邪藩牛次郎

登録日:2012/03/28 Wed 23:04:45
更新日:2024/04/07 Sun 18:00:57
所要時間:約 45 分で読めます


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邪藩 牛次郎(じゃぱん ぎゅうじろう)とは漫画デュエル・マスターズ」、およびアニメ「デュエル・マスターズ」の登場人物である。

CV.志賀克也

概要

元は白凰の仲間、『白い騎士団』のメンバー。
だが、当時の白凰が自分たちを練習台・駒としか見てない事もあり尊敬しておらず、むしろ白凰を倒そうとしていた。
最終的な目的は世界征服

『白い騎士団 四天衆』の3番手を務めることから実力は高い。
アニメのクロスでは勝舞や白凰、ミミらと同様に真のデュエリストに目覚めている。

顔が非常に老けており、ぶっちゃけおっさんのように見えるがまだ12歳の小学生。
IQ200(バトルアリーナ編からIQ400にパワーアップした)の天才を自称している。

また、低い身長がコンプレックスになっているため、自作のロボット「レッツデュエ郎DX」縮めて「デュエ郎」に乗っている。

主な使用デッキはMTG時代はヴァンガード・ルール*1の元、《スリヴァークイーン・ブラッドマザー》*2を軸として土地と呪文しか入れていない青単の「ドロー&ゴー」。
DMでは原作およびアニメのチャージまでは水単、クロスおよびクロスショックでは水闇火、または水闇の混色デッキ。
水文明中心でバウンスおよび除去とクリーチャーの大量展開を主軸にしたデッキを使う。

他には原作では火闇自然のサバイバー、およびチャージでは闇光自然のウェーブストライカーと水文明の入っていないデッキも使用している。




追記・修正お願いします。

俺のターン!
バザガジール・ドラゴンでとどめ!







さて、彼の紹介はこれで終わりではない。

彼の性格を簡潔に説明すると卑怯・卑屈・姑息・横暴なのである。

ラスボスザキラは正々堂々とした巨悪であるのに対し、牛次郎はどこまでもセコく身勝手な面が強く描写されている。

マジック、デュエマの実力はあるのだがとにかく性格が悪く自己中心的であり、どんな手を使ってでも白凰と勝舞を倒そうとする。

決闘者としての道を踏み外した不正行為は日常茶飯事であり、酷い時には人一人を殺しかけた事すらあった。

その為メインキャラの殆どから鼻摘まみ者扱いされており、特に努力によって同じ騎士団の四天衆に伸し上ったミミからは蛇蝎の如く嫌われている。


活躍

MTG時代

ミミが勝舞に倒された直後に初登場。
自らフードを脱ぎ、その姿を見せるが勝舞達に「老け顔」と言われ爆笑されてしまう。
それに腹を立てデュエルの中止を一方的に発言するも、勝舞から白凰への気持ちを伝えられ、ミミからも頭を下げられる。
それに対しミミに土下座を要求するが、本当にやって見せた事で狼狽え、あろうことか彼女のデッキを「負けたからゴミ」と罵った上腕ごと踏みつける真似をする。

勝舞は怒りに燃えつつデッキを組むが、あろうことか牛次郎は隠しカメラで勝舞のデッキを盗み見ていた。
気付いたミミがカメラを破壊した事で事なきを得る…と思いきや、予備の隠しカメラでしっかりデッキ内容を把握しており、ゴブリンに怒られるも防弾ガラス製の壁を展開して勝舞とのデュエルを妨害出来ないようにする。
尚、この試合は「自分に有利なルールを選んだ」として登場人物の批判の的になっているが、他の四天王も特別なルールを挑戦者に押し付けており、この場にいた中では少なくともミミは(特別なルールを選んだ事について)批判していなかったりする、白凰に至っては別のカードゲーム始めたしね。

かくして始まった勝舞とのデュエル、序盤こそ勝舞がヴァンガード・カードの《ミリー/Mirri》を活用した5色デッキに追い詰められライフが6点になってしまうものの、中盤からはドローゴーお得意の打ち消し戦法によってペースを握る。

そこからは自身のヴァンガード・カードである《スリヴァークイーン・ブラッドマザー》でスリヴァートークンを大量展開、肉の壁にすることでかつてスリヴァーデッキを使っていた勝舞に対し心理戦で有利に立つ。
ミミの口ぶりからしてかなりの間このデッキを使っていたようだが、それでは勝手に勝舞が相手のクリーチャーに思い入れを抱いて狼狽えているだけである

勝舞がライフ残り3点に追い込まれたところで勝舞の父・勝利を引き合いに出し、彼を「最低の決闘者」と罵る。
勝舞は怒りの余り切り札の《ウルザの激怒》をキッカー能力を発動出来ない状態で使用してしまい、まんまと《誤った指図/Misdirection》でそのコントロールを握る。

勝ち誇る牛次郎だったが、勝舞はまだ勝負を捨てておらず、自らもミリーの効果で《対抗呪文/Counterspell》を発動、《誤った指図》を打ち消しにかかる。
それすらも《撃退/Foil》で打ち消そうとするが、勝舞の手札ラスト1枚にあった最後の切り札、《蝕み/Undermine》で《撃退》を無効にされた上ライフを3点も失ってしまう。


結局残るのは、俺の《ウルザの激怒》1枚。


天才のお前ならわかるな、3引く3の答えが。


0べらら~~!!

青使いにはあるまじき、打ち消しミスによる敗北であった。
結果論だが《ウルザの激怒》をキッカー能力で使わせた上で《誤った指図》を撃っておけば、勝舞は完全に逆転の手段を無くしており、煽りを優先してしまった天才らしくない負け方である。

その後は病気の妹「まる子」がおり、勝ち続けて海外に行く事で手術を受けさせようとしていたと語るが、ミミからだとバッサリ捨てられた。
牛次郎よ、お前にはプライドがないのか…。
その後はデュエ郎でどこかへ飛び去って行った。

スピンオフ『切札勝舞はマジック・ザ・ギャザリングを使いつづける』ではDM時代の悪辣さがクローズアップ。
マルチ商法をMtGと絡めて展開し、見事に引っかかった勝舞と黒城に復讐戦を挑まれる。
結果、今度は打ち消されない呪文を本当に喰らって敗北した。
その後も動画サイトに商材の紹介動画をアップしたり、極道パロ回では警察役として出演、漁夫の利を狙おうとするなど子悪党らしい出番が続いた。
一方でデュエリスト達は皆、カードを手に入れる為にバイトしているのを明かされた回ではベビーシッターをしており、赤ちゃんに頬をつねられる一幕が…

DM時代

格納の通り、MTG時代は『しょうもない小悪党』程度で済んでいた、と言うか冷静に考えれば悪事とされる事柄の半数くらいが彼に非はないものであったが、
DMに移行してからのバトル・アリーナ編の白凰戦では完全に悪として覚醒してしまっている。

大会での初登場は勝舞達の予選突破直後。
冷酷だった頃の白凰を逆恨みしていたデュエリスト・黒柳が進化カードの前に呆気に取られていたところをデュエ郎で暴行を加え、デッキ内容を吐かせようとする。

本戦では2回戦で白凰と対戦する予定だったが、事故で怪我をしてしまい延期に、繰り上げで黒城対ミミの試合となった。

その日の夜のうちにホテルの白凰の部屋に潜り込み、「まともに戦っては勝てない」としてデッキを直接盗み見るも、余りの完成度に「対策しても勝てない」と諦めかけてしまう。

それでも次善の策を取るかのように、祭りの会場を設営しそこに白凰を呼び出しす。
このデュエルは白凰に対し「かつて自分達騎士団を駒としか見なかった事に対する復讐」として、
同じ四天衆の三国と愛善を人質として電流ベルトに縛り付け(この時点でカードゲームのルールどころか社会のルールすら守れていない)、
自分と白凰にもあるベルトを縛り付けてデュエルを強要する。
そのベルトは負けた方が爆発すると言う代物らしく、そして三国と愛善のベルトの電流はシールドが割られる度に威力が倍増してしまうと言う卑劣極まりない物であった。
更には自分のシールドをS・トリガーと入れ替えるなど、もはや決闘者としてのプライドを完全に捨て去った卑劣漢以外の何者でも無くなっていた。
三国と愛善は嘗て白凰が悪堕ちしてしまった理由である母親の死の事を話すも「デュエルで人の命が失われる訳無いだろ!」として作り話だと牛次郎は否定。まともに聞き入れてはくれなかった。

まあ「かつて自分達騎士団を駒としか見なかった事に対する復讐」というのは(読者的には)納得できる理由であり、
むしろそんなことをされたにもかかわらず未だに慕っている三人のほうが異常に見える読者も多かったのであるが。

アニメのチャージでは、「その話が事実だとするとこの場で白凰に勝っても自分が最強のデュエリストになれず計画が狂うから」という余りにも自己中心的な理由で否定している。(チャージではこのデュエルは一つでもシールドを壊せば牛次郎の勝ちというルールに牛次郎が変更を提案、白凰も受託している)
そして白凰も彼らを救う為、「アリーナ本戦でも辞退する」という条件付きで降参しようとするが勝舞の激励により「完全決闘」を宣言。
そして《ホーリー・スパーク》《風撃の求道者 ラ・バイル》と言ったカード達で圧倒し、終盤トリガーをすり替えられても《聖霊王アルカディアス》で封じ込め、勝利にこぎ着けたものの牛次郎をベルトから救おうとした白凰であったが…

以下ネタバレ注意










実は白凰に仕掛けていたベルトは、敗者では無く勝者の方が爆発するベルトだったのである。


これによって白凰は爆破され、意識不明の重体となった。
つまり、これまで白凰に対し圧倒されていたのも、最後にトリガーをミミらの眼中ですり替えたのも、実は全てわざとやった事(演技)だったのである。
よく考えてみれば白凰のデッキを事前に盗み見たのにもかかわらず圧倒されまくると言うのもおかしな話ではあったが。
そしてその行為は、ミミと前述通り弁解を求めていた三国、愛善からも牛次郎、殺す!!!と本気で殺意を買った。
誰もが「どうせ白凰が牛次郎をぶちのめすんだろ?」と言う展開を予想していた以上、ある意味牛次郎の大勝利とも言える非情な結末であった。

そして、その後は白凰の無念を晴らすべく勝舞が牛次郎とのデュエルに臨む。
この時Dr.ルートが白凰の伝言を捻じ曲げて勝舞に伝えた「その牛次郎とかいうガキを…殺せ。」
牛次郎は新カードの『サバイバー』を使用。速攻を捌き、スレイヤー化によって切り札の《バルキリー・ドラゴン》を破壊するなど、小細工なしで勝舞を圧倒した。
絶体絶命の状況まで追い込まれた勝舞だったが、最後は白凰のカードである《ホーリー・スパーク》に助けられ、牛次郎は上記の通り《バザガジール・ドラゴン》のトドメによって制裁された。

アニメ『チャージ』では、日を改めバトルアリーナの準決勝としてデュエルすることに。
こちらでは幽の催眠術により「大会中のデッキ交換は禁止」というルールを無視して幽から貰った【ウェーブストライカー】デッキで挑む。

試合中には幽の催眠術でれく太達含む観客全員を味方に付けるが、こちらでも白凰の《ホーリー・スパーク》で逆転、敗北する。

試合後、幽から見限られサバイバーデッキと共に与えられた「サバイバーの角」に生命力を吸い取られ死にかけたばかりか、根城にしていた廃工場にて鉄骨を落とされ、角こそ折れたもののデュエ郎が破壊されてしまい、ジョージと同じ部屋に幽閉されてしまう。
それでもめげずにデュエ郎を修理、手のひらサイズまで縮んだもものドリルを展開して壁に穴を開けたり飛行可能になったりとパワーアップを遂げ、決戦の場へ向かう。

勝舞対幽のデュエマでは、白凰やミミも勝舞の敗北を覚悟したタイミングで到着。
「何故天才の自分がアホの勝舞に負けるのか」と前置きした上で「勝舞はデュエルになると滅茶苦茶頭いい」とある意味彼を認めるかのような発言をした。

その後は悪事を幽に擦り付けようとするが、バケツマンの暴露で幽が本当は優しい事に気づいた観客からは相手にされず、逆に自らが悪事を擦り付けられる結果となり、会場から逃走した。

その後の外伝では未開の島にデュエ郎共々流れ着き、デュエ郎が勝手に自身のカードを持ち出して島民にデュエマを広めている様を見て怒り狂い、彼とデュエルを始める。
しっかり勝利しデュエ郎を壊してしまうが、すぐに修理して島民からカードを取り戻さずに島から出て行った。
カードの代金代わりに金品をありったけ盗んでいったが

原作ではここでフェードアウトするが、アニメでは小物の敵役として扱いやすいのか何度も再登場している。
『チャージ』では幽に悪事をしていた頃を思い出させ、「誰かが組んだデッキを使って負けたら幽は自分の物」という条件を付けた上でデュエルに持ち込む。
しかしミミ達に小細工を見抜かれ*3、デュエルにもデッキの制作者*4と回し方に気づいた幽が勝った。

『クロス』では、謎のロボット「茶番馬太郎」に変装して世界大会に参加、試合外で白凰に招待を明かしデュエル、《白騎士の聖霊王 HEAVEN》によって敗北するものの、祭りのやぐらの下敷きにすることで白凰に瀕死の重傷を負わせる。
その後の馬太郎としての勝舞とのデュエマも、虫型スパイカメラでデッキの盗み見ており、その「怒りのデュエマ」の前に敗北する。

『クロスショック』では二次予選終了後に勝舞と天地の前に現れる。
勝舞への復讐を果そうとするが、代わりに対戦を申し込んできた天地に対しては「ザコ」と完全に侮っており、デュエル自体も中盤までは完全に押していたが、それらも全て天地の演技に過ぎず敗北してしまった。

一方原作では、SX最終回の勝舞の葬儀には喪服を着て参列していた。
ライバルの死に思う所もあったのだろう。

デュエル・マスターズVS』ではゲスの極みのようなデュエリストの寄成ギョウの協力者として成人した姿で登場。
何故か頭部と下唇が肥大化、さらに鼻毛が出ているという異様なビジュアルに進化していた。

調合した毒をギョウに提供、結果ルシファーが瀕死の重傷を負う事となった。
その後も勝太に「カレーパンの味が感じられなくなる薬」、コジローに「匂いがわからなくなる薬」をギョウに依頼された事で盛ろうとしたり、彼の為に《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を入手してきたりと、復讐の範囲は切札兄弟にまで広がっている
最終的にはギョウが切札勝太に敗北したことを受け、謎の銃で勝太を襲撃しようとするも現れた勝舞の一撃で卒倒し退場したかに見えたが…

デュエマあれから劇場』では、普通のコンビニバイトとして働いている彼が描かれる。
かつて使っていた《シェル・ファクトリーγ》に使われる側に回った彼の悲哀が描かれる。

派生種

このような極悪非道なキャラではあるが、作者のお気に入りなのか或いはデュエマの世界観における絶対悪の見本として使いやすいからなのか、後に牛次郎の特徴を受け継ぐキャラが多数登場する。


  • シャチホコ
日本一ビクトリーなヤツ決定戦でリキシと共に対戦相手をあらゆる手段で徹底的に潰す卑怯者。
ヨーデルに恥ずかしい目に遭わせて戦意喪失させ、勝太のビクトリーモードを悪用して自分を有利な状況に仕立て上げ、更にはユウ&アツトのデュエルではシャチホコとリキシのそれぞれ手札にある除去呪文一枚をこっそりとすり替えて逆転勝利するイカサマ行為をした。
デッキは光闇火のコントロール気味のデッキで、切り札は《シャチホコ・GOLDENドラゴン

  • 亜部真理亜
牛次郎と似た容姿の勝太のクラスメイトで5年2組の学級委員。百獣レオを異常に好いている。
委員長キャラらしく何かと口出ししてくるが、牛次郎と違って悪人ではない。
漫画では独善的な面が強調されクラスを支配しようと目論んだこともあった。
一方アニメでは嫌味な要素は少なくなり、仕切り屋だが真面目な性格となっており、加えてワガママモードの巻き添えを食らう被害者キャラになっている。
漫画でも勝太に顔面を叩き割られたり、爆発で黒焦げになるなど散々な目に遭うことが多い。
噛ませ犬扱いされる機会も多いものの、デュエマの実力自体は勝太やレオが認めるほどに高い。
ただし、牛次郎が水文明を使っていたのに対し、彼女が愛用しているのは光文明である。
切り札も《光器パーフェクト・マドンナ》、『VSRF』での再登場時には《光器 パーフェクト・マリア》を使用していた。

  • 襟斗 偉色
牛次郎と似た容姿のモブキャラ。漫画では他人を見下すステレオタイプの嫌味系秀才キャラである。一方アニメ版では打って変わってベンちゃんも一目おく先輩で、相手の意見も真っ向から否定せずに受け入れれる度量もあるキャラであり、重度のアイドルオタクである事を除けばとても良い人である。

  • 孔明
自称・天才軍師。
ホカベンのデッキからカードを抜き取ったり、勝太とのデュエマでは引いたカードやシールドを隠していたカードと入れ替える等、卑怯且つ狡っからい手段を用いている。
もっとも、前者のカード抜き取りについては、引っ掛かる方にも問題があるとも言えるが。

  • 社長
デュエル・マスターズVSR』に登場する全てのデュエリストのリストラを目論むデュエマーランドの社長ロボでデュエリストの失踪など一連の事件の黒幕で本作のラスボス。
一見するとどこか抜けている飄々とした陽気な人物に見えるが、バサラには父親の形見のバイク、ルシファーには自らの命と自分にとって一番大切な物を賭けさせたデュエルを仕向け楽しみ、コジローの弟を人質に取りコジローと勝太を戦わせ、バサラ、ランボー、ハカセの配下の三幹部を危害を加えた上でリストラ(あまりにも負け過ぎた他の二人はともかく、バサラに関しては目付きが何だか反抗的な感じがするからという理不尽な理由を上げていた)
自身が作ったロボットで社長の事を誰よりも大切に思っているデュエマウス=忠次郎ですら自分の意に沿わないのならば洗脳、洗脳装置が壊れるとクビにした上で爆破しようとするなど
極めて非情な性格をしており、自分にとって邪魔な存在相手だと積極的に命をも奪おうとする卑劣漢。

一方、リストラした三幹部の代わりにFacefileで知り合い新三幹部に就任させたゾンさん(ゾンビ)やゲンちゃん(原始人)、チューやん(宇宙人)は色んな意味で人間社会のはみ出し者だった自分を認め拾ってくれた社長に心酔しており人望はある。
ゾンさんとは互いに性根が腐ったゲスということもあり親友とも呼べる仲で、後述のバサラから奪った《轟く侵略 レッドゾーン》はゾンさんに与えている。
また使用者がデュエルに負けた時に使用しているデュエリストごとこの世から消えてなくなる《伝説の禁断 ドキンダムX》の消滅を防ぐべくバサラと勝太のデュエルを爆破によって中断させ、バサラに重傷を負わせクビにした上に《ドキンダムX》だけでなく《レッドゾーン》まで盗み取る汚さも見せた。
その時の復讐をするべく社長の元に辿り着いたバサラとの戦いでは手首の中に隠したカードを使い、次にドローするカードに《アクア・スーパーエメラル》を仕込む、《夢の変形デュエランド》の特殊勝利条件を満たす7枚を仕込もうとする(未遂)などのイカサマを行うも、バサラには見事にばれ、またイカサマをするようだったら金属の腕を圧し折ると脅された上に迂闊なプレイングをして敗北。

正体は度重なる勝舞への敗北でデュエマが嫌いになり、世界を征服後、全てのデュエリストをデュエランドで踏み潰しデュエマをこの世界からなくし、憎き切札兄弟をダメ人間にするというひたすら回りくどい計画で復讐を成さんとしていた牛次郎本人であることが第44話で判明する
頭部の形状やデュエマーランドの建物の意匠、回想シーンで映った後ろ姿、さらに光文明使いのルシファーを敵視する理由に昔自分をいじめていた奴に似ている事を挙げる、そして何よりべららーと笑う事から多く視聴者にバレバレだった。
ただ遠隔操作ではなく本当に中に牛次郎が乗って操縦していたというのは予想外だったと言う声も。

デュエマ―ランド崩壊後はデパートの屋上やウグイス谷を拠点にしていたがギョウ、そして親友のゾンさんが敗れ、一人ぼっちになったことでデュエマーハカイツリーによる全ての人間のデュエマに関する記憶の抹殺に動き出す。
それがデュエマウスの尊い犠牲により失敗すると、今度はデュエマウスに変装して勝太たちに接触。勝太の友人たちを人質に取り正体を明かし、偽物であると最初から分かっていたが、それでもデュエマウスが生きていると信じたかった勝太の想いを嘲り踏み躙る。
さらに、牛次郎のシールドが一つ壊れる度に人質一人を爆破し、勝太が負けても人質は爆破すると言うという白凰戦以上に非道極まりない『ドキドキ人質ボッカンデュエル』を勝太に強要(しかも先述の部分に関してはぶっちゃけを爆破するまで勝太に伝えなかった)。
人質を取られシールドを壊せない勝太を追い詰めるも、デュエマウスが勝太に託した《完全防御革命》で《ギュウジン丸》のエクストラウィンを無効化され、人質は最初に爆破された黒い人…ことぶっちゃけに救出され敗れた。
その後、涙を流して悔しさを露にしたところで勝太に負けたら終わりじゃない。またデュエマをやろうと諭され、デュエマウスの幻を追いその場を去っていった。

エピローグではデュエマウスを修理し、彼に謝り本当は楽しくデュエマをしたかっただけという本音を話す。
そして、牛次郎が記憶を失ったデュエマウスに出した最初の命令、それはみんなとデュエマする事だった。
しかし、やはりというか何というか、デュエマウスにはしっかり時限爆弾を付けさせており、彼が勝太と再会、そしてカレーパンによって記憶を取り戻しじゃれついたところで爆破。
大人の汚さと牛次郎はやっぱり牛次郎というところを見せたところでVSRは大団円を迎える

原作以上の逆恨みによって歪み切った極悪非道っぷりを見せた一方で、自らを友と慕う新三幹部の事は牛次郎も大切な友達だと思っており、ゾンさんが成仏した際には激しく慟哭し、
一度はクビにし爆破したデュエマウスに対しても回想では彼にデュエマを教え、共にデュエルを楽しみ、デュエマウスがデュエマーハカイツリーを破壊するために自爆して大破した際には口では無理した笑い声を出しつつ、「馬鹿な奴だ」と罵りながらも深く悲しんでいる様子も見せるなど、
哀愁も感じさせる深みのあるキャラクターになっており、勝太も牛次郎にデュエマが好きだったころの心を取り戻してほしいと願うデュエマウスの想いを引き継ぎ、牛次郎を倒すではなく、救うために戦い
彼にデュエマに負けた時の悔しさ、そしてデュエマの楽しさを思い出させることができた。

ホカベン戦では《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などの殿堂入りカード満載の五色デッキ、バサラ戦では水単に《目的不明の作戦》で踏み倒して唱えるための《英知と追撃の宝剣》を入れた《夢の変形デュエランド》でのエクストラウィン狙いのデッキを使った。
デュエマウス戦、および勝太戦では《伝説の正体 ギュウジン丸》を切り札とした青単にやはり《ホーガン・ブラスター》や《正体不明》で踏み倒して召喚するための《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を投入したデッキを使う。

眼鏡をかけている他、四天王ポジの組織の一員、卑怯な手を使うなど共通点も多い。
しかし使用するのは自然文明で、切り札も《首領竜 ゴルファンタジスタ》。

  • 《アクア・ベララー》
DM-28で登場した軽量のリキッド・ピープル。場に出た時に自分か相手のデッキの一番上を見て、それを任意でデッキの一番下に置けると言う中々強力な水文明クリーチャー。
名前を見て分かる通り、牛次郎がこのクリーチャーのモデルになっている。能力も恐らくは牛次郎が勝舞や白凰のデッキを盗み見しようとしていたことに因んでいる物だと思われる。
アニメクロスとクロスショックでは牛次郎が実際にこのカードを使用した。

DMR-18から登場した水文明の種族。《正体不明》や《完全不明》の中に乗っている謎のクリーチャーの容姿が牛次郎に酷似しており、VSRでは社長=牛次郎の切り札の一つとして《正体不明》や《完全不明》を使っている

DMR-20から登場した水文明の種族で???の正体であり、革命編の背景ストーリーの黒幕。《正体不明》や《完全不明の》中の人である《伝説の正体 ギュウジン丸》は名前の通り牛次郎をモチーフとしたクリーチャーで、《夢の変形デュエランド》や《夢の兵器デュエ郎》は牛次郎が原作やアニメで作ったロボットそのものである。
VSRでは当然牛次郎がこの種族を使っている。

  • 鉄牛
かつておはスタで放送されていたコーナードラマ「男番長のデュエル一直線」に登場。鉄拳王がおはスタ番長にデュエルを挑んだ時の名前。
牛次郎が使っていた水単のデッキを使用する為「鉄」拳+「牛」次郎で鉄牛と名乗った。それ以外は普通の鉄拳王である

  • 牛次郎校長
GBAのゲーム「絶体絶命でんぢゃらすじーさん泣きの一回絶対服従ばいおれんす校長ワガハイが一番エラいんじゃい!」に登場した隠し形態。
校長が牛次郎の乗っているロボットに変身した姿。搭乗者は牛次郎本人である。


余談

一時的に不亞幽とは仲間のような関係であり、その際、幽からは「ダーリン」と呼ばれていた。

爆発しろ、牛次郎。

もっとも、牛次郎の敗北でかねてよりの計画が頓挫するとあっさりこの関係は断ち切られてしまったのだが。


革命編の最終弾に当たるDMR-20のパックのパッケージにはこの時点の主人公である勝太を差し置いて、彼の姿がルシファーとともに描かれている。
CMでも、やはり勝太を差し置いてルシファーと共にナレーションを行った。

読者(特に連載当時の子供達)からの人気は無く(逆の意味では大人気であるが)、
人気投票ではわずか一票で最下位という結果だった(しかもその一票も自分で入れていたと言われる始末)。
一方で試合内容の派手さなどからデュエルそのもの評価は高く、MtG時代での試合で始めてアンケート1位を取れたと作者は後に語っている。
後世での出番もあってか、デュエプレで行われたキャラ人気投票では30位を獲得。
ある意味では黒城たちよりもキャラが立っていると言えなくもないか。

ちなみに前述の白凰戦終了の際、Dr.ルートも勝舞に「牛次郎を殺せ」と言っている。
その言葉に対し、勝舞も「言われなくてもそのつもりだ」と返すなど、お互いあまり主人公サイドらしくない発言をしていたりする。
単行本ではDr.の医者としての、及び勝舞の大好きなデュエルで人の命を奪う事だけは出来ないと言う主人公としての名誉及びプライドに関わる問題もあったため、「牛次郎を潰せ」というセリフに変わっている。

牛次郎「最初の命令!”皆と”追記・修正するんだ!!」

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最終更新:2024年04月07日 18:00

*1 ヴァンガードという、プレイヤーに様々な効果をもたらす特殊なカードを互いに一枚選んでデュエルするという遊び方。当然ながら「カードファイト!!ヴァンガード」の事ではない。

*2 と漫画では書かれているが、正しくは《スリヴァークイーン・ブルードマザー/Sliver Queen, Brood Mother》)Brood=雛、卵であり Blood=血 ではない。

*3 ミミ達が陰口をたたいているように見せかけたが、実際には幽が改心する前のバトルアリーナ開催中に録音したテープだった、またそれを再生していた偽バケツマンもロボにそれっぽいバケツをかぶせただけの代物だった

*4 当時幼児退行していた白凰