装甲娘戦機

登録日:2021/03/08 Mon 11:46:55
更新日:2021/04/09 Fri 14:19:11
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「装甲娘戦機」とは、日本のアニメ作品である。

概要

嘗てレベルファイブ主導の元に製作されたメディアミックス作品『ダンボール戦機』に登場するロボット「LBX」を擬人化したアニメ作品。
2021年1月より放送開始。製作はstudio A-CAT。
放送前には既に同コンセプトのソーシャルゲーム「装甲娘 ミゼレムクライシス」が配信されていたが、そちらとは世界観や登場人物を共有しない完全に独立した作品になっている。
ただ『ミゼレムクライシス』の前身ゲーム『装甲娘』はベースの一つとなっている。

コンセプトは命がけの修学旅行
厳しい状況下にある異世界の日本に転移してしまった主人公が現実の厳しさに直面しつつも持ち前の前向きさでともに旅する仲間や世界を変えていく
新規層獲得の為か、元ネタを知らなくても楽しめる作風にはなっているものの、逆に往年のファンからは「LBXである必要性を感じない」といった声も多く、ファンと新規層とで賛否両論な作品となっている。

元シリーズとはストーリー的な繋がりこそないものの、ある種のクロスオーバー要素もある。
各話次回予告の最後のセリフは過去のロボットアニメの次回予告から、
サブタイトルはダンボール戦機、W、ウォーズのサブタイトルをもじったものとなっている。

●目次

ストーリー

何処にでもいる普通の女の子のリコ。
ある日、友人のマナに誘われて東京に遊びに来た彼女だが、そこでひょんなことからLBXのアサシンに触れた途端、異世界に転移してしまう。
そこは謎の存在「ミメシス」によって荒廃した世界であり、リコ同様に別世界から飛ばされてきた少女たちがLBXの力を纏った「装甲娘」として日々戦っていた。
自身もアサシンの力を持つ装甲娘になったリコは、元の世界に帰る方法を探るべく、装甲娘で結成された「遊撃隊」に加わり、ミメシス討伐の為の命がけの修学旅行に身を投じることになる。

世界観・用語

  • 装甲娘
LBXの力が込められた武装「LBXユニット」をその身に纏って戦う少女達。
ネイトに詰まれている変身用ルーム内にて自動で専用のスーツに着替え、ユニットを装着することで変身が完了する。
しかし、スーツとユニットは予めサイズが決められており、食べすぎ等で体形が変わると装甲娘に変身出来なくなってしまう。
ユニットの恩恵で常人を遥かに超えた身体能力を持ち、モデルになったLBXに準じた特殊性能を発揮できるが、使いこなすには装甲娘自身の技量が必要不可欠になる。
エネルギー切れを起こすと自動でユニットがパージされる。
後にオタクロスにより一時的に莫大な攻撃力を得られるアタックファンクションの機能が搭載されていることを明かされるが、一度使用すると膨大なエネルギーを消費する上、装甲娘自身も生命エネルギーを持っていかれて空腹に苛まれるといったデメリットがついて回る。

  • ミメシス
本作の敵役。
突如として現れた謎の生命体であり、本作の舞台の世界の制空権を握っている。
節足動物ような姿をしており、複数の目玉を持つグロテスクな姿が特徴で、更には大型種や建造物を取り込んでいる者等の多種多様な姿の個体もいる。
主な武器は体のどこから放つビームやミサイル等。
時空を歪める技術を持つらしく、そのせいで舞台の世界は地理が乱れており、本来ならばすぐに辿り着ける場所に何日もかかったり、逆に数十キロ離れた場所に直ぐに着けてしまうこともある。
また、別世界から更なる軍勢が攻め込む際には、「時空震」が発生し、ランダムな世界が舞台の世界と繋がってしまい、その世界の人物を転移させてしまうこともある。
装甲娘たちは皆その時空震に巻き込まれた被害者である。

  • コアクリスタル
この世界の通貨兼万物の動力源。
荒廃しきった世界では最早紙幣や電子マネーは無価値であり、このコアクリスタルを使って商取引が行われる他、コアクリスタルによってあらゆる電力等のエネルギーが生み出されており、LBXユニットもそれで動いている。
色とりどりの宝石のような形をしており、種類ごとに価値が変わってくる模様。
ミメシスの体内にもあり、手に入れるにはミメシスの残骸から拾い上げることが必要。
勿論多く持っていれば生活には困らないが、ミメシスはそのエネルギーを敏感に感じ取る為、保持数が多いとその分襲われる可能性も大きくなる為、必要に応じて手放すことも重要。

  • SWITCH
Super Wave Irregular Transcend Conjunct Hub 通称スイッチ。
軍隊が独自に開発した対ミメシス用の兵器。
高次エネルギー凝縮システム、ありていに言うと定点ブラックホール発生装置。
直方体の筒形をしており、人間と同じサイズで推定重量1200キロを超える大型の為、装甲娘数人がかりでなければ満足に運ぶこともできない。
莫大なエネルギーが宿っており、一度起動した際にはその地域一帯に巣食うミメシスをほぼ全て引き寄せてしまった。

登場人物

遊撃隊

装甲娘達だけで結成された対ミメシス用の特殊部隊であり主人公リコが所属する遊撃隊は第13遊撃小隊と呼ばれている。
全員がそれぞれ他の似た並行世界から転移してきた少女達。
現在のメンバーは2代目であり、初代はキョウカ以外、ミメシスとの戦いでネイト、キョウカを守って殉職している。
ミメシスの討伐は勿論、その為の物資の運搬等が主任務となる。
全員何かしらの理由で修学旅行を楽しめなかった経験がある。
10話では、政府首脳陣から『ジャガーノート』と名付けられその戦果から勝利の女神のように期待・要望されつつも、呑気に各地で食事や観光を楽しんでいることに首脳陣は理解を示したり呆れたりした。
これは意図的にネイトが情報遮断し、彼女達にギリギリまでできる限り重圧がかからず旅を楽しめるようにという配慮。裏では別部隊の装甲娘達が前線で頑張りました。
全員旅先の美食を楽しみすぎるあまり、お腹周りなどが太ってしまいLBXユニットを装着できない事態に陥ったことも。

装甲娘

  • モリサワ リコ(森沢 璃子)/アサシン
誕生日は5月23日
CV:逢田梨香子
本作の主人公。埼玉県所沢市出身。
年相応にマイペースで呑気だが、感情の浮き沈みの激しい面もある。
一方で、人懐っこく社交的であり、場の雰囲気を明るくするムードメーカーでもある。他の装甲娘の部隊では、人間関係の軋轢から失敗が起きることも少なくないらしく、明るい彼女の存在は地味に大事。
生きる為の任務とは言え、全国津々浦々を巡る旅暮らしは彼女なりに楽しんでおり、こっそり旅行プランを練っては他の装甲娘と観光を楽しんでいることも多い。
当たり前ではあるが戦闘センスは限りなくゼロに近く、そもそも遠距離戦用LBXの力を纏っているが、当の本人はコルク銃の射的すらまともに当てられない等射撃は苦手。
戦闘でも前線でバリバリ戦うタイプではないこともあってあまり目立たないが、時に強運を発動することもある。
実家は喫茶店で、その御家柄か人の名前を覚えるのが得意と自負しているが、実際は微妙に間違うことが多い。
料理が得意。
夏風邪をこじらせて修学旅行に行けなかった。

  • タキトウ ユイ(滝藤 唯)/オーディーン
誕生日は8月5日
CV:村川梨衣
別世界の東京都調布市出身で、自宅は深大寺の近所。
ボーイッシュでやんちゃなガキ大将気質。
短気でガサツな性格でネイトとよく口論しているが、一方で人情家な一面もある。
やたらと食い意地が張っており、よくキョウカのおやつをつまみ食いして悶着を起こしている。
明朗快活だが、元の世界では友達は居なかった模様。
修学旅行に行く直前に転移してきた。

  • シノハラ キョウカ(四ノ原 京香)/デクー
誕生日は12月1日
CV:大西沙織
遊撃隊のリーダー格で、別世界の神奈川県横浜市青葉区出身。
女性語を多用するクールビューティーで、自分達をあくまでも「機能集団」と称し、戦闘では戦力の残存を重視した合理的な視点と考え方を持つ。
但し、プライベート時ではリコお手製の夕食を前に口では節約を説きながらも満面の笑みでがっつく等のユイに負けず劣らずの食い意地や、ユイのちょっかいにムキになって反撃するような年相応な姿を見せる。
遊撃隊の面々の中では転移してくる時期が一番早く、代替わり前の部隊の生き残りでもある。
出身校の教師達の一種のストライキによって、学校から既に修学旅行の制度が無くなっていた。

  • クルキ ミハル(来気 海陽)/マスカレードJ
誕生日は9月28日
CV:福原綾香
別世界の東京都桧原村出身。
古風な口調で話すが基本寡黙。
但し、湯あたりや乗り物酔いを起こしたリコを率先して介抱する等面倒見は良く、人付き合いも得意な遊撃隊の保護者的存在。
また、密かにゆるキャラのグッズ集めに勤しんでいたり、リコ同様に観光に胸を躍らせるような女子らしい一面もある。
偵察などの重要任務を任されることも多く、遊撃隊の中でも実力者に相当する。
何故かユニットは四輪車に変形する。
弓道部員だったが、他の部の助っ人にも頻繁に出向いた結果両足首をねんざしてしまい、修学旅行に行けなかった。

  • オダマキ スズノ(緒環 涼々乃)/ルシファー
誕生日は11月4日
CV:宮下早紀
異世界の千葉県の幕張出身(彼女の世界では「幕張市」になっている)。
誰に対してもさん付けし敬語で話すが、年はリコよりも1つ上。
物静かな一方で、人とあまり関わろうとしない一匹狼気質だが、これは転移前の世界で両親が転勤続きなせいで友達と折角仲良くなっても分かれなければならないことが多く、その痛みから逃げる為であった。
特にリコには友人の一人を重ねている節があり、自分と距離を詰めてくる彼女とやや他の面々よりも距離を置き、一度は強く拒絶してしまうこともあったが、それでも自分に寄り添ってくれたリコの姿を見たことで心を完全に開いた。
作戦参謀役でもあり、前線に出ても自ら戦うことはあまりない。
作戦を思いついた際には「整いました」と唱えるのが癖。
修学旅行に行くには行ったが、出先で体調を崩し、楽しめなかった。

その他

  • ネイト
CV:水島裕
遊撃隊の面々が移動拠点に使っている装甲車に積まれているAI。
敬語で話す等一見すると紳士的な雰囲気を持つが、聞かれなかったからという理由で自分の機能を話さなかったり、笑えないブラックジョークで周囲をげんなりさせる等何とも難儀な性格をしており、その度に買い替えをちらつかされている。
但し、内心では常に装甲娘たちの身の安全を一番に考えている等決して無能では無い。
装甲車としては乗り心地や暮らしやすさは完全に度外視されており、シャワーがない等、女性にはかなりきつい車内環境になっている。

その他のキャラクター

  • マナ
CV:藍本あみ
リコの同級生にして親友。
大のLBX好きでもあり、リコをその新作発表会に誘ったことで物語が始まることになる。
修学旅行はリコがいなくても存分に楽しんできたが、リコのお見舞いにお土産グッズを沢山もって来た際にリコの風邪を移されてしまったことも。

  • オタクロス
CV:田久保修平
別世界から転移してきた謎の老人で、ユイからは「オタ爺」と呼ばれている。
「~でよ」という語尾を持ち、スケベで二次元好きというとんだ俗物ではあるものの、実体は非常に優秀なメカニックであり、
LBXユニットに搭載はされているもののデフォルトではオフになっているマニュアルをオンにしたり、
アタックファンクションのリミッター機能を付け即時のエネルギー切れ回避や複数回の発動を可能にしたり、
ネイトを一人で修復する等遊撃隊の面々に大きな進歩をもたらした。
温泉旅館を改造して自分のラボにしているが、それは仕方ないとはいえ訳も分からず戦わされている装甲娘達の癒しの場を与えたいという彼なりの思いやりによるもの。
女性を呼ぶときは「~たん」と付ける。
実は原典にも登場しているキャラで、どうもそちらと同一人物らしい。

  • 青年
CV:山口智広
「御殿場」の商工会の職員。
嘗て御殿場を守って散ったマスターコマンドの装甲娘・サヤカに一目惚れしていたが、その分彼女に戦うことを強いて自分達は安全圏内で暮らす街の人々に失望し、彼らを犠牲にしてでも独自に修復していたサヤカのユニットでその仇を討とうと画策していた。装甲息子…
遊撃隊の戦いの中で、キョウカの持つサヤカのユニットを自分で修復するも、その最中に致命傷を負ってしまう。
最期は自ら彼女の発砲の勢いに巻き込まれ、まるでサヤカの後を追うように絶命した。

  • おチヨ
CV:三石琴乃
旧京都エリアにあるラボ3に勤める老年女性の科学者。
実は月光丸の力を持つ装甲娘であり、変身すると明らかに若返った姿になる。
何やら大昔から生きてきたらしいが、その詳細は不明。
遊撃隊に対ミメシス用兵器のSWITCHを託した。


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最終更新:2021年04月09日 14:19