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支配者スキル(蜘蛛ですが、なにか?)

登録日:2022/09/04 Sun 23:53:25
更新日:2026/07/07 Tue 13:08:51
所要時間:約 3 分で読めます



ライトノベル『蜘蛛ですが、なにか?』に登場するスキル。

【概要】

他のスキルとは一線を画す強力なスキル。七つの大罪七つの美徳が元になっているスキルで構成される14のスキル・称号の総称であり、一般的には「支配者スキル」と呼ばれる。作品世界で根幹を占める重要な存在。
のちに主人公「私」の願いを 管理者D が聞き届ける形で「叡智」が追加されたが、これ自体は員数外の扱いとされている。
各スキルを持っている者は同時期に一名のみであり、他に保有者がいる場合は誰かが取得条件を満たしていても会得できない。

すべての支配者スキルはスキル「禁忌」をLv10にするかなんらかの方法で「支配者特権」を手にすることができる。また支配者特権を確立することで管理者へいくつかの要望を通す権限が付与される。作中登場する使用例として、鑑定の妨害、相手のスキルをシステムに捧げるなど、通常のスキルとは破格の力を行使可能になる。

しかし、支配者特権の行使にはその行使内容に合っただけの魂が削れていくという反動が存在する。そして、スキル名は初代発現者の性格から取っており、七大罪スキルは多かれ少なかれ精神的にスキル名の影響を受けるというデメリットも存在する。
特に傲慢、憤怒、嫉妬、強欲はその影響が顕著に出る*1。その他にも禁忌スキルの熟練度が上がる。
また、支配者スキルは同時に◯◯の支配者という称号が付与され獲得後、別個2つの強力なスキルを手に入れられる。

【七大罪】


・暴食
最終保有者:アリエル
すべてのものを食することができ、保有者のエネルギーに変換する。生物のみならず、魔法、結界などのエネルギー、岩などの無機物でも可能である。
SPも回復することができ、相手の攻撃をも事実上無効化できてしまう。しかも、他の支配者スキルと比較してもデメリットと呼べるデメリットが存在しないため攻守ともに秀でる。
エネルギー変換の代償に魂の力を使うのかは不明だが、作中で「これは厳しいかもしれない」と保有者が口にしている事からどんな物でもデメリット無しで食べ切れるのかは不明。*2
おそらくは過食の上位スキル。

付属スキル
富天LV1
スキルレベル×100分SP赤にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル×10分の成長補正が掛かる
昇華
SP(赤)を消費することによる全ステータスの一時上昇。
*3

・傲慢
最終保有者:私
取得できる経験値と熟練度を大幅に上昇させる。
デメリットとして、保有者の戦闘意欲を結果的に増大させてしまい、キャパシティを超えた経験値を溜め込むことになる。
作品世界観においてこれは魂に負荷をかける行為であるため、待ち受ける先は破滅である。

表の効果だけだと支配者系スキルとしてはかなり弱い部類にみえるが、隠し効果として魂の容積を無理に大きく引き上げるという効果がある。通常はそんな強引に器を大きくなる事はあり得ず、どこかで歪みが出て最終的には消滅してしまうのがほとんどである。しかし稀にその影響へ付いていける存在がいるらしい。その場合は成長速度が一気に上がる*4

付属スキル
深淵魔法LV10
最高レベルまでの深淵魔法を使用可能になる。深淵魔法は魂の器を破壊できるという性質の攻撃であり、神をも倒せる力となっている。
極めて習得が難しい高難度魔法のようであり、行使された例が他の魔法と比べ少ない。作中ではもっとも初歩に当たる「地獄門」しか披露されなかった。
奈落
奈落を顕現させる(作中でWEB、書籍ともに使用した形跡がなく効果は不明。)

・怠惰
最終保有者:私
自身を除く周辺のシステム内数値の減少量を大幅に増加させる。また、HP、MPには自動回復の手段が存在するが、SPは基本的には食べてストックする以外の手段がない。

付属スキル
退廃
全てを終わらせる腐食の波動を放つ。
睡眠無効
睡眠の状態異常を無効化し、眠らせなくてもよくなる。

・憤怒
最終保有者:ラース
全ステータスを飛躍的に上昇させる。
その倍率は10倍と非常に高く、他のスキル無しでも圧倒的格上にも拮抗状態に持ち込めるほど強力。
付属する闘神法と合わせて使用すれば、たとえ素の物理ステータスが0でも10000まで上昇する。

表面上の先頭におけるメリットだけを見るなら他の支配者スキルの中でも最強レベルに位置する。
ただし、発動時は理性が失われた狂戦士と化してしまう。
そのため、スキルのオンオフができず死ぬまで暴走状態になる可能性も高い。魂の総量を極限まで使わせれば無理やりにオフ状態に戻す事もできるが、元に比べ使用に躊躇がなくなるという効果は消すことができない。
しかもこの理性が奪われる効果は、魂に直接影響を与える効果を無効化する「外道無効」スキルをもってしても完全には消すことは不可能である。
衝動的に発動する可能性もあるなど、危険性もまた支配者スキルの中でも屈指といえる。

付属スキル
閻魔
炎を纏いステータスをさらに上昇させる
闘神法
SPを消費して物理系ステータスに1000の補正をかける

・嫉妬
所有者:ソフィア・ケレン
対象のスキルを封印する。
効果の発動に時間がかかるというスキル封印のデメリットも残っているが、封印に上限がなくデバフスキルとしては優秀。
七大罪支配者スキル共通のデメリットである精神の変容については嫉妬の場合は顕著である。要は所有者はヤンデレと化す。
アリエル「育て方間違えたかなぁ…」

付属スキル
禍根
怨念を力に変えて纏う。
天鱗
本来は龍種の固有スキル。硬い鱗で物理防御を上げ、魔法の術式を分解する。物理魔法ともに優秀な防御スキル。

・強欲
最終保有者:ユーゴー
殺した相手のステータスやスキル、スキルポイントなど能力を奪う。
ただし手に入るものはランダムでなにが手に入るかはわからない。LV9のスキルを奪ったとしてLV1まで下がる。

付属スキル
征服
自身の持つステータスやスキルを周りの人物に上乗せさせる。
鑑定LV10

・色欲
最終保有者:ユーゴー
「催眠」「洗脳」「魅了」などの状態異常を付与する。
MP消費は高い上、重ね掛けしないとすぐに解けてしまう制約も存在するが下位スキルの洗脳は持続時間が極端に短いため、作中世界では実用可能な精神支配ということになる。
色欲で付与する状態異常は通常の者に比べて強力かつ、通常の手段での解除も難しい。
作中のエルフの里攻防戦に先立つ政変において、帝国、王国の首脳陣を洗脳し勇者一行を国際指名手配まで追い込んだ。支配者スキルとして申し分ない性能がある。

付属スキル
自失
対象の精神を打ち砕く。
集中LV10

【七美徳】

・節制
最終保有者:ダスティン61世
転生後も記憶を保持する不死と同等の存在となる。

付属スキル
調和
誰も傷つかないかりそめの平和をもたらす。
禁忌LV10
記録LV10

・謙譲
最終保有者:アリエル
自身の魂を消費し、神にも匹敵する力を一時的に得ることができる。

付属スキル
祈禱
福音
謙譲

・勤勉
最終保有者:ポティマス
魂とはなにかを知ることができる。作中で保有者は自らの魂を分け、他者の魂を乗っ取るという悪用法を編み出している。

付属スキル
思考超加速
探究

・慈悲
最終保有者:シュレイン・ザガン・アナレイト(山田 俊輔)
システム内唯一の死者の蘇生の効果を持つ。
蘇生は、作中世界観で神の領域に達したものであれ相当の代償を支払わなければ行使する事ができない行為とされる。
そのため七美徳でも珍しくデメリットがあり、慈悲を発動すると激しいMP消費に加えて、禁忌レベルが上昇するほか以降は反動として魂を削る事になる。遺体の状態や時間経過などで使えなくなってしまう。

付属スキル
奇跡魔法
安寧

・忍耐
最終保有者:私→メラゾフィス
HP1の時に代わりにMPを消費し、敵の攻撃に耐える。
要は食いしばり効果の変種。同時に取得する忍耐の支配者という称号で邪眼系スキルが解禁される。下位互換となるスキルとして魔眼系スキルが存在しているが、魔眼は目から攻撃できそうと感じられる魔物であれば取得可能だが、邪眼系スキルは忍耐を取得しないと解禁しないという特性上、忍耐保有者しか持つことができない

付属スキル
外道無効
外道大耐性の上位スキルと思われる。魂へと直接影響がある攻撃、効果を完全に無効化する。。
断罪
魂に蓄積された断罪ポイントという隠しステータスの累計値に比例した抵抗不可ダメージを与える。

・救恤
最終保有者:私→フィリメス
仲間だと認識したものにHP超速回復を付与する。

付属スキル
奇跡魔法LV10
回復魔法系で最上級の魔法
献上
自身のHP、MP、SPを全消費して奇跡を起こす。

作中では他者のスキルやステータスの剥奪する形で奇跡を起こした。
ユーゴーによるシュン暗殺計画を阻止したのちに彼の力を奪うために支配者権限と同時発動したが、支配者権限で無理やり合意させ発動したことにより「私」が魂の修復を施しても3日間ほど寝たきりになってしまうほどの反動を受けている。

・純潔
最終保有者:カティア(大島叶多)
物理・魔法攻撃を完全に打ち消すシステム内最硬の結界を張る事ができる。ただし、攻撃力と同程度かそれに近い量のMP・魂の力を消費するため、けして一生攻撃を防ぎ続ける万能のバリアとはいかない。

付属スキル
腐蝕耐性
夢想

【15番目の支配者スキル】

・叡智
最終保有者:私
システム内の情報システムの一部を支配者特権を行使せず閲覧可能になる。
鑑定と探知の上位複合スキルにあたり、対象にマーキングしたり、それを応用してマッピングする事もできる。
管理者Dのお遊びと「私」へのご褒美として生まれたスキル。そのため条件を満たしたとしても「私」以外取得することはできない可能性が高い。
会得条件 探知Lv10と鑑定Lv10

付属スキル
魔導の極み
システム内における魔法発動などに必要な魔力感知と魔力操作の2つのスキルの上位複合スキルのようなものでかつ、2つのスキルでは触れられないような細かい変更を可能にするスキル。
このスキルは作中でも重要になってくる魔術の行使に近い能力で特殊性が他とは一線を画してる。
また、MP回復が最速、MP消費が最低になる。
星魔
魔法関係のステータスに+補正を大幅にかけ、レベルアップ時に成長補正をかける
闘神法の魔法版と言える力。

【その他】

支配者スキルではないが、それに影響する重要なスキル。

・禁忌
支配者スキルの発現、そのスキルの行使によって上がるバッドステータスに近いスキルでLV10まで上げると禁忌インストールと天の声が聞こえ悶絶するような頭痛を感じて一晩気絶してしまう。外道耐性の効果範囲内のようで、無効まで獲得していれば痛みでのちまわる事は無くなる。
インストールされるとオプション画面のようなメニューが頭に浮かび、世界の成り立ちや過去のできごと、システムとはスキルとは何か?、転生履歴までが確認できる。LV10まで上げると解放され、インストール時から禁忌メニューを開かなくても常時償えと気持ちを心の底で感じるようになる。
外道耐性を持っていれば同様に耐性の効果範囲内であるため、無効まで耐性を獲得してる人は不快感程度で済む。しかし外道耐性をほとんど獲得していない者はかなりの苦痛を常時伴う事になり、禁忌を覗くと凄まじい情報量が一気に頭の中になだれ込み外道耐性が無いとインストール時と同様の頭痛を伴う。
イメージ的には「私」が探知を初めて使用した時、外道無効を持たない者が鑑定を常時発動している時と近いらしい。

・n%I=W
転生者全員に配られたDいわく転生者専用お助けスキル。
転生者はシステム外からの来訪者であるが故に、言ってしまえばシステムの仕様範囲外。ステータスを補正するHP、MP、SPを補正する恩恵すら受けてないただの人間が今の世界に放り込まれてしまうと、下手すると現地人の子どもより弱くなってしまう。そのためシステム適用内するために作られた補助器具。死ねば通常の輪廻の流れに戻るという仕様も組み込まれているらしく本当に一時的にシステムの恩恵を受けるためのスキル。
転生者が一般人よりも強いのは、通常の輪廻転生と異なるシステム内の輪廻でほとんどの魂が劣化してしまっているためで、システム稼働時ならともかくほとんどの魂が劣化してしまっている現状の作中世界の星においては、ただ単に現地人が弱いだけである。
{スキルポイントが現地人より多いのも、日本という戦いとは無縁で寿命をまっとうできる環境で育って魂の劣化が無いからで、Dから個別に固有スキルを配られなかったとしても全然転生者の方が強く生きていくには困らないレベル。固有スキルが配られたのは単にDのおふざけ*4

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最終更新:2026年07月07日 13:08