一角魚(デュエル・マスターズ)

登録日:2020/05/08 Fri 19:10:16
更新日:2024/05/30 Thu 11:38:47
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なわばりを荒らす者をけっして許さず、リヴァイアサンにすら襲いかかる。




《一角魚》はTCGデュエル・マスターズ及びDCGデュエル・マスターズ プレイスのクリーチャーである。


概要魚

一角魚(ユニコーン・フィッシュ) R 水文明 (4)
クリーチャー:フィッシュ 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
DM-01で登場したフィッシュ
最初期から登場しているにもかかわらず、今でも(ゲル・フィッシュを除けば)たった10体しか存在しない貴重な(?)フィッシュの一体。

そのフィッシュの中でもとりわけ使い勝手の良かった部類であり、現代でも稀に使われることもないわけではない。
要は相手クリーチャーのバウンスを行うクリーチャーであり、能力そのものは単純明快。
DM-01~DM-04までは、十分に活躍することが出来ていた。

主だった理由としては《アクア・サーファー》とスピードアタッカーの不在である。

《アクア・サーファー》が登場したのはDM-05。
それまではバウンスが出来て自身もアタッカーになりうる《一角魚》はバウンサーとしては一級品であった。
ちなみに今でも《アクア・サーファー》や《唸る鉄腕 ギリガザミ》《*/弐幻 ニャミバウン/*》と比較して低コストで召喚が出来る点では差別化が可能。
スパイラル・ゲート》の殿堂入りも追い風であろう。

そしてSAの登場もまたDM-05。
つまりそれまでは基本非進化は召喚酔いする奴らしかいないので、《一角魚》を出せば、無対策の相手は何も出来ずに終わることも珍しくなかった。
また進化クリーチャーも進化元が重い連中(アルカディアス様とかバロム様とか)が当時は多く、
出される前に進化元をバウンスしたり、出されても戻せば再召喚は困難であった。
しかしSA登場以降、戻そうがすぐに舞い戻ってきて殴られてしまうこともあり、《一角魚》では力不足に陥る羽目に。
それでも条件無しで1体戻すクリーチャーとしては現在でも軽い部類であり、使おうと思えば使えなくはないクリーチャーである。
ビートプランとして青単に入れてみてもいいかもしれない。

ちなみに漫画でも牛次郎が使用しているが、このときは自分の《アクア・ハルカス》をバウンスしている。
今ではセルフバウンスはセルフバウンス要員と言えるクリーチャーが十分揃っているので、
そのために《一角魚》を採用する事例はまあありえないだろうが、覚えておいて損はない。

デュエル・マスターズ プレイスでも第1弾から登場。
登場弾環境時点からスピードアタッカーが登場していることや、
光輪の精霊 ピカリエ》《地獄の門番 デスモーリー》といった軽めのコマンド進化元がいるためやや逆風気味。
それでも、時間稼ぎとしては非常に使いやすい。《スパイラル・ゲート》が実装されていないこともあり、採用できなくはない。
速攻寄りの青単ではバウンスで行動を遅らせつつ、殴り手となるクリーチャーを着地させられるので採用されやすい。
上記の《ピカリエ》も他のバウンスカードと合わせてバウンスし続ければ、そのまま押し切れることもある。
また、自分のクリーチャーは戻せなくなっている。

GS魚

一角魚 GS(ユニコーン・フィッシュ ジーエス) C 水文明 (4)
クリーチャー:フィッシュ 1000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」にて収録。過去クリーチャーがディスペクターレクスターズへと変わる中、《一角魚》はGS化となった。
スペックは《一角魚》にG・ストライクが付いたという性能。一見すると完全上位互換のGS化と錯覚するが、実はバウンスの適用範囲が相手のみで強制効果と弱体化している。

自軍のバウンスを考慮しない純粋な除去手段や防御網としてはこちらの方が役に立つが、cipの再利用やループなどのトリッキーな戦法を目論んでいるならば従来の《一角魚》(か後述の《封魔バルゾー》)を採用した方が良い。
また、強力なcipを持つクリーチャーや《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》のような選ばれると効果を発揮するカードが場にいる状況だと強制効果が足を引っ張ることも。

レアリティはコモンになっているため、レア設定で古いカードとなっている元ネタよりは初心者的に優しい。

2倍魚

二角魚(バイコーン・フィッシュ) UC 水文明 (4)
クリーチャー:フィッシュ 3000
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーが出た時、または離れた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
DM24-RP1 「王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン」にて収録。懐かしの種族たちが続々と復活する中で、フィッシュも復活を果たした。パワーが3000にまで上がったばかりか、S・トリガーを得た上に場から離れた時にもバウンスを行えるようになった。

関連魚

封魔バルゾー UC 水文明 (4)
クリーチャー:グランド・デビル 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
《一角魚》の相互互換。というかフィッシュの種族サポートが存在しないため事実上の上位互換。より種族が優秀なグランド・ドデビルとなっている。
しかし、《天使と悪魔の墳墓》という有名な同名カードメタもあるため、《一角魚》の出番がなくなったとは言いきれない。
なお、グランド・デビルは他の種族に寄生することで有名な種族であるが、
このバルゾーが寄生したのが、何を隠そう一角魚である。

ツネキン☆ゲームス R 水/自然文明 (4)
クリーチャー:トリックス/チームウェイブ 4000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
相手は、自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーをバトルゾーンに出す時、かわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
自然が増えた分、パワーが上がったクリーチャー。《一角魚》+《獣軍隊 ヤドック》といった印象。
ただ、こいつのバウンス能力は《一角魚》や《バルゾー》とことなり、自身の持つ踏み倒しメタの補完という側面が強い。
どういうことかというと、パワーが高く場持ちもいい踏み倒し要員だが、現代では4コストクリーチャーを出すのが間に合う頃には、
既に何かしら踏み倒されているのがザラなので、その間に合わなかったやつらをバウンスするのである。

余談魚

現実にも水生生物でイッカクという角の生えたものがいるが、クジラの仲間であり魚(フィッシュ)ではない。
バトルスピリッツでも《一角魚モノケロック》が存在するが、こちらの英名は『The Narwhal Monokerock』となっている。
だがデュエマのこいつは「ユニコーン・フィッシュ」と読むため、イッカク(ナーワル)ではない。



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最終更新:2024年05月30日 11:38