伊地知虹夏

登録日:2022/12/01 (木) 00:37:39
更新日:2023/01/30 Mon 22:52:49
所要時間:約 4 分で読めます





これからもたくさん見せてね。

ぼっちちゃんのロック……ぼっちざろっくを!



出典:ぼっち・ざ・ろっく!、3話『#3 馳せサンズ』、2022年10月9日~12月25日まで放送。
CloverWorks、アニプレックス、芳文社、©はまじあき/芳文社・アニプレックス

概要

伊地知(いじち)虹夏(にじか)』とは『ぼっち・ざ・ろっく!』の登場人物。

CV:鈴代紗弓

下北沢高校2年→3年。『結束バンド』のリーダーであり、ドラムとマネージメント全般担当。
明るく元気な性格で、面倒見もいいので本人の言う通りバンドの潤滑油の役を担っている。
ドラムが本体の大きさ故に外での撮影や路上ライブ等で扱いが悪くなりがちな事にコンプレックスを抱いているが、ポジション自体は気に入っている。
というより、気に入っているからこそ、ドラムの不遇っぷりに敏感になっている節がある。

結束バンド全員でバイトしているライブハウス『下北沢STARRY』の店長である伊地知星歌の12歳下の妹。
母親は9歳の時に他界しており、父親は仕事で遅いので実質姉妹でSTARRYの3階部分で暮らしている。
姉は家事が苦手なので、虹夏が家事を担当している。

虹夏が9歳の頃の星歌は家族よりも友達と音楽関係を優先しており、家にほとんど寄り付かなかった。
なのでこの頃はバンドそのものを嫌っており、姉の楽器に悪戯(アンプをMAXにするなど)をしていた。
そんな折に母親が事故に巻き込まれ死去して、星歌が母との最後の約束「世界一仲のいい姉妹でいて欲しい」を叶えようと、
自身のライブに虹夏を連れていった事で姉妹仲が改善し、以後寂しがらないように頻繁にライブハウスに連れて行かされることになる。
その過程で星歌に……ではなく、姉のバンドメンバーのリナのドラムに憧れて練習を始めた。

そして虹夏が高2になった時、すでにバンドを辞めていた星歌は「虹夏がずっと笑顔でいられる場所」として『STARRY』を開店する。


なので虹夏は姉に恩を感じており、『バンドをやめた姉の分まで『結束バンド』を人気にして、姉のライブハウスを有名にする』ことを夢にしている。

そして本編開始の少し前くらいに同じクラスの山田リョウが別のバンドを辞めたと知って、自分とバンドを組まないかと勧誘して『結束バンド』を結成。
そして新たに加入した喜多郁代がライブ当日に逃げ出したことで、公園にいた後藤ひとりを強引に加入させて、本編に至る。


ミュージシャンとしての実力は山田と同等くらいには上手い。
しかしメンタルの変調が演奏に反映されやすく不安定で、総合的に山田の次くらいの上手さ。
しかしその上手さも「女子高生にしては上手い」の範疇であり、
ひとりがギターヒーローの実力を発揮できるようになったら、自分達は足手まといになるのではないかという不安を抱えている。

歌が下手らしく、ボーカル候補に自分から外れている。

人物

天真爛漫な性格で、面倒見がよく包容力が強い。
作中の楽器店の店員から『下北沢の大天使』と名付けられたこともあるほど。
(これは姉がこの楽器店の間で『御茶ノ水の魔王』と呼ばれており、虹夏が正反対の性格だった事が由来である)
本作では珍しいナチュラル陽キャだが、嗜好の方はどちらかというとインドア派で、遊びに行くよりライブハウスにいる方が好きなタイプ。
なので同じ陽キャでもアウトドア派の喜多のノリにはついていけなかったり。


家事全般を担当しているからか、あの私生活がだらしないリョウの学校生活の世話をするほど面倒見がいい。
面倒見が良すぎて虹夏の部屋はリョウの私物で埋め尽くされパーソナルスペースがベッド周辺しか残されていない。
本人もこれではいけないと思っており、もう「リョウの世話はしない」と宣言するも体に染みついているので無意識にしてしまう。

ひとりに関しても不器用で勉強が出来ないと知った時は、万が一は養ってあげると約束したほど。
(ひとりは甘やかされるとダメ人間になるタイプだったので、約束はなかった事になったが)
さらに言えばギターヒーローバレする前のひとりは「陰キャコミュ障奇行ド下手ギタリスト」だったのに、多少の文句くらいで受け入れてくれたことが彼女の包容力の高さを物語っている。
アニメではこの包容力の高い部分がやや強調されており、視聴者からは『ママ』扱いされることもしばしば。

一方で原作では結構辛辣な言動をするし、ひとりの扱いが雑な事が多い。
怒るとプロレス技を仕掛けたり、なんだかんだで「星歌の妹」である描写が多々ある。
なので原作者は「原作じゃ全然ママじゃない」と言及している。

原作とアニメの違いが分かりやすいシーンとしては、
ひとりが「結束バンドを人気にさせて高校中退する」という夢を結束バンドに託すシーンで、
「託さないで」と苦笑いするのが原作で、重いといいつつも「託された」と言ってくれるのがアニメである。

とは言え何やかんや優しいのは変わらないしひとりの扱いに関してもリョウや星歌を見るに辛辣度が親密度に比例しているのかもしれない。またどちらかというと喜多の方が…という意見もある。



癖の強いキャラだらけの本作において唯一と言ってもいいほどのまともな子なのだが、少々突っ走る部分がある。
そのため、イベント事を主導した際には暴走して周りが振り回されることも。
また「まともである」という事は癖の強いキャラが登場人物の大半を占める本作の中では「影が薄い」という事でもあり、本人もそれを自覚しており属性付けに悩んでいる。
一時期筋肉キャラ路線を本気で検討していた。

頭のアホ毛と性格からアホの子と思われがちだが*1、下北沢高校は偏差値が高い進学校なので勉強はできる。
それも学校でリョウの面倒を見つつ、放課後や休日をバイトとバンド活動で消費しつつ、家で家事をしながらの勉強で志望大学にA判定を貰っている。


余談

名前の由来は『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の伊地知潔氏から。

原作者のはまじあき先生は、1巻の範囲だと虹夏の影が薄いと思っていたため、アニメ化で人気が上昇した事に驚いたという。

当初はボケキャラの予定だった。
しかし、ひとり・リョウがあまり喋らないので虹夏を喋らせていたら、いつのまにかツッコミ担当になっていたようだ。
なので3話までボケキャラの名残がある。

また先生は虹夏のアホ毛がシリアスなシーンを台無しにすることから、アホ毛を邪魔だと思いながら執筆している。

「歌が下手」設定だがアニメED『なにが悪い』では普通に上手。
鈴代氏によると、「歌が下手」設定があって悩んだが、虹夏の歌下手は「上手い人たちに比べて下手」と解釈して歌ったとのこと。



追記・修正はバンドを結成してからお願いします。

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最終更新:2023年01月30日 22:52
添付ファイル

*1 実際、ひとりは浪費癖、喜多は成績の事を知るまでリョウの方がしっかりしていると思っていた。