無限の使徒ヴォッファ

登録日:2020/07/13 Mon 19:28:00
更新日:2020/08/03 Mon 16:58:00
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ぬうううう…!こん!!インパクトのあるメロディがあ!?



無限の使徒ヴォッファとは、スーパー戦隊シリーズ第22作『爆竜戦隊アバレンジャー』の登場人物の名称である。

声:宇垣秀成


概要
ミケラと共に邪命神デズモゾーリャに仕える邪命体エヴォリアン最古参の使徒の一人。
ビジュアルは金属や楽器を混ぜたオブジェのような身体とタコのような頭を持つ単眼の怪物。

ミケラと違い本名は不明。


人物
自らを「天才」と豪語する自信家だが、性格はミケラ同様マイペースで非常に俗っぽい。
「壮大な作品を作る」という芸術家としての拘りが強いためスランプに陥りやすく、おまけに好不調の波が激しいこともあり製作速度には難がある。
ただしギガノイド製作を命令されれば、口では不平不満を並べ立てながらもしっかりオーダー通りのギガノイドを作る等、根は職人気質。
感動しやすいタイプなのか、アナザーアースを訪れた際は初めて見た電車に感動し、即座に作品に反映させている。
自身の演奏に対しアナザーアース人から絶賛の拍手を貰った際は、演奏後得意げにピースしたりとご満悦な様子であった。

アバレキラーを罠に嵌めて邪命神デズモゾーリャの復活を狙ったり、アバレンジャー達を過去に送って邪魔を排除するといった作戦を考えるなど知略にも長ける。
……が、策が裏目に出て危うくエヴォリアンを滅亡させかけるうっかり屋な面も。
根が直情的で単純なのか、洞察力や頭の回転の早さなど策謀家としての能力はミケラの方が上。
加えてミケラ同様こっちもデズモゾーリャを絶対視する神官気質であり、デズモゾーリャの侵食に苦しみ助けを求めるリジュエルを言い訳しながら見て見ぬ振りをして立ち去る薄情な一面を持つ。


なおミケラ同様こっちも負けず劣らずの怠け癖持ちのサボり魔であり、モチベーションが下がったミケラと一緒にダラダラ駄弁っているところをデズモゾーリャから制裁と説教を受けるというのがお約束。


戦闘能力
自身がキーボードで奏でた音楽と生命の実を融合させて、最初から巨大な肉体を持つ侵略生物「ギガノイド」を創造する能力を持つ。

ミケラ同様肉弾戦は不得手だが、いざとなれば目から放つ稲妻のような光線と頭から伸びる触手で戦う。
触手は相手に絡みつかせ拘束具に使える。


ギガノイド

「トリノイド」等という中途半端な物を繰り出すから、アバレスーツのアナザーアース人が出てくるのだ!

俺は始めから、スケールデカく行くぞぉ!

今週の怪人員枠その2。
ヴォッファが造り出す怪獣タイプの巨大邪命体。
一部を除き言葉は喋らず、大規模な破壊活動や、爆竜に対抗するために生み出される。
ヴォッファの拘り故トリノイドと比べ数は少なく力押しで計画を進める事が多いが、その分トリノイドを凌駕する「スケールのデカい」能力を持つ。
また後期になるにつれイロモノ化していったトリノイドと異なり、後期の作品になるほどギャグ色の薄い凶悪な力を持つギガノイドが作られていったのが目立つ。
劇中では1番から11番までの作品が「作曲」された。

名前は交響曲のタイトルから付けられており、
実際に制作される時の音楽も名前に採用された当該楽曲が本編でBGMとして流れる。


作品一覧
  • ギガノイド第1番「運命」
行け、ギガノイド第1番!名前はそう…『運命』だ!!

記念すべき、アナザーアース版ギガノイドスコア第1番。
モチーフはベートーヴェン作曲交響曲第5番「運命」。
巨大な手と太陽の塔が混ざったような、幾何学的なビジュアル。
特殊能力は対象物をターゲットロックしてサイコロを振り、出目に刻まれた場所*1へテレポートさせてしまう「運命のテレポート」。
1度ロックされると逃げられない上、何処に飛ばされてしまうのか全く分からない。

鐘の音色を嫌い、鐘の音を聞くとそそくさと逃げ帰ってしまうのが欠点。
後に「英雄」の作戦のデモンストレーションのため、やられ役として復活した。


  • ギガノイド第2番「英雄」
どうだ?これが俺のギガノイド、第2番だ!!

えー、コイツ~?どこかで見たことがあるような……

正義は力、強ければいいのだ!!ハハハハハ!アハハハハハハハハッ!!

声:柴本浩行
ギガノイドスコア第2番。
モチーフは主演者誤認逮捕騒動で世間を騒がせてしまったウル●ラマ●コ●●スベートーヴェン作曲交響曲第3番「英雄」。
人気特撮TV番組『ギャラクシアンイグレック』の主役・ギャラクシアンイグレックからインスピレーションを受けて作製。
武器は両側に刃の付いたブレード「ツインギャラクシー」と念動力「イグレックPK(サイコキネシス)」。
姿や表向きの言動は、子供達がTVや絵本で知っているギャラクシアンイグレックそのもの。
一度は復活させた「運命」を打破し街を救うなど、TVのようなヒーローとして振舞っていた。

その本性は「力こそが全て」と考え、ヒーローに憧れる子供達の純粋な心を平然と傷付ける卑劣漢。
「ヒーロー」という存在を歪んだ形で皮肉った、悪意に満ちたギガノイドである。
なおギガノイドでは唯一声があり言語を介せる。

上記の行動は暗黒の鎧を着こなそうとするジャンヌの作戦を補佐する為の作戦の一環であり、ヒーローを信じる子供の心を踏み躙って絶望させることで子供の嘆きと悲しみを集める。
しかし卑劣な所業に堪忍袋の緒が切れ、アバレブラックへと変身したアスカの初変身補正怒りのパワーの前に葬り去られた。
そこ、メインライターのコ●モス騒動への嫌味って言わない。


  • ギガノイド第3番「時計」
素敵な旅をしてもらったのよ。片道だけのね

ギガノイドスコア第3番
モチーフはハイドン作曲交響曲第101番「時計」*2
古い物を食べる事でエネルギーに変えて成長・進化する特性を持つ、食べた物が古ければ古い程に高カロリー。
非常に硬い肉体は戦車でのミサイル攻撃も効かない程の強度を誇る。
武器は通常のレーザー光線の100倍の破壊力を持つ「アロービーム」、ターゲットにした相手の周囲の時間を逆行させる事によって過去へ送り飛ばす「タイムスリッパー」。
一時期はタイムスリッパーの力でアバレンジャーを江戸時代に飛ばし完全勝利を収めた……
と思いきや、何と江戸時代に送られても勝負を捨てなかったアバレンジャー達が未来の人間に向けてエヴォリアンの存在と脅威を伝えたことで未来が変貌。
エヴォリアンが第1話の時点で地球人の手で完全に滅ぼされ壊滅するという事態に陥り、結果エヴォリアンの幹部全員が危うく消滅の危機を迎える事になった。


  • ギガノイド第4番「復活」
それだ!新たな傑作の構想が湧いたぞ!
フハハハハ!ん~♪湧いてくる湧いてくる…!

ギガノイドスコア第4番。
モチーフはマーラー作曲交響曲第2番「復活」。
恐竜の化石と岩石で出来た肉体を持った恐竜のような見た目。
全身の化石の骨は鋭く尖っており、トゲトゲの身体で相手を羽交い締めにする事で激しい痛みと大ダメージを与えられる。
武器は骨の一部を強力なミサイルのように発射し、辺り一面を焼け野原にする程の大爆発を巻き起こす「ほねほねミサイル」と、口からの砂嵐で森や街を一瞬にして砂漠に変える「デザートストーム」。
また破壊された箇所をすぐに再生できる驚異の再生力も兼ね備える。
自分専用の爆竜を求めたジャンヌの要望を受け、アナザーアースに残っていた「爆竜に進化しかけたまま死んだ恐竜」の化石を素体に作られたギガノイド。


  • ギガノイド第5番「狩」
待ってろ、ジャンヌ。もうすぐギガノイド・狩の完成だ!

ギガノイドスコア第5番。
モチーフはハイドン作曲交響曲第73番「狩」。
重量感のあるパワフルな攻撃が売り。
鎧の防御力も高く、相手からのダメージを10分の1に軽減する働きを持つ。
武器は両腕の巨大な弓矢から光の矢を連続で放つ「シャイニングアロー」。
アバレキラーからトップゲイラーを奪うために送り込まれるも、アバレンオーの前に敗北する…*3
が、核である生命の実は残っていたため、強化版である『「狩」第二楽章』が創作された。
強化版は両腕が大砲や銃になるなど近代的な武装に改良された自信作であったが、キラーオーの前にあえなく敗北を喫する。


  • ギガノイド第6番「巨人」
お前は!女子高生ギガノイドに、けってーい!!

ギガノイドスコア第6番。
モチーフはマーラー作曲交響曲第1番「巨人」。
アナザーアースの強制取材旅行に行かされた際、アバレキラーの「地球最強の生物=女子高生」という、
出鱈目なホラ話を鵜呑みにしたヴォッファが女子高生を素材に作った最強のギガノイド。
というコンセプトだったが、ぶっちゃけえみポンこと今里笑里が単に巨大化されただけで、洗脳効果すらなかった
当然即座に反逆された挙句、元に戻すよう脅迫されたことでギガノイド化を解除。
えみポンはあっけなく元の姿に戻った。
ヴォッファも認めた完全な失敗作。


  • ギガノイド第7番「新世界より」
後は頼むぞぉ!

ギガノイドスコア第7番。
モチーフはドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」。
アナザーアース取材旅行で窮地に陥ったヴォッファがミケラ図鑑内のガラクタを素材に即興で作ったギガノイド。
両手と尻尾の先端部分が球状のハンマーとなっており、これを振り回して叩き付ける事で街を破壊する。
武器は身体の中心部に光るネオンから放つ「ツウテンカクビーム」で、この技で相手を跡形もなく焼きつくす。
即興で作られたためか戦闘力は低く、おまけに性格もヘタレとこっちも「巨人」に負けず劣らずの失敗作。


  • ギガノイド第8番「ジュピター」
お前のリクエスト以上の出来を、見て驚けぇ!!

ギガノイドスコア第8番。
モチーフはモーツァルト作曲の交響曲41番「ジュピター」。
衛星のようなロボットの胸部に木星(心臓)が付いた姿をし、大赤班を模した黄色の目のような物があるのが特徴。
「刺激あるゲーム」を求めるアバレキラーのリクエストに不満タラタラながらも応え、オーダー以上の出来に仕上げたと豪語する、ヴォッファ曰く「最強のギガノイド」
不思議な引力と磁力を込めた咆哮「ユピテルコール」で惑星の軌道を狂わせ、地球の318倍の重さの木星を自らの元に呼び寄せる能力を持つ。
劇中では上記の技で木星の核融合を促進させ、小型の太陽に変えて地球に引き寄せることで地球を滅ぼそうとした。
また無機物と融合する力も持ち、劇中では宇宙開発センターと融合し施設の全機能を乗っ取る芸当を見せている。
スケールがデカいを通り越した戦隊は愚か創作作品でも中々見ない規格外の能力の持ち主。
倒されたことで木星の異常や軌道も元に戻ったが、その前に木星が軌道を変えて動いた上に地球に一直線に近づいた時点で甚大極まりない天変地異が起きる気がしないでもない。


  • ギガノイド第9番「奇跡」
此処に居れば、どんな『奇跡』でも起こしてやるぞ!
そしてお前達の喜びと欲望が、奇跡の栄養となるのだ…!

ギガノイドスコア第9番。
モチーフはハイドン作曲の交響曲第96番「奇蹟」。
異形の不死鳥のような見た目のギガノイド。ヴォッファ曰く「傑作」
人間に願いが叶う幻「ヴィジョン・オブ・ミラクル」を見せ、願いが叶った喜びの思念や欲望を栄養として吸収し更に巨大化するという特異な能力を持つ。
術中に陥った人々は奇跡のような幻だけを見て、現実が見えなくなる夢の世界の住人となり、やがて奇跡の肉体に取り込まれてしまう。
物体に憑依する能力も持ち、劇中では豪華客船と融合して成長のため人間を招き寄せる依代に利用。
融合された客船内部は様々な異空間が混在する迷宮のような状態と化していた。
両目からの強力な破壊光線も武器の1つ。

ちなみに、普段はリジェの投げキッスで転送されるのだが、今回はリジェが休眠状態に陥っていたため、
ヴォッファが寝ているリジェの身体を動かして無理矢理投げキッスを再現して次元転移させている。


  • ギガノイド第10番「悲劇的」
誓いなさい。『子供など捨て、このギガノイドの親になる』と。そうすれば、天国のような日々が訪れます

ギガノイドスコア第10番。
モチーフはマーラー作曲の交響曲6番「悲劇的」。
スクリームのマスクみたいな人面がある奇怪な樹木のような見た目のギガノイド。
浴びた相手を悲しい気持ちにして戦意などを失わせる煙「悲劇スモーク」が武器。
分身体を作る能力や擬態能力も持ち、自らの分身を等身大の不思議な仮面の男の姿で街に出没させ作戦に従事させたり、自身の肉体を教会に変えることができる。
「エヴォリアンの王妃」となったリジュエルが自分にふさわしい宝石を求め、ヴォッファに命じて作らせた作品。
子育てに疲れた親達を幻想的なハンドオルガンの曲で惑わせて連れ去り、「親が消えて悲しむ子供達の涙」から宝石を作ろうと目論んでいた。
なおヴォッファはあまり乗り気ではなかった模様。


  • ギガノイド第11番「不滅」
実は今、全く新しいギガノイド作ってる!

『キラーギガノイド』、アバレキラー専用ギガノイドなんだなぁ〜

ギガノイドスコア第11番。劇中最後のギガノイドスコア。
モチーフはニールセン作曲の交響曲第4番「不滅」。
緑色の騎士甲冑のような見た目のギガノイド。
ヴォッファが全ての爆竜のデータを分析し、それを凌駕する性能を与えたアバレキラー専用ギガノイド
アバレキラーの意のままの動き、武器である巨大な弓から光の矢の連射する「エターナルアーチェリー」で辺り一面を廃墟に変える。
弓は近接武器としてもブーメランとして使用可能であらゆる距離での戦闘に対応可能。弓からの巨大な波動エネルギーで相手を薙ぎ倒していく。
遠隔操作も可能だがキラーオーのように体内にコックピットがあり、そこで直接操縦もできる。
終盤戦果の奮わないキラーオーを超える更なる力を求めたアバレキラーに与えられ、キラーの新たなゲームの材料となった。


  • ギガノイド欠番「うっかり者」
出してやる………『555』に出してやるぅぅぅ!

ヴォッファが映画『アバレサマーはキンキン中!』で製作中だった究極のギガノイド。
モチーフはハイドン作曲の交響曲第60番「うっかり者」。*4
筆の遅いヴォッファにしては珍しくかなりノリノリで作曲していた自信作だったようだが、製作スピードの遅さが災いし完成した頃には映画本編の上映が終了。
どのような能力を持つのか全く明かされぬままに本編は終了し活躍を見せることもなかった。
「次は『555(ファイズ)』!」とリジェに言われ、ヴォッファは悔しがりながら上記のメタ発言をかましていたが、当然登場することはなかった。

デザインモチーフはエラスモテリウムオルフェノクうっかり八兵衛。


その他製作物
  • 暴走連結生命体バルギゲニア
暴走連結、ハルマキマニア~?

バ・ル・ギ・ゲ・ニ・アだぁ!この1ヶ月の苦労が、今、実を結ぶ…!!

アナザーアースへの強制取材旅行の際に目撃した「電車」にインスピレーションを得たヴォッファが、1ヶ月の時間をかけて造り出した巨大邪命体。
知能は低いがその分戦闘力にスペックを極振りした怪物で、連結部分を切り離して飛行し攻撃も行う。
巨大な無数のタイヤで地面を踏み荒して疾走し、地中さえも潜行できるハイスペック生物。


末路
自身が主導だったギガノイド「不滅」とアバレキラー、生命の樹を利用したデズモゾーリャ復活作戦の失敗を皮切りに、ミケラ主導のドラゴンドランによる作戦も失敗。
更にリジュエルの肉体からも追い出された結果デズモゾーリャにヴォッファ諸共吸収され元の姿であるデズモヴォーラに変貌。
バクレンオーを新たなデズモゾーリャの肉体とする作戦を実行するがこれも失敗。
バクレンオーを失いそのまま残ったデズモヴォーラの肉体もキラーオーによって打倒され、ヴォッファ諸共爆散した。

やめてェエエエエエエッ!?

こんなやられ方は、芸術的では無いィイイイイ!!



余談
名前の由来は音楽家バッハ。
デザインモチーフはアメーバやミジンコなどの原始的な生物。服に音楽の意匠があしらわれている。



追記修正よろしくお願いします。


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最終更新:2020年08月03日 16:58