Subnautica(サブノーティカ)

登録日:2021/08/14 Sat 08:52:12
更新日:2025/04/07 Mon 00:25:53
所要時間:約 50 分で読めます




Aurora:Attention. Hull failure imminent. All personnel abandon ship.
(警告、船体破断が進行中。全乗員は直ちに脱出してください。)

PDA:オーロラ号は惑星上に墜落しました。原因:不明。

PDA:周囲に人間の生体反応はありません。


Subnautica(サブノーティカ)とは、海中探索がメインのオープンワールドサバイバルゲームである。
開発はUnkown Worlds Entertainment。

Steamでは2018年1月に発売され、日本ではPlayStation4、PlayStation5、Nintendo Switch向けにも販売している。
世界中で高い評価を得ており、Steamのベストサバイバルゲーム大賞、PCゲームオブザイヤーを受賞している。
続編にSubnautica: Below Zeroがある。こちらはSubnauticaから2年後、同じ惑星4546Bの海と氷の台地が舞台。

舞台は殆どが海で構成された惑星「4546B」。
この星にとある任務で訪れたアルテラ社所有の宇宙船「オーロラ号」が降下中に突如墜落。
乗員だったプレイヤーは脱出ポッドに乗り込み、なんとか惑星へと不時着。救助を待つため、他の生存者を探すため、サバイバルに挑むことになる。

概要

装備・設備を充実させつつ情報収集を行い、星からの脱出を目指すのが主な目的。
スタート時はほとんど丸裸だが、脱出ポッド備え付けのファブリケーター*1によって魚の調理や水の確保、装備の作成が出来る。
完全な孤独ではなく、それなりに融通の利くコンピューターがサポートしてくれる。


PDA:孤独な環境で無機物を擬人化することは一般的な心理的防衛機構です。
現実でも思い当たる節がある人は挙手しよう


プレイヤーと同じくポッドでオーロラ号から脱出したものの、運悪く水中に没してしまった人のポッドなどが海中にあり、これらを発見・スキャンすることで様々なアイテムを作成可能になる。

プレイヤーはO2とHPの2つのゲージのうちどちらかが無くなると死亡する。
O2は潜水中に毎秒減っていく実質的な水中活動可能時間。ボンベ等を装備することで増やすこともできる。
HPゲージは最大100で初期から増やすことは出来ず、攻撃的生物からの攻撃やスーツの機能限界を超えた放射線や高温環境などでダメージを受ける。
ただし機能を持つスーツを装備することで放射線遮蔽や防御力・耐熱向上などの実質的な強化が可能。
また、満腹度・H2Oの2つのバイタルゲージが存在し、この内どちらかが0になるとHPゲージが急速に減少していくため食料と水分の確保は重要。逆に2つのバイタルゲージを高い状態で維持しているとHPは徐々に回復するようになっている。
食糧には鮮度の概念があり、時間経過で腐敗してしまう。魚なら調理時に塩を用いる事で腐敗しなくさせることが可能。ただし、塩辛いので食べると少々喉が渇く。
実は生きている魚はインベントリやストレージ内でも死ぬことはない。

昼夜の概念はあるが、今作では天候の概念はなく環境は安定している。
世界はいくつかの海域(バイオーム)で構成されており、場所ごとに様子や生態系が異なる。
珊瑚礁はもちろん、怪しく光る巨大キノコや巨大マリモの群生、気味の悪い植物の森など様々など未開惑星ならではのロケーションも存在する。

ある程度ゲームが進むと、ツールを使って拠点の建造が可能になるため、建築する楽しみもある。
ただし、見た目はチタン製かガラス製の2種類で、リペイント等も出来ず、サイズも固定なので自由度は低め。こだわるなら部屋と通路、装飾の構成で個性を出すことになる。

広大で美しくも恐ろしい海、武器らしい武器がなく戦闘をなるべく避けるスタンス、豊富なデータバンクと生命、人間が皆無な孤独感、ガバ物理による膨大なバグなどが特徴。

ジャンルこそホラーゲームではないが、海に対する本能的な怖さ、何処からともなく聞こえてくる奇怪な鳴き声、暗闇で妖しく光る生物達などの要素から、下手なホラーゲームより怖いと評判。
それでも世界観やサバイバル性に魅せられ、本作を怯えながら遊ぶ人も数多い。

ツール

多いため一部を抜粋。

施設

ビルダーで建造できる。施設そのものや補強、内装、外部装置、電力源など種類は様々。当然、施設に応じた素材が必要となる。
序盤は入手量に比べてそこまで需要がないチタニウムがゴリゴリ消える
地形による制限や強度・電力といった要素も絡んでいるため、好き放題に建造することはできない。
内部では電力がある限り酸素が供給されるため、簡素なものでも中継地点としても使える。
当然のことながら、施設は干渉しあわないように配置しないといけない。
また、ファブリケーターと違い、ビルダーは分解することで損失なしで素材に還元できるので作り直しが自由にできる。
多いため一部を抜粋。

乗り物

乗物改造端末でリペイント可能。
機内は酸素で満たされているため、遠方・深部の探索が容易になる。
ロケット以外の乗り物はいずれも稼働に大型のバッテリーであるパワーセルが必要。電力が切れると機能停止するため、常にひとつは予備を持っておきたい。


バイオーム

このゲームは地域ごとに生態系が異なっており、その地域はバイオームと呼ばれている。
取れる鉱石も異なっており、他所ではあまり見かけないものもごろごろしていたりする。当然、他所でごろごろしているものがぱったり消えることもよくある。


中立生物



敵性生物




植物・珊瑚


ストーリー


ネタバレを含む内容




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  • 所要時間30分以上の項目
  • 2018年
最終更新:2025年04月07日 00:25

*1 素材を元に様々なアイテムを作成できる機械

*2 おそらく、これらを入手した際の効果音が違うのはこのため。

*3 このようなゲームデザインになったのは、銃を扱うゲームを開発するために何年も創作の労力を費やせないという開発側の思いが根底にある。

*4 序盤の通常探索範囲ではなかなか見つからないルビーとゲルサックという植物が素材。ただし、ゲルサックは栽培可能で、ルビーは高温地帯、つまり熱発電機が使える環境で良く落ちているので見つけると困らなくなる。

*5 そのせいもあってPC版では本機に核魚雷やレーザーキャノンを搭載するMODが作られてたりする。

*6 2023年6月18日頃に北大西洋で起きた潜水艇タイタン沈没事故で有名になる潜水艇タイタン号を運用していた企業で、潜水艇タイタン(2018年3月まではCyclops2という船名)号は後述の“Cyclops1”の後継機である。

*7 ビルダーで通路を作りまくって階段にしたりすれば脱出できる。

*8 肉体の死後にもテレパシーを送ってきていることから、精神生命体に近いと思われる。

*9 流石に生食しすぎると食あたりを起こしてライフと満腹度にダメージが入ってしまうが。

*10 材料から逆算した場合水爆クラスのエネルギーを使用している。

*11 または特使として乗船しているジョチ・カサル及びその宗教の関連団体か。

*12 ワーパー自身も識別能力があるのだろうが、この時体内に発信機が撃ち込まれている可能性がある。作中でも(リヴァイアサン級用の大型トレーサーだが)そういう技術があることは描写がある。