クチビルゲ

登録日:2021/04/29 Thu 00:02:43
更新日:2023/08/30 Wed 18:27:30
所要時間:約 3 分で読めます





人を喰いたい……!

生きている人間を喰いたい……!

出典:超人バロム・1/東映/第21話「魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!」/1972年8月20日放送


超人バロム・1』の第21話「魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!」に登場したドルゲ魔人。

:大宮悌二
演:吉田義夫(人間体)


【概要】

顔が丸ごと巨大な唇になっているという、非常にインパクトのある姿をしたドルゲ魔人で『超人バロム・1』後半の名物である「人体魔人」の第1号。
腕が右腕しかなく、頭からは乱れた長い黒髪が不気味に生えており、「ドルゲの悪の唇」を名乗る。
食欲の化身であり、その巨大な口で人間に頭からかぶりついて丸呑みにしてしまう。
その目的は食べた人間を体内で猛毒の死のヘドロに変え、それをスモッグにして空中から撒き散らして死の街にし、悪の支配下に置く事。
その目的のためにバロム・1の心臓を食べようと企み、絶食して挑んだ。
意外とグルメで、食べた人間の衣服や持ち物は吐き出してしまう。

死のヘドロは武器として使用する事もでき、口から噴射してコンクリートの壁も溶かしてしまう。
大きな口も攻撃に使い、バロム・1に噛み付いて動きを押さえて打撃を与えた。
腕が片腕しかないわりに、大人の男性を押さえ付けるほどの力があるが、やはり格闘は得意ではないようでバロム・1との戦いでは廃墟から落とされそうになるなど苦戦していた。


【活躍】

食欲の化身であるドルゲ魔人「クチビルゲ」は、肝試しの会場に出現すると酔っぱらいを丸呑みにして食べてしまう。
その現場を目撃した浩太とチャコの兄妹をアジトの屋敷に誘き寄せて襲いかかるが、バロム・1が駆け付けて戦闘に突入する。
しかし、アントマンに相手をさせた隙に二人を捕らえて死のヘドロを噴射して撤退。
ドルゲに作戦の経過を報告し、絶食してバロム・1を罠にかけるように指令を受ける。

浩太が目を覚ますと私立探偵の天知大五郎に保護されていたが、チャコの姿が無かったために天知と一緒に捜しに出かける。
二人を捜していた健太郎と猛、松五郎と合流してクチビルゲのアジトだった屋敷に向かうが、そこをクチビルゲが襲撃。
バロム・1に変身にして脱出すると、浩太が連れ去られようとしており、助けに入るが天知がクチビルゲの正体を現して浩太を連れ去ってしまう。

後を追って来たバロム・1に対して二人を人質にしてまずボップを渡すように要求し、痛めつけて心臓を食べようとするが奮起したバロム・1の反撃を受けて二人を取り戻されてしまう。
廃墟に移動して最後の対決に突入するがバロム・1の猛攻に圧倒され、一時はバロム・1に噛み付いて攻撃したり死のヘドロを噴射して反撃したが口にボップを投げ込まれて弱体化。
必殺の「バロム爆弾パンチ」を受けて爆発し、敗れ去った。


【その他】

浩太を演じているのは、『帰ってきたウルトラマン』で坂田次郎を演じていた川口英樹氏。

クチビルゲの人間体である天知大五郎を演じているのは、『悪魔くん』でメフィストを演じていた吉田義夫氏。


【その後の登場】
にわのまことによる読み切り漫画『超人バロム・1』にて再登場。
人肉(特に心臓)を好み、平気で騙し討ちを行う卑劣漢。ヘドロを使うシーンは無し。
男性を捕食していたところ、健太郎と猛それぞれの息子である清司郎(きよしろう)(いさみ)が変身したバロム・1に見つかり、交戦。
バロムブレイクを受けると「元は普通の人間だったのに、醜い怪人に変えられたら誰だってひねくれる」と嘘をついて*1バロム・1を動揺させ、その隙に心臓を抉り出そうとした。
しかし奮起したバロム・1に撥ね飛ばされ、最期はバロム爆弾パンチを食らって爆死した。

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最終更新:2023年08月30日 18:27
添付ファイル

*1 人間を素体としているのは動植物魔人達であり、クチビルゲら人体魔人はドルゲの体組織から生まれる。