王来篇(デュエル・マスターズ)

登録日:2022/02/26 Sat 11:42:56
更新日:2025/02/04 Tue 13:29:50
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ディスペクターの目的は『超獣王来烈伝』に記された、我を含む12のクリーチャーを手に入れることだ。

12の力と『超獣王来烈伝』を手にした者が、歴史の支配者になるのだ。




王来篇とは、TCGデュエル・マスターズ」20番目のシリーズ。シンボルは「王来」。


エキスパンション

  • DMRP-17「王来篇 第1弾 王星伝説超動(レクスターズ・アンド・ディスペクター)
  • DMRP-18「王来篇 第2弾 禁時王の凶来(ミラクル・フォービドゥン)
  • DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜(エターナル・プレミアムズ)
  • DMRP-20「王来篇 第4弾 終末王龍大戦(ザ・キング・オブ・ジ・エンド)

概要

切札ジョーが主人公を務めるシリーズとしては5作目。読み方はシンプルに「おうらいへん」。
双極篇から続いて「編」ではなく「篇」なので、検索や筆記の際には注意。
通常エキスパンションのタイトルは覚醒編までのネーミングスタイルに戻っている。
対応アニメシリーズは『デュエル・マスターズ キング!

20周年記念シリーズとされており、DMの歴史という概念がコンセプトになっているシリーズである。
ただし、実際のDMの20周年は2022年5月ということで1年早く、実際の20周年シリーズは次シリーズの王来MAXが該当する。

新章までの主要種族が、背景ストーリー上では主役サイドに該当する種族という扱いにはなっている。
ただし、今作でメインとなるの特殊種族のレクスターズディスペクターディスタスの3種族であり、専用ギミックも用意されている。
また、新章以前の旧種族は十王篇で多少数を増やしていたが、本シリーズで完全に復権。新章以降の種族との複合クリーチャーも多数登場する。

レアリティは「」をイメージするキングマスターカードの続投や背景ストーリーの流れなどは、十王篇の地続きの続編としての性質が強い。
一方で20周年シリーズと言う事情もあり、新章~十王篇以前の歴代シリーズを連想させる小ネタが多く用意されている。

十王篇から連続した多色推奨のシリーズだが、今回は敵対色3色カードが強くプッシュされていることが特徴。
前シリーズとは異なって多色プッシュシリーズの流れに沿ってカードパワーがインフレをしている傾向だが、王来篇では低コストの3色カードが劇的にカードスペックが向上。一説には《天災 デドダム》が設定の基準になったからだとも。
また、通常ではその文明に存在しない種族による単色カードがいくつか登場するなど、不死鳥編エピソードシリーズなどで発生した文明シャッフルも見られる。

基本エキスパンションは4弾構成ではあるが、背景ストーリーは拡張エキスパンションであるDMEX-18「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」にて完結する。
特別弾で背景ストーリーを終える展開は前シリーズと同様の流れだが、DMEX-18は実質的な第5弾の位置としては扱われていない。

過去カードのリメイクやパラレルといったコンセプトはMtGにおける時のらせんブロックおよび「ドミナリア」、楔3色中心のカード構成はタルキールブロックおよび「イコリア」が原型になっていると思われる。
また、背景ストーリーにおける「未来の王」「敵対者が過去の英雄を侮辱した姿で英雄の力を使う」「過去の英雄の力を鎧として借りる」などの要素は、同じく20年を記念したとある特撮作品*1が元ネタの一つではないかという邪推もある。

評価

王来篇の展開直前から20周年記念特設サイトが開設され、広報や話題作りに非常に力の入った展開が行われた。
また、十王篇から引き続き新型コロナウイルスの感染拡大の影響下に置かれた中での商品展開となった。

大規模ルール改訂

2017年以来4年ぶりとなる大規模な裁定の変更が実施。2021年3月に主に進化などにおけるカードの構築についてのルール変更が行われた。
このルール改訂によって進化クリーチャーの退化が可能になったため、墓地退化系統のデッキの躍進や一部大型進化クリーチャーの中古市場価格の上昇などの余波が起きている。

以降も影響の大きなルール改訂が起きており、攻撃先変更能力やターン終了ステップに関する改訂が発生している。
特に王来篇のルール改訂において、発売時は明らかに想定していなかった形で《星龍の記憶》が無力に等しいカードと化したことについては大議論が起きた。

コンテンツの長期化によって裁定変更やルールの変更の激化が近年指摘されているが、王来篇もルール変更は激しかったと言えるだろう。
クリエイターズ・レターではそのような指摘は事実だと認めながらも、「何も考えずに無闇矢鱈に実施していたわけではありません」と釈明。
カードが増えに増えた結果、過去のルールと整合性の崩壊や取り扱いが難しくなりすぎている効果が増えすぎたため、慎重に検討を重ねた末にどうしても変更や整備が必要だと決断したと述べている。
ただし、「そういった経緯や変更の意図をこれまで詳しくユーザーに説明できていなかった」ということで謝罪している。

20thレア

20周年を記念した新たなレアリティが登場。かつてのウルトラゴールデンカードの後継枠的な存在。
歴代の人気カードが再録されたパターンとエキスパンションの新規カードが20thレア化したパターンが存在する。

再録カードは人気イラストレーターや漫画家とのコラボイラストとなっており、様々な著名人が参加した。
ブラック・ボックス・パックシリーズコラボ枠がそのまま基本エキスパンションに用意されたと言えば分かりやすいか。

イラストに箔押し加工が施されて希少性が上がった「20thSPレア」、更にその上として金色加工が施された「20thSPゴールドレア」という枠も登場。
特に20thSPゴールドレアは封入率が極めて低く設定されており、中古市場での価格は極めて高く取引されている。

コロコロレア

20thレアと同様、そちらもレアリティが登場。コロコロコミックの漫画家たちが祝闘するイラストが描かれている。呪文である《バースト・ワンショット》《ザ・ストロング・モモパワー》を除けば全てレクスターズである一方で、ディスタスディスペクターは1枚も収録されていない。
しかし問題としては封入率は1箱に3枚しか封入しておらず、中途半端な性能を持つカードが目立つどころかR以下止まり。そして追い打ちを掛けるように20周年トレジャーの登場によって廃止されるという悲しい末路になってしまった。

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン20thSPレア キャンペーン

特別仕様の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と特製アクリルのセットが貰えるというキャンペーンが展開された。
基本拡張パックのDMRP-17~DMRP-20にコードが刻印された特別なカードが20枚だけ存在し、カードの情報から当選者専用サイトにアクセスして引き換えという流れになる。
交換期間は各弾発売日から2年間と期限が定められている。コード情報が掲載されたカードは以下の表。

エキスパンション カード名
DMRP-17 《凶鬼20号 オメデット》
DMRP-18 《お宝発見!パーロックJr.》
DMRP-19 《幸運の伝道師ラッキーダ》
DMRP-20 《寅年の演上者 プージョ》

デュエマであそぼう!

初心者にルールを教えることを目的とした入門アプリとして無料ゲームが配信された。
対応機種はiOSとAndroidだが、後に遅れてNintendo Switch版も配信されている。
Switch版のみDMRP-17の一部カードが有料DLCとして販売された。

DCG版DMとして『デュエル・マスターズ プレイス』が展開されているが、原作TCGのルールを維持した販促用アプリとしてはドラゴン・サーガ期に配信された『エントリーゲート オブ ドラゴンサーガ』以来の配信。
家庭用ゲーム機のDMのゲームとしては、PlayStation2専用ソフトとして発売された『デュエル・マスターズ -邪封超龍転生-』以来16年ぶり。

ゲームシステムはデュエプレのシステムを流用しているが、TCG版とはルールが異なるデュエプレからTCG寄りに仕様を調整。
ただし、バトルゾーンや手札の上限数はデュエプレと同様の仕様で定められている。

ソロプレイでCPUの全難易度をクリアすると、引き換え実施店舗で《ボルシャック・大和・モモキング》が入手できる交換キャンペーンも行われた。

デュエチューブ

公式YouTubeチャンネルが2021年3月からYoutubeにて開設された。
公式関係者によるパック開封によるカード紹介や対戦動画がメインだが、アニメの見逃し配信や背景ストーリーの解説なども行われる。
DMを扱っている一般人Youtuberを「デュエチューバー」と名付けて積極的にコラボを行っているが、チャンネル登録者数を重視せずに多くのデュエチューバーが呼ばれている。

一方で発売直後だったDMBD-18「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」について「~◯◯を救いたい」ネタで動画を投稿するが、元々完成度で賛否分かれていたデッキを公式が発売直後に貶すとも解釈できる動きだったことから、激しい批判に晒されて炎上するなどの出来事も起きている。
また、カードの高騰が問題視される現状でYoutuberとコラボすることへの不信感の形成*2や、多くのYoutuberと安易に繋がることによる炎上の危険性*3、公式のソースが曖昧な背景ストーリー解説など問題点を指摘する声が多々ありデュエマどころかタカラトミーにおけるネットリテラシー問題でこのデュエチューブが度々話題に上げられがちである*4

総括

超天篇~十王篇ではゲーム環境の崩壊や商業面での不振などの苦戦が続き、新型コロナウイルスの流行などもあって危機感も少なからず出ていた。
そんな中で展開された王来篇は、20周年を記念作としてファンサービスを強く意識した商品展開を行い、古参ファンやかつてのプレイヤーの関心を呼んだ。
決算報告では本シリーズの好調が報告されており、久々に商業面でも高評価を得ることに成功した。
新型コロナウイルスの流行が収まらない社会情勢が続いて大会の実施にも苦労を強いられている状況に反し、全体的に盛況を見せたシリーズと言える。

一方、コレクション要素を意識した作りや社会事情なども影響して、ここ数年間で指摘されていた資産ゲーとしての性質は本シリーズで過激化。
一部カードの異常な高騰によってデッキ制作には歴代最高クラスの出費がユーザーに求められるようになり、「子供向けTCGなのに子供の資金力では遊びにくい」や「環境レベルで真剣に遊ぼうとしてもハードルが高すぎる」などの批判も目立った。
資産ゲー化については公式も次シリーズ以降の改善を目指しているとしているが、社会的な事情の問題や近年のユーザー層の性質*5などから解決は不可能・手遅れではないかと見る意見も出ている。

何にせよ、20周年という節目を迎えたDMの今後の動きには大きな注目が集まっているという状況である。

背景ストーリー

十王大戦」の末に鬼札覇王連合は壊滅、鬼札王国は龍頭星雲の向こう側に撤退したことで超獣世界平和が戻ってきた。
鬼札覇王連合の壊滅に貢献した勢力のキングマスターは各文明の代表者も兼ねることになった。
そんなある日、「世界をつなぐ柱」の根元がを発するという現象が確認される。

「世界をつなぐ柱」には「王来空間」が形成されており、緊急事態ということで一部を除いた各文明のマスターが揃う。
未来の王に選ばれた者しか侵入不可能な「王来空間」にはモモキングのみ侵入が許され、『超獣王来烈伝』という12体の「」と呼ばれてきたクリーチャーについて記されていた本が確認される。

『超獣王来烈伝』の存在が確認されたと同時期、代表者不在の各文明に正体不明の襲撃者「ディスペクター」が出現。
ディスペクターは超獣世界の歴史を作ってきた数多のクリーチャーが無理やり合体させられた種族であり、二つの命を持っていた。
モモキングは『超獣王来烈伝』を入手をするが、ディスペクターの目的はその本の入手であり、《ボルシャック・ドラゴン》以外の王は既にディスペクターに取り込まれたという。

超獣世界の歴史が書き換えられようとしている中、『超獣王来烈伝』の持つ世界の記憶に触れた者はディスペクターと化していない英雄と共同戦線を組んでレクスターズとしての力を覚醒。
レクスターズに手を貸す歴代のクリーチャーには、過去に世界を救った英雄もいれば、逆に超獣世界の平穏の破壊を企んだ者もいた。

ディスペクター側に存在する5体の王の襲来と「未来の王」の覚醒…。「王来大戦」と呼ばれる戦いの幕が開けた。

用語

12体の「王」と呼ばれてきたクリーチャーの名とその伝説が記されているという本。
決闘王以外の王の魂と肉体はディスペクター側に既に確保されてしまっている。

  • 王来空間
未来の王に選ばれた者しか入ることができない空間で、「世界をつなぐ柱」の根元に形成されていた。
他の各文明の代表者でも「王来空間」に入れない中、モモキングだけが入ることができた。
空間形成前から現代の一部のクリーチャーにもその存在は知られていた。

歴史の裏側に封じられたクリーチャーが集う空間。
この空間を巡ったモモキングは破壊衝動に襲われかけるが、最終的には歴史の裏側も歴史として受け止めた。
王来大戦の終了後は、戦いから解放された英雄たちのやすらぎの土地となっている。
後に《覚醒竜機ボルバルザークJr.》と共にカードとなって登場した。

鬼札覇王連合の撤退直後に世界へ侵略を仕掛けてきた集団。5つの勢力で構成される。
《龍魂珠》によって歴代のクリーチャーの肉体が無理矢理融合されたクリーチャーであり、合成元は意思の封じられた状態となっている。
2体のクリーチャーが合成されていることから命を2つ持ち、実際のゲームでは「EXライフ」能力により再現されている。

ディスペクター側として出現した種族。ディスペクター同様に歴代の英雄の肉体が悪用されているが、こちらは1体のみで合成されていない。
身体の構成で足りていない部分は陶器のようなもので補われており、ディスペクターのような高い生命力を持っていない。

各文明に襲撃を仕掛けてきたディスペクターの侵略と歴史の破壊に対抗するため、現代のクリーチャーと一部の過去の英雄の共闘から結成された勢力。
レクスターズとして加担している過去の英雄は歴代の主人公サイドの勢力だけではなく、悪役サイドのクリーチャーも見られる。
無理矢理肉体が使われている形のディスペクターとは異なり、魂の共鳴によって過去の英雄の力を鎧として得ている。

基本セット以前の原初の超獣世界の支配者として降臨していた5体のドラゴンの種族。「五龍神」や「五大龍神」とも呼ばれている。
出身地不明ながらも超獣世界の支配を行っていたが、「蒼狼」を中心としたオリジン勢力に敗れて封印されていた。

勢力別の動き

ジョーカーズ

「王来空間」への侵入に成功した《未来王龍 モモキング》を『超獣王来烈伝』を発見し、ディスペクターとの交戦に入る。
聖魔連結王 ドルファディロム》との戦いで《ボルシャック・ドラゴン》と共鳴したモモキングは、過去の英雄の魂を救う闘いの日々が始まった。
モモキングのモモダチも修行を行い、《緑神龍ディルガベジーダ》などとの共鳴に成功する。

禁時混成王 ドキンダンテXXII》との戦いで《聖霊王アルカディアス》と、《禁断竜王 Vol-Val-8》との戦いでは禁断の力をも手にする。
終末縫合王 ミカドレオ》との戦いでは《無双竜機ボルバルザーク》との共鳴を果たし、裏の歴史すらも歴史として肯定することになった。

しかし、12の王の魂を集める戦いは罠であり、ディスペクターを操るドラゴン・オーブの真の目的は原初の世界の支配者を使ったディスペクターの作成だった。
最悪のディスペクター《Volzeos-Balamord》との戦闘で圧倒される中、12の王の魂と限界まで共鳴することになる。

なお、今回ついに光と闇のジョーカーズが登場し、全文明のジョーカーズがそろった。

火文明

《爆龍皇 ダイナボルト》がリーダーに就任し、修行を積んでいた《“罰怒”ブランド》も火文明に帰還。
《フライパン・マウンテン》のが《龍炎鳳エターナル・フェニックス》のルーツと繋がっていることも判明する。
ダイナボルトやブランドの活躍により、《魔帝連結 ガイゼキアール》を初めとするディスペクターの襲来を返り討ちにした。

しかし、ドキンダンテの力で火文明に禁断の星が飛来して禁断爆発、復興したアチーチ・タウンが消し飛ばされてしまった。

闇文明

レクスターズの力を手に入れた《∞龍 ゲンムエンペラー》が強者の気配を感じて闇文明へと帰還。
そこで七王の円卓を破壊する《神龍連結 バラデスメタル》と交戦し、の力と無の力との衝突で闇文明そのものを崩壊しかねない状況になるが、バラデスメタルは撃破される。
そして、闇文明の深淵に眠る零番目の凶鬼が、ついに目覚める時が来そうでもあった。

その後、闇の七王がドキンダンテによって復活したオリジナル・ハートによってゴッドとして再臨。
新たな9体ゴッドが出現するが、同様にドキンダンテの現象で復活した《覇王ブラックモナーク》とイデア・フェニックスによって一瞬で消し飛ばされた。

戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》との戦いでは、ゲンムエンペラーと《テ・ラ・スザーク》による共闘が実現する。
五龍神の力が再臨した際には、覇王ブラックモナークも流石につまらんとも言ってられなくなったようだ

光文明

レクスターズと化した《「正義帝」》が名前を《「正義星帝」》と改称。
ディスペクターとの戦争に備えて軍勢を再編成を考え、直属の近衛兵団であるスティルナイツを編成する。

闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》の襲撃では、新たに結成された神聖十二神騎が本格参戦。
煌星龍 サッヴァーク》と「正義皇帝」の想いも共鳴し、《煌星の剣 レクスカリバー》が顕現したことで正義と正義の初の共同作業が展開される。

水文明

《キング・マニフェスト》はレクスターズと化した後、水文明の民を守る「ネ申」を自負。
同時期、武者修行のために水文明の各地を放浪していた《未来覇王 ググッピー》により、最果てにあるムートピアの村の近くで旧世代の研究施設の不穏な痕跡が確認される。

その後出現したドキンダンテによって世界を破滅させる12個のプログラムが同時に起動、水文明中のコンピューターが熱暴走したことであらゆる場所でリキッド・ピープルが蒸発する。

自然文明

ドキンダンテによってフィオナの森がとにかく燃えまくったり、バラギアラがゼニス化したりする。
後に十王大戦で撃破されていたガイアハザードが生還、かつての敵だった鬼札覇王連合と共同戦線を組む。
バラギアラもレクスターズ化し、《ディダノス <デスフェニ.Star>》と共に《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》を撃破した。

鬼札覇王連合

鬼ヶ覇王 ジャオウガ》及び鬼札王国を除いた各王国のマスターは獄鬼夜城の爆発で死亡したと思われていたが、実は生存していた。
レクスターズとして覚醒したキングマスター達は、ガイアハザードとの共闘で《零獄接続王 ロマノグリラ0世》を撃破した。

アウトレイジ

アウトレイジの主要人物のディスペクター化が進行した状況を受け、《不死帝 ブルース》の息子である《不死帝の黒玉 ジェット》によって《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》が蘇生。
テスタ・ロッサはドキンダンテの能力の影響によるオラクルが支配する世界の状況とディスペクターと化した《武闘将軍 カツキング》の姿に困惑する。
しかし、禁断竜王が出現した影響で暴走状態に入って弱体化した《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》を倒すことに成功した。

ところが、その後のテスタ・ロッサは戦友の《侵入する電脳者 アリス》や宿敵の《策士のイザナイ ゾロスター》がディスタス化している姿を目撃。
精神的に疲弊するテスタ・ロッサだったが、ググッピーとの出会いを経て同志としての関係を結ぶ。

ドラゴン・オーブ

ディスペクターやディスタスを生み出して世界に送り込んでいた今シリーズの黒幕。
かつてオリジンに敗れたファイブ・オリジン・ドラゴン(五龍神)の肉体をディスペクターとして融合した存在を作り、その力による「新世界」の創造を企む。
そして、ディスペクターのエネルギーからVolzeos-Balamordというディスペクターを誕生させる。

再び現れる最後の勢力

モモキングがVolzeos-Balamordにとどめをさしたその瞬間、Volzeos-Balamordの体を三つの眼が開いている赤い槍が貫いていた。
の向こう側からは、聞き覚えのある笑い声が聞こえてきた。



モモキングが勝利したことで、彼を支援していたボルシャックの拳にまた新たな闘いの歴史が刻まれた。
だが、モモキングが共鳴してきた歴史とは異なるらしい『鬼の王の歴史』という歴史は一体何なのだろうか?

そして、新たな闘いがすぐ始まる。



Wiki篭りが勝利したことで、アニヲタWiki(仮)の項目にまた新たな追記・修正の歴史が刻まれた。
そして、新たな追記・修正がすぐ始まる。

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最終更新:2025年02月04日 13:29

*1 厳密には20周年ではなく20作品記念。実際の年数は19年ほど。

*2 カードショップ運営者でもある一部のYoutuberや一般プレイヤーと公式が繋がることにより、裏でカードに関する情報が流されて市場の価格操作に関与できる可能性が生まれるという推論。邪推に近いと言えばそうなのだが近年ではデュエマに限らず多くのTCGでyoutuberがカード紹介→環境で結果を残したわけでもないのに高騰という流れが良くあり、過去には買い占めて値段を吊り上げた事例もあるだけに嫌うプレイヤーも多い。

*3 DMは過去に有名Youtuberとコラボ企画を進めていた最中でYoutuberが逮捕されたことで企画が自然消滅したという騒動が起きていた。また、デュエチューブ開設後もYoutuberとのコラボ企画直後に参加していたMtG系のYoutuberが賭博問題で炎上。この騒動もタイミングがほんの少しでもずれていた場合は、企画に支障が生じる可能性があったという事態も起こっている。

*4 前年の十王篇時期にタカラトミー公式アカウントがリカちゃん人形の件で炎上したばかりであり、上記の某youtuberの件では「タカラトミーは反省していない」という指摘が相次いだ

*5 どれだけ高額でも強ければ買うため、カードショップも値段を高く設定する、CSなどで優勝が報告されたカードは当日〜翌日にはフリマアプリで高額で売ろうとするなど。