と、グレネードを内蔵した「アタックバックラー」。
ランス基部には銃口の様な意匠もあるが、設定上はこれが何なのかは特に説明されていない。

そのヒロイックな造形や膝アーマーの形状がポーンA1と共通している事などから、情報公開直後はユーザー間ではLA側と推測されていた。
実際にはVF側だったものの、やはりそのビジュアルの人気から、
「見た目はイグナイトだが実際にはLAのアーマータイプ」という設定のミッション参加者が多かったため、
ボルトレックスLA仕様に、合わせてLAバージョンのイグナイトも急遽追加される事となった。


ガバナー パラポーン・LAT ミラー

2018年5月発売、価格1,900円(税抜)。
こちらはパラポーンの女性型。頭部とカラーリング以外はライトアーマータイプ:ローズと同じである。
パラポーンでありながらその姿は人間の女性そのものであるが、それもそのはず本機は人間社会への潜入任務用である。
その任務の性質上、当然ながらキット以外の様々な容姿のモデルが存在するという。
武装はライトアーマータイプ:ローズと同じくブレードとガンナイフ。


ガバナー パラポーン・エクスパンダー

2018年5月発売、価格2,200円(税抜)。
二丁の巨大ブレード付きガトリング砲が特徴的なパラポーン。
一部の優秀な情報体にのみ与えられる強力なパラポーンで、主に結晶炉の防衛の様な重要な任務に就く。
第二世代型ヘキサギアに匹敵する防御力とパワーを持ち、最早パラポーンというより「人間サイズのヘキサギア」に近い存在。
壊滅寸前のVFの戦線をたった一人で支えた事もあるとされ、LAにとっては大きな脅威となっている。
武器はガトリングブレード2丁とリボルバー銃。
リボルバーのホルスターは、設定画では股間にあったが製品では腿に変更された。


ガバナー ゾアントロプス・レーヴェ

2018年6月発売、価格2,400円(税抜)。
謎のヘテロドックスにして、ガバナーとしては唯一の名前ありキャラクターである。
LA、VF問わず攻撃してはヘキサギアの部品やヘキサグラムを強奪する謎の人物。
その強さ、凶暴さ、何より危険度からLAとVF延いてはSANATからも警戒されている存在。
ガバナーでありながら第三世代型ヘキサギアを上回るスピードやゾアテックスを発現させていると思しき挙動を見せ、
レーヴェ(Lowe.ドイツ語でライオンの意味)と名付けられたのも「捕食者の頂点」の意味が込められている。
本人の謎の多さもあって、本名は不明である。
なおゾアントロプスはあくまで一個人であるため、他のガバナーと異なり別個体などは存在しない。
しかし、その強さにあやかる意図で自身のアーマータイプを見た目だけ似せたファン「ゾアントロプスフリーク」も存在している。


アーリーガバナー Vol.1

2018年12月発売、価格2,600円(税抜)。
「初期ガバナー」の名前の通り、汚染が軽微で兵隊も人員豊富だった時代のガバナーの姿。
ヘキサグラムを装備している以外は現代の野戦服とほぼ変わらず、武器もどこかで見たようなものがほとんどである。
頭部パーツはヘルメット、ゴーグル、フルフェイスマスクなど5種類が付属する。
成形色を緑に変更した「密林仕様」も存在する。


ガバナー エクスアーマータイプ:白麟角

2019年5月発売、価格3,000円(税抜)。
「びゃくりんかく」と読む。
ゾアントロプスやエクスパンダ―といった強力で危険なガバナーに対抗するために、
白亜理研の人体強化計画によって生み出された「強化兵士」の為のアーマータイプ。
強化兵士は、白亜理研のバイオ技術と薬品技術によって肉体と知覚を強制的に引き上げられた者達で、
高い戦闘能力と引き換えに人格に障害が発生している
汎用的なポーンA1と異なりこちらは攻撃に偏った設計であり、また正式名称は「モノケロス」である。
白麟角は強化兵士の一人の名前で、かつてゾアントロプスに仲間を全滅させられた唯一の生き残りに与えられた名前である。
ゾアントロプスへの復讐心に燃えた彼は、ゾアントロプスと互角の戦闘能力を発揮したという。


ガバナー エクスアーマータイプ:ケツァール

2019年7月発売、価格3,000円(税抜)。
パワー強化に重きを置いたモノケロスに対して、こちらは感覚強化を主とした強化兵士のためのエクスアーマータイプ。
五感強化の結果「野生の勘」まで獲得しており、高い生存性をも得ている。
また格闘戦特化のモノケロスとは逆にこちらは射撃に特化しており、特に弓の類を用いた狙撃を得意とする。
また人格への影響はモノケロスより軽微であるため、実働数もこちらの方が多いとされる。
なお、頭部の髪の毛状の部分はセンサーである。任意で伸ばしたり収納したりでき、カットしても再生することができる。つまりハゲとは無縁


アーリーガバナーVol.2

2019年9月発売、価格2,800円(税抜)。
カーキ色で野戦服的なVol.1に対し、こちらは紺色が主体、どちらかと言えば「警備隊」「特殊部隊」な感のデザイン。
ガスマスクやドイツ軍的なヘルメットやマシンガンが特徴的である。
こちらの頭部パーツもバリエーション豊富であるが未塗装である事に注意。


ガバナー アーマータイプ:ナイト【ビアンコ】

2020年2月発売、価格3,000円(税抜)。
設定上でのみ存在が語られていた、ポーンに次ぐチェスの駒モチーフのアーマータイプの一つ。
ヘキサギアに搭乗しての「騎乗戦」に特化したアーマータイプで、
稼働時間が大幅に制限されるため歩兵として運用するのは難しい代わりに、高い筋力と防御力を獲得している。
頭部は見た目はポーンA1と大差ないが、実際にはほとんど設計が異なるとされる。
武器はFAに持たせてもなお長剣サイズとなる、ガバナーの身の丈以上の刃渡りを持つ大剣と巨大シールド。


ガバナー アーマータイプ:ナイト【ネロ】

2020年2月発売、価格3,000円(税抜)。
格闘戦型のビアンコに対してこちらは射撃型。ネロの名の通りカラーリングは黒が主。
武器は大砲「チャージキャノン」と重機関銃。
ビアンコの持つ大剣は、本来はこのチャージキャノンから発射される砲弾であり、
剣として使用されているのはたまたまそれに近い形状だったからというだけである。
ビアンコの大剣をチャージキャノンの砲口に装填する事で、本来の形態「ジャッジメントラム」を再現する事が出来る。
ジャッジメントラムは、言うなれば無砲身先込め式大砲であり、その性質上射程も命中率も壊滅的に低く、
外せば弾体のほとんどが破損するため再使用不可能となるが、命中しさえすればヘキサギアさえ仕留めるというヘキサギア界屈指のロマン砲である。


【その他】


ブースターパック001

2018年1月発売、価格2,500円(税抜)。
組み替え用の拡張パーツのセット。単体で組み上げることも可能で、小型の熊のような謎生物の形になる。

主に板状フレームとなるパーツと小型のディテールアップパーツを中心に収録されている他、その他のキットには付属しないジョイントパーツが入っている。

ブースターパック002

2018年7月発売、価格2,500円(税抜)。
同じく拡張パーツのセット。こちらは魚型のメカ、もしくは武器腕のようなプラズマキャノンになる。

001と違いフレームとなるパーツは無い代わりに大型のコアユニットが収録されている他、
ディテールアップパーツは001と比べてかなり大型のものが中心となっており、やや癖が強い。

ブースターパック003〈デザートバギー〉/〈フォレストバギー〉

2019年9月発売、価格3,800円(税抜)。
001、002とは違い、組み上がった後の状態がメインとなるキット。
一人乗りのバギーの形の第一世代型ヘキサギアとなり、カーキ色のデザートバギーと濃い緑色のフォレストバギーの2種類が発売されている。成型色以外は完全に同一。
組み替え用の部品としても便利なパーツもいくつかあるが、軸がかなりキツく調整されているため、一度バギーの形で組んでしまうとバラすのは少し難易度が高い。

ブースターパック004〈マルチポッド〉

2019年10月発売、価格3,200円(税抜)。
一人用の密閉型コクピットとなるキット。
バルクアームのものはかなり狭いため搭乗できるガバナーが限られていたが、
こちらはパラポーン・エクスパンダーなどの大型のガバナーでも問題なく搭乗できるサイズとなっている。
重厚な外観に違わず、設定によると、部分的にはバルクアームαのコクピットよりも頑丈とされる。

EXユニット001

2017年12月発売、価格1,200円(税抜)。
六角形の棒状ジョイントが多数収録されたキット。ブースターパックとは異なり、完全に拡張パーツ(というかジョイントセット)として特化している。
メインとなる長い棒の他、六角ジョイントの向きを30°ずらすパーツはこのキットのみにしか収録されていない。

ミニフライングベース<リバティー・アライアンスVer.>/<ヴァリアントフォースVer.>

2017年12月発売、価格800円(税抜)。
ガバナーサイズの小型フライングベース。1キットに2個封入されている。
2種類発売されており、それぞれ底面に貼れるシールのデザインが異なる。

パーツリムーバー

2018年11月発売、価格900円(税抜)。
キットでは無くツール。六角形でオレンジ色のバールのようなもの。縁の下の力持ち。
キットブロックであり、何度も組み替えることを前提としたヘキサギアのための、一度はめ込んだパーツをこじ開けるための道具。
単なる凹凸の嵌め込みならともかく、貫通していない六角穴にはめ込んだヘキサグラムポリキャップを取り外すにはこの道具が必須。

カテゴリが扱いに困るのか、店によってヘキサギアの棚、道具類の棚、はたまたそのどちらでも無い所など陳列場所がバラバラであり、実店舗では微妙に探しにくい。



【余談】

  • 本作はコトブキヤの社運をかけたプロジェクトとしてフレームアームズ・ガールの儲けを注ぎ込んだらしく、失敗したら会社が傾くとのこと。この会社バカなの?
    社長曰く「大丈夫大丈夫、もしコケてもアニメFA:Gで上げた利益が吹っ飛ぶだけだから(意訳)」との事だったそうだが、無事にコトブキヤの人気コンテンツの一つとして成長を続けている。

  • 企画開始段階ではアグニレイジ発売までは予定していたらしく、仮に売り上げが振るわず打ち切られる事になった場合でも、そこまでの商品展開のみで世界観を構築できるようにしたとのこと。

  • 初期に発売したキットはCADで描画された3Dモデルをそのまま用いている都合で、やたらと説明書が見にくい。特に判り辛いレイブレード・インパルスとボルトレックスに至っては修正版がわざわざ公式サイトにアップロードされたレベル。バンディットホイール以降のキットはカラー刷りのイラストになった事で視認性が上がった。

  • 往年のモデラーの中にはかつてトミー(現タカラトミー)が展開していた24ゾイドと組み合わせて遊んでいる方もいる様子。というかスケールが同じなのでそりゃ相性抜群である。やっぱりコトブキヤはゾイド命の会社だったんだ!






逼塞するアニヲタwikiは荒らしとの戦争に臨み、己の形をも順応させていく。
屹立する項目と、それを取り囲むwiki籠り。
雲を突き抜けて聳え立つ秀逸な項目の威容。
残された書きかけ項目に閉塞する人々と、ページに滲む透き通った反転文章の影。
廃墟を駆け抜けるサルベージの群。

そしてアニヲタの集いの構築に深く関わった冥殿は、最後に自らが手掛けたサイトをある人物に託して姿を消した。
最後に彼の残した言葉だけが記憶にあり、人々はその言葉を追って彼の足跡を辿り始める。

-「追記も修正も、すべておまえが決めろ」-



この項目が面白かったなら……\ポチッと/