クシナダ(モンスターストライク)

登録日:2022/10/22 Sat 09:53:52
更新日:2025/03/01 Sat 12:13:20
所要時間:約 3 分で読めます




クシナダ(モンスターストライク)とはアプリ「モンスターストライク」に登場する降臨キャラである。通称:

概要


アプリ「モンスターストライク」では2014年7月26日より
難易度超絶級八岐ノ森の贄比女」より初降臨。ちなみに降臨時間は一回目が何と朝の8時〜10時だったりする。
一応土曜日なので前回のイザナミよりはプレイできたストライカーも多かったと思われる。
その後当日の夕方に一回、夜に一回それぞれ2時間ずつ降臨している。以降不定期に開催しており、アップデートver.92により追憶の書庫に追加され、現在では書庫よりいつでもプレイできるようになっている。
元ネタは言うまでもなく日本神話のクシナダヒメ。因みにクエスト内にヤマタノオロチみたいな敵も存在する。(後述)
加えてヤマタノオロチ自体も別モンスターとして登場しており、こちらは難易度・究極の降臨ボスとして戦うことが可能。

見た目は割れた能面を被った少女。
クシナダヒメモチーフのキャラクターは様々な作品で「スサノオを支える甲斐甲斐しいお嫁さん」「儚げな女性」というモチーフにされがちだが、
モンストでのクシナダはというと、まさかのホラー方面である。

進化前こそ素顔がほとんど隠れているものの可愛い少女であることはなんとなく察せられるが、進化後は白骨化した腕や白黒反転した目、裂けた口、袖や背後から首を伸ばす無数の蛇といった非常に禍々しい姿となる。
言動もハイかつどこか狂ったものが主で明らかに正気ではない状態だが、これは進化後のクシナダがヤマタノオロチに寄生されて乗っ取られている状態である為。
クエスト名が「贄比女」であるのを見てもわかるように、彼女は原典通りヤマタノオロチの贄として捧げられたもの。
原典と違う所はスサノオに保護される前にヤマタノオロチに肉体を乗っ取られ、怪物と化して暴れているという点である。
上述のヤマタノオロチは撃破ボイスで「あの娘は美味かったなァ」的な事を言うため、既に『喰われて』いるのだろう。*1
アニメでも人間に化けている際に「あなたは生贄にされた、犠牲にされた存在の気持ちがわかるの?」ととある人物に問いかけており、ヤマタノオロチに喰われた事がトラウマになっている模様。

ただし、限定レアでありクシナダを意識した見た目と能力を持つ「ヤクモ」の存在やその設定を見るからに、怪物化した彼女をスサノオが撃破と共に救出、その後は原典通り結婚したものと思われる。

なお、この手の仮面キャラの例に漏れず素顔は可愛い。というより上で述べたヤクモに似ている。*2
公式イラスト集では進化形態の彼女が仮面を外したものが描かれていたが、化け物じみた姿に反し普通の顔をしていた。
アニメでも人間態は包帯を巻いているとはいえほぼ素顔であり、撃破時にも仮面が割れ包帯無しの素顔が一瞬だけ出ている。


クエスト(八岐ノ森の贄比女)


つまらない、つまらない、つまらない……!

メインギミックはワープと重力バリア。その他ギミックで毒、スタンメテオが登場する。
このクエストの特徴は、まずボス戦ラストと中ボスの「進化スプリッツァー」の体力が当時としては異様に高いこと。ちなみにHPは進化スプリッツァー*3約500万!
ボス戦ラストクシナダは、それ以上の脅威の約800万!!
現在ではボスは余裕の10億超え、雑魚ですらものによっては数億超えがウヨウヨしているが、当時としては

中ボス参考

中ボス HP クエスト名 備考
スプリッツァー 約500万 八岐ノ森の贄比女
クシナダ 約180万 同クエスト 何故か異様に低い
イザナミ 約300万 怨炎!黄泉の主宰神 ↑より前に実装
摩利支天 約250万 森羅万象の特異点 第2超絶
アヴァロン 約300万 渇望の果ての理想郷 爆絶クエスト

ボス(ラスト)

ボス(ラスト) HP クエスト名 備考
クシナダ 約800万 八岐ノ森の贄比女
イザナミ 約350万 怨炎!黄泉の主宰神 ↑より前に実装
イザナギ 約450万 天地開闢の始神 ボス1戦しかない
アヴァロン 約600万 渇望の果ての理想郷 爆絶クエスト
ニライカナイ 約1100万 悠久の祈りと魂が還る聖海 爆ry・直殴り2倍

と、ざっとの紹介だが後に実装されたほとんどのクエストより高く、
さらに後に実装されたクエストではHP1000万近くまたは以上だと大体直殴りや弱点倍率が上がるのだが、それすらない。加えて真ん中配置なため壁際カンカンもできない。如何に削りが大変か、お分かりになっただろう。
他にスプリッツァー(小)が3ターンに高確率スタンメテオを打ってきたりイザナミでおなじみのゾンビループもあったりとまさに超絶にふさわしい難易度だった。

ただ実装当時は、ギミック完全対応、安定した火力、高ステータスを持つ前回の超絶キャライザナミ(というか活躍させるために意図してつくられている)が最適だったため攻略自体は比較的簡単だった。
他にもワープはないがキラーによる火力が出せる神化坂本龍馬が適正であり、
この2体と他のキャラでは雲泥の差があったため、大体はイザナミ3〜4、龍馬ピン差しで挑んだストライカーが多かったと思われる。

現環境ではインフレに伴いPTさえ組めれば2、3分で終わることもザラだし、ラストも1ターンで倒せる。
インフレというのは恐ろしい……

嫌だー!!死んじゃうのー!

性能


八岐ノ贄姫 クシナダ
種族:亜人 撃種:反射 戦型:スピード
HP:20905 攻撃力:21016(25219) スピード:443.67
アビリティ マインスイーパー ゲージ:アンチダメージウォール、鉱物キラー
友情 プラズマ 触れた味方との間に属性プラズマを発生させ攻撃
SS 八雲 霊力で味方を動かし、敵へ撃ちこむ
備考 ラックスキル 友情コンボクリティカル

踊り狂っちゃえ! ストライクショット!

実装当時、降臨・ガチャ限を含めアプリ内最強の座を勝ち取ったとんでもないキャラだった。

その理由とは…

友情コンボ【プラズマ】

このクシナダで初登場した友情コンボプラズマ。この友情コンボはプラズマ搭載キャラとショットを撃ったキャラの間に【プラズマ】が発生し触れてる敵にダメージを与える友情コンボ。動いてる間はずっとでているため当たれば十分過ぎるダメージを出せた。反射キャラだと敵とのカンカンでプラズマの間に敵にダメージを出すのは難しいので貫通キャラの方が安定したダメージをだせる。この時期のガチャ、降臨キャラのほとんどの友情コンボは【ホーミング18】だの【クロス/十字レーザーL】や【貫通拡散弾】だのお世辞にも強くない友情コンボばかりだった。イザナミの友情コンボ【反射レーザーL4】や進化アーサー等が所持していた【ワンウェイレーザーEL4】が強いと言われたこの時期に【プラズマ】はまさに環境トップにふさわしい友情コンボだった。

ストライクショット【大号令】

当時触れた味方を飛ばす通称【号令SS】が存在したがこの【大号令SS】はなんと撃った矢印の方向に味方全員飛ばせるというとんでもないSSだった。ちなみに【号令SS】は26ターンに対してこちらの【大号令SS】は何故か2ターン少ない24ターンで撃てたりする。
また前述の【プラズマ】とも相性が良くこのSSを撃つだけでほぼステージ突破が確定していたものだった。

当時は砲台兼、大号令要員としてあらゆるクエストに採用されていた。
ある程度ギミック無視もでき、またワープに入ってる間もダメージを出せたので実質ワープクエストも使えていたのである。
重力バリアクエストでも自分以外のキャラが引っ張れば問題ないし、大号令も自分は動けなくとも他が動けば問題ないため、複数編成はともかくピン差し程度なら問題なし。
実際、次の超絶ヤマトタケルでもGB優先だった(DWも出た)が活躍しており、猛者はクシナダ艦隊でクリアしていたほど。
ほとんどのクエストはもうクシナダいれば良くね??状態になっていた。

もちろん運営もそんな彼女を放置できるわけもなく…
  • サイレント修正①:プラズマのヒット数減少によりダメージ低下。
  • サイレント修正②:ワーププラズマでダメージを出せなくなる
  • 上記の後、不具合のためプラズマが元に戻り、全盛期の状態に。ちょうど、M4の大黒天挑戦と被り接待したのでは‥と言われていた
  • それを受けて公式よりプラズマの不具合報告

この公式のアナウンス後、全ユーザーが認めるほどに弱体化してしまったのである

その結果、大黒天などでの利用価値が下がってしまい、「入れない方が勝てる」と言われてしまうほど弱体化してまったのである。
しかし、弱体化したのはあくまでプラズマだけであり他はノータッチ。もう一つの長所の大号令SSはそのまま。
砲台としての価値はルシファーの登場もあり下がったが、キャラ埋め枠としては十分使えたし、当時の降臨キャラでは最強格なのは変わらず。
修正後も覇者の塔を始め、色々なクエストで頼りにされていた。2015年の終わり頃には運極達成者も増えていったため運枠としても活躍していた。
後に属性アップやアンチギミックの増加により活躍場所は徐々に減っていってしまったが、たまに適正をもらっていたりしていたが運営による対策はなされていた。*4

現環境では、低難易度クエストは轟絶無双や貫通で砲台キャラに触り友情ゲー(たまに直殴りもあるが)。
高難易度はギミックのややこしさやアンチギミック対策の増加、超戦型必須級によって流石についていけなくなった。
トドメと言わんばかりに同ギミックの轟絶キャラ・プレデビオルの登場によって採用率はほぼ無くなり、ボックスの倉庫番と化しているだろう。





余談

後に上位互換のクシナダ廻、亜種として3DS版から逆輸入されたクシナダ零が実装された。
クシナダ零とは全くの別キャラ扱いなので合成してもラックは増えない。
クシナダ廻は同キャラ扱いなので合成するとラックは増えるし、性能としては本家に+英雄の証と5種類のうちからランダムで1つサブ友情がついている。火力には使えないが中には反撃モードを誘発したり蠍対策もできるもあるので、クシナダ使用者は厳選してはいかがだろうか?

公式のWebアニメでの担当声優は和多田美咲氏。
今ではメイショウドトウ徐福で有名だが、当時はまだマイナー寄りの声優であった。
クシナダ以外も「実装当時はまだ新人だったりマイナーだったが、後に有名になる声優」が担当していたモンスターがしばしば見られる。*5



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最終更新:2025年03月01日 12:13

*1 その証拠に、属性やクエストギミックとしてはクシナダ適正に見えるが、ヤマタノオロチは亜人キラーELを持つので連れて行くと不利属性以上の大ダメージを受けるようになっている。

*2 ヤクモはスサノオとクシナダの遠い子孫であるため。

*3 名前は酒だが見た目が大蛇なため、ヤマタノオロチみたいな扱いなだろう。

*4 例として、ヤマトタケル零でスピードが高いほど大ダメージのスピード爆弾。アラミタマでは亜人キラーL、スピード爆弾持ちのヤマタノオロチ。加撃ラインがたりずワクワク共有が必要だったり、どちらかのギミックだけ合いもう一つは非対応。など

*5 雪女ツララのファイルーズあい氏、アドゥブタの関根明良氏など。