登録日:2020/02/18 (火) 04:03:40
更新日:2025/04/11 Fri 01:10:08
所要時間:約 ? 分で読めます
『湘南純愛組!』は藤沢とおるによる漫画作品。
目次
概要
「
週刊少年マガジン」で連載されていた漫画。
連載当初はギャグありのラブコメディ路線だったが、次第に男同士の熱い友情をテーマにしたハードなエピソードが描かれるようになったことで読者からの支持を集め、最終的にコミックス全三十巻の長期連載となった。
更に
アニメ化や
実写化にも恵まれた。
外伝に鬼爆の出会いを描いた『BAD COMPANY』、続編に主人公である鬼塚英吉の教師としての活躍を描いた『
GTO』がある。
あらすじ
地元のヤンキー達から「鬼爆コンビ」と恐れられる鬼塚英吉と弾間龍二は、一年生にして「不良の巣窟」と呼ばれる「極東高校」をシメていたが、度重なる暴力事件によりとうとう退学処分となってしまう。
涙ながらに見送る舎弟たちに、「これからもヤンキー街道まっしぐら!」と言い残し極東高校を去った二人。
今やオタク以下と女子から嫌われるヤンキーから足を洗い、「これからは恋愛街道まっしぐら!」のイケてる青春をエンジョイすべく、極東高校を自主退学した二人は、「脱童貞」を目標に転入先の「湘南辻堂高校」を舞台に恋に喧嘩に青春を謳歌していく。
登場人物
本作の主人公。通称「鬼の英吉」。
親友の弾間龍二と共に「鬼爆コンビ」と呼ばれ恐れられている。
喧嘩に強く友情にも厚い男で、中学時代には親友の弾間龍二と共に地元の暴走族である三代目「暴走天使」を潰したり、一年生にして「不良の巣窟」と呼ばれる「極東高校」をシメるなど数々の伝説を築いてきた。
だが、ある日雑誌で「ヤンキーは女にモテない」という記事を読み、ヤンキーから足を洗うため極東高校を自主退学した。
本作のもう一人の主人公。通称「爆弾龍二」
中学生の時に地元の中学に転校してきたことで英吉と出会い、成り行きから「鬼爆コンビ」と呼ばれるようになる。
喧嘩の実力は鬼塚とほぼ互角で、鬼塚と共に湘南に数々の伝説を築いてきた。
また、好きになった相手にはとことん優しいため、鬼塚とは違って女性にモテる。
最後まで童貞だった鬼塚と違い、中盤で目標だった「脱童貞」を達成した。
辻高のヤンキーグループの一人。
「鎌倉の狂犬」と恐れられており
「鬼爆コンビ」が辻高に転入してくるまで相棒の鎌田と共に辻高をシメていた。
英吉と龍二が辻高に転入した際は
「鬼爆狩り」と称して喧嘩を仕掛けるも、鬼塚にKOされてからは二人と行動を共にするようになる。
続編の『GTO』では警察官をしており、
スピンオフの『井の頭ガーゴイル』では主役に抜擢された。
辻高のヤンキーグループの一人。
冴島の相棒で共に
「鎌倉の狂犬」と恐れられている。
日米ハーフで、容貌が良いため冴島と違って女にモテモテ。
しかし、
殺人鬼的な容貌の冴島と常に行動を共にしているため、誰も彼に告白できずにいる。
英吉と龍二が辻高に転入した際は
「鬼爆狩り」と称して喧嘩を仕掛けるも、龍二にKOされてからは二人と行動を共にするようになる。
物語の中盤でギタリストとしての成功を夢見てアメリカに渡米した。
辻高のヤンキーグループの一人。
北海道からの転校生で特技はナンパ。
僅か数秒で初対面の女を口説き落とす超人的なナンパテクの持ち主。
彼女のストックは常時七人をキープしており、高校生にして体験人数は百人を超えている。
英吉と龍二に強引に弟子入りされ、以後二人と行動を共にするようになる。
辻高のヤンキーグループの一人。
タラコ唇とパンチパーマが特徴の気弱なヤンキーで、中学時代はいじめられっ子だった。
高校入学と同時に一念発起しヤンキーデビューするも、気弱な性格は治らず冴島にパシリにされていた。
しかし、英吉と龍二が辻高に転入してきたことでパシリから救われ、以後二人と行動を共にするようになる。
辻高のヤンキーグループの一人。
ヤンキーだが根は真面目な性格で、筋の通らない事には鬼塚や冴島相手でも反抗する。
中学時代は仲条の舎弟で側近だった。
英吉と龍二が辻高に転入してきてからは、二人と行動を共にするようになる。
クラスメイトの伊藤唯に惚れており、続編の『GTO』によると後に伊藤と「できちゃった結婚」したらしい。
辻高のヤンキーグループの一人。
鬼塚の中学時代の後輩で鬼塚を追って辻高に入学してきた。
中学時代は目の合った相手に片っ端から喧嘩を売って「メデューサ」と呼ばれ恐れられていた。
名を上げようと鬼塚に戦いを挑むも、その度に返り討ちに遭い、喧嘩を繰り返す中で徐々に鬼塚を慕うようになった。
顔に傷があり、この傷は幼い顔つきを鬼塚に指摘された際に自分で刻んだもの。
中学時代の仲間と「KT部隊」という暴走族を作っている。
鬼塚の幼馴染で本作のヒロイン。
年齢は鬼塚よりも一つ年下で鬼塚を追って辻高に入学してきた。
鬼塚からは妹分としか見られていなかったが、志乃美の方は昔から鬼塚のことが好きだった。
平塚「韋駄天」レディースのメンバーでもあり、「韋駄天」の三代目総長である武沢明と交際していたが、鬼塚への気持ちから武沢と別れ「韋駄天」を脱退した。
しかし、武沢と別れてからも素直になれず鬼塚との関係が進まなかった。
続編の『GTO』ではヘアメイクアーティストをしており、どうやら今でも鬼塚を一途に想い続けている模様。
辻高の女子生徒。
元々は英吉のことが好きだったが、最後は塚井と付き合うことになる。
続編の『GTO』によると後に塚井と「できちゃった結婚」したらしい。
弾間の恋人。
中学生の時に「暴走天使」の二代目総長である阿久津淳也に拉致監禁されレイプされたせいで二重人格に成る。
阿久津が少年院から出所した事で、もう一つの人格である「夜叉」に人格を奪われ弾間を襲撃した。
その際に阿久津に刺されるも一命を取り留めた。
退院後は阿久津が逮捕された事もあり弾間と正式に付き合い始めたが、両親に弾間との交際を禁止された事を切っ掛けに家出。
捨てられていたバスを家に改造して弾間と二人で共同生活を送るも、両親の策略で弾間と引き裂かれてしまう。
続編の『GTO』では大学院で心理学を学んでおり、弾間との交際も続いている模様。
長瀬渚のもう一つの人格。
自分を阿久津の恋人と思い込んでおり、阿久津を狂的なまでに愛している。
阿久津から少年院から出所するという知らせを受け、阿久津の命令で「暴走天使」を復活させた。
横須賀を拠点とするレディース
「炎舞踏」の総長。
趣味は
エロ本を見ながらの一人エッチ。
同じく横須賀に拠点を置く
「ブルーローズ」とは敵対関係にある。
「ブルーローズ」の幹部であるジョーイに勝利した鬼塚に惹かれ、一緒に「ヤリたい」と鬼塚を誘うが、その狙いは鬼塚を全国制覇のパートナーにすることだった。
しかし、鬼塚を口説いているところを志乃美に邪魔されてしまい志乃美とタイマンを張った。
容姿端麗にして家事全般が得意という才色兼備の女性。
以前は
「韋駄天」のメンバーだったが武沢に告白するもフラれてしまった。
カラオケボックスで逆ナンしたのを切っ掛けに鬼塚と付き合うが、どうやら色々と訳アリの模様。
実は性同一障害を抱えており、肉体的には男性。
湘南辻堂高校の女教師。
龍二が15歳の時に惚れ込み婚約までした。
二人で真夜中の教会で
結婚式を挙げるも、鮎美が教師であり年齢が24歳と離れていることから結婚までには至らなかった。
湘南辻堂高校の女教師。
元ヤンで若い頃は嘉手納が総長を務めていたレディース「パープルヘイズ」のメンバーだった。
親友の鮎美と沖縄に遊びに来ていた所を鬼塚と弾間にナンパされ、その際に鬼塚と肉体関係を持ちそうになるも未遂。
ヤクザの組長の一人娘で、騙された仕返しとしてホモのヤクザを刺客として送り込むなど教師としては破天荒な人物。
湘南辻堂高校の女教師。
元ヤンで若い頃はレディース「パープルヘイズ」の総長を務めていた。
現役時代は「峠の女王」の異名を持つ伝説的な走り屋であり、「ラストシグナルレース」で無敗を誇っていたが、事故により弟が植物状態になり、そのショックから現役を引退。
現在は弟の治療費を稼ぐため、辻高で教師を務める傍ら水商売をしている。
湘南で最も悪名高い「江ノ島商業高校」の現トップ。
一年生の時から江ノ商の頂点に君臨しており、「喧嘩屋」の異名で呼ばれている。
二年前の「第一次湘南戦争」の中心人物で、当時は「暴走天使」の江ノ島支部の支部長を務めていた。
鎌田の次の冴島の相方で、凶悪な外見とは裏腹にアニメ、フィギュア大好きの
オタク。
闘争は好まないが向かってくる相手には手加減なし。
打たれ強い塚井を一撃でKOするなどその強さはおそらく湘南純愛組一。
鎌田の弟。
見た目がハーフで綺麗なため女装をして男を惚れさせ、家に呼んでいい感じになったところで男の姿に戻り、相手を脅して金を取る一人美人局をしていた。
鬼塚相手に一人美人局を仕掛けたところ返り討ちに遭い、それを切っ掛けに鬼塚に惚れてしまう。
完全に目覚めてしまったようだ。
鮎美の元婚約者の弟。
鬼塚や弾間よりも一つ年上で二人が転校した後に極東高校に転入してきた。
極高をシメた後は極高の生徒を率いて辻高を襲撃した。
鮎美を拉致し人質にしたが、弾間に敗れ、少年院に収監された。
少年院で阿久津と知り合い、出所後はコンビを組んでいる。
続編の『GTO』では芸能事務所を経営している模様。
平塚「韋駄天」の三代目総長。
志乃美と交際していたが、志乃美は英吉のことが忘れられずふられてしまう。
志乃美をかけて英吉とタイマンを張るも勝てないとわかり、ケジメとして自分の腹にナイフを刺して死のうとした。
一命を取り留めた後は「韋駄天」を引退し電気屋で働いている。
「暴走天使」の初代総長。
中学時代の「鬼爆コンビ」の憧れの人物であり、二人のメンター的存在。
バイク事故で事故死しているため作中の時点では既に故人だが、現役時代は湘南でもナンバー1とされており「音速野郎」と呼ばれる伝説の男だった。
引退後の「暴走天使」が自身の理想から離れ狂暴化し、内乱の末自壊した事から「暴走天使を二度と暴走らせるな」という言葉と共に愛車であるZⅡと特攻服を鬼塚に託した。
「暴走天使」の二代目総長。
二年前の「第一次湘南戦争」で敵対していた神島を焼き殺そうとした事から少年院に収監されていたが、出所後に「暴走天使」を復活させ「第二次湘南戦争」を引き起こした。
最後は鬼塚とタイマン中に神島に腹を刺されて海に投げ出されるも、鬼塚に助けられ一命をとりとめる。
病院を退院した後は少年院に収監されていたが、神宮寺郁也の手引きで脱獄。
脱獄後は神宮寺とコンビを組んでいる。
中条と同じ江ノ商の学生で元
「暴走天使」の稲村支部の支部長。
現在は江ノ商の学生を中心に構成されている暴走族
「鎌倉騎兵」の総長を務めている。
二年前の
「第一次湘南戦争」の中心人物で阿久津に焼き殺されそうになってた経験があり、体中に火傷の跡がある。
このことから阿久津を深く憎悪しており、出所後に阿久津が
「暴走天使」を復活させた際は、阿久津への
復讐のため
「第二次湘南戦争」を引き起こした。
横須賀に拠点を置く暴走族
「ブルーローズ」の幹部。
バイク事故の影響で痛みを感じなくなっているため、喧嘩の際も恐怖を感じる事が無く、不死身の如き耐久力を持つ。
その無茶な喧嘩から横須賀では
「死に憧れる男」と呼ばれている。
しかし、鬼塚との
「最高速レース」で恐怖の感情を思い出し鬼塚に敗れた。
追記・修正お願いします。
- 漫画GTOの記事まだないんだな -- 名無しさん (2020-02-18 09:20:26)
- 鼻エンピツとか口電球とかヤクザ顔負けの痛い描写があったけど、マジで湘南はこうなの? -- 名無しさん (2020-02-19 11:10:26)
- 暴走族系の漫画は何故か湘南が舞台のが多いイメージがあるな -- 名無しさん (2020-02-20 18:51:36)
最終更新:2025年04月11日 01:10