はたらく細胞BABY

登録日:2021/01/28 (木) 00:27:01
更新日:2021/09/30 Thu 19:40:19
所要時間:約 4 分で読めます






妊婦さん、忙しいママとパパ――

そしてかつてBABYだったすべての人に捧ぐ!



概要

『はたらく細胞BABY』とは『モーニング』2019年46号から連載開始した『はたらく細胞』のいくつかあるスピンオフ漫画の一つ。既刊2巻。
同紙で連載していた『はたらく細胞BLACK』と入れ替わりで掲載されていた。
作者は『まどからマドカちゃん』の福田泰宏氏が担当。
監修を原作者の清水茜氏が担当し、医療監修を小児科オンライン代表で小児科医である橋本直也氏が担当している。

本作の特徴は舞台となる世界が新生児であること。
本編開始時では妊娠40週でまだ母親の胎内にいて母親の細胞に助けてもらっている段階から始まり、出産を経て世界も細胞も独り立ちしていく。
そのため他のスピンオフ作品とは違い、当初は細胞たち自身すら自分達の仕事が何をすればいいのか分からず困惑する場面もあった。

また『新生児の細胞』ということから、本作で描かれている細胞たちは三頭身ぐらいの子供サイズとなっている。

あらすじ

ママのお腹にいる時から、赤ちゃんの体内では細胞たちが働いている!!

「酸素ってどこに運べばいいの!?」
「胃に入ってきた白い水、これなに!?」
「バイキンたちがくる! 逃げなきゃ!!」

みんな、生まれて初めての仕事。右も左もわからない。それでも体を守るため、一生懸命、働いている!!

赤ちゃんの寝返り一つにも、裏には細胞たちの頑張りがある! 
忙しいママとパパ、そしてかつてBABYだったすべての人に捧ぐ、乳児体内擬人化漫画!

(公式より引用)

主な登場細胞

本作の主人公。優しく天真爛漫な女の子。
パッと見では無印のAE3803に似ているが、髪をおさげにしているという違いがある。
好奇心が人一倍強くお節介な面もあり、よくトラブルに巻き込まれがち。
元々仕事には不真面目であり、よくサボろうとしてはにーちゃんに怒られていたが、
出産時胎盤にいた母親の赤血球から「頑張れ」と最後の言葉を受け取った事で、彼女なりに頑張りだす。

男の子の赤血球。赤血球の兄貴分であり彼女から「にーちゃん」と呼ばれている。
通常赤血球はヘモグロビンを含んでおり、これが酸素と結びつく事で運搬するが、胎児のなかでは酸素分圧が低いので上手く結びつかず酸素運搬が困難。
一方で赤血球FはヘモグロビンFで出来ているため酸素と結合しやすく、胎児内での酸素運搬が得意。
そのため胎児内にいた頃から上手に仕事ができ、よくサボろうとする赤血球に説教していた。

出産後はヘモグロビンFが肺呼吸では上手く結合できなくなるため、酸素運搬が困難になっていき、
赤血球Fの仕事を赤血球が代わりにしようとするほど仕事ができなくなってしまう……。

仕事が上手く出来なくなった後も持ち前のリーダーシップで他の赤血球に尊敬されている。

なお初期案では赤血球Fだけは大人等身の予定だったという。しかし打ち合わせでみんな子供が良いという事になり、現在にいたる。

白血球の男の子。とても気弱な性格。
いざとなれば勇気を振り絞れるが、そうでない時は体内に細菌が現れても戦う事が出来ず隠れる事しか出来ない。
しかし泣けば泣くほど強くなる性格で、他の白血球が三人がかりでようやく倒せる細菌とも互角に戦える。

  • 脳細胞
脳から各細胞に指示をだす司令塔。
主に男の子と女の子の二人いて、男の子は眼鏡をかけた落ち着いた性格。女の子は少し大雑把。
いかんせん生まれたばかりなので知識に乏しく、本を読みながら体内の異常に対処している。

細胞の殺し屋。戦闘力は確かだが実は小心者。
当初は赤血球を見下しイキっていたが、いざウイルスが侵入した時は体が動けず赤血球の方が動けていたため、後に見直している。
なお登場細胞のなかでも一番背が高く、小学4~5年生イメージらしい。

  • 記憶(メモリー)T細胞
女性のT細胞。当初はナイーブT細胞だったが抗原提示を受け活性化した。
好奇心が強い性格。片付けが下手でなんでも解剖したがり。

ナイーブB細胞が活性化した姿。
几帳面な性格で、記憶T細胞の片づけをしてあげている。

お馴染みの血小板ちゃん。
本編の血小板は小さいとはいっても小学低学年くらいだったが、
本話では体内の細胞ほぼ全てが小学低学年くらいになっているため、血小板は幼稚園くらいの大きさになった。おしゃぶりが手放せない。
しかし幼児故の治癒力のせいか仕事は早い。




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最終更新:2021年09月30日 19:40