以下彼女にまつわるストーリーの重大なネタバレを含むため、当該パレスクリア前の方は注意。
佐倉双葉!思い出せ!
自殺したのは、お前のせい。研究を邪魔したから
何故自殺だと思った
遺書…
そうだ。黒い服の大人に見せられた遺書だ。何が書いてあった?
わたしへの、恨み
お前は辛くて、ショックで、目をそらした。だが、黒い服の大人は、延々と読み上げた。大勢の親戚の前で
よく考えろ。あの遺書は本物か?本当に、大好きだったお母さんが書いたのか?
あんな酷いこと、一度でも言われたか?
――ない!わたしがワガママ言ったときは怒られたけど、優しかった!
ならばあの遺書は?
真っ赤な偽物だ!
お前は利用されたんだ!遺書を捏造し、死をなすり付け、幼い心を傷つけ踏みにじった!
怒れ!クズみたいな大人を許すな!
わたしが自分自身と…お母さんの死と、ちゃんと向き合わなかったせい!
なんでわたし、あんな事言われなきゃならなかったの!
…お前を否定するものは幻影。心なき者共が施した呪い
…元よりお前は知っていた。知っていながら怯えてきた
…そう、知ってた。でもわたし…
お前のせいで私は…!今度はお前が死ねッ!!
言われた通りお前は死ぬのか?
お前はどちらに従う?幻が吐く呪いの言葉か?お前自身の魂か?
お前のせいだ!全部!お前のッ!
わたしはもう、歪んだ上っ面なんかには騙されない…他人の声にも惑わされない…
自分の目と心を信じて、真実を見抜く。お前なんて、お母さんのわけない!腐った大人が創った偽物だっ!
ぜったい、ぜったいにっ…!許す、もんかっ!
登録日:2020/04/03 Fri 05:13:40
更新日:2026/08/15 Sat 02:07:39
ナビ/
佐倉双葉とは、『
ペルソナ5』シリーズの登場人物。ここでは彼女のペルソナについても記述する。
CV.
悠木碧
【双葉の概要】
明るい茶髪の超ロングストレートと大ぶちのメガネ、黒と赤のヘッドフォンがトレードマークの小柄な少女。一人称は「わたし」。担当コープは「隠者」。
生まれ持った天才的としか言いようのない頭脳とそこからくるプログラミング能力及びハッキング能力を活かし、怪盗団の情報戦担当を一手に担う。というか
リーダーの主人公、ブレーンの真と並ぶ生命線と言っても過言ではない。
かなりのネットオタクであり、仲間内との日常会話の随所にもネットスラングが入り混じる。
彼女は断じて母親を死に追いやってなどいない。そして、彼女の母も子供を死の理由に使うような親でもない。
項目冒頭の若葉に関する文章はほぼ全て、若葉の研究を悪用しようとした者達によってでっち上げられたまったくの大嘘である。
【来歴】
P5メインメンバーの例に漏れず家庭環境・境遇はかなりヘビー…どころか黒幕の陰謀に深くかかわるため、バックボーンの悲惨さという意味ではアイツと並びトップクラス。
物語開始以前からずっとその高すぎる能力(主に瞬間記憶能力)に起因する周囲からのいじめや、若葉の自殺(に見せかけられた精神暴走による殺害事件)を皮切りに彼女に降りかかった一連の災難が重度のトラウマとなっており、
彼女の認知は歪みに支配され、パレスを創り出し、それらが原因で幼い頃から極度の対人恐怖症や記憶障害、幻覚・幻聴に悩まされる。
しかも上述の通り若葉の遺産目当てで双葉を引き取った血縁上の叔父にあたる人物の家で受けた虐待同然の扱いも手伝って、部屋から一歩出ることすら困難な精神状態まで追い込まれてしまう。
結果、本当なら高校一年生となる年齢となっても学校に通えず、惣治郎に引き取られてからは引きこもりとなっていた。
ちなみにパレスの形はピラミッド──すなわち自分の墓である。
が、心の底では若葉の死が何者かによって企てられたものだと気付いていた双葉は「メジエド」と名乗り、ホワイトハッカーとして世界中の不正をハッキングで暴いていた。
しかし「メジエド」が正体不明の存在であるのをいいことに愉快犯や悪意を持ったハッカー達がメジエドの名を無断で悪用するようになり、ハッキングによって若葉の事件を探るのは困難となる。
それからも認知の歪みは酷くなり続け、精神疾患の症状はより重篤化。「生きる価値のない自分はこのままこの部屋のなかで死んでいくべきだ」という考えに囚われてしまう。
そんなとき、「歪んだ心を盗む」という「心の怪盗団」の存在、そしてそのリーダーが惣治郎が保護観察者をしている主人公であることを知り、若葉の研究資料を見ていたことで怪盗団の「改心」が認知訶学を扱ったものだと見抜く。
双葉は一縷の望みを懸け、既に世界的ハッカー集団として名を広めていたメジエドと怪盗団の対決に助力することを条件に、自身の「改心」を依頼することに。
当初は素性を隠し「アリババ」と「佐倉双葉」とは別人である風を装っていたものの、後にそれらが同一人物であることを見破られ、その過程でペルソナ能力に覚醒し怪盗団の一員となる。
それ以降は怪盗団や周囲の尽力で少しずつ外出や単独行動もこなせるように。彼女のコープは双葉の過去とそこから立ち直るためのリハビリが主。
少しでも怪盗団の皆の役に立とうと少しずつトラウマを克服していく過程で無自覚に主人公への恋心を獲得していく妹系ヒロインにどう向き合うかは、プレイヤーの君たち次第である。
…が、彼女を股がけする場合は覚悟の準備をしておくように。逆にここで動じなければ君こそ真の屋根ゴミだ!
本編終了後の
P5Sではしっかりと学校に通っている、とのこと。彼女もまた一歩踏み出せたようだ。
【特徴・性格】
橙色のロングヘアーに大きめのメガネ、それからヘッドフォンを身に着けている。好きな食べ物はカップ焼きそばと惣治郎の作るカレー(主人公のでも可)。
服装は緑や黒といった落ち着いた色のものを好んで着ているようで、怪盗服や後述のネクロノミコンにも表れている。
上記の通り、ハッキングなどネット関係には強く、更にはパレス攻略等の際に持ち込んでいるノートパソコンも自作のモノ。
スペックは非常に高く、ベンチマークもどれも高水準を叩きだす、らしい。
一目見ただけで情報を一瞬で記憶してしまえる瞬間記憶の持ち主であり、頭脳はかなりのもの。
ただしあまりに頭の回転が速すぎるゆえに周囲と会話のリズムが合わず、かねてよりコミュニケーションは苦手だった模様。
また今まで引きこもりだったこともあって体力面では特に弱い。
ペルソナ発現後は数日(プレイヤーの攻略速度によっては数週間)ぐらい寝込んでいたほどで、他にも大仕事があると終了後にそのまま眠ってしまうほど。
例えるなら、スペックこそ非常に高いが、電池切れも早いパソコンのようなもの。
また、双葉は至るところで、特に作業中は膝を曲げてしゃがんでいることが非常に多い。
椅子に座る際も普通に座ることは極稀。流石にちゃんと靴は脱いでいるが。
膝を抱えるように座りながら指を一本立て解説する姿はもはやお馴染み。
一部の人物に対してはあだ名で呼ぶことが多く、祐介は「おイナリ」、モルガナは普段からでも「モナ」、『PQ2』では
陽介の事は「ジュネス」真田の事は「ひこひこ」と呼んでいる。
育ての親でよき理解者でもある惣治郎のことはそのまま「そうじろう」と呼ぶ
が、コープで一度だけ「お父さん」と言ったことがある。
本編でジョーカー達に出会うまでは引きこもりだったことや上記の来歴のこともあり、警戒心が強いという訳ではないものの他人と話すことは非常に苦手。
知らない人や苦手な相手となると気を許した相手の陰に隠れてしまうこともしばしばで、酷いときは頭をすっぽり覆えるサイズのお面を被ることも。
但し自分の興味分野については非常に良く食らい付き、そのまま勢いで結構話せることが多い。
感情表現もまだ不慣れなのかやや不器用かつ人一倍激しく、世の中の「クズみたいな大人」の所業に憤慨・激昂したり、映画や他人の身の上話に号泣したりするのはもちろん普段から声にも表情にもよく出ている。
しかしそれらは根が優しく他者への共感能力が高い故であり、また怒るときは基本的に誰かを心配しているために怒ることが多い優しい子である。
【『ナビ』としての能力】
過去作で言うところの
風花や
りせちーと同じ情報支援タイプであり、直接戦闘には参加しない。
異世界での探索中は周囲の敵を感知してマップ全体に可視化したり、限定的とはいえ認知の書き換えによって異世界をハッキングして怪盗団を有利にしたり。
戦闘中は敵のスキャンはもちろん各種サポートスキルによってメンバーの能力を強化したりと八面六臂の活躍を見せる。
『P5R』では一定確率で総攻撃にも参加するようになり、その際は戦闘に参加していたメンバーのHPを回復してくれる。あと総攻撃フィニッシュ時のイラストがかわいい。
総攻撃フィニッシュ時のイラストがかわいい。「サラダ…バー!」
怪盗服はゲーミングPCよろしく各部ラインが発光する、深いグリーンを基調としたサイバーチックなもの。仮面も他とは違って暗視ゴーグルじみた大型の独特なデザインとなっている。
また、コードネームの由来は「勝利に導くナビゲーター」から。イセカイナビと被ってちょっとややこしい
当然といえば当然だがハッカーとしての手腕は異世界以上に現実で発揮され、盗聴・盗撮・遠隔操作はお手の物。
特に『P5S』ではその技術がジェイル内で度々頼られ、ハッキング中の双葉を守るため防衛戦イベントが何度か発生する。この時のみ双葉も事実上戦闘に参加するため装備を必要とする(ただし攻撃はしないので装備は防具とアクセサリーのみ)。
さらに学校に通っていない(というより通えない)立場を活かし、他のメンバーが学生として振舞っている間に改心対象周囲の情報収集もこなす。
モルガナや真の立てた作戦案に双葉のスキルが前提として盛り込まれていることも少なくなく、前述した通り怪盗団にとって必要不可欠の存在。特に終盤は大袈裟でなく双葉なしでは完全に詰んでいたため、他メンバーからの信頼は絶大。
【ペルソナ『ネクロノミコン』について】
【契約】…我は汝、汝は我。禁断の叡智は開かれた。いかなる謎も幻も、もはやお前を惑わせない
お願い、手伝って!あいつ、やっつける!
『隠者』のアルカナを持つ双葉のペルソナ。自身のパレス内で身勝手な大人たちに刷り込まれた「真実」ではなく、自分自身がその目で見てきた「真実」に向き合う覚悟を決め、同時に自分と母を利用した社会への怒りによって覚醒した。
そういう意味では『5』の「隠し持っていた社会や周囲への反逆の心」よりも『
4』の「抑圧してきた自分の本心」としてのペルソナに近く、覚醒の際の描写も他の怪盗団とは異なっている。
外見はナスカの地上絵やボイジャーのゴールデンレコードなどが各部に刻まれ、上部にガーゴイルが鎮座するサイバーパンクなアダムスキー型UFO、といった冒涜的な風貌。
また、下部からはぬるぬると蠢くクトゥルフチックな軟体生物の足が数本垂れ下がり、召喚時には双葉が巻き取られるようにしてネクロノミコン内部に格納される。
内部もやはり無数の文字列がそこらじゅうに流れており、そこにいる間双葉は無重力空間のようにある程度自由な体勢でいられる模様。
乗れるのは双葉一人で限界らしく、複数人を抱えて飛ぶ、といった事はできない。
また情報戦専門のペルソナであるため直接的な戦闘能力は無いが、総攻撃フィニッシュの演出では巨大な爆弾を投下しており、全く攻撃出来ない訳でも無い模様。
なお魔導書の名を持つペルソナがUFOの形状を取っている理由としては、SF愛好家である双葉は、広大な宇宙やネットの海には真理と呼ぶべきものが存在しており、ネクロノミコンのような禁断の叡智もその一端であるとして漠然と実在を信じているから、だとか。
双葉にとっては魔導書もUFOも一様に「この世界の真実へとつながるもの」として同義なのである。
ちなみに余談だが、他のメンバーのペルソナが歴史や伝説、物語において体制や社会に反逆したものたちがモチーフなのに対して創作神話の魔導書モチーフ、というのは一見して随分と浮いているようにも見える。
しかし、クトゥルフ神話の邪教団、魔術師、邪神に対してしばし用いられる形容詞の「冒涜的」には「既存の常識や触れたものの認識を大きく塗り替えかねないもの」というニュアンスが含まれているため、その意味ではしっかりと怪盗団のペルソナらしい反逆者といえるだろう。
ついでに「UFOは牛の内臓を盗むから泥棒枠」という説もある。
【余談】
- パレス主として司る大罪は「憤怒」。境遇を考えると、自らに向けた感情、そして母から向けられていたと思い込んでいた感情だろうか。
仮に彼女自身がパレスのボスとして立ちはだかった場合の名前は恐らく「サクラ・サタン・フタバ」だっただろう。サタンは隠者じゃなくて審判のペルソナだけどね。
- デザインが『Splatoon』のイカちゃんに似ていると言われることがあった。そのためか、
『スマブラSP』での双葉のスピリット戦ではイカちゃんのデフォカラーと対戦することになる。
ステージは砂漠をモチーフとした『いにしえっぽい王国』、ネクロノミコンをイメージした『ワイリーカプセル』と『ボス・ギャラガ』がサポートするというこだわりっぷり。
- 『スターオーシャン:アナムネシス』ではまさかのプレイアブル化。公式ではないが、ジョーカーと肩を並べて戦うナビの姿が見られるようになった。
何で戦えるようになったかというと「レプリゲーター(いわゆるガチャ)のメンテナンス中に何故かネクロノミコン(オーブ武器)が出てきてたから」という身も蓋もない理由。
一応「青オニギリことコロが遠隔操作で護ったり攻撃したり」というちゃんとした理由もある。
追記・修正しろ!腐りきった荒らしを許すな!