シジミ

登録日:2012/03/31 Sat 12:42:41
更新日:2024/04/13 Sat 15:34:06
所要時間:約 3 分で読めます





シジミ(蜆)とは、二枚貝綱異歯亜綱シジミ科に属する二枚貝化の貝類である。ここでは食用としてのそれを主として説明する。

汽水性のものと淡水性のものが存在し、比較的日本の広い地域に生息している。
自然が豊かな地域には存外結構いるので、河や湖の石をどけたら普通に見かけたりする。
かつては東京都内を流れる川にすらいて、普通に庶民が味噌汁に入れたりしていた。

食用の歴史は長く、貝塚からアサリなどと供に貝殻が見つかったりしている。


■食用としてのシジミ

食用貝類としてはアサリと並び日本人には身近な存在。
在来種のヤマトシジミやマシジミなどが一般的だが、近年、外来種であるタイワンシジミも食卓に並ぶようになった。
味噌汁の具としては特に一般的な存在であり、また、二日酔いの朝には特に良いとされている。
これは、肝臓に良いとされるオルニチンやコハク酸成分のためであり、現代医学でも立証された根拠ある療法である。
ただ飲んですぐ効くというわけではない様子(二日酔いへの即効性はどちらかといえば味噌汁自体とされる)。

逆に言えばシジミ=味噌汁と言う風潮があり、アサリのようにバター炒めやチャウダーなど、味噌汁以外の料理に活用される事は少ない。
だが、これは、「形が小さすぎて使いにくい」「シジミ=味噌汁の図式が強すぎてそれ以外の料理をしようと思わない」故であり、
シジミは決して味噌汁だけが旨い訳では無い。
ちゃんと料理すれば味噌汁以外の調理も美味しいのだ。


■シジミ調理のコツ

シジミの身を取り出すには、オーブンや蒸し器で殻が開くまで熱して、隙間から楊枝でほじくり出せば良い。
茹でるのは味が抜けるので味噌汁以外には止めた方が良い。

シジミと言えば味噌汁くらいしか知らなかった方、考えてみて欲しい。

味噌汁にしただけであれだけ旨味が出る貝ならば、味を抜かずにそのまま食べたらどれだけ美味しいと思う?

味噌汁のシジミは、味を出し尽くした、言わば出し殻なのだ。
シジミは、アサリを凌ぐ貝としての旨味を秘めた食材である。
是非、身をほじくり出して、様々な調理に挑戦してほしい。


■シジミ料理


◆味噌汁
シジミと言えばこれ。貝類独特の苦味を含む旨さが汁に溶けだし、実に食欲をそそる。
前述通り二日酔いの友でもある。

◆シジミご飯
ほじくり出したシジミの身を炊き込みご飯に。
貝の苦味がご飯にも染みて美味。
気楽にやりたい方は、今度、シジミの味噌汁の時、殻から取り出したシジミの身をご飯に混ぜ、醤油をかけてかき混ぜてみよう。
簡単シジミ混ぜご飯の完成。

◆シジミの時雨煮
シジミの身を砂糖醤油で煮たもの。
ご飯にのせて食べよう。
ミンチにして海苔巻き寿司にしても美味い。

◆シジミのチャウダー
アサリでも旨いが、是非シジミでもやってみよう。秘めたる旨味に驚くはずだ。

◆シジミバター
小さいので作るのも食べるのも大変だが、それに見合う味わい。

◆シジミのかき揚げ
ほじくり出した身を集めて、好みの野菜と供にかき揚げに。
貝の旨味とアクに油のコクが加わり非常に美味。

俺だってこのマイナス十度の中、シジミがトゥルルって頑張ってんだよ!?

そしてこのなんでもないただの貝は松岡修造が好きな物の一つである。
北海道のマイナス10度の湖でもトゥルル!と頑張っているからである。


追記、修正は、アサリもいいけどシジミも大好きな方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • シジミ
  • しじみ
  • アニヲタ動物図鑑
  • 443
  • しみじみ美味しい
  • 島根県
  • 宍道湖
  • 松岡修造
  • 味噌汁
  • トゥルル
  • 涸沼
  • ボボボーボ・ボーボボ
  • 貝類
  • 生物
  • アニヲタ水族館
  • 食べ物
  • 腹が減る項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月13日 15:34