FINALSTAGE(SASUKE)

登録日:2022/07/31 Sun 20:47:34
更新日:2025/02/24 Mon 15:48:56
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SASUKEとは、「名もなき男たちのオリンピック」が

コンセプトのテレビ番組である。

一応説明すると、SASUKEは100人の挑戦者が「鋼鉄の魔城」*1と呼ばれる四つのステージ*2をクリアし、完全制覇を成し遂げるというのが目的のスポーツバラエティ番組である。
名物エリアとしては、「そり立つ壁」「サーモンラダー」「クリフハンガー」などがあるが、今回はその四つのステージの最終関門、いわば「大波乱の1st」「苦しみの2nd」「悲しみの3rd」「それらを乗り越え、たどり着いたもののみが許される」」*3ものである。
FINALステージは、誰かがクリアする(通称・陥落)ごとに変化するようになっている。本項では、そのFINALステージについて紹介する。
海外版にも当然FINALステージは存在するが、多くの場合2~4期相当(レギュレーションが異なるので一概には言えないが)で、完全制覇者が出ても日本ほど大きな変更は加わらない。
多くの海外ではこのFINALステージそのものがマウント・ミドリヤマ(Mt.Midoriyama)と呼称されている。フジヤマで山という単語の認知が高い事と収録場所がTBSの緑山スタジオであることからこのような誤解が広まったらしい。





尚、かなりネタバレがあるので注意して読んでほしい。









第1期(第1回~第4回)

  • ①15m綱登り 制限時間30秒
初代FINALステージ。
この当時のSASUKEは現在と比べたら結構簡単であり、第1回の3rdのエリア数に関してはわずか3つである。
しかし15mの綱登りというシンプルな構成ではあるものの、1932年まで存在した五輪競技、綱登りの記録が14m23秒であることを考慮すると結構厳しい……というかFINALだけ明らかにレベルが違う。大抵の挑戦者は中間点をやや超えたあたりでタイムアップになるケースがほとんどだった。
挑戦したのは延べ12人。この中にはあの「Mr.SASUKE」とも呼ばれる山田勝己も含まれる。*4この際にクリア地点までわずか30cmまで上り詰めたことから「完全制覇に最も近い男」とも呼ばれるようになった。なお最近の山田はSASUKEでは1stの序盤エリアで着水するのがお約束である。*5
お笑い芸人の大森晃*6は第1回から3大会連続でFINALステージに進出するも、クリアはならなかった。
第4回では3rdで新たに後の名物エリアとなる「クリフハンガー」が新設。このころのクリフハンガーは3cmの直線の突起(途中2か所空白有り)と結構今と比べれば簡単だったが、当時は難関エリアであり、山田勝己などを沼に引きずり込んだ。
またもう一つの名物エリア「パイプスライダー」はゴール地点がスタッフのちょっとした嫌がらせによって少し離れたため、滑りやすいパイプをコントロールしながら体を振らなければいけないようになった。
生まれつきの弱視でありながらこの難関エリアを超えた、元・毛ガニ漁師の秋山和彦が、6.0秒残しで完全制覇。これにより、第1期のFINALステージは陥落した。

第2期(第5回~第17回)

  • ①スパイダークライム12.5m ②綱登り10m 制限時間30秒

スパイダークライム*7が初導入された。尚このスパイダークライムは残り時間が15秒を切ると壁が開く仕様になっており、実質時限エリアである*8
第2期では、1stにあの名物エリア「ジャンプハング」*9と「そり立つ壁」が初導入され、クリフハンガーでは三本目の突起が登り段差になった。
第5回では、FINALステージ進出者がいなかった。続く第6回では、山田勝己が3rdの最終エリアパイプスライダーで着地したかと思ったら右にバランスを崩しゴール地点から横転し、失格となった。
第7回にてSASUKEオールスターズの一人、山本進悟がFINALステージに進出したが、開始数秒後に脱臼してしまいスパイダークライムで落下する結末となった。
第8回では台風接近に伴う大雨の中、ヨルダン・ヨブチェフとケイン・コスギがファイナリストになったが、ヨブチェフはスパイダークライムを15秒で登り切れず、開いていく壁に開脚して粘る様を視聴者に見せつけた。
雨の中でケインは綱登りまで登れたが、完全制覇は達成できず、古館はこの雨を「ケインの悔し涙かー!!!」と例えた。
第11回から第13回では、漁師の長野誠が3大会連続でFINALステージに挑戦したがいずれも失敗。特に第12回では、ゴール地点のボタンを押したもののわずか0.11秒の差でタイムアップになってしまった。

その後3大会はファイナリストが現れなかった中、第17回にトランポリンプレーヤーの長崎峻侑と4度目のFINALステージ進出となった長野が挑み、長崎は綱登りでタイムアップとなったものの、長野誠は2.56秒残しで完全制覇を成し遂げた。
秋山和彦の完全制覇から実に7年ぶりの歓喜である。ゴール地点に何があるかを訪ねた初田啓介アナウンサーに対し長野は、「ここには本当は、俺的には何もないんです。」と答えた。

第3期(第18回~第24回)

  • ①ヘブンリーラダー13m ②Gロープ10m 制限時間45*10→40秒*11

第3期SASUKEは新SASUKEとリニューアルされた。梯子を上るヘブンリーラダー*12、通常の綱よりも少し太いGロープとなった。
この第3期では、ほぼ全てのエリアがリニューアルされた。
1stはターザンロープ以外、2ndはメタルスピン以外変更し、名物エリア「サーモンラダー」が誕生。3rd名物のクリフハンガーは、体を振らないと届くのが難しい配置になるなど、より険しい道のりになった。
第19回に至っては、1stでただでさえ前回の成功者が少なかったのに一部エリアの難易度を密かにアップ。その結果、有力選手が次々にリタイアし1stを突破したのは100人中わずか2人。
これは第39回終了時点でも塗り替えられていないワースト記録である。そして2ndに進んだ2名もサーモンラダーで全滅し、史上初の2ndで100人全滅という史上最悪の結果となった。*13
このような惨状から、ファイナリストは4大会連続で現れずにいた。

そして第22回、ついに第3期初のファイナリストが誕生。
挑戦するのは、靴の営業マン・漆原裕治。
ヘブンリーラダーを快調なスピードで登り切ったものの、Gロープで大きくペースダウン。あと数十センチのところでタイムアップとなったが、次回以降、完全制覇の可能性を大いに予感させる結果となった。
第23回では、新世代の菅野仁志と史上初の2度目の完全制覇に王手を掛けた長野誠がFINALに進出。ところが、前回の漆原の結果を受けて制限時間が5秒短縮された。
菅野はGロープでやや距離を残してタイムアップとなったが、長野はゴール目前でタイムアップ。制限時間短縮がなければ史上初の2度目の完全制覇になっていたことは明白であった。
第24回は、1stで菅野・長野がまさかのリタイアという波乱があったものの、コング高橋とも呼ばれる髙橋賢次、リー・エンチ、奥山義行、橋本亘司、漆原の5人がファイナルに進出。
最初に挑んだ橋本は、Gロープ直前まで行けたが、完全制覇ならず。高橋は命綱とGロープが絡んでしまいリタイア。リー、奥山はヘブンリーラダーに苦戦し中腹でタイムアップ。
そんな中、漆原が爆速で進み、残り3.57秒を残し完全制覇を成し遂げた。*14

一見普通の縄梯子に見えるヘブンリーラダーだが、これを急いで登ると見た目以上に腕力を消耗するらしく、「ラダーを快調に登ったにもかかわらず綱登りで失速する」パターンが相次いだ。「見た目からして難しい」構成になっている他のFINALの形態とは異なる難しさがあったようだ。
なお、漆原は攻略にゴム足袋を使用しており、ルール的には問題がないが非難を浴びてしまった。*15そもそもリーを除く4人がゴム足袋を履いて挑戦していたのだが。

余談となるが、この第3期FINALは4度変更された経緯があり、リニューアル直後の18回では高さ表記が撤去されており不明なものの、19回時点では23mではなく第2期と同一の22.5mであり、最終的に高さが23mになったのは20回からであることが海外の有志の調査により判明している。具体的には、
  • 鉄梯子で高さが22.5mのFINAL(18?〜19回)※制限時間は不明
  • 鉄梯子で高さが23mのFINAL(20~21回)
  • 縄梯子で制限時間が45秒のFINAL(22回)
  • 縄梯子で制限時間が40秒のFINAL(24回)
となっている。

第4期(第25回~第27回)

  • ①アルティメットロープクライム(20m綱登り) 制限時間40秒

第4期は原点回帰し、20m*16の綱登りである。2秒で1m登る計算のため、ペース的には1期と同じ。
また、第2期から久し振りにタイムアップで綱が切れる演出が復活した。
第25・26回は、最高記録がアルティメットクリフハンガーとなり、ファイナリストは現れなかった。
第27回では3rdにアームバイクが復活されたこと等により、だいぶ3rdが弱くなった。これによってか、新世代の又地諒とリーダー、漆原裕治が新FINALを見せてくれた。
又地諒は健闘したものの惜しくもリタイアしてしまったが、漆原が100人の夢を乗せ快調に上り、6.71秒を残して史上初の2度目の完全制覇を成し遂げた。よってこのFINALステージは、お目見えの回で陥落した。

余談として、アメリカ版SASUKEのFINAL*17も同様に綱登りのみで構成されているのだが、あちらは23mを30秒で上り切るという第4期FINALよりもかなり難易度の高い設定となっている。*18

第5期(第28回~第31回)

  • ①スパイダークライム12m ②綱登り12m 制限時間30秒*19

新SASUKEも運営会社がかわり『SASUKE RISING』に。
第5期FINALは第2期のリニューアル版と言えるもので、制限時間が据え置きのままスパイダークライムが0.5m短くなった代わりに、綱登りが2m長くなった。なお、安全面の配慮が厳しくなったため*20かスパイダークライムは15秒を切っても開くことはなくなった他、第2期FINALの急降下の演出もなくなった*21
第5期では、2期後期以降長野誠への嫌がらせとして2ndの名物エリアとなっていたメタルスピンがなくなったが、水泳が苦手な漆原裕治への嫌がらせで2nd初の水中エリア「バックストリーム」が追加された。
3rdでは、名物のクリフハンガーも新たな形でお目見え。1.8m背面に飛び移るという想像を絶する動作が追加された、文字通りのクレイジークリフハンガーが登場。さらにこれをクリアした後には、1cmの突起を指でつかんで進む、バーティカルリミットも新設された。
そのおかげで、第28回ではリニューアル後ではお馴染みとなったクリフハンガーでの100人全滅となった。

第29回では、3rdはタイムアタック制になり、一番クリアが速かった一人だけがFINALにいけるルール(この回のみ)に。
新星の森本裕介がクレイジークリフハンガーを突破し、続いてバーティカルリミットも突破。パイプスライダーで散ったものの、視聴者に衝撃を与えた。
第30回では、難関の3rdを川口朋広と又地諒が突破。しかし、川口は綱登りに到達したが、残り9mでリタイア。又地も、残り2mで惜しくもリタイア。
そして第31回、森本裕介がパイプスライダーを攻略しFINALステージへ。初挑戦であるのにもかかわらず、森本裕介は2.59秒を残し、魔城を陥落させた。

「筋肉番付」放送中にコロコロコミックに掲載されていたタイアップ漫画「筋肉番付外伝 怪傑金剛くん」では小学生の選抜選手がこのタイプのSASUKEに挑戦するという展開が描かれたが、そこでは一定時間経過で壁が閉じ潰されてしまうデスゲームに仕立て上げられていた。

第6期(第32回~第38回)

  • ①スパイダークライム8m ②サーモンラダー15段7m*22 ③綱登り10m 制限時間45秒

FINALステージになんとサーモンラダー15段(しかも2ndのサーモンラダーの間隔が38cmなのに対し、こちらは45cm*23、2ndと比較しバーも長くて重くセットは金属製*24)が追加。制限時間が45秒に伸びたとはいえ、これを見た視聴者も、「できるわけない。」と思ってた人もいたらしい。
第6期では3rdに背面への飛び移りが2つに増え、しかも二つ目の飛び移りは突起が上下に動くウルトラクレイジークリフハンガーになった。そして休憩なしに間隔が2つになったバーティカルリミットをやらされることになった。
このルールでは当然ファイナリストは現れず、結局第35回にクリフハンガーとバーティカルリミットの間に休憩地点が再設置されることになった。
その第35回では、森本裕介が第6期初のファイナリストに。FINALではサーモンラダー15段で体力を使い果たしてしまい、時間内に諦めるのは情けないと残った脚力でどうにか登るも綱登りの中腹でタイムアップする結果となった。驚異的な能力を持つ森本ですらこの結果となったことで、改めて第6期FINALの異常な難易度が浮き彫りになった。
第36回では、生放送でFINALを横浜赤レンガ倉庫でやることになった。結果的に、森本裕介が2大会連続のファイナリストとなったが、風に振られたロープを掴むのに苦戦し綱登りであと数秒というところでタイムアップ。
前回同様、生放送でのFINAL挑戦となった第37回では、山形県庁の星・多田竜也と、ドイツ版NINJA WARRIORから参戦のレネ・キャスリーがFINALに進出したものの、多田はタイムアップ、レネは左右両方外してしまったことで失格となりサーモンラダー15段でリタイア。怪我などのアクシデントでもないのに綱登りにすら到達する者がいなかったというまさかの結果に。
第38回は、ウルトラクレイジークリフハンガーがパワーアップ、まさかの二個目の突起が上下動、上下動を受けながら前後動の突起に捕まらなければいけないクリフハンガーディメンションになった*25
しかし森本はこれらをもクリアし、3rdを無事突破。そして雨がどんどん強くなっていく中でFINALへの挑戦は決行され、結果ついに2.52秒を残し、2回目の完全制覇を成し遂げた。そして史上初のゼッケン100番での完全制覇も成し遂げた。*26

第7期(第39回~)

  • ①スピードクライミング8.5m*27 ②サーモンラダー 15段7m ③綱登り10m 制限時間45秒

クライミングのオリンピアン*28の監修により生まれ変わった7代目ファイナルステージ。前期のスパイダークライムがスピードクライミングに置き換えられ腕の負担が大幅に増加し、3人挑戦して森本以外はまるで歯が立たなかったにもかかわらずサーモンラダー15段は当然の如く据え置きという鬼のような難易度に。
そもそもクライミング自体が経験がないとルート取りなどで苦労しやすい種目であるほか、前期でも森本裕介以外突破できなかったサーモンラダー15段の手前にあり、ホールドの配置もSASUKE用の特別配置というかなり嫌らしい構成で、監修したオリンピアンも「初見では突破できない」と豪語していた。

第39回はFINAL到達者がおらずお披露目なし。記念すべき第40回では山本良幸・多田竜也・森本裕介の3人がこれに挑んだ。しかし山本はサーモンラダーで掛け違いまくって時間を使ってしまいサーモンラダーを上げ切った直後にタイムアップ、多田はサーモンラダー半ばで体力を全て使い果たして上げられなくなってしまいタイムアップ。ここまでは現役最強クラスの選手二人を完膚なきまでに打ち砕くあまりの難易度に視聴者どころか参加者までドン引きしてしまう始末であり、漆原は「なんだよこれ」とブチギレ、日置は「こんなのできるかってなってますよSNSが」とコメント。実際Twitterも5ちゃんもなっていた。
いつも通り最後の一人となった前期FINALを制覇した森本はあと一歩まで迫るもブザーが鳴った時に上を見てしまったことが響き焦って失速しボタンまで残り数cm、届かなかった。完全制覇はならなかったものの陥落可能である事は示され、そして現在森本裕介という男がいかに現在の現役選手の中で次元の違う存在であるかということも示された結果となった。*29

WORLD CUPではステージはそのまま、カウントアップ形式で競技が行われた。
挑戦者はアメリカ代表ショーン・ブライアンと森本で、両者ともに完走したがショーンは63秒65、森本は50秒72であり、いかに45秒というタイムがシビアかを思い知らされることとなった。
ただし、森本は今回万が一がないように若干流し気味の安定攻略を行っているため、タイム重視で飛ばした場合は…もしかするかもしれない。
なお、ショーンはこの挑戦でサーモンラダー15段を森本以外で突破した初めての挑戦者*30となり、「サーモンラダー最強」という肩書に恥じない実力を証明している。


余談だが、完全制覇をすると200万円を貰える。*31正直金額だけだと割には合わないし、金のためにこれに挑戦する者など現在はまずいない。*32第24回の完全制覇には日産自動車からフーガをもらった。*33
そして仲間たちによって盛大に沼地に投げ込まれる。


追記、修正は魔城を陥落させた英雄にお願い致します。

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最終更新:2025年02月24日 15:48

*1 わかりやすく言えばアスレチック

*2 1st,2nd,3rd,FINALの四つ

*3 第31回大会、実況を担当したTBSアナウンサー・駒田健吾の発言より

*4 山田が唯一挑戦したFINALでもある。

*5 本人の名誉のために一応書いておくが、還暦近くで現在のインフレの続いたSASUKEのエリアにそれなりに対応できるのはかなり凄いことではある。

*6 おさるの芸名で知られる。一時期はモンキッキーに改名

*7 壁に張り付き上に上る

*8 どの道15秒以内で10mの綱を登りきることはほぼ不可能であるため、時間切れで綱を切って挑戦者を落とした時の安全を確保する意味合いの方が強いと思われる。

*9 トランポリンを踏んで網をつかむアレ。

*10 第22回

*11 第23,24回

*12 21回までは金属製の梯子、22回以降は縄に木製の足場がついた物が使用されている。

*13 当時、実況に思いっきり「惨敗の歴史」と言われてしまっている。

*14 最終競技者以外が完全制覇したのはこの回の漆原のみ。

*15 現在では有力挑戦者たちの間で「どのような道具(靴、ウェアなど)を使用するか」がある程度情報交換がされるようになっている。

*16 3m地点から高度23m地点に登っていく。なお、この足場は25回から27回の1stSTAGE時点までは確認されておらず、高さ表示も23mとなっていたため、27回大会が行われている最中に何らかの事情で3m短縮したものと思われる

*17 名称はMt.Midoriyama

*18 日本のSASUKEと異なり完全制覇者が出ても基本的な構造は変化しない

*19 ただし、28回のみ23mの綱登りのみ(前回のアルティメットロープクライムのスタートの足場を取り払っただけ、制限時間35秒)。制作会社が変わって突貫工事で作ったため、スパイダークライムの設計が間に合わなかったものと思われる。

*20 1st stage及び2nd stageもその配慮が見えるようになり、エルボーガード及びニーガードの装備を1st及び2ndでは必ずするようになったほか、眼鏡をかけての挑戦がHIKAKINなどの一部例外を除き認められなくなった。

*21 惜しい場合はゴール地点まで上がってもらうのは同じであるが、惜しくない場合はゆっくりとスタート地点まで降ろされる。

*22 実装当時は20段。誰も到達できないうちに調整が入り、15段に変更された。

*23 公式YouTubeより

*24 森本曰く2ndのは衝撃を吸収してくれて気持ちよく登れるけどFINALのは金属製なせいで衝撃がモロに腕に入り登る度に結構痛いとのこと。

*25 厳密には第37回から導入していたが、雨の影響で可動装置が故障。2つとも固定された状態というウルトラクレイジーより簡単なものになっていた。

*26 他の挑戦者が言うには「もうほぼ嵐」だったにもかかわらず凄まじいペースで登り切ってしまったため、歓喜ではなく唖然茫然としてしまったギャラリーが一定数居たと言う…

*27 通常のスピードクライミングとは異なる特殊な配置になっており、前半は競技用のスピードクライミングと同じように登っていけるが後半は飛びあがっていく独特な動きが必要となる。

*28 公式の動画では楢﨑智亜、野口啓代両氏が係わっていることが明かされている。

*29 その初見とは思えない圧倒的なプレーに総合演出の乾雅人は「(初見で落とされるかもしれないと思って)冷や汗かいた」、日置は「FINALに引いた後に森本に引いた」とそれぞれコメントした(乾は漆原のYouTubeチャンネル、日置はSASUKEの公式YouTubeより)。

*30 山本も15段上げ切ってはいるものの、時間内で綱登りに移行するまでには至っていない。

*31 番組の創成期には触れられており秋山の完全制覇の際にも賞金200万獲得というテロップが出たりもしていたが、第2期以降ではこの賞金にはほとんど番組上で触れられることは無い。

*32 練習用のセットを作るのに大金がかかるし、何より完全制覇のための努力がとても必要。現に森本は「トレーニング代と遠征費ですぐに200万なんかなくなる」と言っている。

*33 日本では公取委からの指導で賞金上額は200万円に設定されているが、賞品の規制は緩いのでこうして実質1000万円相当にしている