バフラヴァーン(黒白のアヴェスター)

登録日:2020/05/29 Fri 23:10:00
更新日:2020/06/27 Sat 10:04:02
所要時間:約 5 分で読めます








本気を出せよ。この程度で俺を殺せると思っているのか

俺は最初から本気だぞ。更なる上を見せてくれ

いいぞ、おまえは素晴らしい よくそこまで練り上げた。おまえのような者がいるからこそ、この遊びは面白い


さあ、やろうか。俺とおまえのどちらが強い?



黒白のアヴェスター』の登場人物。


プロフィール

種族:不明
性別:男性
身長:不明
体重:不明
二つ名:暴窮飛蝗(ぼうきゅうひこう)
魔王序列:三位
所在地:不明


戒律1:『殲くし滅ぼす無尽の暴窮(ハザフ・ルマ)
戒律2:???


概要

善なる義者(アシャワン)と敵対する悪なる不義者(ドルグワント)の頂点に君臨する絶対悪、『七大魔王』の一角。
善の殿堂『聖王領(ワフマン・ヤシュト)』による序列は三位。与えられた異名は『暴窮飛蝗』
司る悪性は『暴性』。


二メートルを超えた筋骨隆々の体躯の、緋色の瞳に灼炎のごとき烈しい髪を持つ大男。
出会う者全てを倒して、星を幾つも滅ぼす天災を巻き起こしているため序列三位と認定された。


人物像

「この世のすべてと戦い、倒し、最後に残った者が最強である」という子供じみた狂気の野望を掲げて宇宙を渡り歩き、破壊と殺戮を繰り返して自分以外の全てを絶滅させんとする傍迷惑極まりない宇宙最悪の脳筋(バカ)

その思想の前には老若男女も不義者も義者も関係ない。
出会い、目が合い、俺とおまえはここにいると、謳いあげたからには不倶戴天。
バフラヴァーンとの相互認識を行なってしまえば最後、例え無力な赤子や草木、昆虫であろうとバフラヴァーンの全力の一撃によって滅殺される。
勇者ワルフラーンといった例外を除けばバフラヴァーン以後の七大魔王の交代は、バフラヴァーンに殺害されてしまったケースが約9割を占めるらしい。


超が付くほどの度し難い戦闘狂だが同時に「最強」を目指す戦闘者にして求道者としての顔を持つ。
強敵と判断した相手には義者であろうと最大限の敬意を払い、強敵の記憶は胸に留める真摯な一面を持つ一方で、あくまで殺した相手の存在は自分の勲章(=踏み台) の一つとしか考えていない。
「振り返らず、立ち止まらず、前だけを見据えていくのが自分の道」と考える前向きでポジティブながらも残酷な男。

脳筋なのは間違っていないが、同時に自身の戒律には忠実かつ真摯であり、自身の知覚圏外にいる者に対しては手出しするようなことは一切しない。
中々戦う相手がいない場合や戦おうと思っていた相手を横取りされた場合は拗ねたり寂しがる子供っぽい一面もある。
また見方によっては臆病とも取れる配下2人の付かず離れずの修行内容についても「彼らの再戦における必勝を期した決意表明」と考え許容。
彼ら2人を対等なライバルと捉えた上で放任し、さながらチャンピオンの如く泰然と構えて2人が再び挑んでくる瞬間を楽しみに待つ度量の深さも垣間見せる。


負けん気も非常に強く、彼の前では「戦う相手がいない」という暇や退屈といった概念すらも等しく「挑み乗り越えるべき相手」でしかない。

無駄だと?ならば俺は、無駄(ソレ)に勝たねばならん

退屈(ソレ)に勝つ。何が相手でも俺は負けん

という無茶苦茶にして荒唐無稽極まりない宣言が彼の狂気と破綻ぶりを表していると言っても過言ではない。


経歴

1800年前に生まれた時から現在までその信念をもとに殺戮を続け、やがて1000年以上もの期間魔王の地位についている怪物。
七百年前にはクワルナフとも戦っており、決着が着かずに今に至っている。
また、数百年前にはザリチェードタルヴィードと対戦し、両者を破っているが殺し切れなかったりと出会えば即殺害とまでは至っていない。


戦闘能力

戦闘経験は魔王の中でも抜きん出ており、誕生したその時から一瞬たりとも休まず戦闘力が増し続けている。
規格外の我力の使い手で単純な物理的な攻撃力、つまり殴っただけで相手を原子レベルにまで分解し、拳を固めれば星すら潰す握力が込められる。
バフラヴァーンの内部には中性子星を超えるエネルギーが渦巻いており、聖王領を始めとする人類が居住可能な星に比べ表面重力は数千億倍という環境下でも耐えられる。
超新星の星霊スプンタ・マンユの余波で恒星が生涯で生むエネルギー量を上回り、数万光年先にある星すら壊滅させて、瞬間的にブラックホールすら踏み砕く全力の突進を受けても原型を保ち、一撃でその身に恒星級の質量を有しているスプンタ・マンユを倒している。

しかし真の恐ろしさは「現状において全生物の頂点」と言わしめる精神力から生まれる常軌を逸した成長速度。
敗色濃厚な戦況は覚醒を促す起爆剤にしかならず、自身の戒律の効果も合わさり持久戦は悪手中の悪手。
少し前までは有利になり得えた戦法すら僅かな短時間の間に克服し、それを上回る強さを得て天井知らずに強くなる
攻略手段で有効なのは成長・進化される前に一撃で確実に仕留めることだが至難を極める行為である。

会合では銀河破壊級のクワルナフ以上の強さとされるナダレを一度は倒している。(その後復活したが)


戒律は複数保有していることが明らかにされている。
『殲くし滅ぼす無尽の暴窮』だけでも凶悪な代物なのだが、この戒律は遵守して当然の大前提であり、バフラヴァーンにとってはそれ以外の戒律が本領となる。


戒律1:『殲くし滅ぼす無尽の暴窮(ハザフ・ルマ)

◎出会った者とは誰であろうと全力で戦わねばならない。
→体力の消耗がない永久機関になる。

バフラヴァーンを筆頭に暴窮飛蝗に所属する者たちが共有する戒律。そのオリジナル。
二千年近い年月に渡り活動してきたため、その内容は聖王領にも把握されている。

互いを認識した相手とは虫や草花に至るまで例外なく、全力で戦わなければならないという重い縛りに対して、戦闘に必ず付きまとうスタミナ切れが起きなくなる=常時全力を発揮できるという恩恵を得られる。
そのため飛蝗を相手に戦う場合、持久戦は下策中の下策となる。
この縛りは必ず相手を殺す必要はなく、現にザリチェードとタルヴィードはバフラヴァーンと一度戦い生き延びている。
加えて同時に認識している相手が複数いるなら中断して標的を変えることも可能。


ただし欠点が複数あり、まず自分を認識していない相手には一切の殺傷が不可能になる。
厳密に言えば、攻撃できないのではなく攻撃した場合は破戒となるため、我力によって非攻撃対象に影響を及ぼさないよう配慮する必要がある。
これは『不意打ちで勝っては自分が相手より本当に強かったのかわからなくなる』という信念に由来しており、どんな弱者が相手であれ尋常に勝負することで自身の強さを証明する必要があるため。
作中では聖王スィリオスが自身の戒律で聖王領の義者たちを強制的に眠らせることで飛蝗の殺戮を回避している。

これに付随して、『自分を意図的に意識から外している相手』にも攻撃できない。
カイホスルーはナダレやフレデリカ相手に暴れているバフラヴァーンを『意味のない背景』と意識的に認識の視界から外すことで無意味な戦闘を回避している。


暴窮飛蝗(ぼうきゅうひこう)アエーシュマ

バフラヴァーンが率いる勢力……というか勢力と呼ぶことすら憚られる超少数精鋭集団。
その数、首魁のバフラヴァーンを含めてたった3名。本拠地と呼べる領域すら存在しない。
昔は多くの構成員がいたようだが、方針上共食いが常態化しているため一種の蠱毒に等しく、現在の構成員達は特級魔将2人のみという質の極限を体現している。

内情はバフラヴァーンとの戦闘から生存するも血迷ったのかその生き様と目的に共感し、同じく「宇宙最強」の座を目指し絶滅の荒野を行く戦闘狂の集団。
分かりやすく言えば「タチの悪すぎる脳筋の集まり」

全員が戒律『殲くし滅ぼす無尽の暴窮(ハザフ・ルマ)』を共通して定めているのが最大の特徴。
それ故に組織の基本方針は「『天上天下に我こそ最強』を実証するため、目が合った者を例外なく皆殺しにする」こと以外存在しない。
その性質から出逢ってしまえば身内であっても平然と殺しあいを始めることになる為仲間意識もなければ実際仲間と呼ぶような関係にもない。
その一方で同じ意思と目標を共有しているため、一心同体と言って差し支えない奇妙な信頼を有している歪な関係を作っている。
関係を例えるならば「競争相手」と呼ぶのが最も適切。


現在の構成員2人の最終目標は「バフラヴァーンの打倒と全生物抹殺による最強の証明」
バフラヴァーン以外の構成員達はその過程として、バフラヴァーンの戒律の対象とならないギリギリのラインまで彼を追い続けつつ、バフラヴァーンの力量を観察しながら星を狩ることで修練という名の大規模殺戮を重ね、宇宙を虱潰しに進撃している。


ファンからの愛称は「惑星破壊サークル」



余談

正田卿曰く『「俺は宇宙最強の男!」とかほざくウルトラ馬鹿』



追記・修正よろしくお願いします。

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