デンジ(チェンソーマン)

登録日:2021/01/22 (金曜日) 13:08:41
更新日:2021/03/02 Tue 15:32:59
所要時間:約 8 分で読めます






(ポチタがいりゃあそれでよかったのに もっといい生活を夢に見たんだ)

(そーか みんな夢見ちまうもんなぁ)

(じゃあ悪いことじゃねぇ 悪いことじゃねぇけど……)


俺達の邪魔ァすんなら 死ね!



デンジとは『チェンソーマン』の主人公である。


概要

年齢は自称16歳。
幼い頃に母親が病死、父親が借金を残して自殺し、偶然出会った瀕死の悪魔「ポチタ」と契約を交わしデビルハンターとして生計を立てていた。
金がないため義務教育も受けられず、家はボロ倉庫、借金の形に臓器を売る、一日の食事は食パン一枚とかなり悲惨な生活を送っており、「普通の生活をして普通に死ぬ」というささやかな夢を抱いて生きていた。

ある日、悪魔と契約した貸主のヤクザに用済みとばかりに殺されバラバラにされるが、夢の中でポチタと「デンジの夢を見せて欲しい」という契約を交わし、
ポチタが心臓となることで蘇生、チェンソーの悪魔に変身する力を得て悪魔らを皆殺しにする。*1
その後はマキマに拾われて「公安対魔特異4課」所属のデビルハンターへと就職。

それからはバディであるデビルハンター・早川アキ、『血の魔人』パワーと共同生活を送るようになった。


人物像

良くも悪くも素直な性格。
非常にポジティブで、例えば時間の止まった空間に閉じ込められた時は「寝放題」と明らかにズレたことを言っている。
「どんな目に遭おうが次の日に美味いモン食べれば帳消しにできる」とは本人の弁。
自分に初めて優しく接してくれたマキマに好意を抱いてるも、そもそも「自分の事を好きな奴が好き」と女好き且つ根っこが純粋で惚れっぽい性格なため、「胸をもませてくれる」「キスしてもらえる」という不純な動機をちらつかせるだけでコロっとやる気を出す。そして大抵ヒドい目に遭う。
幼少期より働かざるを得ない状況にあったため学はなく、倫理観もぶっ飛んでいるが仕事中は民間人の保護を優先したりする等一定の道徳心は持ち合わせているし、意外と綺麗好きな面もある。


貧乏生活が続いていたことやポチタとの約束もあって、三食ご飯を食べ風呂に入り寝る「普通の生活」にはとても固執しており、最初は自分の衣食住を保証してくれるという理由でデビルハンターを続けていたが、最近はやりがいも覚え始めている。
現在は銃の悪魔を倒してマキマに何でも一つ望みを叶えてもらうことを目標に戦っている。


ポチタ

デンジと契約していた悪魔。正式名称は「チェンソーの悪魔」
丸っこいデフォルメされた犬のような姿で、頭部からはチェンソーの刃が、背中と尻からはグリップが生えている。尻尾はスターターロープになっており、これを引くことで刃が伸びる。
基本的に普通の犬と同じ仕草をする。

銃創のような怪我を負って倒れていたときにデンジと出会い、デンジの血と引き替えにデンジに協力するという契約を結ぶ。
以降はデンジの契約悪魔として、自身の能力を生かして悪魔と戦ったり木の伐採に勤しんでいた。
悪魔ながらデンジとは強い信頼関係を構築しており、デンジが行方不明になった時は泣きながら待ち続けたり吐血した際には心配する素振りを見せている。

デンジと共にゾンビの襲撃に遭い重傷を負うが、自身をデンジの心臓としてバラバラになっていたデンジの身体を繋ぎ合わせる。
そしてデンジの夢の中に現れ、それまで犬の鳴き声しか発さなかったポチタが「デンジの夢を見せて欲しい」と語り、改めて契約を交わすことでデンジを蘇生させた。
以降、ポチタの意識はなくなるがマキマ曰く「まだデンジの中で生きている」という。
融合後はデンジの夢の中にある謎の扉の向こうに姿を隠し、デンジに対して「開けちゃダメだ」と戒めている。

デンジと融合する前は雑魚悪魔扱いされていたが、デンジの夢の中ではかなり流暢かつ理知的に喋っており実際にはかなり高位の悪魔であることが推測される。
デンジと出会う前の経歴は謎が多く、銃の悪魔をはじめとして数多くの悪魔がその心臓を狙っている。


戦闘面

一方で戦闘になると子供っぽい一面は一転。
倫理観の壊滅的だった昔の生活の影響もあり、最強のデビルハンター・岸辺から「100点満点」と評される狂気じみた戦闘手段を取る事が出来る。
そんな発想力と倫理観が全開になった永遠の悪魔との戦いではバディのパワーには「悪魔みたいな発想」と揶揄され、味方からも狂人扱いされた。
不死の肉体を持つが故に己の命や肉体の欠損を一切顧みない捨て身の戦術を好んで多用しており、己の死や肉体の損傷すら一切気に留めないその戦いっぷりは悪魔すら怯える程。

テメェが俺に切られて血ィ流して!俺がテメエの血ィ飲んで回復…!

永久機関が完成しちまったなアア~~!!これでノーベル賞は俺んモンだぜ~!!

という永遠の悪魔との戦いでの発言が彼の狂気を物語る。ぶっ飛んだ倫理観も相まって、戦うたびに常識離れした迷言が飛び出ることもある。
そして不死性と並んでどんな相手にも臆さない精神力と柔軟な発想力・機転も大きな強みであり、例え格上相手でも誰もが予想しえない頭のネジが外れた狂気の戦術を土壇場で閃き敵を打倒するなど、地頭はかなり優れている。


チェンソーの悪魔


悪いヤツぁ好きだぜ~~? ぶっ殺しても誰も文句いわねえからなあ~


心臓から飛び出したポチタの尻尾(チェンソーのスターターロープ)を引くことで変身したデンジが悪魔と戦うための姿。
チェンソーを模した異形の頭部が最大の特徴。
前腕からはチェンソーが飛び出しておりこれらは自在に引っ込められる。
悪魔をも容易く引き裂ける攻撃力を持っていたが、後に特訓により応用として足からチェンソーを生やしたりチェーン部分を取り外し伸縮させて拘束もできるようになった。

そして悪魔と融合した人間であるため不死身の肉体を持ち、致命傷になろうが即死しようが、血が足りてさえいれば変身時の動作によって再生できる。
しかし血が不足していると変身が不完全となり弱体化を起こし最悪変身不能に、変身動作が取れない場合は普通に行動不能になるといった欠点も存在。
そして発動中は上述の弱点に加え常に激痛を伴う。

先述のとおり基本的に不死身であるので、作中でもよく死ぬ。
  • 胴体両断
  • 修行の一貫として首を折られたり額にナイフを刺される
  • 爆発によって四肢がぶっ飛ぶ
  • 溺死
  • 味方の運転する車に轢かれる
  • 呪いの悪魔の能力が発動して脳天から串刺し
  • 全身火達磨になる
などそのパターンは数多い。その都度血を与えてスターターを引けば五体満足で復活する。ベンリ。


余談

作者によるとチェンソーマンという作品は「邪悪なフリクリ*2」「ポップなアバラ*3を目指して創作したらしく、チェンソーマンのデザインも『ABARA』に似通っている。

名前の由来は作中の他のキャラクターのモチーフにもなっている「天使」に濁点をつけたもの。
ただし一部読者からは『ABARA』の主人公である「駆動電次(くどうでんじ)」との関係を指摘される。


追記修正よろしくお願いします。


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最終更新:2021年03月02日 15:32