SASUKEオールスターズ

登録日:2022/08/23 Tue 23:12:33
更新日:2025/02/21 Fri 12:52:10
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SASUKEオールスターズとは、スポーツバラエティーの特番「SASUKE」のレジェンド達である。


概要

SASUKEオールスターズとは、SASUKE界のレジェンド選手6名のことを指す言葉。主に第1~3期で大活躍した選手たちで、竹田敏浩以外の5名がFINAL STAGEに進出した経験がある。2025年2月17日時点でSASUKEオールスターズは次の記録を持っている。
  • 完全制覇(秋山、長野)
  • 過去42回の大会に欠場したことがない皆勤賞(山本)
  • 2nd,3rdともに最多進出記録(竹田)
  • FINALSTAGEに5回も上り詰める(長野)
  • ゼッケン100番に15回なったことがある。*1(長野)
  • 1stに20回連続リタイヤ経験をもつ。(山田)
  • 最年長1stクリアタイ(山本)
etc...
今回は、そんな世間に一般人として隠れていた超人を紹介しよう。


山田勝己

兵庫県加古郡播磨町出身。「浪速のターミネーター」「ミスターSASUKE」などの名称がある。完全制覇者4名に何かしらの影響を与えた男でもある。
出場当初の職業はボンベ配送業だったが、後述する原因から失職、その後義父が経営していた鉄工所で、アルバイトを経て現在は社長となっている。

SASUKE以前は母体となった番組『筋肉番付』の腕立て伏せ競技に常連選手として参加。
初登場は『クイックマッスル*2』のチャンピオンシップ大会で、大阪予選会を突破し本戦に進出すると実況の古舘伊知郎に『浪速のブラックタイガー』の異名をつけられる。
後にSASUKE初の完全制覇者となる秋山和彦や、微笑みサイボーグの異名を持つ怪力高校生 朝野公平、鼻血を出す程の激しい腕立てを行うみちのくの血だるま将軍こと伊藤忠夫たち実力者と激しい闘いを展開。全国選手権では激闘の末準優勝を勝ち取った。
なおSASUKEへの出演後も腕立て伏せ企画にはよく参加しており、『マッスルレコード9ミニッツ*3』では644回という記録を打ち立て第2位を収めている。

SASUKEへの初登場は第1回。上述したクイックマッスル全国選手権の準優勝という肩書きをひっさげ登場したが、2ndSTAGEの5連ハンマーでリタイヤしてへらへら笑うという、今の山田からは考えられない姿を見せた。
第2回では張り付いて進むスパイダーウォークで天候の影響を受けてかリタイヤ。この結果に山田は「同じ相手に2回負けました。それが許せませんでした。終わってからも悔しさがこみ上げてくるんですよ」と語った。
この頃から山田勝己は狂いだした。なんと、リタイヤしてしまったスパイダーウォークの自作セットを作ってしまった。
今では自作セットは皆が作り出しているが、このころのSASUKEは存続もわからない単なるバラエティ番組の1コーナーに過ぎなかった。そんな中でも人生を賭けて挑む、まさにミスターSASUKEと呼ばれる所以かもしれない。

そして迎えた第3回。なんと3ヵ月で15㎏減という極度の減量を施し、撮影当日は水しか摂取していなかった。この大会でついにFINALSTAGEに進出。過度の減量の影響か、この時の体力は限界に達しており完全制覇は成し遂げられなかった。しかし、ゴールまで残り30cmまで上り詰めたことから、「完全制覇に最も近い男」と呼ばれた。
第4回では反省を活かし逆に増量。余裕で2ndをクリアするも、3rdには新エリアとして「アームバイク」、そして山田が自宅やジムの扉の梁の上に手をかけ指の力だけで懸垂をしていた所を参考に考案された「クリフハンガー」が登場。これらのエリアに対して増量が仇となり、よりによって自分が産み出したとも言えるクリフハンガーでリタイヤを喫する事に。

第5回では建付けが悪く脱線したローリング丸太を驚異的な反射神経で回避、1stステージをクリアするもトレーニングのし過ぎで仕事をクビになり無職になっていた事を古館の実況で暴露される*42ndステージでは直前に設置されたタックルでのダメージが響いたか、まさかのスパイダーウォークでリタイヤ。
続く第6回では再び3rdに進出。因縁のクリフハンガーを制し、残るはパイプスライダー1エリア。最後の着地までいき、ついに着地の瞬間。何とか着地し、FINALに進むかと思いきや直後に沼地ですらないゴール台横の地面へと転落、体を強打してコースアウト。非常に悔しい結果となった。

悲願の完全制覇を見せるため、家族を呼び寄せた第7回は、まさかの1stの最終エリア、ロープクライムでタイムアップ。
そして第8回までも雨が降って非常に滑ったそり立つ壁でリタイヤ。この時、ラストチャンスとして引退を決断。だが数か月後に撤回。

第9回。3大会ぶりに1stをクリアした。2ndでこの回のスパイダーウォークが猛威を振っていたため、なんと山田は靴にガムテープを貼り、スパイダーウォークの時にはがすという狂気の発想をした。やっぱり、ガムテープをはがすのに非常にタイムロスとなり、そのせいか2ndで脱落。第9回終了後、自作エリアはどんどん増えて、山田の家には小さな魔城ができていた。

そして第10回。3rdへ進出し、練習の成果あってかパイプスライダーまで突破。因縁のパイプスライダーも攻略し、ついに着地、後はここを残すのみ。しかし、まさかの着地に失敗しリタイヤ。
この後のインタビューで山田は涙ながらにこう語った。
「これだけは言えることなんですけど、俺には、SASUKEしかないんですよ。 自分の気持ちの続く限りはずっと挑戦し続けたいっていう気持ちは、今でも持っているし、多分これから先ずっと変わらないと思うんです」
人生をSASUKEに費やした山田だから響くセリフである。尚この言葉は現在水ダウ御用達である。

第11回では2ndのバランスタンクで残念ながらリタイヤ。
第12回、1stは0.72秒残しというギリギリのクリア。そして2ndで事件は起きた。
2ndのスタートエリアであるチェーンリアクションの安全上により手袋を装着することが義務付けられている一方、「スパイダーウォークまでには手袋を外さないといけない。」というルールがあった。
山田は前回リタイアしたバランスタンクも突破し、無事に2ndもクリアかと思われた。ところが、なんとボタンを押してもゲートが開かないのである。何故か、それは「スパイダーウォークに手袋を外さないで挑んでしまった」から。
この後山田は「手袋を外さなければいけないのは知っていたがそれによってルール違反になるとは聞いていない」と難癖を*5言った。
そして認められた再挑戦。ちゃんと手袋を外し進んだが、クリアのボタンに触れかけてタイムアップ。またも山田は「ボタンは押した」とメカニカルトラブルを訴えた。
一概に否定できなかったためなんと3回目の挑戦になった。しかし、チェーンリアクションとスパイダーウォークの間のエリア、「ブリッククライム」から転落し腰を強打、肝心のスパイダーウォークの挑戦中でタイムアップ。それでも山田は進み続けて押したって決して開かないボタンを押して嘆いた。そしてゲートとともに転落。
ちなみに1回目のリタイヤ後の展開は本放送上では全てカットされ、結果的に最初の時点でリタイヤ扱いになっている。
以上の経緯はその後に放映されたドキュメンタリー番組「zone」にて放送され、そこで視聴者に初めて真相が明らかにされた。

第13回は初の欠場。ただし予選会企画である「SASUKEトライアル」には参加しており、第11回の1stとほぼ同等のコースを10秒残しでクリアして出場権を獲得している。しかし長野誠が26秒、竹田敏浩に至っては28秒残しという記録を残している中、オールスターズの一員として一歩遅れる不本意な結果だったことを漏らしており、その事が欠場に繋がった可能性がある。

第14回では1stのジャンプハングでリタイヤ。
第15回ではクロスブリッジ転落による1stコースアウト。そして、転落した先に万が一コースアウトした時用にマットが置いてあり、なんと仰向けでくつろぐようにマットに着地。SASUKEファンはこのマットを山田専用マットとよく呼んでいる。
第16回ではペースが慎重になりすぎて1stタイムアップ。
第17回ではそり立つ壁に苦戦し上ったところでタイムアップ。
第18回ではゴール目前で1stタイムアップ。
第19,20回ではジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第21回ではジャンピングスパイダーを突破したものの、降りた時に足を負傷した。なんとか頑張ってハーフパイプアタックをクリアしたものの、そり立つ壁でタイムアップ。

第22回は1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第23回は1stのスライダージャンプでリタイヤ。
第24回はそり立つ壁で脱落。
第25回は欠場。
第26回はやっぱりか1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第27回はそり立つ壁でタイムアップ。

第28回も2連そり立つ壁でタイムアップ。ただし1つ目の壁はちゃんと越えた後で時間切れとなった。
この回は「オールスターズ最後の戦い」と銘打たれ全員が引退を前にしての戦いだったため、山田も何度目か分からないがここで引退。インタビューでは後進に後を託すような発言をした。*6

第29回では前回の宣言通り、後述する自らの鍛えた弟子で結成した「山田軍団 黒虎」を引き連れて登場。本人は出場しなかったが黒虎の面々が挑んだが、全員1stでリタイヤとなり出オチ扱いとなってしまった。
また事前特集番組のナビゲーターとしても登場し、当時の1stステージの解説や、黒虎入団希望者の募集、そして3rdのデモンストレーションを担当し、クレイジークリフハンガーの飛び移りの前でリタイヤとなった。*7

第30回でも黒虎を引き連れて登場し、彼らの挑戦を見届けた。
……が、放送前の宣伝や一部週刊誌記事では2934番のゼッケンを着けて挑戦する姿が映されていたのに、放送にその模様は全く映らなかった。まさかの全カットである。
公式サイトでは該当ゼッケンの選手は「欠場」という形で名前すら伏せられ存在が抹消されているあまりの不穏さにスタッフとの確執があったという噂まで立つほど。余談にはなるが第30回では他にも事前宣伝されていたのに全く無かった事にされた事柄があり、裏側では色々と何かあった事が推測される。

以降は黒虎の師匠として挑戦を見届ける立場をとり、たまに事前特集番組や番宣を兼ねた水曜日のダウンタウンのコラボ説に出演するのが主な出番となっていた。
第33回では番組開始20周年を記念した大会ということで特別に復活。結果は序盤のタイファイターでリタイヤとなり、完全制覇の夢は後進に託すと発言した。
そしてその後の第35回では仕事中700kgもの鉄板を足に落として骨折したため車イスで姿を見せており、もう山田の出場は無いのだと誰もが思っていた。

しかし、なんと第38回に電撃復活。結果はドラゴングライダーでリタイヤだったが、SASUKEファンを大いに賑わせた。
続く第39回は「生涯現役」を宣言し本格的に再始動。張り切って挑んだ結果、1stの第1エリア「クワッドステップス」で着水したものの、その後のローリングヒルで着地に失敗し、二度沼に浸かるというある意味伝説を残した。

第40回は記念大会としてオールスターズだけではなく往年のレジェンド選手が復活する中、ケイン・コスギが1stステージを突破。
これに火をつけられた山本進悟も1stをクリアしており、同期と言ってもいい最古参勢がクリアする中で挑戦を迎えた山田の目には明らかに闘志が宿っていた。
しかしそれが逆に焦りを産んだかフィッシュボーンにてリタイヤ。沼地の中で悔しさの籠った叫びを挙げたその姿は、後進に全てを託した指導者の姿などではなく、今なお魔城陥落の野望に燃えるSASUKEに狂わされた1人の男の姿であった。
続く第41、42回ではフィッシュボーンを克服するも、新エリアのツインダイヤに翻弄されリタイヤとなった。

余談ではあるが、日テレ、テレ朝、TBS、テレ東、フジテレビに出演したことがある。特にTBSでは、水ダウの準レギュラーでもあり、15回以上出たことがある。
水ダウでの山田は、SASUKEと言わせずにロケをさせようとしたところ、最初の挨拶でほぼほぼ撃沈させてしまったり、棒高跳びを誰かがクリアするまで帰れないときは、棒高跳びの適正がなさ過ぎて買い出し担当になったりしている。

また、特筆すべき出演番組としては2024年の大晦日に放送された『大晦日オールスター体育祭』。
TBSの往年の名物体育系企画*8が一堂に会した一夜限りの祭典にSASUKE代表として参加した山田は、前日に声を出し過ぎて収録当日は喉がガラガラであるなどネタキャラぶりを遺憾なく発揮しており、番組後半に3分間の腕立て競技『3ミニッツプッシュアップ』*9に名乗りを上げても全く注目されていなかった。
しかし蓋を開けてみると山田は終始安定したテンポで腕立てを続けて、59歳と高齢でありながら139回という記録を叩き出し、若手の運動自慢タレントや現役の五輪メダリストなど並み居るメンバーを押しのけて見事優勝。
これには山田を今やただのおもしろSASUKEおじさんとしか思っていなかった視聴者を驚かせ、また往年の活躍を知る古参視聴者の感動を呼び、ネットニュースに取り上げられたり一時Xのトレンド入りするなど、強力な裏番組がひしめく大晦日の夜に爪痕を残して見せた。
このとき唯一勝者が山田と予想したのが、同じくSASUKE代表で参加していた日置将士ただ一人だった*10ので、この時に稼いだポイントが決め手となり山田と日置は仲良く番組総合2位という輝かしい記録を残すのだった。

ほかにも、CMに出たこともある。しかもSASUKE関連ではないやつで。*11意外と歌がうまい。ちなみに、本人が言うには「これで3rdとかFINALまで行ったら人生変わるからなホンマに。飲みに行ったら声かけてくれるとか」らしい。人生観とかじゃねぇのかよ。

また、かなりの天然であり、食レポの際に「あーん」といいながらご飯を食べたり、Twitterで 騙されたりしてる。(山田勝己のTwitterに飛びます。)

山田軍団「黒虎」

上述したクイックマッスルでの異名「難波のブラックタイガー」からつけられた、山田勝己の完全制覇の意思を継いだ者たちによる団体。ちなみにブラックタイガーは虎じゃなくてエビの名前である。
団長,監督は山田勝己だが、コーチというよりは師匠という立場で特訓させる。最初は1stで全員リタイヤしてしまうような出オチネタ軍団であったが、第32回からは2ndへの進出者を輩出しており、現在は完全制覇の有力選手の軍団となっている。
和田アキ子もこれに真似してか、アッコ軍団「赤虎」も作られている*12

山本良幸

初出場の37回で3rd進出、そこから41回まで今のところ全ての回で3rdに進出している絶対的エースにして山田勝己も認めるミスター黒虎。テンションが上がって上半身裸になったりゴール後独特の表情をしながらキレキレの敬礼を行ったり山田のアドバイスを平然と無視したりなど随所で笑いを取るがその実力は本物であり、黒虎の中で唯一クリフハンガーディメンションに成功した。第40回大会では、黒虎初のファイナリストとなり、第41回現在で二人しかいないサーモンラダー15段のクリア者である。第41回大会では比較的早めのゼッケン番号を渡される黒虎枠*13から別枠として招待選手としてゼッケン99*14を与えられるなど山田や現役最強の森本裕介からも次の完全制覇者の筆頭候補としての期待を一身に集めている選手である。

河内総一郎

39回大会に初出場。ドラゴングライダーでリタイヤ。

高須賀隼

40回大会に初出場。2ndリタイヤ。

山本浩茂

セガのゲームセンターに勤めていたことから『セガ』の異名で呼ばれる。
29回の黒虎初出場からの初期メンバーだが、その時は前述のとおり成績は振るわず。
しかし続く30回大会で見事1stを突破してみせ、その後31回、34回大会でも突破している。
35回大会を最後に出場しておらず、記録も2nd止まりではあるが、当初は視聴者からネタ枠のように見られていた黒虎の躍進を支えた立役者と言える。

中島結太

40回大会初出場の高校生(初出場時はなんと中学2年生)。山田勝己の大ファンで黒虎の入団テストに親と共に訪れ入団すると山田勝己を唸らせ、現役最強の森本裕介に弟子にしたいと言わしめる程の圧倒的なパフォーマンスを見せ40回大会の出場権を掴み初出場。すると大人達も苦しむ1st stageの最難関エリアドラゴングライダーをあっさり突破するなどパワー不足でタックルに苦戦し最年少1stクリアとはならなかったものの中学2年生とは思えない凄まじいパフォーマンスを披露、黒虎の招待枠で再び出場した第41回大会では長野誠の息子長野塊王と共に中学生での1stクリアを成し遂げると今後のSASUKEを担うスター候補。
41回大会後、山田勝己の母校に進学し、高校進学に伴って特別扱いされなくなり黒虎の本戦出場をかけた選考会に参加するも普通に勝ち抜いて出場枠を勝ち取り、その勢いのまま史上最年少で3rdまで出場、クリフディメンション一回目の跳躍まで成功させ山本良幸の出場以降で初めて山本の成績を黒虎内で上回ると実力は日々増している。


山本進悟

東京都出身。唯一の皆勤賞持ちである。初登場の時はガソリンスタンド勤務だったが、回を重ねるたびアルバイトだったのがいつのまにか課長になり、自分自身でSASUKE御殿と呼ぶマイホームを購入した。
現在はガソリンスタンドを退職し、トレーニングジムを経営。

初登場の第1回は2ndの五連ハンマーでバランスを崩しリタイヤ。
第2回は3rdのパイプスライダーでリタイヤ。
第3回は初のFINALSTAGEとなるが、完全制覇は成せず。
第4回はまさかの1stの揺れる橋でリタイヤ。

第5回はギリギリで2ndをクリアするものの、3rdのパイプスライダーの飛び移りで落下。
第6回は1stローリング丸太でリタイヤしてしまった。
第7回はFINAL進出するも、挑戦直後に脱臼しスパイダークライムでリタイヤ。
第8回は1stのゴール手前で無念のリタイヤ。

第9回は2ndをクリアしたものの、3rdのランブリングダイスの着地でリタイヤ。
第10回は1stのロープクライムで無念のタイムアップ。
第11,12回は3rdのクリフハンガー改でリタイヤ。
第13回は2ndのウォールリフティングでタイムアップ。
第14回は3rdのカーテンクリングに翻弄され、
第15回も3rdのボディプロップで脱落。
第16回は1stのジャンプハングで着水。
第17回も3rdのボディプロップで脱落。

第18回は1stのフライングシュート、
第19回は1stのジャンピングスパイダー、
第20回は1stのハーフパイプアタック、
第21回も1stのフライングシュート、
第22回は1stのハーフパイプアタックでリタイアと、1stステージをなかなか突破できない不調が続く。
第23回ではなんと3rd進出したが、第一エリア「アームリング」で肩が外れてしまったためリタイヤ。
第24回は1stのターザンロープ前でタイムアップ。

第25回大会は2ndでバランスタンクのロープをつかめずリタイヤ。
第26回では1st序盤のローリングエスカルゴでリタイヤ。
第27,28回は1stのスピンブリッジでリタイヤ。

第29,30回も2ndのバックストリームでリタイヤ。
第31回は何と1stの第一エリアローリングヒルで跳躍ミス。

第32,33,34回は1stのダブルペンダラムで三連続リタイヤした。
第35回では1stのフィッシュボーンでリタイヤ、
第36回では1stのウイングスライダー、
第37,38回では1stのドラゴングライダーでリタイヤ、
第39回ではまたもフィッシュボーンで脱落*15と、ここ数年は1stを突破できずにいた。
第40回では、メンタル面でのトレーニングを試し、なんと、48歳にして8年ぶりの1stクリア*16。2ndに関してはサーモンラダーや宿敵のバックストリームを攻略するも、エリア間の移動が遅かったため、タイムアップ。ちなみにこれで山本は2ndのサーモンラダーを全種類クリアしたことになる。
第41回では、焦ってまさかのローリングハムスターになってしまいローリングヒルでリタイア。なお、これを煽った長野はもっとひどいリタイアの仕方をした。

フランクな性格でありSASUKE選手間で広い交友関係を持ちながらも、あくまでプレーヤーとしての挑戦を続けていたが、42回大会のトライアウトを突破した上村匠を弟子として迎え入れてついに後進の育成にも関わり始めた。

ちなみに、SASUKE公式YouTubeで語ったところによると、山本進悟の嫌いなエリアベスト5は
第1位 ドラゴングライダー
第2位 バックストリーム
第3位 スピンブリッジ
第4位 フライングシュート
第5位 ローリング丸太
である。このうちスピンブリッジとフライングシュートの2エリアは突破できたことがない。

秋山和彦

北海道在住。毛ガニ漁師をしていたことから毛ガニの秋山とよく呼ばれる。
生まれつきの弱視だが、このハンディキャップを言い訳にしたくないと本人は言う。現在は指圧師として治療院を営む。

彼も『クイックマッスル』の全国選手権に出場。準決勝で山田に敗れるも、2回戦で307回という大会最高記録を叩き出す。これが評価され、第2回で初出場。第2,3回では2ndのウォールリフティングでタイムアップ。
続く第4回、2ndをクリアし、3rdのクリフハンガーを制し見事FINAL進出へ、練習として綱登りを10kgの重りと一緒に登っていったこともあってか、なんとSASUKE史上初の完全制覇を達成。『クイックマッスル』以来の良きライバルであった山田から、3rdの沼地に投げ入れるという形で祝福された。

しかし、先天性の弱視によってか第6,7,8回では1stのジャンプハング(第5回は欠場)、

第9回ではなんと1stの第一エリア五段飛びでリタイヤ。
その後の第10回大会も1stのそり立つ壁でリタイヤするなど、成績が振るわなかったが、
続く第11回は3rdまで進出。3rdのボディプロップで脱落するが、復活の兆しを予感させた。
第12回も3rdへ進出するも、パイプスライダーで無念のリタイヤ。

第13回は1stのねじれた壁でリタイヤ。
第14,15回も1stのそり立つ壁でリタイヤ。
第16回も2ndへ行くも、メタルスピンでリタイヤ、
第17回は1stのサークルスライダーでリタイヤ。
第17回で長野誠の完全制覇を見届け、「もうSASUKEのチャンピオンは僕でなく長野誠」と語り、ここからは欠場することが多くなる。

第18,19回は欠場。
第20,22回は1stのハーフパイプアタックで脱落(21回は欠場)。
第23回は欠場。
第24,25回は坊主になりハーフパイプアタックもクリアするも、そり立つ壁でタイムアップ。

第28回では1stのスピンブリッジでリタイヤ。この大会をもって秋山は、アームレスリングへの道を志しSASUKEを完全に引退した。
その後は第32回大会の長野の引退に際して同じく完全に引退していた白鳥と共に緑山を訪れた以外には会場にも姿を見せることはなくなっていたが、まさかの第40回記念大会にて3997番で復活。ちなみに、霜降り明星のせいやが秋山のコスプレをしてることを知って復活したらしく、第40回記念大会は完全制覇者4人の連番のトリとなった。
結果はドラゴングライダーでリタイヤ。49歳かつ弱視&ほとんど未体験でフィッシュボーンを突破できるのはすごい。


竹田敏浩

元、岐阜県揖斐郡の消防士。現在はスポーツトレーナーをやっている。史上最強の消防士という名で知られる。
人命救助に関わる肉体派職業という事もあり、その活躍は全国の消防士を勇気づけさせ当時の消防庁長官直々に表彰、消防士募集のポスターに採用されるなど、SASUKEと職業が嚙み合った人物。

初出場の第5回では、2ndのスパイダーウォークでリタイヤ。
第6回では、ボディプロップで脱落。
第7回はなんと1stの終盤でタイムアップ。
しかし第8回では3rdの最終エリア、パイプスライダーで脱落したが、魔城の深いところまで来た。

第9回では3rdのランプグラスパーでリタイヤ。
続く第10回も1stのジャンプハングでリタイヤしてしまった。
しかし、第11~17回は7連続3rd進出した。第11回はボディプロップで脱落。第12.17回はパイプスライダーでリタイヤ。第13,14,16回ではクリフハンガー改でリタイヤ。
第15回では「災害現場で子供背負って救助してると思ってやります」との意気込みを語るもデビルブランコでリタイヤ。

第18回では2nd新登場のサーモンラダーでリタイヤ。
第19,20回は1stで惨敗し、第19回はフライングシュート、第20回はロープラダーでリタイヤとなる。
第21回は3rdのハングクライミングでリタイヤ。
第22回では1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。
第23,24回では3rdのスパイダーフリップでリタイヤ。

第25回では2ndのダブルサーモンラダーでリタイヤ。
第26,27回は欠場。

第28回では1stのローリングエスカルゴでまさかのリタイヤ。
続く第29回もヘッジホッグで1stリタイヤ。
第30回では2ndに進出するも、スワップサーモンラダーでリタイヤ。
第31回ではまさかの1stの第一エリア、ローリングヒルでリタイヤ。

第32回もそり立つ壁でリタイヤ。
第33,34回では2ndに進むも、サーモンラダー下りでリタイヤ。
第35,36回は1stのドラゴングライダーでリタイヤ。
第38回では1stクリアしたかと思われたが、フィッシュボーンの最後の足場を踏んでいなかったため失格という判定がとられた。
第39回を欠場した後、自身が運営するYouTubeで大病を患ったと告白。SASUKEからの引退を表明した。
前述の通り3rd進出は史上最多記録を持っていながら、FINALには1度も進出できなかった悲劇の選手でもある。


長野誠

宮崎県延岡市出身。元、水産会社勤務の漁師で、史上最強の漁師と呼ばれていた。現在はタグボートの船員をしている。
放送で見た山田の活躍に憧れを抱き、出場を決意。
船の自室に家族の写真と並べて山田の写真を貼るなど、その思いは並々ならぬものであった。

船の高所にて命綱無しで逆立ちや腹筋などをするという衝撃的な内容の応募ビデオがスタッフの目に留まり、第7回で初出場するも、1stのそり立つ壁でリタイヤし、全カットとなった。
第8回もそり立つ壁でリタイヤしダイジェスト行きに。

しかし第9回。なんと3rdの最終エリア、パイプスライダーまで行ったことから、一気に有力選手になる。
第10回は1stのジャンプハングで脱落した。
第11回、12回、13回は何と3連続FINAL進出を果たす*17しかし、綱登りで惜しかったもののどれもリタイヤ。第12回ではボタンを押したものの、あと0.11秒の差でタイムアップとなってしまう。
第14回は3rdのジャンピングバーで滑り止めをつけすぎて滑り脱落。
続く第15回では2ndのメタルスピンでリタイヤ。
第16回はデビルブランコまで突破するものの、デビルブランコと直結になったパイプスライダーをつかもうとしたら逆に距離を遠くしてしまいリタイヤ。
そして第17回。3rdのデビルブランコをクリアし、その勢いでパイプスライダーもクリアしFINALへ、四度目の正直なるか、長かった第2期SASUKEを完全制覇し、歴史にケリをつけた。
この時の以前からこの天辺には何があるかを探していた長野、その答えは本人曰く、「ここには本当は、俺的には何もないんです。俺はSASUKEが好きで、オールスターズのみんなと一緒にSASUKEをするのがとても楽しくて、それだけでやってます。」とのこと。

続く第18回は3rdで改悪を重ねた新クリフハンガーを軽々突破した……かに思えたが、突起ではない部分を触ってしまい、自己申告により失格となった。
そして第19回は改悪を重ねた1stのフライングシュートでリタイヤ。
第20回は2ndのダウンヒルジャンプで体制を崩しリタイヤ。
第21回では、人類で初めて新クリフハンガーをクリアしたものの、異常に滑らないグライディングリング*18で体力を使い果たし3rdで脱落。
第22回では1stのスライダージャンプをジュンサカ*19でやってしまいリタイヤ。*20
続く第23回もスライダージャンプでリタイヤ。かと思われたが……
「ロープが止まったよ!」そう。システムトラブルである。これにより、長野はもう一回疲労がたまった中1stをやることになった。これに対し長野は苦笑い、山本は大爆笑であった。
驚異のロングコースの終盤で落ちてしまった長野に、前回大会ファイナリストの漆原裕治も「さすがに無理」と呟く。
緊張の瞬間。長野はたまった疲労をものともせず見事1stをクリア。ついでにアナウンサーによって勝手にミスターSASUKEを襲名することになった。この後、長野は襲名されたミスターSASUKEを山田に返上した。
そしてそのままFINALを進出した。惜しくもGロープでタイムアップになったものの、身体能力の高さがよく分かった回である。*21
第24回大会では1stのジャンピングスパイダーで急ぎ過ぎたあまり着地をミスしてリタイヤ。

第25回は1stのサークルスライダーでリタイヤ。そして第26回までも1stのジャンピングスパイダーでリタイヤしてしまった。
第27回大会、4大会ぶりに3rdへ進出。3rdのアルティメットクリフハンガーで散ってしまったが、年を言い訳にさせない姿はとても格好がよかった。

第28,29回は2連そり立つ壁の2個目でリタイヤ。
しかし第30回大会では2nd進出をするも、スワップサーモンラダーの不条理な裁定の煽りを食らい失格。
第31回も1stのそり立つ壁でリタイヤ。

引退の決意を第32回で行い、そり立つ壁で苦戦を強いられるも突破、ランバージャッククライムも驚異の速さで上り詰めたが、残念ながらタイムオーバー。これで引退し、以降はアナウンサーの横で解説役を担うようになった。関係が深い仲間などが出陣した際は解説を放棄していたが。解説の放棄のし過ぎで解説者としてはリストラを食らってしまい、応援者としてその後は会場に足を運び挑戦を見届ける立場になっていた。
かと思われたがまさかの第38回に電撃復活。惜しくもドラゴングライダーでリタイヤするも、シルクスライダーで足のみで着地する、フィッシュボーンのサンドバッグを細い足場の上でうっちゃる*22など相変わらずの体幹の強さを要所要所で見せつけた。
第39回は参戦はしなかったが現地に足を運んで後輩たちを激励している。
第40回大会にも参戦。なんと息子の塊王くんも出陣する。結果はドラゴンをクリアしたものの、途中で足を挫いた上、フィッシュボーンでのタイムロスが響き二連そり立つ壁の二個目でタイムアップ。ちなみに塊王くんはローリングヒルの登り部分でリタイヤ。
第41回大会では、漁師からタグボート船員に転職。息子塊王くんがなんと14歳で最年少1stクリアし、最年少の塊王、最年長の長野という長野親子によるW新記録を樹立するのではという期待の中、まさかの滑り止めのつけすぎでクワッドステップスでリタイヤ。直前にローリングヒルでリタイヤした山本進悟に「ばかばかばーか」と煽ったのがブーメランとして帰ってきたか。
特別企画のワールドカップでは日本レジェンドチームのキャプテンとして出場。結果で言えば1stステージクリアはならなかったが、多くの選手が軒並み手を付いたりダッシュしてクリアしていた難関エリアのツインダイヤを、まるで散歩でもするように二足歩行でクリアしてしまうなど、見せ場はしっかり作っていた。


SASUKE以外では、実はシングルを出して歌手デビューしている。ほかにも、筋肉番付の企画で基礎体力測定をしてみたところ、専用のトレーニングをしていないのにオリンピックのアスリート級の数値を記録した。
荒波が男を強くさせたのであろう。しかし、前屈で手が届かないほど柔軟性が乏しい。

イッテQや黄金伝説など他局の番組にも出演したことがある。
2018年にピンク色のトノサマバッタを見つけるも、レアなものとは知らずに自然に返してしまった結果、悔しい思いをしたことがある。


白鳥文平

千葉県印西市役所印旛支所(旧・印旛村役場)勤務。印旛村の英雄と呼ばれている。
自宅には多くの練習用セットが作られ、オールスターズをはじめとした有力選手が大会前に訪れていた。オールスターズの中でも頭脳明晰で、知能を駆使した攻略法を見出す。

初登場の第9回では、なんと史上初めてジャンプハングを片足飛びでクリアし、会場を大いに沸かせた。しかし、1stのそり立つ壁でリタイヤする。
第10回では欠場だが、次の第11回では2ndのウォールリフティングまで到達。
第12回ではFINAL進出したが、惜しくも綱登りでリタイヤ。
続く第13回では3rdのパイプスライダーで惜しくも着地に失敗しリタイヤ。
第14回では2ndのバランスタンクでリタイヤ。
第15回では出番前に熱中症にかかるアクシデント。しかしそれを乗り越え、3rdのクライミングバーまで到達する健闘。ちなみに、クライミングバーの脱落は彼のみである。
第16回では3rdのデビルブランコをあらかじめ自分の休憩地点の方に寄せ、反動をつけて攻略するも、パイプスライダーでリタイヤ。この攻略法は他の選手達も真似をするようになった。
第17回では3rdのボディプロップで脱落。

第18回では1stのジャンピングスパイダーでリタイヤ。第19回もフライングシュートにやられ、1stでリタイヤ。
第20回は欠場。
第21回ではダウンヒルジャンプでリタイヤ。
それからは持病の腰痛や膝の手術等の影響で出場が途絶え、明言はされてなかったものの引退状態になっていた。記念大会には1度も出ていなかったことが心残りであったと第30回大会に最後の出場。しかしジャンプハング改で初めて片足飛びを失敗しリタイヤ。以降は完全に引退しており、自宅のセットも解体した。第32回の長野誠の引退に際しては秋山和彦と共に出場しないながらも緑山に駆けつけた。

...が、2024年の第42回大会へおよそ10年ぶりの出場。結果はフィッシュボーンでのリタイヤだったものの、往年のSASUKEファンを沸かせた。

ちなみに新世代の日置将士とは同じ印旛郡の出身であり、日置の初出場である25回大会では、彼の結婚式に参列しコメントする様子がVTRで映されるなど、プライベートでも関係が深い。
また、同じく新世代の長崎峻侑からは師匠と仰がれ慕われている。



編集、追記は山田勝己に影響を受けた人がお願いします。

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最終更新:2025年02月21日 12:52

*1 SASUKEのゼッケン番号は90番以降は超有力選手しか付けられない番号であり、その中でもゼッケン100番は完全制覇が最も期待される選手しか付けられない名誉番号である。

*2 3分間に腕立て伏せを行った回数を競う競技。

*3 通常の3分間クイックマッスルを1分間のインターバルを入れながら3セット行い、トータル900回を達成できたら300万円という無茶な企画。当然賞金獲得者は出なかった。

*4 ご丁寧に選手名を示すテロップも、1stでは肩書が「鉄工所勤務」だったのに2ndでは「無職」に差し替えられていた

*5 一応、25回大会のリーヴァイのようにルール説明の不備で再挑戦が認められたケースもあることはある。

*6 もっとも、最後の戦いというは番組側が勝手に煽っていただけのようなもので、既に一線を退いていた秋山を除けばここで引退を決めたのは山田のみ。何度も引退を撤回してきた山田が今度は逆に一人だけ去るというのは何とも因果な話である。

*7 この時の山田は47歳であったが、その歳で3cmの突起に体を預けるだけでも十分すごい。

*8 筋肉番付、SASUKE、オールスター感謝祭、スポーツ男子頂上決戦、東京フレンドパーク

*9 ボタンを顎ではなく胸で押すルールになっているので『クイックマッスル』から名称が変更されたものと思われる。

*10 もっとも、競技前の過去VTR等で紹介されたのがケイン等の芸能人選手ばかりで、山田については記録も経歴も全く触れられていなかったので、これについてはいくら何でも番組側の構成が悪かったのではという声もある。

*11 一応SASUKEの体感ゲームのCMにも出たことがある。

*12 尚、活動していたのは38,39回のみ。

*13 黒虎では山田勝己の独自の選考会を本戦前に毎回行ってその成績優秀者に本戦の出場権を与える形式を取っており、第40回までは山本も例外ではなく参加していた(第41回と第42回はSASUKEでの戦績が認められ後述の通り招待選手として出場している)。

*14 ゼッケン100の前の競技者として山田が100を毎回貰っていた頃の長野や不振から抜け出した後の漆原がつけていたかなりの名誉番号である。

*15 厳密にはシルクスライダーの着地で着水しているように見える。

*16 これは同大会のケイン・コスギと並ぶ最年長記録である。

*17 これを成し遂げたのは長野以外には第1回~3回で進出した大森晃(おさる)のみ。

*18 次大会以降は勝手に終点まで滑り降りていたので、設計ミスと思われる。

*19 片手を順手、片手を逆手にするフォーム

*20 ジュンサカは体が振られず姿勢が安定するので固定されていないバーを持つのには最適であるが、同時に勢いを殺してしまうため、このステージでは適していないフォームだった、ちなみに、後の1stのエリア、ドラゴングライダーではこの勢いを殺す特性が功をそうすことになる。

*21 前回の漆原の結果を受けてかは不明であるがFINALの制限時間を何故か5秒縮めており、これがなければ間違いなく2度目の完全制覇であった。

*22 フィッシュボーンの登場から約6年、サンドバッグに激突しながら渡り切った例は他の完全制覇候補を含めてもほぼ存在しない。