早川アキ(チェンソーマン)

登録日:2021/01/23 (土曜日) 08:36:00
更新日:2021/03/05 Fri 15:11:39NEW!
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自分の死に方には興味ない

俺は俺が殺したい奴を殺せれば後はどうなってもいい


早川アキとは『チェンソーマン』に登場するキャラクター。


概要

公安に所属するデンジの3年上の先輩であるデビルハンター。
丁髷が特徴の美青年。
かつて両親と弟のタイヨウを銃の悪魔に目の前で殺されており、復讐のためにデビルハンターとなった。
公安に入ったのは銃の悪魔の肉片を所持することが唯一許可されているため*1
そのような経歴から悪魔に対しては強い憎悪を抱いており、強くなるためには危険な代償も厭わない。

性格

家族を皆殺しにされた経験から悪魔の存在を毛嫌いし非常にドライな言動を取るクールな人物。
「生きてる奴はみんな根っこに信念があるヤツだけ」という持論を持ち、当初は「優しさ」と称して同僚となったデンジを路地裏で殴り倒して退職に追い込もうとすることまでやっていた。
悪魔に対して一切心を開かず、パワーや天使に対しても非常に強い不信感を抱いていた。

しかし根は面倒見のいい良識人。同僚だった姫野によれば身内が死ぬとすぐに泣いていたらしい。
情に絆されやすい性格で、当初は毛嫌いしていたデンジも銃の悪魔を殺すと宣言し戦う姿を見た結果「胸糞悪い野郎だが銃の悪魔に立ち向かう気概のあるデビルハンターが1人でも多くほしい」という理由で身内からのデンジへの攻撃を身を挺して庇ったり、
マキマの指示でデンジとパワーを預かり同居生活を営んでいた際は、彼らと仲のいい疑似家族を構築するまでに至っていた。
後にバディとなった天使の悪魔に対しても、台風の悪魔との戦いで「目の前で死なれるのだけはもう御免だ…」という動機から寿命を吸われることすら覚悟で台風の悪魔が作り出した暴風に飛ばされかけた天使を救出する行為も見せた。

総じて、「頭のネジが吹っ飛んだ狂人ほど生存しやすい」というデビルハンター業界の定説に逆行するかのようなイカレていない善人である。


能力

デビルハンターゆえに悪魔の力を借りて戦うため本人のスペックは常人相当。
当初は狐の悪魔の力を主軸としていたが、狐の悪魔に契約を切られ戦略変更を余儀なくされる。
その後はバディとなった『天使の悪魔』エンジェルが生み出した「寿命武器」と、『未来の悪魔』の未来視を駆使した泥臭い近接戦で戦うようになる。


契約悪魔

  • 狐の悪魔
最初期からアキが契約している悪魔の一体で、狐の概念を司る悪魔。
全身に目がついた巨大なキツネ姿の悪魔。
人間に友好的な悪魔で数多くのデビルハンターと契約しているが、面食いなため頭部分はイケメンにしか使わせない。
因みにアキがチョンマゲを作っているのはその部分を食べさせると喜ぶため。

身体の一部(皮膚や髪)と引き替えに、キツネのハンドサインを結んで「コン」と唱えることで顕現し、巨大な口で噛み砕いたり巨大な手と爪で引き裂く。
代償の軽さや扱いやすさもあって初期は主力であったが、永遠の悪魔戦では「狐本体が京都にいる」という都合上隔絶されたホテル内では召喚できず、サムライソードとの戦いではサムライソードを飲み込むも逆に内部から切り裂かれてしまう。
そのことでアキに不快感を覚え一方的に契約を切った。
その後も狐の悪魔自体は他のデビルハンターの戦力として何度も登場しているが、サムライソード戦以降の敵のインフレにより飲み込めないと倒せない火力の低さが露呈している。


  • 呪いの悪魔
最初期からアキが契約している悪魔の一体で、呪いの概念を司る悪魔。
アキからは「カース」と呼ばれている。
釘のような刀を3回突き刺すことで、対象の動きを封じ釘で串刺しにすることで呪殺する。
強力な悪魔で最初期の奥の手だったが不死身の肉体を持つ武器人間との相性は最悪。
サムライソードを殺せずカウンターで重傷を負ったばかりか代償の支払いとしてかなりの寿命を消費し、アキの寿命は残り2年ほどになってしまう泣きっ面に蜂の状況に陥ってしまった。


  • 未来の悪魔
イェイイェイ 未来 最高 未来 最高
オマエも未来最高と叫びなさい!!

狐の悪魔を失い呪いの悪魔の代償を支払った後、新たに契約した未来の概念を司る悪魔。
枯れ木のような体躯に、枝のような2本の角と六つ目の頭、常時T字姿勢という不気味な姿を持つ。
腹に木の洞のような空間があり、そこに人が顔を突っ込むことでその人間の未来を知る事ができる。
「未来最高!」が口癖の陽気な性格だが、望んでいない未来を強制的に見せるなど悪魔らしく陰湿なところもある。
神出鬼没であり、本人は「未来最高!と言えば出てくるよ!」と語る。

能力は契約した人間に「未来視の力」を授けること。
ただし見える未来はほんの数秒の上、あくまで「見えるだけ」。予知した未来を自動で回避できるわけではなく回避できるかは契約者の技量に左右される。
主導権は悪魔側にあるのか、契約者の意志とは関係なく遠い将来の未来を見せることも可能。
とはいえ能力の行使に一切の代償が存在しないという点では、悪魔との契約で得た能力としては破格の使い勝手の良さを持つ。

アキとの接触の際はアキの素っ気ない態度に「過去最悪な態度」と言って嫌悪感を露わにしたが、彼が将来『最悪な死に方』をすることを予見し態度を一転。
その死を直接見て楽しむために「右目に住まわせる」という破格の条件でアキと契約を結んだ。


劇中での活躍

当初は軽い性格でチンピラのような態度のデンジを軽蔑しており、悪魔ということもあっていざという時は殺すつもりでいたが、マキマとそういう行為をするために銃の悪魔を倒すと言い放ったデンジの気概に触れたり、義務教育すら受けていないデンジの境遇に衝撃を受けたりするうちに、彼をデビルハンターとして認めるようになった。
サムライソードとの決着後は、「最強の大会」をデンジと交えてより仲良くなった。そしてサムライソードのキン○マは潰れた。
自宅でデンジやパワーと同居することになった際は、食べ散らかすデンジやトイレを流さないパワーにイライラしながらもキチンと面倒を見る苦労人の素顔を見せ始める。
銃の悪魔への復讐に全てを捧げるつもりだった彼の心境もデンジとパワーと共に過ごす内に変化していき……


デンジ、パワーとの同居生活を送るうちに、アキは「二人に死んでほしくない、生きて幸せになってほしい」という思いを抱くようになった。
そしてデンジとパワーを危険に晒したくないという思いから、家族の仇である銃の悪魔討伐を辞退するまでに至る。
しかし、マキマが討伐作戦にデンジとパワーを参加させる意志を示した*2ことから、彼は再び作戦に参加することになる。
さらに未来の悪魔に告げられた「デンジによってパワーと自分が惨殺され、悪魔に最も恐れられる悪魔が現れる」という予言を受けた彼は、二人を守りたいという思いと、マキマならこの予言にも対処できるのではという天使の悪魔の提案から、マキマに直談判しに行く事に。
涙ながらにデンジ達を死なせたくないという気持ちを吐露するアキに対し、マキマは「それじゃあ私と契約しようか」「早川君の全てをくれるなら私が力をあげる」と告げる。
狼狽したアキに対してマキマが口にした言葉は……


これは命令です

契約すると言いなさい


間もなく、マキマに天使の悪魔共々洗脳され、自覚も無いままマキマと銃の悪魔の戦いに巻き込まれて死ぬことになる。



余談

名前の由来は『世界で最も多く使われた軍用銃』というギネス記録を持つロシア製自動小銃AK-47。カラシニコフの名前で有名。
作者のタツキ氏によるとこの顛末は設定段階からの既定路線であり、銃の名前に関連付けたらしい。
また、マキマへの好意の根本は元々無い設定だったため「空き(アキ)」という意味もあったという。

何気に4巻の表紙の背景が銃の的だったり巻タイトルが「銃は強し」だったりと伏線は地味にあった。
一部では「チョンマゲが銃の撃鉄に見える」という意見も上がる。



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最終更新:2021年03月05日 15:11