登録日:2021/08/14 Sat 15:42:35
更新日:2025/03/02 Sun 17:03:07
所要時間:約 7 分で読めます
※本項目は『モンスターハンターワールド:アイスボーン』におけるネタバレを含みます。
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幽衣より解き放たれし王
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概要
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』に対するタイトルアップデート第2弾(Ver12.01)で名称も種族も明かされず公開された新規モンスター。
その風貌は、「ザ・ドラゴン」とも言うべきド直球のレッドドラゴン。
特徴的なフォルムの多いモンハン世界のモンスターの中では却って異色である。
王道のデザインといい至ってシンプルな別名といい、
黒龍を彷彿とさせていた。
特別任務クエスト「失われた幽世線」にて、導きの地に氷雪地帯が現れるようになり、同じくタイトルアップデート第2弾で登場した
ジンオウガ亜種を狩猟するという流れの中、導きの地の深奥で
ゼノ・ジーヴァの抜け殻が発見される。
そこに現れる赤褐色の未知のモンスターを受け、新大陸古龍調査団は一時撤退を余儀なくされる。
この未知のモンスターの正体こそが後に「ムフェト・ジーヴァ」と名付けられる古龍であり、その後の調査で
ゼノ・ジーヴァの成体であることが断定される。
つまり、名称も種族も明かされず公開されたのは禁忌のモンスターとかいうメタ的な意味でなく、世界観的に名前もまだ分からない未知の存在という、作中における
ゼノ・ジーヴァの遭遇~命名までの過程をそのまま再現しているということである。
能力
ゼノ・ジーヴァ同様に地脈エネルギーを操るのだが、その力は幼体であった頃の比ではなく、生態系を直接操作し思いのままに作り変えることが可能。
これにより、自分に都合の良い環境へと上書きし、種の保存および拡大を行うという、古龍の中でも規格外の影響力・危険度を持つ。
事実、その住処の直上に当たる「導きの地」には密林と荒野、溶岩地帯と寒冷地帯といった全く異なる地相が密集しており、それぞれに属する大型モンスターが犇めき、豊富な生命エネルギーによりどれも他地域のものより強大な能力を獲得しているが、それも地脈を通して「ムフェト・ジーヴァ」がそのエネルギーを吸収するためのお膳立てに過ぎない。
また、作中世界の生命の頂点に位置する禁忌のモンスターの一角たる「アルバトリオン」が導きの地に突然襲来したのも、この「ムフェト・ジーヴァ」の観察と排除が目的であったと推察されている。
このような行動は他のどの古龍種にも類例がなく、それだけ本種の秘めた危険性を証明しているとも言える。
クエスト
偵察任務
マスターランク |
M★★★★★★ |
|
特殊クエスト |
戻らずの底 |
目的地 |
|
メインターゲット |
報酬金 |
36000z |
幽境の谷 |
任務の達成 |
制限時間 |
受注・参加条件 |
50分 |
MR24以上 |
専用フィールド「幽境の谷」にて、地脈エネルギーを枯渇させることが目的となっているが、2階層に分かれており、各層で地脈エネルギーを枯渇させないことには先に進まない。
最終的にムフェト・ジーヴァが大技「王の雫」(後述)を放つが、これを全員が正規の方法で回避することを以てメインターゲット達成となる。
後述の討伐クエストの前哨戦となるクエストであり、2層目の王の雫までの流れは討伐時においても同じであるため、このクエストでしっかり掴んでおくこと。
MHWorldではダメージ量を表示する関係で、従来から恒例であった「全体防御率」の概念が表現しにくくなっていたが、ムフェト・ジーヴァでは3割減と目に見えるレベルで設定されている。
部位破壊することで破壊した部位はこの影響を受けなくなる。
緊急任務
マスターランク |
M★★★★★★ |
|
特殊クエスト |
赤き龍 |
目的地 |
|
メインターゲット |
報酬金 |
43200z |
幽境の谷 |
ムフェト・ジーヴァの討伐 |
制限時間 |
受注・参加条件 |
20分 |
MR24以上 クエスト「戻らずの底」のクリア |
ムフェト・ジーヴァ討伐を目指すこのクエストは、
マム・タロト同様集会所に集まった最大16人での共同任務となる。
マルチプレイ前提の仕様になっており、偵察任務と違い2層目での「王の雫」の後も戦闘が続き、2層目のエネルギーが枯渇すると3層目に移行。これを繰り返すことで最終的に討伐となる。
討伐した際の部位破壊や各層の地脈エネルギーの枯渇状況によって報酬枠が増減するところも
マム・タロト同様であるため、各PTの足並みが揃えられることが大切。
ムフェト・ジーヴァの体力自体はVer15.10以降2人以下の仕様が実装されており、ただ倒すだけならソロでも可能なのだが、地脈エネルギーの仕様は
マルチプレイ前提から一切変わっていない。
そのため集会所において他に誰も緊急任務を受注していない
完全ソロによる討伐は非常に時間がかかるものとなっている。
戦闘の流れ
ムフェト・ジーヴァは幽境の谷の地脈エネルギーを吸収することで自己修復を行うため、そのエネルギーを枯渇させることが最優先事項。
また、全身の肉質が非常に固い代わりにどの武器種でも武器攻撃1回で傷が付くが、エネルギー噴出を伴う攻撃の後やエネルギーを吸収しての自己修復の際に傷付け状態を解除してしまうため、パーティーで連携しての傷付け維持が重要となる。
1層目では朽ちた地盤と落石のギミックが存在し、ムフェト・ジーヴァが怯ませた際に退くように移動する性質を利用することで、ギミックの位置まで誘導できる。作動させれば地脈エネルギーの大幅な消費を狙えるため、一部位を集中的に狙って怯ませよう。
2層目では誘導ギミックが無くなり、かわりに一部モンスターに存在した「敵視」が発生する。狙われたプレイヤーが集中的に攻撃されるようになり、他プレイヤーが特定部位を狙うチャンスとなる。ただし、ベヒーモスの場合と違い他プレイヤーもある程度攻撃されるため油断は禁物。
逆に狙われたプレイヤーは敵視を維持するために攻撃しつつ慎重に立ち回る必要があり、特に懐に潜り込んだり武器攻撃で傷を付けようとすると全方位&広範囲&傷修復ありのビッグバンを多用され、パーティーにとって大迷惑となる。
頭に張り付いてスリンガー全弾発射を行うと敵視を自分に移せるため、ガンナーが敵視されムフェト・ジーヴァが動き回るような場合には考慮したい。
3層目では「敵視」に加え、新たに臨界状態への移行と爆発するガス溜まりが登場。
臨界状態になると各種攻撃にエネルギー噴出が伴う代わりに全身の肉質が軟化し、特に胸部を部位破壊するチャンスとなる。「王の雫」を放つと解除され、3層目の戦闘は通常状態→臨界状態→「王の雫」→通常状態の繰り返しとなる。
ガス溜まりは「王の雫」の後に充満し、攻撃が当たることで噴出。ムフェト・ジーヴァに大きなダメージを与えられる。数か所存在し、敵視を受けたプレイヤーはその場所まで誘導できる。
王の雫
ムフェト・ジーヴァが持つ各種攻撃技の中での一番の
必殺技。やたら厨二臭いネーミングの公式名称再び。
空中から地面に向かって青白い炎を履き続ける予備動作の後、旋回後に白いエネルギーをチャージして名前の通り雫のような極小のエネルギー球を投下。
地面に着弾した瞬間、視界が真っ白に染まるほどの凄まじい大爆発を起こす。
フィールドが赤熱するほどのとんでもない破壊力を秘めており、当たってしまったら問答無用で
即死が決まる。
前述の通り、これを正規の方法で回避しないと先に進めなくなっているが、その正規の回避方法とは、
フィールド上に点在する障害物の真裏に隠れることただ一つである。
それ以外のあらゆる方法(根性、無敵時間、ガードなど)は全て一切無視されるため、待っているのは死のみ。
予備動作があり、その間に障害物に隠れる必要があるのだが、猶予時間は「戻らずの底」でも約10秒、「赤き龍」では2層目で約5秒、3層目で約3秒と短く、その更に前の滑空を見抜けないと生存は厳しい。
しかも厄介なことに、「赤き龍」の第3層では、この王の雫が
障害物が無い状態で発動されてしまう場合もある(仕様)。
4人パーティで挑んでいるとその場合は完全に
詰みとなってしまうため、クエスト失敗を受け容れなければならない。
この状況から生き延びるためには
- 「ネコの報酬金保険」及び「ネコの生命保険」を両方発動させた上でここまで一度も力尽きていない
- 滞空してからエネルギーを放出するまでのわずかな隙を突いて閃光弾で撃墜し、再び舞い上がった瞬間にモドリ玉でキャンプへ退避する
のどちらかが成立している必要がある。
ただし後者はタイミングが極めてシビアなので、王の雫以外で力尽きない立ち回りを練習しておく方が確実と言える。
装備
武器は生産武器からは独立した仕様になっており、緊急任務を達成した際に報酬としてベースとなる武器を入手し、それを「龍光石」で覚醒させることで強化する仕組みとなっている。
運任せの塊であったマム・タロトの報酬の反省を踏まえ、総数がかなり少なめな上、報酬受け取り時に装備している武器種を最低一つは必ず入手できるようになっている。
メイン武器種を各属性揃えるだけなら鑑定武器より大幅に難易度が低下した。
防具の龍紋シリーズは3部位の装備でシリーズスキル「龍脈覚醒」が発動する。
「龍脈覚醒」は抜刀中に会心率と属性値が上昇するが、攻撃するたびに自身にダメージが発生し、一定回数攻撃を当てると体力が回復するという非常にピーキーなスキル。5部位装備すると「真・龍脈覚醒」になり、会心率と属性値がさらに強化される。
そしてシリーズスキルが発動した状態で抜刀すると鎧の形状が変化し、回復効果の発動中はムフェト・ジーヴァのように青白く光るギミック装備になっている。
他のスキルやスロットも優秀であり、属性特化の双剣やライトボウガンでは優先度が高い装備。
オトモアイルー用の防具もハンター用とほぼ同じデザインだが、こちらは赤龍ネコシリーズで微妙に名称が違う。
余談
コラボで
FF14に出張した
リオレウスが火炎ブレスによる即死技を持っており、こちらは形態変化直前という意味で王の雫と共通点がある。
というよりも、MHWorldにおける即死技の仕組みは、FF14とのコラボでMHWorld側に実装された魔獣「ベヒーモス」の
必殺技である「エクリプスメテオ」が
ほぼ元ネタ。
コラボの縁でお互い作り込んでいたため同じようなことが出来たのである。
一方、MHRiseの
百竜ノ淵源ナルハタタヒメも王の雫に似たエフェクトの大技を持っているが、こちらには即死効果は無く、王の雫の面目は保たれている。
追記・修正は王の雫に耐えてからお願いします。
- そのド直球すぎるザ・ドラゴンな見た目なため、某宇宙のアカトカゲを連想する人も居たとかなんとか -- 名無しさん (2021-08-14 18:26:02)
- ミラを彷彿とさせる異名と体型、他古龍よりも格上だと明言されていることから「新しい禁忌のモンスターでは?」と言われていたけど、今は否定されているっぽい? -- 名無しさん (2021-08-14 19:06:36)
- ここまで余計な物ついてないドラゴンモンハンだと初めて? -- 名無しさん (2021-08-14 19:07:54)
- 見た目のドラゴンズドグマ感がすごい -- 名無しさん (2021-08-14 20:56:57)
- 能力は地脈に依存しているし、禁忌よりは一枚格落ち感がある気がする。 -- 名無しさん (2021-08-14 21:11:18)
- 古龍級ならぬ禁忌級ってやつだな。赤龍っていう簡単なネーミングはモンハン世界だと逆にヤバい -- 名無しさん (2021-08-15 01:24:27)
- 見た目は好きなんだがモーションが嫌い… -- 名無しさん (2021-08-15 02:00:49)
- ソロ体力実装されたけど地脈がそのままなのがね…あと全体的に硬くて攻撃スピードも速く吹っ飛び特大も多くてイライラする -- 名無しさん (2021-08-15 04:28:34)
- 王の雫で失敗確定とあるけどってモンハンは2回目までセーフじゃなかったっけ このクエストに限り1回で失敗扱い? -- 名無しさん (2021-08-15 11:20:38)
- 岩なし雫は4人まとめて死ぬので猫飯効果で保険が重複しないと失敗確定 -- 名無しさん (2021-08-15 11:57:19)
- もしかしてモチーフは黙示録の赤い竜だったりする? -- 名無しさん (2021-08-15 12:08:53)
- 黒龍染みた赤龍という別名 古龍の王 完全に新時代ミラボレアスみたいだよね もしあそこで倒せなかったら禁忌モンスターになってたのかもしれない -- 名無しさん (2021-08-15 15:14:17)
- アイコンが微妙にリオレウスに似ているのは気のせいか -- 名無しさん (2021-08-15 21:37:34)
- あと岩なし雫で全滅を防ごうとホストが抜けると、残されたゲスト側では直後にもう一回雫を放ってくるのでやはり全滅だとか -- 名無しさん (2021-08-16 20:27:51)
- 古龍はそれぞれ司る災害や自然現象があるが、ムフェト・ジーヴァが司るのは人間、あるいは人間によりもたらされる環境破壊なのではないだろうか -- 名無しさん (2021-08-16 20:34:54)
- 上位マムタロトにも言えるんだけど、こういうオンライン前提な上に集会所での協力必須だと復帰勢みたいな旬を逃してプレイヤーは敷居高くなるのがすごく嫌だった -- 名無しさん (2022-08-16 21:00:29)
- ↑それ言ったことあるけど、「むしろソロのほうがやりやすいくらいだろエアプ乙、ライズに帰れ」って言われてああそうですかってなって投げた。その後実際にライズやってみた(言われた当時は触ってもいなかった)らソロがめちゃくちゃ快適で携帯機に快適性で負けてんのか…って虚しくなった -- 名無しさん (2024-02-12 11:20:26)
- ムフェトは永久機関を持っているので王の雫等のブレス攻撃は自前。地脈エネルギーを利用するのは自己再生の時か環境改変くらい。地脈エネルギーに依存とは少し違うかも。 -- 名無しさん (2024-12-09 10:08:43)
- 古龍の墓場であらゆる古龍のエネルギーの結晶として生まれる「古龍の王」って設定が最高に格好いい。戦闘力も格も間違いなく禁忌に次ぐだろうし、禁忌と他の古龍たちの狭間に存在するモンスターって感じ。 -- 名無しさん (2025-03-02 17:03:07)
最終更新:2025年03月02日 17:03