メガミデバイス

登録日:2019/07/27 Sat 00:41:05
更新日:2025/03/04 Tue 11:57:05
所要時間:約 95 分で読めます






西暦2046年


「機械少女」に「模型の武装」を施し戦わせるバトルプラホビーが始まる。


使用機体はプレーヤー自ら組み立て、完成させなければならない。



Mechanical Girls × Armament of Miniture


頭文字をとって機体は「MEGAMI(メガミ)」と呼ばれる。



全高約14cm。AIで稼働する。


※メガミデバイス公式サイトより抜粋







メガミデバイス(MEGAMI DEVICE)」とは、コトブキヤが展開するオリジナルプラモデルシリーズの一つ。
当項目では専用のモデリングサポートグッズである「メガミデバイス M.S.G」についても取り扱う。








【概要】


フレームアームズ・ガール(FAガール)によって美少女プラモというジャンルをモデラー達に知らしめたかの変態企業コトブキヤが新たに送り出した第二のオリジナル美少女プラモコンテンツ。略称は「メガミ」が用いられる他、漢字ではまんま「女神装置」表記。
プロデュースを担当するのはホビーメーカー「ランペイジ」の元プロデューサー鳥Pこと鳥山とりを氏*1、つまりコトブキヤ社外の人間。
同氏は2021年10月にランペイジを退社しており、自身の名を冠した「株式会社 鳥山とりを」を設立し代表に就いている。

なお「なぜ既にFAガールがあるのにわざわざ似通ったコンテンツを立ち上げて自社内で競合するようなマネを?」という疑問が沸きそうだが、これは「どれか一個でも通ればいいやと思ってFAガール、メガミデバイス、武装神姫三つの企画を出したら全部採用されてしまったから」らしい。この会社やはりアホなのでは?
実際「同じ企業が展開する美少女プラモ同士」という事で
  • 全体的な価格帯・パーツ総数の傾向
  • 組み立て難易度とパチ組での完成度
  • タンポ印刷済のフェイスパーツの存在
  • 軟質PVC製のハンドパーツ
等、共通する要素も多々ある。
この辺りは ガールの説明 に目を通してもらえば大体わかるだろう。向こうに書かれている事の多くはこちらにも当てはまる。

しかし実際に触ってみると、両者は設計思想において明確に別物と言えるキット群になっていることが分かるはずである。
またそもそものクオリティの高さもあってFAガール同様出だしから好調な売り上げを見せており、2020年にはFAガールと合わせて総出荷数250万個を突破。
今や立派にブキヤの主力IPの一角を担うビッグタイトルとなっている。


【特徴】


最大の特徴は、浅井真紀氏*2が考案した可動素体「マシニーカ」をベースとする共通設計のボディが存在する事*3
(※注:あくまでベースとしているというだけでありマシニーカその物を用いているわけではない。とはいえ公式が専らマシニーカと呼称している為、当項目でもそれに則り「マシニーカ」で表記する。)

このマシニーカ製ボディ、人体の可動モノとしては異次元ともいえる凄まじい可動域を有している。
前方で腕をクロスさせたり、イナバウアーさせたり*4、果ては土下座に至るまで難なく決まるその可動は驚異の一言。
勿論キットによっては武装や胸が相応に干渉するが、それを差し引いても全キットが非常によく動くようになっている。ぶっちゃけ下手なデッサン人形より動く。

一方でその変態的な可動を実現する為プロポーションにしわ寄せが来ている側面もあり、造形美という観点では他の可動フィギュアに劣る部分も見受けられる。
特に指摘されているのは首の部分で、構造上仕方がないのだが『首長族』っぽく見えるという指摘も少なくない。なんらかのパーツや作り手の創意工夫でフォローするのがよいだろう。
この手の立体モノは概して可動と見栄えを両立しつつも後者に重きを置いた設計となっている事が多いが、メガミ(マシニーカ)はその逆のアプローチをかけていると言える。
もっとも、これについては後述の通り段階的に改善されており、やろうと思えば初期のキットのプロポーション改善も可能な事からチャレンジしている人も少なくない。
またその性質上細身のボディに大量の軸が仕込まれているため可動部の設計がかなりタイト。とくにシビアな構造の首と腰は破損しないよう調整が推奨される(これについても後発モデルでは段階的に改良されている)。

全てのキットに差し替えによる素体・武装状態の変換ギミックが存在しており、それ故に素体用と武装用で常に2個買いする人も多いんだとか。
また基本的にシリーズごとにデザイナーが同じ二体のペアになっており、一部のペアは武装を片方に集約させたフルアーマーモードが搭載されている。*5さぁ多々買おうか
手足と頭部はメガミ間で自由に入れ替え可能と、ブキヤキットらしく互換性も豊富。また胸部パーツの互換性というFAガールにはない要素も備える。
加えてボディが共通構造であるという性質上、パーツ単位での互換性を有するキットも多い
専用設計になっている物を除けば、ボディ前面と後面を別キットのパーツで構築するなんてイレギュラーな組み方も出来る。
そしてそれはある程度ランナーを流用してキットを設計できるという事でもあり、実際多くのキットは初弾のWISMから素体のランナーを流用している。
これは何も手抜きという訳ではなく、制作・維持費や固定資産税のかかる金型の総数を少なく抑えられるという経営者目線でも小さくないメリットがある。
……まあ例外もあるんだけども。アリスギアとかアリスギアとか。
「BLOCK2」は更に各部位のランナーをまとめつつ細かく分けることで、後発モデルにおけるパーツ流用や一部ランナーの差し替えをしやすくなっているらしい。

但しフェイスパーツのみはシリーズ内ごとの互換性しか無く、例えばWISMのフェイスパーツをSOLの頭部パーツに使うなんてことは不可能。
組んでみるとわかるが、各メガミの特徴的な頭部を再現する関係上、FAガールのような共通フォーマットにするのは困難であることが理由だろう。
またBULLET KNIGHTS ランサーの「いくらうましっ!*6」を筆頭に、やけにハッチャけたパターンの表情もそこそこ見られる。
この辺は鳥Pが「メガミ名物表情集」と謳っている為、ある程度狙ってやっているのだろう。

後述する「BLOCK2」を除くとほぼすべてのキットに瞳デカールが標準で付属する他、マーキングやラインデカールがついてくるものもある。
付属するデカールは膨大かつ緻密な傾向にあり全て貼るには中々の時間と労力を要するので、デカール込みの完成見本まで近づけたいと思ったら腰を据えて取りかかろう。
またデカールは多くのガンプラと違い水転写式*7で、貼った後にそのままにしておくと非常に脆くはがれやすい。マークセッターとマークソフターの使用は前提として、出来れば完全に乾いた後にトップコートで保護したい。
とはいえデカールを貼らなくても見栄えは充分に良くなるよう仕上がっている他、実質的にデカールレスのキットも存在する。
瞳については一部例外はあるが、既存の表情にはタンポ印刷済みパーツで対応されるので目線や表情を変えたい人向けの選択肢である。

プロデューサーが外部の人間という事もあってか、ブキヤキットの中でもとりわけ担当チームのフットワークが軽く……というか熱量が高く、
  • 流用で済ます予定だったが結局新規パーツに起こす
  • 「より良くなりそうだ」という理由で完成したはずの設計を手直しする
  • 採算などの問題で立体化の予定が無かったものが紆余曲折の果てにキット化に漕ぎ着ける
  • バリエーション元のキットのおっぱい胸部パーツを組み立て可能にするために、
    わざわざ1パーツのみのランナーを新規で付属させる
といったことが平然と起こったりしている。
このため、情報公開から爆速で予約開始になるものから数年単位で待たされるものまで様々だが、ユーザー達は「よくある事」として気長に待ち続ける。そして野内さんと青木さんは頭を抱える*8

珍しい事にライセンスとして二次創作活動の許可も下りており、条件を満たした数多の個人ディーラーによるガレージキットや改造パーツ、アイデカール等が出回っている。
というかランペイジの出したガレージキットに至ってはコトブキヤ直営店でも普通に販売されていた
そのため、大規模ガレージキットイベントのみならずBoothや個人サイト、一部の専門店でもメガミの改造パーツが販売されている。

素体については2023年8月の「BLOCK2」に関する生放送で段階ごとに名称を付けて管理していると明かされている。


価格帯とボリュームについては展開年数が長いこともあるがピンキリであり、武装マシマシの超ボリュームから比較的ロープライスなものまで様々。
2024年以降の傾向として、ロープライス(シンプル)な製品と高額(ド派手)な製品に二極化しつつある。
同世代のフレームアームズ・ガールやアルカナディアと比較するとロープライス寄りのものが多いか。例外もあるけど。

FAガールがニーサンことフレームアームズという人型ロボットの擬人化/美少女化(いわゆる「メカ少女」)であるのに対し、こちらはコラボキットを除くと特定の原作を持たない独自のキャラクターとして仕上がっている。
FAガール……というかぶっちゃけ武装神姫の流れを汲む「メカ少女」的なキャラもいるが、必ずしもそれに縛られないカオス……もとい実にバリエーション豊かなキャラクターラインナップとなっている。


【世界観・設定】


冒頭の文面で察するだろうが、その世界観は「近未来のバトルホビー物」で、各キットにもそれに準じた設定が存在する(模型としては1/1扱いだが、設定上のスケールは1/12)。
もう少し掘り下げると、
  • 製作したメガミを専用の筐体や端末でスキャンし、ジオラマ上で単機または複数機のメガミを戦わせる「メガミバトル」が作中で人気を博している
  • 各メガミには10項目からなる「バトルポイント」が存在し、その合計によって投入できる数が決まる
  • 改造や塗装などによってバトルポイントは調節・増強する事が可能
という感じ。模型というコンテンツ自体の性質を設定にも反映させている訳である。またこの設定故、公式もユーザーの事を「メガミマスター」と呼ぶ。

とはいえこのような大まかな枠組み以外は特に決まっておらず、どのような肉付けをするかはユーザーの自由。
自分の解釈を乗せやすく遊びの幅が大きい設定というブキヤ版権プラモの特徴はしっかりと引き継いでいる。そもそも公式設定をガン無視しているユーザーも多いだろうし
ちなみにバトルメインではなく、メガミの華やかさを競うレギュレーションも存在するらしい(アマテラスレガリアの解説文等より)。

ちなみにこれらの設定解説はキットの取説等には記載されておらず、公式サイトに記述があるのみ。
上記のバトルポイントの画像を製作しダウンロードできるツールもあるため、興味があるならば覗いてみると良い。
またこの公式サイトには、からしいち氏によるWeb漫画「ウルトラ寿メガミクス」も掲載されている。


【ラインナップ一覧】


基本的にシリーズ初弾の発売順に記載。バリエキットについてはシリーズごとにまとめて記述する。

なお、ガレージキット類は二次創作アイテムであるという性質上当Wikiの利用規約に反する為、キットによって多少触れる程度に留め大々的には取り扱わない。興味のある方は各自で調べてほしい。ぶっちゃけ数が多すぎて仮に扱えても全部把握しきれないしな

※当Wikiのルールに則り、商品についての記述は「発売年月日の一週間後以降」にお願い致します



◆WISM

デザイナー:島田フミカネ

最初に世に出たメガミデバイス。WISM(ウィズム)とは「Woman's Imperial Space Marines(帝国婦人宇宙海兵隊)」の略称である。

全体的な特徴は彩度の低いカラーリングと主張の少ないシンプルなデザイン及び武装。
立体美少女モノのシリーズ初弾としてはいささか硬派なビジュアルだが、これはフミカネの「最初から派手にすると後から地味なのだしても売れない」という判断によるもの。
結果としてパーツ数が少なく組みやすい上、パチ組でも優秀な色分けが実現されている。

パッケージには二人のイラストが描かれているが何れのキットもいわゆるコンパチ仕様であり、アサルトかスカウト、あるいはスナイプかグラップルの選択式。
両方を組みたければ多々買いは必須である。

共通のオプションパーツとしてバックパックとヘルメットを備える。
武装モードのハンドパーツは手首部分が一体成型になっており、保持力に難あり。

初期の物は股関節軸のT字パーツや手首パーツがABS製で強度に不安があった。後のラインナップや再生産品ではPOM製になったほか、股関節パーツは形状にも若干の改良が加えられ破損しにくくなっている。
最初のメガミ故に最新のものと比べると見劣りする部分もあるが、だからこそというべきかアップグレードに挑戦するメガミマスターも少なくない。





◆SOL

デザイナー:黒星紅白
メカニックデザイナー:柳瀬敬之

WISMとは打って変わってキャラクター性の強いビジュアルのメガミ達。
SOL(ソル)は「Sonic Operation Lady」の略称で、その名の通り機動力に優れるという設定を有する。
因みに当初の読みは「エスオーエル」だった。

ともすれば堅い雰囲気のあったWISMから随分垢抜けたデザインとなり、メガミの人気向上に向けた導火線となった。
特に表情パターンはいずれのキットも評価が高い。

武装の合体ギミックを初搭載したシリーズで、ホーネット及びロードランナーを組み合わせる事でフルアーマーモードとなる。
片方は強制的に素体となるので、両方をフルアーマーで飾りたければやはり多々買いは必須。





朱羅(アスラ)

デザイナー:Nidy-2D-

メカニカルな中にも和の要素を感じさせるキット群。
SOLがメガミの人気に火をつけた導火線なら、こちらはそれを一気に爆発させた起爆剤とでもいうべきキット群である。
なんてったってデカい。すごくデカい。弓兵は特にデカい。あえて何処とは言わんが。

SOLシリーズ同様フルアーマーモードのギミックを備え、忍者と弓兵は武装を片方に集約させることでフルアーマーこと"侍"モードになる。その侍モードは忍者、弓兵どちらをベースにするかによって武装の配置が変わる。
武装モードのハンドパーツはWISM同様手首部分が一体成型になった仕様。

その色気全開のデザインからメガミ全体でも人気はトップクラスであり、ショップ限定でもない通常版に8000円近いプレミア値段が付いた時期もあるメガミの人気頭。
初回予約時に即効完売したのは勿論、ランペイジ発売のガレキに至っては予約開始から30分で売り切れるという珍事が引き起こった。

そしてバリエキットの影衣はコトブキヤ直営店限定品であるにも拘らず更にイカれた売れ方をした事で一部ユーザーの間ではある種の語り草になっている。
具体的には1次生産分が予約開始から数分で全滅*9、後に行われた2次生産分もやっぱり速攻全滅
当初の予定を変更して生産数を大幅に増やし、第3次生産分の受付を開始したものの、それでも数日で完売。おまけに「より多くのお客様に手に取って頂く為」という理由で1人1個までという購入制限が付けられる事態にまでなった。素体用と武装用で2個買いしようとした人たち涙目
当時のメガミは所謂「テンバイヤー」に目を付けられていた状況だったこともあって、ネットオークションでは一時30000円とかいうふざけた金額で取引された事も。
元々海外のイベント限定品だった物を直営店限定へと変更したという経緯があるため販売は一回こっきりなのでは?と多くのユーザーが予想していたが*10、2020年12月にめでたく再版された。

2024~25年にはアニメ二期で登場した六年後の朱羅シリーズ素体をBLOCK1.5Lに変更したシリーズ群が展開された。
フェイスパーツやメカ部分には互換性がある(後者はアダプターが付属する方針)ため、メカ部分をほぼ廃したシンプルな構成で販売される。
つまりバリエ元キットがあればフル装備バージョンが作れるってことだ!時期はずれるがちゃんとベースキットを再販もする辺りブキヤも分かっている。
流石にこちらは瞬殺ということはなくなっているが、いずれもロープライズのため逆に手に取りやすくなったと評判。

メガハウスの「デスクトップアーミー」にもコラボ枠として忍者及び弓兵が通常版、影衣、蒼衣、桜鬼で登場している。
こちら同様合体して侍モードになるほか、独自のギミックとしてサポートメカ「朱雀」が付属する。
また忍者の「桜鬼」仕様立体化はデスクトップアーミーのみ。





◆Chaos & Pretty

デザイナー:凪良

女児向けアパレルブランドメーカー「Chaos & Pretty」が展開する(という設定の)ファンシーなビジュアルのシリーズ。
しかしてその実態は、ファンシーとはかけ離れた様々な暴力的&近代的な兵装を操る本気(マジ)狩る魔砲少女達である。女児とは一体……。
略称は「カオプリ」。

素体モードの手足が素肌となっている初めてのキット群。足はギミックの都合でスネ部分にロール軸が追加されている。
クリア成型の魔法陣エフェクトパーツや[[魔法少女]]のくせにマズルフラッシュエフェクト、ブキヤキットとしては珍しくデカールではなくシールが付属する。
また本キット以降から手首と一体成型になった武器持ち手2種類が新規で付属し、簡易ベースはメガミデバイスのロゴが追加された物になった。
細かい部分で言うと、首部分が塗装済みパーツになっており輪状のパーツが挟まっているように見える。これによっていわゆる首長族感の軽減が図られているようだ。

イロモノの極みなキャラ付けに目が奪われがちだが、キットとしては癖が無く扱いやすい部類。
武装の組換え幅が広く、プレイバリューも高め。
いずれもBLOCK1.α系統なので作りとしては古さが否めない部分はあるが、MSGやBLOCK2で近代化改修を図るという楽しみ方もある。
真っ当に可愛いだけでなく一風変わった女の子を求めるなら買って損はないだろう。チェーンクロス周りで首輪もできるし

カラバリではなく別個体(キャラクター)として定義されている人数は6人(マジカルガール、ウィッチ、赤ずきん、アリス、グランマ、クイーンオブハート)と、メガミデバイスシリーズでは24年現在最多を誇る。





◆BULLET KNIGHTS

デザイナー:イセ川ヤスタカ

身の丈の三倍にも迫る長大な兵装を備える、騎士をモチーフとしたメガミ。
その長さはHMMゴジュラスキャノンをも上回り、ポージング、撮影は勿論ディスプレイにも頭を悩ませる逸品である。HMMゴジュラス・ジ・オーガやアルティメットガーディアンに比べりゃ屁でもないがな。ちなみにランサーの方がランチャーより僅かに長い。

パーツ分割の妙によって(というか割り切ったモナカ割構造にする事によって)サイズ比重量は軽いがそれでもそのまま保持するには無茶の極みなので背面のサブアームに接続される。また支えるための簡易スタンドがもう一つ付属。組み替える事でショートバレル及びライドモードにもなる。

頭部のボールジョイント受け部分が他のメガミより深くなっており、引き出す事で首の可動域を広げる事が出来るようになっている。
また武装に嵌合力の小さいパーツが多いため接着剤があると便利。特にスカートアーマー基部は無いと話にならないレベル。

共通装備としてラージシールド、スカートアーマー*13、エネルギーチューブが付属。エネルギーチューブはリード線内蔵でウネウネ動く。触手ではない、断じて

何気に朱羅に並ぶ立派なものをお持ちのシリーズでもある。
立派なものには首飾りをセットできるようになっており、これによって首回りのボリューム不足が軽減されている。





◆BULLET KNIGHTS EX

デザイナー:イセ川ヤスタカ

"M.S.Gを纏うという提案、再び"のキャッチコピーを掲げるバレットナイツの一部。
当項目では説明の煩雑化を避けるため「EX」を付けて区別している*14が、カテゴリ的にはバレットナイツに含まれるし、フェイスパーツもちゃんと互換性がある。

通常バレットナイツから特徴的だった長尺武装をオミットし、代わりにM.S.Gが追加。同じくM.S.Gを盛っていた九尾及び玉藻ノ前と比較するとコンパクトに纏まっている。日本の住宅事情にも優しい
ビジュアル的には派生というより別シリーズと考えた方が近いかもしれない。
またメガミデバイスM.S.Gからボトムパーツが先立って実装された。





皇巫(オウブ)

デザイナー:Nidy-2D-

「朱羅の後継機」というコンセプトで製作されたアイテム群。

元々は朱羅シリーズの派生型として設計されていた経緯を持つが、開発陣の「やっぱり新規設計しよう」という意見により計画を白紙に戻し(その時点で原型まで完成していたらしい)、それから約3年掛けて完全新規造形となったシリーズ。
これまでのシリーズの素体より大型化しており、全高が約20cmとなる。「スサノヲ」「アマテラス」の2機の開発が予告されており、2022年1月に「スサノヲ」の発売が決定した。
設定においてはメカ腕とメカ脚が「Accel Unleashed Vanguard (アクセル・アンリーシュド・ヴァンガード。略してAUV(オウブ))フレーム」と呼ばれるフレーム構造となっており、これに各種アーマーパーツを装着し、状況に応じて戦闘形態を組み替えて戦うことが特徴。





◆BUSTER DOLL

コンセプトデザイン:鳥山とりを
メカニックデザイン:たすく
キャラクターデザイン:パセリ

完全新規素体「BLOCK2」を採用した初のシリーズ。開発時名称は「X」シリーズで長らくその名称で呼ばれていた。

素体にBLOCK2を採用している以外の特徴として、「素体モード」、服飾パーツ(本シリーズでは学生服のような外面になっている)を付けた「コスモード」、アーマーパーツを付けた「ライトアーマー」、武装・アーマー全部盛りの「フルアーマー」と4つの形態を有することが挙げられる。
また、従来のメガミと違い武装は鳥山氏がコンセプトを作り、それを開発担当がブラッシュアップしていくという方式を採っている。
BUSTER DOLLシリーズについてはカスタム性を重視しており、ブロックトイ的な要素が非常に強い(殆どが単一パーツで、合わせ目消しをしなくても良いようになっているとのこと)。

元イラストが存在しない*16ので箱絵は実際のプラモの画像になっている。

全体的なプロポーションのバランスを鑑みてか、大型化の一途を辿っていた胸パーツについては総じて控えめにはなっている。タンクとパラディンはデカめだがそれでも朱羅辺りと比較すれば抑えられている。
最初に発表・発売された4体のスキンカラーはいずれもA相当だが、従来と比較して若干ながら色味が変わっている様子。従来のAと混ぜてもほぼ分からないレベルではあるが。





◆PUNI☆MOFU

デザイナー:BLADE

メガミデバイスの新素体モデル「Block2」の低身長サイズ「S型」を実現したシリーズ。
Block2の通常サイズ「M型」ですら一部タイトな設計にも関らず、更にその小型verでありながら完全な可動を成立させたブキヤの変態技術の結晶とも言えるモデル。
M型同様次世代メガミのエントリーモデルであり、S型素体普及のためのローンチモデルも兼ねている。そのため同様の「素体モード」「コスモード」の分類が存在する。
Block2の系譜という事で素体の構造自体はM型であるBUSTER DOLLに準じる部分も多いが、低身長素体という事で手足始め全体の頭身が下げられているだけでなく、プロポーションの一部が
言い訳無用の幼女そのものとなっており、新たな扉を開いたユーザーが続出した。
この機体に通じるものがあるのかも知れない。

実は純然たるメガミデバイスとしては初めて低身長素体を採用したキットとなっている(後述の低身長素体は全て「コラボキット」である)のだが、
どうもコトブキヤの中では「(特定の原作を持たない)低身長素体は要望の声が大きくても実際の購買にはつながらない(売れない)」というジンクスというか胸がデカくないと売れないというレッテルがあり中々投入に踏み切れなかった様子。
だが蓋を開けてみると1作目のマオ、2作目のトゥ共に文字通り飛ぶように売れ、(おそらく強引にねじ込んだと思われる*20)25年3月再販分に至っては最近のコトブキヤにしては珍しく公式・各種通販サイト共に瞬殺と言えるペースで予約満了となった。
「低身長素体は売れない」というジンクスを完全に払底せしめたシリーズになったといえるだろう。

こちらは装備も含めてBLADE氏デザインなので箱絵がイラストになっている。
バスタードールシリーズは表裏同じデザインでありこちらも使われているイラストは表裏で一緒なのだが、裏面にメガミのバトルポイントなどが記載されている。
BLADE氏イラストを全身映したいという欲望の産物らしいが、地味にバトルポイントなどを表示したパッケージは初。
ちなみに合計バトルポイントはちょっとだけBUSTER DOLLより高い。

25年にはBLOCK2-M素体を採用したBLADE先生デザインの新たなPUNI☆MOFUが発売予定。
BLOCK2-Mで「一旦手堅く置きにいった」とのことであるが、前述のエピソードを踏まえると色々意味深である。




◆アリス・ギア・アイギス


ピラミッド製作のスマホゲームアリス・ギア・アイギスとのコラボ商品で、登場キャラクターをメガミデバイスのフォーマットで立体化したもの。ナンバリングが「A○.1」となっている物はエーススーツを纏った「アナザーアクトレス」仕様での立体化となる。
実際メガミデバイス世界でのアリスギアはロングランセールスの人気コンテンツという設定があり、世界観にきっちり組み込まれている。
ちなみにアリスギアのキャラクターはfigmaでも立体化されている。

劇中での各々のプロポーションの違いを再現する為、構造はそのままにボディの造形がキットごとに異なるものとなっている事が特徴。
正に浅井氏とコアなアリスギアプレイヤーでもある鳥Pの熱意が存分に発揮された商品群となっている。金型を流用できるから楽が出来るんじゃなかったんですかヤダー!!
また基本的にどれも立体化を前提としていない(=ランナーによるパーツ分割を想定していない)デザインの為、デカールは勿論塗装済みパーツも多めに使われており、その甲斐あってパチ組でも色分けは高水準でなされている。
他メガミと比較して変わった分割になっているパーツも多い。塗装や合わせ目消しの際には難儀するかもしれない。
ゲーム内で浮遊している背面ギア類はクリアカラー成型のアームで接続される。まあこれは仕方ないか。

共通のオプションパーツとしてマズルフラッシュエフェクト(カオプリの物と同様)、スラスターエフェクト、上部を見上げやすくした構造の首パーツ、figmaと挿げ替えるための首パーツが付属。
またどのキットもゲーム内で使用できるプレゼントコードが封入されている。





◆武装神姫


長い時を経て復活したコナミの可動フィギュアブランド武装神姫とのコラボ。
コナミが企画を担当し、ブキヤがプラモでの立体化を担当するという関係である。

第一弾のエーデルワイス以降長らく音沙汰もなかったが、ついに全てのアーキタイプとも言える「天使型アーンヴァル」が現代版にリファインされ発売。
相方となる「悪魔型ストラーフ」も発売日が決定し、予約も開始された。





フレームアームズ・ガール


ま さ か の 自 社 版 権 美 少 女 プ ラ モ 同 士 で の コ ラ ボ レ ー シ ョ ン 。
FAガールを別フォーマットで立体化したキット自体はハンドスケールという前例があるが、流石にこの形を想像出来たユーザーは少ないだろう。ある意味究極の内輪ネタである。
というよりこのコラボ自体、下記の「バーゼラルド Animation Ver.」を販売するために仕組まれた節がある。

なおメガミデバイス作中でもFAガール及びFAは模型として存在している設定。
相変わらず本家とスピンアウトという関係で、アニメも放映されたらしい。
またFAパーツをメガミバトルに導入しているマスターもいる様子。多分ヘキサギア使ってるやつもいる

ちなみにどちらも自社版権ではあるのだが厳密にいうとアニメ版フレームアームズガールのコラボなので、版権的には少々ややこしい事になっている様子。




【メガミデバイス M.S.G】


M.S.Gの中でも、特にメガミの改装に特化させたキット群。またの名を「メガミ(M)サポート(S)グッズ(G)」。
その性質上、メガミ以外のキットに用いる事は一切想定されていない。デカールは他キットでも使えるが。

主に既存のキットを改修する目的で開発され、価格も1000円でおつりがくるように設定されている。
ただし汎用設計の為元キットの配色を完全再現という訳にはいかず、また造形の違いによりキットによっては組み込む際に削ったり軸のカットをしたりしないとうまくハマらないという事もある。
また専用設計となっているアリスギアシリーズには基本的に対応しておらず、組み合わせたいなら加工が必須となる。
カラーリングに関しては複数のパターンがあるため組み合わせる事である程度フォローは出来るが、基本的に中~上級者用のパーツ類。

ちなみにトップスとボトムスを組み込んだBLOCK1素体を、公式側ではBLOCK1.5素体と定義しているらしい。
BLOCK2が世に出た暁には彼女ら1.5組が反逆を起こすことになるとかならないとか。

以下ラインナップ。




◆01 トップスセット


スキンカラーA 、スキンカラーB、スキンカラーC、スキンカラーD、ホワイト、ブラックの6種類。定価900円(共通)。
発売月はスキンカラーA、スキンカラーB、ホワイトが2020年12月、ブラック、スキンカラーC、スキンカラーDが2021年7月。

新規設計となったメガミの上半身一式。
従来の物と比べ全体的にダウンサイジングされており(肩のボールジョイントパーツに関しては従来の物も付属)、全て組み込むと肩幅や首の長さが小さくなる。
胸部パーツはS、Mのサイズ違い2つが付属。既存キットとの互換性も健在。
ただし背中の3mm穴がオミットされているので、それを使う前提のキットであれば別途改造が必要になる。

肩のボールジョイントパーツにPOM製の物が追加された事と、ポロリしやすいパーツだった肩甲骨が肩部分と一体成型となっているのは大きなプラスポイントで、ブンドドの際の安定感が圧倒的に増している。



◆02 ボトムスセット


スキンカラーA 、スキンカラーB、スキンカラーC、スキンカラーD、ホワイト、ブラックの6種類。定価900円(共通)。
発売月はホワイト、スキンカラーA、スキンカラーBが2021年2月、ブラック、スキンカラーC、スキンカラーDが2021年8月。

こちらは新規造形の腰部パーツと爪先パーツのセット。
FAガールマテリアと似通った腰部構造であり、組み込む事で腰回りの可動域と肉付きの良さがアップ。
動かし方によっては人体のシルエットが大きく崩れるが、よりダイナミックなポーズをとらせる事が出来る。
爪先は安定感よりも造形美を追求した仕様で、ブーツタイプと素足タイプの二種類が付属。



◆アイデカールセット


BUSTER DOLL発売に合わせて展開されるアイデカールセット。第一弾は「ガンナー」用であり発売も同じく24年1月予定。
これまでFAガールやメガミといったガールキットのアイデカールはホビージャパンから出ていたが、メガミMSG名義で出るのはこれが初。
タンポ印刷は従来通り3パーツに施されはするのだが、BUSTER DOLLシリーズはメガミでは初の試みとして標準で無彩色のっぺりフェイスが3個付属するので、これを使ってガンナーの表情を増やしたりアイカラーを変えたりすることができる。
(逆に従来のメガミと違い、標準でアイデカールが付属しない)
また、のっぺりフェイス用ということで口のデカールも付いてくる。

PUNI★MOFU発売時にはPUNI★MOFU用のデカールセットも発売されている。
こちらはキットではシールでの対応となる脚のマーキング用のデカールもついてくる。

一方でBUSTER DOLL以降に出た1.5L忍者などは従来通りホビージャパンからアイデカールが出ている。
今のところ、アイデカールがキットに付属しない場合はMSGで同時に展開するという方針なのだろうか。



◆03 フェイスセット(朱羅用)


ありそうで(コトブキヤ特典以外では)なかった無彩色フェイスパーツの詰め合わせ。2024年2月発売予定。
朱羅用の「既存表情の無塗装フェイス」6つ、「(口の造形がない)のっぺりフェイス」3つ、そしてBLOCK2用コアアダプタパーツ2種の詰め合わせで、スキンカラーA、C、D(各1200円)の3種類が発売される。
BLOCK2用コアアダプタパーツはBUSTER DOLLの頭部(髪)に朱羅シリーズのフェイスパーツを取り付けられるというもので、本キットのフェイスパーツは勿論のこと、お手持ちの朱羅・皇巫シリーズのフェイスパーツを付けることもできる。
ただし、スキンカラーBは対応する朱羅が無いためかラインナップされていない。



◆04 フェイスセット(Chaos & Pretty用)


こちらはカオプリシリーズ用のフェイス詰め合わせ。2024年2月発売。
スキンカラーはA(マジカルガール、ウィッチ、グランマ、クイーンオブハート)、B(赤ずきん)、C(アリス)となっている。
こちらもカオプリに居ないスキンカラーDはラインナップされていない。

なお朱羅用もそうだが、BUSTER DOLL以降のコアアダプタは共通化される予定になってはいるものの、これを使うことで隙間や干渉が出る可能性は0ではないとのこと。
あくまで改造のベースパーツとして楽しんでほしいそうだ。



【番外】


コトブキヤが展開する版権キャラクタープラモの内、メガミデバイスとの互換性を打ち出している物を以下に記述していく。
あくまでキャラクタープラモであり、メガミデバイスとは別カテゴリの商品である事には留意(メガミデバイス M.S.Gにも対応していない)。



◇ジェネ (ステライノセントVer.)

デザイナー:Nidy-2D-

2019年12月発売。定価6000円。

スマホゲーム「ファンタシースターオンライン2 es」の人気キャラジェネを、ゲーム前半の衣装「ステライノセント」を纏った状態でプラモ化したもの。
メガミとは頭部、四肢との互換性を有している他、デザイナーが同じ朱羅とはフェイスパーツも自由に入れ替える事が出来る。

成型色は白、黒、ライトグリーン。
パッケージからして既に色気ありまくりであり、FAガールマテリアとはまた別ベクトルでレジに持ってくのに勇気がいるかもしれない。
元のデザインを知ってる人はすぐわかるが、朱羅以上に立派なものをお持ちである。
成型色は白、黒、差し色に緑。頭部の一房だけ緑色な髪の毛は塗装済みパーツで再現。
特徴的な巨乳に至ってはパーツ8つ・色分けは3色といった『どこに力入れてんだ!?』な有様である。
お尻はまさかの別パーツ構造で、下からみると一瞬「はいてない」ように見せるという大胆さ。しかし「二重のお尻」のような構造にも見えるため、足を動かすとちょっと不自然な造形になるのは気になるところかも。
このため、某大手掲示板では塗装などで不自然さをなくすような工夫を凝らし、実践したモデラ―が多数いる。詳細は各自検索で。

元の時点で細やかな配色となっている為パチ組だと結構な部分の色分けが足りない。元々プラモ化を想定していないデザインの為ある程度は仕方ない部分もあるが。
またスカートは完全固定であり足を動かせる範囲はかなり狭く、女の子座りもできない。
一応背中のマント状のパーツは外せるが。

武装は「フォシルトリクス」。本体同様元の造形、配色が複雑すぎるために、部分塗装をしないと見栄えは少々悪い。
フェイスパーツは通常左向き、右向き笑顔、ウインクの3種。

コトブキヤショップ購入特典はピンク成型の髪パーツとタンポ印刷無しのフェイスパーツ3つ。



◇ジェネ (ステラティアーズVer.)

デザイナー:Nidy-2D-

2020年6月発売。定価6000円。

上記ジェネの派生キットであり、ゲーム後半の衣装「ステラティアーズ」を纏う。
わざわざ「ステライノセントVer.」と表記されていた事もあって、本キットの販売は多くのユーザーから予想されていた。まあコトブキヤがアレだけで終わる訳もないし。

成型色はステライノセントと変わらず白、黒、ライトグリーン。
ただでさえ色気が凄かったステライノセントVer.から、更に布面積が減って痴女感が天元突破。スカートが短くなった事で可動域も広がっている。
胸部肌パーツの分割が中々凄まじい事になっており、一見の価値あり。実は髪の造形も若干変更されている。
一方で基本的な仕様や構造自体はステライノセントからそれほど変わっておらず、メガミとの互換性も健在。あと色が足りないのも同じ
また、右胸の肌色と服の境目は複雑な曲面という事もあってか、僅かな隙間ができやすい個体が多いとの報告がある。肌だった個所が元々黒系であるステライノセントではごまかせたが、ティアーズではそうもいかなかったようだ。

武装は赤メインにカラーリングが変更された「フォシルバウアー」。
フェイスパーツは微笑み顔、哀しみ顔、あわわ顔の3種。
更にピースサインのハンドパーツが追加で付属。ステライノセントのウインク顔と合わせれば2周年記念イラストでのポーズを再現できる。

コトブキヤショップ購入特典はフォシルトリクスの成型色をホワイトと無色クリアに変更した「フォシルトリクス モデラーズカラー」。

ちなみにこのステラティアーズの衣装、キャラクターデザイン初期案の時点で着用していた物なのだが、あんまりにも痴女すぎるので「いきなりこれはどうなん?」と突っ込まれ改めてステライノセントが描き下ろされたと言われている。
真偽のほどは不明だが、少なくともデザイン的な意味ではこちらの方が先に生まれているのは確か。

当然ながら両Verとも多くの店舗でほぼ瞬殺状態である。やはり胸か、胸なのか。



【その他】


プラキットではない純然たるフィギュアとしての立体品について述べる。
立体物でないアイテムとしてはアクリルフィギュアやスマホケースなどの雑貨が存在する。



◇完成品フィギュア 2/1 朱羅 忍者


2023年1月発売。定価25000円。

忍者がまさかの業界初(?)・スケール2倍で完成品フィギュア化。
スケール拡大にあたって新規ディテールが追加されているほか、巧みなポージングによってスタンドに立てて飾ってもよし、付属のクッションに寝かせて飾ってもよしの非常に素晴らしいデザインとなっている。

また、交換パーツのダメージ顔や破れたタイツ足に交換することで、くっ殺感あふれるシチュエーションにして楽しむことも可能。ともすればR18指定を食らいそうなものだが、このフィギュアは別に裸であったり、キャストオフできるわけではない。よって特に年齢指定がないので実際健全、いいね? アッハイ

後に弓兵の同スケールフィギュアも発売された他、「塗りたい」という要望が多かったからか一部除いて未塗装のモデラーズエディションも発売されている。



余談


  • FAガールとメガミの企画が同時に通った(らしい)のは前述した通りだが、後に鳥Pがぶっちゃけたところによるとメガミの企画が採用された意図は「FAガールがコケた時の為の保険」。
    そのどちらもブキヤを代表する人気コンテンツとなっている事は嬉しい誤算だろうか。

  • マシニーカ素体自体はブキヤではなく浅井氏がライセンスを習得している物でメガミデバイス限定の構造という訳ではなく、グッドスマイルカンパニーの「チトセリウム」、アルファマックスの「ダークアドヴェント」と他社の商品でも採用されている。
    ユーザー側の目線で言えば完全ではないにせよこれらとも互換性があるので改造時に融通が利きやすい。
    従ってマシニーカ素体はフリー版権ではなくあくまでメガミデバイスとして条件を満たせば二次創作活動の許可が下りる、という図式である。

  • WISMから素体のランナーを流用していると言っても流石に全てのパーツが使われているわけではなく、キットごとに様々な部位の素体余剰パーツが発生する。リデコ製品なら武装パーツのランナーも流用するので当然リデコ元のみに存在するパーツが余る。
    特にエーデルワイスはカラーリング再現の都合胴体可動部を構成するパーツが含まれるCランナーが2枚封入されている為、それまでのシリーズをすべて購入していれば余剰パーツだけで胴体を一つ練成できたりする。もちろんメガミM.S.Gを用いても良い。

  • 実際の商品展開と時代設定は連動しており、2016年の初リリース時は30年後の設定で2046年でスタートしたが、2020年からは2050年代に突入している。

  • バレットナイツランサーあたりまでは、発売直前に公式ブログにて鳥P直々のパチ組レビューが掲載されていた。いずれも非常に愛と遊び心とネタ溢れる記事となっており、これを見て購入を決めたユーザーも多いのではないだろうか。

  • 素体原型師とプロデューサーが同じ、近未来のバトルホビーという世界観設定等、コラボしたという事を抜きにしても武装神姫とは共通する要素が多く、メガミを神姫の精神的続編と捉えているユーザーは多い。
    加えて第1、2弾のデザイナー、Web漫画の作者が同じであり、以降の商品にも神姫に参加していたデザイナーがちょくちょく関わっている辺り、製作者側も分かってやっていると思われる。というかウルトラ寿メガミクスの内容がまんまヒブソウs(略



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最終更新:2025年03月04日 11:57

*1 元コナミ社員で武装神姫のプロデューサーを務めた事で知られる

*2 武装神姫で使用された「MMS素体」の生みの親であり、figmaにも関わった可動フィギュア制作の第一人者

*3 これらの事情もあって、メガミデバイスはコトブキヤ、浅井氏、鳥P(2021年9月まではランペイジ)の三者が版権を管理する少々特殊なコンテンツでもある

*4 厳密に言うとイナバウアーは足の技であり、荒川静香がやった上体を反らす動作は含まれないのだが

*5 主に初期の物。SOLラプター発売以降はフルアーマーモードを基準とした状態からのバリエーションキットも増えている。

*6 デザイナーのイセ川ヤスタカ氏が提示した表情案及び記載されていたコメントがそのまま採用されたもの。鳥P曰く「意味不明に面白かったから」との事。

*7 最近はガンプラにも水転写デカールを採用するケースが増えている

*8 コトブキヤ社員の野内秀彦氏と青木将利氏。メガミデバイスにおいてはそれぞれ企画と設計開発を担当している。

*9 しかも平日の昼間の出来事である

*10 2010年ごろのコトブキヤプラモの海外イベント限定販売品は直営店で手に入れる機会もあったが近年は国内販売されないこともあり、M.S.GのクリムゾンガーディアンやFAガールの紅白カラーのバーゼラルドなどは国内未販売になっておりそれらと同じ扱いになる可能性があった

*11 九尾の髪や忍者刀を構成するランナーが入っていない

*12 弓兵武装用、弓兵素体用、九尾武装用、九尾素体用

*13 デザインはそれぞれで異なる

*14 情報初公開時のパネルでBULLET KNIGHTS EXと紹介されていた

*15 但し砲身パーツは付属しない

*16 前述の通り、基礎が鳥山氏、武装がたすく氏、顔部分がパセリ氏が担当と従来のイラストから開発したシリーズとは異なる為。開発中のBLOCK2新弾も鳥山氏がコンセプトデザインを担当している。

*17 一応「たくさん作る時」専用の方法として紹介されてはいる。また手首ジョイントのゲートが切り出しやすくなっている

*18 逆に言うとパチ組でもほぼパッケージ通りの仕上がりになる。スカートの白ラインは塗装が必要だが

*19 マオ発売時に「(裏に機体情報を載せるのは)他のメガミでもやりたい」と鳥山Pが発言していた

*20 2024年末の生放送の時点では「再販検討中」という発言があった。コメント欄が大いに盛り上がったのは言うまでもなく、なんと年明け早々に再販が告知された

*21 猟兵型エーデルワイスも元々このゲームに登場する機体という触れ込みであり、アーケードゲーム「武装神姫バトルコンダクター」においてもキャラクター名義は武装神姫Rとはっきり書かれている

*22 その都合Nランナーがクリアブルー、クリアレッドの二種類封入されている為、クリアレッドのアームとクリアブルーの刀身が余剰パーツとして手に入る

*23 パッケージ自体はストライクラプターの方が僅かに大きかったりするが

*24 フレームアームズやヘキサギアでは5000円を超えたあたりから大判パッケージになる

*25 あくまで再現するためのパーツで、CSCの上に胸部装甲がある造りというわけではない

*26 ただし厳密に擦り合わせをしたわけではなく、ユーザー側で調整する事が前提