ウジャダニ

登録日:2021/10/04 Mon 23:20:20
更新日:2023/08/24 Thu 23:12:41
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ウジャダニとは『ピクミン2』に登場する原生生物である。
だが人によってはこう思うだろう。「そんなのいたっけ?」と……。


というのもこの生物、出現頻度が非常に少ないため、出会うことなくゲーム終了になる事もあり得る特殊な存在なのだ。
しかもこの生物、どういう訳か生物図鑑に項目が記載されていない


ピクミン2には癒し系ボスのオオパンモドキ、みんなのトラウマアメボウズ、機械なのか生命なのか分からなくなるタマコキンダマグモキャノン黒い任天堂全開の名前コマンマン/オオマンマン、前作から謎のパワーアップを遂げたクマチャッピーなど、印象深い原生生物が数多く存在するが、それらは「生物図鑑」と言う項目でその生物の分類・生態・美味しい食べ方を知る事が出来るが、この生物はその項目が準備されていないため、詳しい情報は得られないという状態になっている。
この項目では作中描写+αで判明している生態についてを以下に記載していく。


【生態】

まず外見についてだが、「ウジャダニ」と言う名前からも分かる様に見た目はダニの様な非常に小さい外見で、e+カードでの説明では体調5mmとなっている。
参考として赤ピクミンの体長は3cm程度のため、ウジャダニと赤ピクミンは体長としては単純計算でも5 ~ 6倍程度差があり、実際ピクミンと比べてもはるかに小さい事が分かる。
勿論そんな生物が単独でいるわけもなく、基本的には数十匹単位で1つの場所をあっちこっちとせわしなく動き回っている。
集合体恐怖症の人にとっては非常にゾワッとする登場だったかもしれない。大量のピクミンを連れ回すゲームをやってる時点で今更な訳だが
名前的にも「ウジャウジャいるダニ」で「ウジャダニ」なのだろう。


出現するのは「のぞみの大地」内のエリア内のとある2ヶ所のみ。

ちなみに冒頭で「出現頻度が少ない」と書いたが、これは出現のフラグ立てが難しいなどと言った事ではなく、単純に「30の倍数+1」日の日にしか出現しないという面倒な特徴を持っているからである。

この日付ルールで考えた場合、単純な理屈で考えれば最も早いのは1日目だが、当然チュートリアル中のため、実際に最も早く訪れる遭遇日は31日。その後は30日おきと言う非常に長いスパンで出会いを繰り返していく事になる。(ちなみに1度倒してから洞窟に入ってまた出た後になると元々いた場所にウジャダニが復活する。)
しかし低日数クリアにおいては基本的に10日も経つことなく*1すべてのシナリオをクリアする事も可能なのでそのような日付に到達すること自体がない。
それ故に出会うことなくゲームがエンディングになる事もおかしくない。

行動に関するポイントは以下の2つ

①:主な攻撃方法は毒。

基本的にピクミンに対して攻撃をしてくる事自体はなく、戦闘自体もピクミンが1回攻撃するだけであっさり死んでしまうほど弱いのだが無害という訳ではなく、こちらから攻撃*2すると倒される際に量は少ないながらも毒を吐き出し、攻撃してきたピクミン達を毒状態にさせる。
一応それ以外に捕食や襲撃などの能動的な攻撃方法は特に持たないため、白ピクミンで攻撃すれば簡単に一掃できる。
ただし死体は残らないので栄養にできない。


②:倒す際に大地のエキスを落とすことがある。

ピクミン2では草を抜く、小さな粒状の石(砂?)を破壊して大地のエキスを獲得するという作業があるのだが、ウジャダニ撃破時にも同様に大地のエキスが出る。また、ゲキカラスプレー/ゲキニガスプレーのエキスが手に入る事もある。*3

上述した通り、ウジャダニの数は非常に多いため、それらを全て撃破出来れば大量のエキスを獲得できる。
毒でピクミンが死んでしまう危険はあるものの、基本的にはエキスを大量に出してくれるメリットの方が大きい原生生物なので、実際に遭遇したら危険を避けつつ、なおかつ後述するエキスの上限問題を気にしながら上手くエキス回収をしていくのが効率がいいだろう。


【余談】

  • 「のぞみの大地」ではエキス以外にも卵がエリア内の随所にあり、そこから大地のエキス・スプレー類・タマゴムシが出てくるが、実は設定的な面の話としてのぞみの大地では「エキスはエリア内に合計24個までしか存在できない」と言う制約がある。
    そのため、「ウジャダニで大量のエキスの抽出に成功 → そのまま卵も割ってさらにエキス獲得」とやろうとすると、途中から卵を割っても何も出てこないか、最悪の場合ウジャダニのエキスすらも24個の制限で途中で頭打ちになってしまうと言う事例が発生する事もある。

    こういった事態を避けた上でより多くのエキスを獲得したい場合、ウジャダニを一斉にではなく少しずつ倒しつつ、倒した後に出るエキスの内、オリマー達で回収可能なスプレーはなるべく早く回収、残りのエキスも葉っぱのピクミンを連れてきて吸わせることで地上に存在するエキスの数をなるべく減らしていくなどの対策を行う必要がある。


  • 生物図鑑に項目のないウジャダニだが、e+カードにおいては以下の様な解説がある。
    どこにでもいるダニの仲間で、これと言った特徴もない。しかし、生態系の大部分はこのように地味な生き物で成り立っており、「派手」で「特異」な生物が生態系のほんの一部にすぎないのはどの星でも同じ事だ。
    ……なんとも生態系の本質をついた文言になっている。
    ちなみにこのカード内では他に分かる情報として挙がっているのは上述した体長の他に「和名不明、運搬及びお宝価値共に0」などがある。


  • 生物図鑑に載っていないのになぜ名前が分かるのかという点だが、「ウジャダニ」と言う名前自体はファミ通の攻略本や上述したe+カードなどで利用されている。しかしその一方で任天堂の公式サイト、及び公式の攻略本では「ウジャムシ」と言う名前になっており、公式間でも名称があやふやになっているのが現実となっている。



追記・修正は大地のエキスの使い方や上限までの残りの数などを吟味しながらお願いいたします。


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最終更新:2023年08月24日 23:12

*1 ゲームの仕様的なバグなどを利用する場合、最短5日でクリアが可能。

*2 ちなみにウジャダニの身体はそれなりに硬いのか、タマコキンらのBB弾を受けても死なない上に攻撃を受ける際に硬いものが壊れるような音がしている。

*3 なお余談だが上記2つはその作業に5匹しかピクミンをあてがえないが、ウジャダニの撃破は何匹でもその作業に当てられる。イメージとしては「サンショクシジミ(同じく倒すと一定確率でエキスを落とす)の撃破→エキス獲得」の流れの方がイメージに近いかもしれない