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ムカデンパンジー

登録日:2020/12/28 Mon 09:43:15
更新日:2026/08/07 Fri 08:46:09
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※日曜朝7時30分です。 ぷりぷりんせすシスターズ みんなのトラウマ アバレキラー アバレ電波ドギューン! クズなモブキャラ ゲームオーバー スーパー戦隊シリーズ ゾイナー星人ベートニンの前世 トラウマ トラウマ回 トリノイド バッドエンド ムカデ ムカデンパンジー モンスターより人間の方が、生々しくて怖い…… 人間だって悪い奴は悪い 仲代壬琴 元エピソード項目 凌駕のトラウマ 利己主義 問題作 外道 娘たちのアバレ歌 完全敗北 岩尾万太郎 強敵 後味の悪いオチ 怪物の心を持った人間達 戦隊悪役 救いがない 極悪人 欲望 汚い旋風 洗脳 漁夫の利 爆竜戦隊アバレンジャー 矢柴俊博 第13号 考えさせられる話 荒川稔久の本気 衝撃のラスト 身勝手な人間達 邪命体エヴォリアン 鬱エンド 鬱回 鬱展開 黒い東映



見たか!我がムカデンパの威力を!

アバレンジャー!ぷりぷりんせすシスターズの手に掛かってくたばれ!!


トリノイド第13号 ムカデンパンジーとは、特撮テレビドラマ『爆竜戦隊アバレンジャー』第22話「娘たちのアバレ歌」、第23話「アバレ電波ドギューン!」に登場する怪人である。

陰鬱な設定やハードな展開が目立つ本作だが、コイツが登場する回は後編のふざけたタイトルに反して人間の欲望がより濃く描かれている。

CV:岩尾万太郎



【データ】

所属 邪命体エヴォリアン
分類 等身大型邪命体トリノイド第13号
エヴォリアンカラー オオムカデ科夜行性エキス入り百足虫色、不法無線エキス入りシビレ電波色、スミレ科物想いエキス入りサンシキスミレ色

【概要】

ムカデ、電波、パンジーを融合させたトリノイド第13号。
刺激的なゲームを求める仲代壬琴が、下僕にしたヤツデンワニを仲介してミケラに発注した事で生まれた作品で、発注を依頼されたミケラは当初不満タラタラだったが、デズモゾーリャが許可したことで渋々作った模様。

劇中では視聴率欲しさにエヴォリアンと手を組んだテレビ局が放送する子供番組「ぷりぷりんせすシスターズ」の電波に分身を乗せて媒介。
番組を視聴する全国の子供の目の中に分身を寄生させて子供達の凶暴化を目論んだ。
視聴率82%を叩き出しCDが800万枚も売れるメガヒットを記録したが、結果的に分身はTV放送を見た人間推定1億454万人に感染し、日本各地の被害は甚大。副産物として国会議員すら不良化させ国会をも混乱に陥れた。

仲代壬琴の悪辣な発想もあり歴代トリノイドでもダントツのえげつなさを持つが、劇中での活躍は良くも悪くも裏方ポジションでありムカデンパンジー自身の派手な破壊活動は少なめ。
そこが不満だったのか作った後も「折角作ってやったのに活躍のさせ方が地味すぎる!」と愚痴っていたが、それを揶揄ったヴォッファと喧嘩になった。


【能力】

ダニサイズの極小の分身を電波を介してテレビ番組を見た人間に寄生させる能力を持ち、ムカデンパンジーの宿主は等しくヤンキーの如く凶暴化して非行に走り、超能力まで操って欲望のまま暴れ回るようになる。
その他、
  • 目から放つ電撃
  • 頭のアンテナから放つ電波で立体ホログラフを操る幻術攻撃「ムカデンパ」
  • 無数の微小の分身達をバーミア兵に纏わせて、バーミア兵を自身の等身大サイズの偽物に擬態させる
  • パンジーの蔓で相手の身体を縛って電撃を流しダメージを与える
  • サイズを問わず電子機器の中に潜り込む(上記のバーミア兵を使ったダミーも同種の能力を保持)
など非常に多彩な能力でアバレンジャーを苦しめた劇中中盤の強豪
ちなみホログラフは体術や電撃、ビーム、念動力を駆使してアバレンジャーを正面から圧倒できる位には普通に強い。
とはいえ特殊能力に全振りしたスペックだったのか正面からの肉弾戦はかなり不得手。


【劇中の活躍】

アバレキラー/仲代壬琴に捕縛されてしまった爆竜バキケロナグルス爆竜ディメノコドン
壬琴は2体を爆弾が設置された樽に詰めて、「3日後の日没までにトリノイド第13号ムカデンパンジーを倒してバリアを解除しなければ爆発する」という卑劣なゲームを仕掛ける。

同じ頃、アイドルグループ「ぷりぷりんせすシスターズ」の歌番組やCDを見聞きした人々、及びタイアップ商品のドリンクを飲んだ人々が「うぜーんだよ!」と暴言を吐いて、超能力を乱用する事態が多発。
凌駕達はぷりぷりんせすシスターズの番組を放送しているテレビ夕焼けの社長を問い詰めると、電波塔がムカデンパンジーに乗っ取られていることが発覚。
凌駕はアバレキラーと、幸人達はムカデンパンジーとそれぞれ交戦する。
だがそのムカデンパンジーは偽物で、子供達もより凶暴化していく上、タイムリミットが残り1日になるなど事態はどんどん悪化していく。

笑里の連絡で慌てて恐竜やに帰ってきた凌駕達は荒れ果てた店内の様子に驚く。
なんと、先程まで凌駕の姪の舞が超能力を使って暴れていたのだ。
悪い番組を見るなと言わなかった事を後悔する凌駕は「俺……父親失格だ…」と弱音を吐くも、戦っていたから仕方がないとらんるから言われ、幸人とアスカも敵を倒すことが先決と言って凌駕を立ち直らせる。

すると、寝ている舞の涙からムカデンパンジーの小さな分身がいることを発見。
ムカデンパンジーは小型分身をテレビの電波に乗せてばら蒔き、番組を視ていた人々に寄生させたのだ。
現在の視聴率はなんと82%。
幸人は単純計算で1億454万人も取り憑かれていると推測する。

翌日、らんるが作った発信器で分身が本体から誘導電波を受けていることを知った凌駕達は本体のいる倉庫街へ向かう。
バキケロとディメノコの救出や、凶暴化した舞達を元に戻すこと、そしてぷりぷりんせすシスターズの夢を取り戻す事を再度内心で誓う凌駕だが、そこへアバレキラーが立ちはだかる。
凌駕達も変身して交戦するが、人間を信じたいならこの先には行かないほうがいい、この先には失望が待っている、というアバレキラーの忠告を受けながらも倉庫街に突入する。

だが、中で彼等を待っていたのは、何とぷりぷりんせすシスターズとマネージャー、更にテレビ局の社長、レコード会社の社長、ドリンク会社の社長だった。

しかも、彼女達は「名誉」や「利益」のために、自らの意思で壬琴やムカデンパンジーに協力していたのだ。
愕然とする凌駕達は小型カメラから放たれた触手に拘束される。
テレビ局の社長は小型カメラに本物のムカデンパンジーが隠れている事を明かすと、それを服の中にしまいこむ。
欲望に支配された社長達は、完全にエヴォリアンに魂を売って、あろうことかエヴォリアンを守ろうとまでしたのだ。
すると、凌駕達を拘束していた触手が爆発。
吹き飛ばされた凌駕がテレビにぶつかるとその拍子にスイッチが入る。
そこには、番組を視て凶暴化した社長の孫娘が映し出されていた。
凌駕は、「あれほど番組を視るなと言ったのに」と身勝手な発言をしながら狼狽する社長を取り押さえるとカメラを取り戻し、遂に本物のムカデンパンジーが出現。
人々は「あなた達が魂を売った相手は……こういう奴だ…殺られない内に……とっとと消えろ…消えろおおおお!!!!!」という凌駕の怒声とムカデンパンジーに恐怖を感じ悲鳴を挙げながら逃げていった。

そして、アバレンジャーはムカデンパンジーと交戦するが、ぷりぷりんせすシスターズのホログラフを作り出すムカデンパンジーに苦戦を強いられる。ブラックがアンテナを潰してからは形勢逆転し、スーパーダイノボンバーと電撃の打ち合いとなるも、どうにか勝利を納める。

戦いで傷ついた体に鞭を打ちつつ、バキケロとディメノコが捕らわれている樹海へ全速力でラプターを走らせるも、凌駕達は間に合わず、あっという間に日没を迎えてしまう。
だが、爆発の中から無傷のバキケロとディメノコがやって来た。2体とも無事だったのだ。

しかしそこへ、キラーオーが現れ、なんとバキケロナグルスとディメノコドンと爆竜コンバインし、キラーオーナグルスノコドンになってしまった。

2体はアバレンジャーが助けに来なかったショックで心がズタズタになっている時に催眠電波を浴びせられた所為で、完全にアバレキラーに操られてしまったのだ。
どこまでも卑劣なアバレキラーの手口に怒りを覚えるアバレンジャーだが、やむを得ずアバレンオーで交戦。
しかし、強化されたキラーオーには敵わずトドメを刺す寸前まで追い詰められる。「こっちもアンキロベイルスとパラサロッキルのダブルコンバインで対抗しろよ」とか突っ込んではいけない。無暗に仲間を傷つけるわけにもいかなかっただろうし。

そこへ、巨大化したムカデンパンジーが乱入。
これはミケラの作戦で、ダメージが大きいアバレンオーとキラーオーを倒すというもの。所謂漁夫の利である。
…と作戦自体は良かったのだが、ムカデンパンジーは爆竜必殺デススティンガーと爆竜電撃ドリルスピンを連続で喰らい呆気なく倒されてしまった。

かくして3日間に渡ったゲームは、バキケロとディメノコを手に入れたアバレキラーの1人勝ちという最悪な結果に終わってしまった。
仲間を失い、信じていた人間に裏切られるという地獄を味わった凌駕の叫び声は、ただ空しく響くのだった……。


その後恐竜やにて、ぷりぷりんせすシスターズのメンバーの1人が脱退した臨時ニュースが放送され、スケさんの「真面目にやり直すことにした」という言葉に少し安堵したらんるは凌駕の方を向くも、悪魔に魂を売った今回の連中の顔や、「信じてたって救われない。それを証明するゲームを見事にお前は完成させてくれた。人間なんてそんなもんだ。信じることなんて無駄なんだ。」という壬琴の言葉が頭から離れず、背を向けてうつむいている凌駕の表情がどのようなものかは分からなかった……。


果たして凌駕はもう二度と立ち直れないのか?
そして、バキケロとディメノコの運命は?

その答えは是非、第24話「アバレ女子高生!ありえな~い」及び第31話「そのアバレ、究極につき」を
自分の目で見て確かめてもらいたい……。

【余談】



  • 今回心身共に深い傷跡を負うこととなってしまった凌駕であるが、次回ではえみポンが変顔を交えて励ましてくれたおかげで「くよくよするのはやめよう」と一応立ち直った。しかし、この後も「人間は信じるに足る存在か」という問いかけは凌駕と壬琴の対立における中心であり、物語終盤まで凌駕の中に浅からぬ心の傷が残っていたことが窺える。

  • 10年後の『獣電戦隊キョウリュウジャー』でも芸能事務所の社長が怪人に協力する回があるが、こちらはダイゴのデコピンであっさり撃沈した。
    単純に時代の流れやダイゴの性格、そしてそれ自体は話の中心ではなかったからだろうが、彼の「人間だって悪い奴は悪い」という呟きで、この回を思い出した視聴者も多かったのではないだろうか。

追記修正は、信じていた人間に裏切られてもなお、人間を信じることを諦めない人にお願いします。

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最終更新:2026年08月07日 08:46