登録日:2012/09/11 Tue 19:30:29
更新日:2026/07/04 Sat 13:18:15
所要時間:約 7 分で読めます
◆概要
第1話「思い出の逆転」にて登場した
ナルホド君の恋人である。事件当時20歳。
勇盟大学文学部の3年生であり、川柳の研究をしているらしい。
その様はさながらお嬢様。愛称は「ちいちゃん」。
屋内だろうと日傘を差し、証言中には周りに蝶が飛び交い、敬語の使い方がおかしいなどツッコミ所も多い。
その美貌で
オジサマ達を虜にする。
3-1は
成歩堂が被告人となった話であるが、目撃者として登場。
事件の半年前までは被害者となった別の男と付き合っていたことまで判明する。
以下ネタバレ注意
本編での活躍
第1話『思い出の逆転』
案の定、呑田殺人事件の真犯人だった。
事件の真相は彼女がプレゼントしたペンダントを返すどころか見せびらかす成歩堂に業を煮やし、
薬学部から毒を盗み彼の毒殺を図ろうとするも、
感づいた元彼・
呑田菊三の忠告によりこのままでは自分が疑われると計画を変更し、偶然にも老朽化で切れていた電線に呑田を触れさせ感電死させるというものだった。
というか『3』の第1話は前2作と違い、冒頭でプレイヤーに真犯人ネタバラシをしていないが、
登場人物が少ない(司法関係者を除くと成歩堂とちなみしか出ない)関係で、消去法で彼女が犯人だと辿り着いたプレイヤーも多かったのでは。
そして下手をすれば成歩堂すら死んでいたかもしれない。
犯行が暴かれるや否や、あれだけ取り入っていた裁判長も「私は最初から怪しいと思っていました」と手の平を返す態度をとり、成歩堂には無罪判決が下される。
これ以降、彼は美人の証人に対しては法の番人として慎重に扱うようになる。
ちょっとだけ心が揺れ動くときはあるけど
第4話『始まりの逆転』
ここまで読んだ人は、いつもの「1話の真犯人」くらいのものだとお思いのことだろう。
しかしながら、その一年前の事件となる第4話「
始まりの逆転」では
無久井里子というそっくりさんが登場。
そんでもって
美柳ちなみ自身はそれ以前に死亡した
と言われている。このからくりは一体…?
ここから先は、第4話および第5話の致命的なネタバレがございますの。
それでも見たいという方は、ご覧になってくださいな。
先に結論を述べておくと、彼女は
綾里キミ子の実の娘
である。
つまり
千尋と
真宵の従姉妹に当たる(が、面識はなく当人達もそれを知らなかった)。
あやめの
双子の姉であるが、
春美とは異父姉妹。そして父親は宝石商。
更に母のキミ子同様、綾里出身であるにもかかわらずあやめ共々霊媒の力を持っていない。
元々は千尋や真宵同様に倉院の里で暮らしていたそうだが、「
DL6号事件」で綾里の名声が地に落ちたことをきっかけに両親が離婚。
霊媒の力‥‥というよりは綾里家の霊力がもたらす富や名声を得られなくなったことが原因であり、姉妹は父親に連れられ倉院の里を出ていくこととなる。
父親が再婚したことで新しい生活が始まるが、義理の姉の勇希、実の妹のあやめ(彼女は葉桜院に引き取られていた)、
そして家庭教師の尾並田美散と協力して、実の父親から2億円相当のダイヤを奪うという狂言誘拐を企てる。
しかし直前で尾並田を裏切り罪をかぶせ、自分は吾童川へ身を投げ行方をくらまし、無久井里子と名乗って生きていた。
ちなみに、この時冬の川の急流であり12Mから落下して安全な場所まで自力で泳ぐ
というオリンピック選手でもビックリのとんでもない水泳能力があったことになる。しかも、14歳。悪知恵もさなかフィジカルも歴代屈指の犯人である。
(この時の人物ファイル上の顔写真は、「無久井里子」がちいちゃんのままで、「美柳ちなみ」がニュース番組のようなシルエットで描かれている)
その5年後(3-4「はじまりの逆転」)、脱獄した尾並田と罪の意識に耐えかねた勇希によって計画がバレそうになったため、口封じに勇希を刺殺。
勇希刺殺に関する裁判では尾並田に罪を着せようとするも、担当弁護士の神乃木荘龍・綾里千尋によって真実がバレそうになったため、ちなみに対する尾並田の純粋な想いを利用して彼に自殺を唆す。
結果、法廷内で尾並田は毒をあおり死亡。被告人不在のため裁判は閉廷となり、追及を免れることとなる。
その半年後、独自に捜査を続けていた神乃木弁護士によって法廷の地下カフェに呼び出される。
神乃木の捜査により有罪あと一歩というところまで来たが、それを疎ましく思ったちなみは神乃木弁護士のコーヒーに毒を盛って
毒殺する。
(ただし実際には毒殺にまでは至らなかった。
ゴドー検事参照)
過去の事件との関連性から当然ちなみが疑われることになるが、
その時たまたま裁判所に居た成歩堂に一目惚れしたと告げ、(毒の入れ物となった)ペンダントを運命の出会いの記念にプレゼントという形で押しつけ、
証拠不十分としてまたもや捜査の手を逃れる。
それからはペンダントを取り戻すために(仕方なく)成歩堂と交際することになり、
妹のあやめに自分のフリをさせてペンダントを回収しようとさせる。
しかし、なかなか返してくれないどころかペンダントをやたらと見せびらかす成歩堂に痺れを切らし、風邪薬に毒を混ぜることで毒殺を図る。
その下準備(というか毒を手に入れるため)として薬学部所属の呑田とも交際していた。
そこで彼に自分の計画や真意がバレそうなことに勘づき、さらには彼の死を成歩堂に押し付けようとして‥‥というのが3-1の真相である
しかし千尋の奮闘によりちなみが殺したことが明らかになり、また過去の罪状含めて全てバレてしまった。
そのため有罪判決を受け、死刑になった。これだけ罪状があれば死刑もやむなしと言ったところか。
こうして美柳ちなみはこの世からいなくなり、全てに決着が付いたのだった。
それで、すべては終わった。少なくとも、ぼくはそう思った。
あれから5年もたった今、再び思い知らされることになる。
第5話『華麗なる逆転』
話はまだ終わっていなかった。
早く終わらせてくれぇ‥‥
第5話「華麗なる逆転」にて、なんと悪霊として登場。
キミ子の綾里家において権力をふるう為に邪魔な真宵を抹殺するという策略で、
(実際は霊媒師の素質が十二分にある春美を家元にさせるというものだが、まだ幼いので母として家元同然の権力を握れる。出所出来ればの話だろうが…)
春美が既に死者となっているちなみを霊媒して呼び出すことになった。
生前にキミ子と獄中で再会していたが、母娘の仲はすでに無いに等しいものであった。
しかし、千尋への個人的な恨みもあってちなみは積極的に計画に乗り、自らの死すら利用して復讐を果たそうとしたのである。
計画実行日に霊媒されて現世に呼び出されたちなみは
小刀を片手に真宵を追い詰めるが、
先回りしていた
何者かによって逆に殺され、一旦霊界に戻る。
後に呼び出された際の証言で、本人としては「真宵を指そうとした瞬間に突然の痛みと共に気を失った」と認識しており、闇夜と言うこともありこの辺の細かい状況は把握していなかった。
その後再び呼び出された後、逮捕されて被告人となっていたあやめとすり替わり法廷に出頭。
当然ながら当のちなみは誰に呼び出されたかなど微塵も気にしておらず、偽の証言をして真宵に罪を着せるつもりだったが、言動の矛盾を突かれて正体がバレることになる。
改めてちなみとして自己紹介。自らの職業を死者とし、「自分は既に死人だから法律で裁くことは不可能」と開き直るが、
同じく霊媒によって姿を現した千尋によって自分の計画が失敗していたことを思い知らされ、
プライドをズタズタに傷つけられ、
断末魔の叫びを上げながら消滅していった。
(つきつけられたトドメの一言は
千尋さんの項目を参照)
‥‥ウ‥‥ウウウウウ‥‥‥‥チ‥‥チガウ‥‥
‥‥ソンナ‥‥ハズガナイ‥‥
‥‥コ、コノ‥‥アタシガ‥‥‥‥
キサマラナンカニィィィ‥‥
‥‥でも。
‥‥そんなことはね。もう、どうでもいいんだ。
それよりも‥‥‥‥‥さっさと、
真宵ちゃんから出ていってもらおうかッ!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ウウウウウウウウウウウウウウウウ
オオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオ
ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ
ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ
ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ
‥‥アタシ‥‥‥‥マ‥‥ダ‥‥‥
‥‥キエ‥‥タク‥‥ナイ‥‥‥‥
‥‥なるほどくん‥‥
‥‥おねえちゃん‥‥
以上の通り、『逆転裁判』シリーズでも類を見ないほどの悪女(千尋さんに至っては「悪魔」とまで言い切っている)として名高く、その強烈な悪意を目の当たりにした多くのプレイヤーにトラウマを与えた人物であり、『逆転裁判3』のラスボスと言っても過言ではない。
10~20代と言う若さにして狂言誘拐1件、殺人2件(自殺に追いやった人物を加算すると3件)、殺人未遂2件(死後の犯行を含めると3件)と言う多くの罪を重ねた恐るべき凶悪犯である。
初登場時は物腰が柔らかなお嬢様だったが、1章終盤には本性を現し成歩堂へ「クズが!」と罵倒し、
罪が完全に暴かれた時には、(成歩堂曰く)悪魔のような形相で千尋を睨みつけていた(この時の顔は本性を現した母親とよく似ているという伏線もある)。
そして5章で霊媒という形で再登場した際には、もはやお嬢様の仮面を捨て、終始醜悪な笑みを浮かべる女となっていた。
消滅後、裁判長から「あの霊はもう二度と呼ばない方がいいでしょう」という結論が出され、もはや誰一人として彼女に与する者はなかった。いやはや全くもってその通りである。
こうして無事に悪霊も退散出来たことだし、100%安堵したサイバンチョは無罪判決を出そうとするも…
?
余談
漫画版にも1コマだけだが登場しており、成歩堂が遊園地のキャラクターショーに出ていたキャストの女性を見てちなみをイメージしている。
プレイヤーに強烈なインパクトを残した彼女だが、それと同時にかなり謎の多い人物でもあったりする。
ふつつかな項目ですが追記・修正をお願いしますわ、アニヲタ様。
- みんなのトラウマは草 -- (名無しさん) 2024-05-30 00:34:49
- 弁護士のこたけが一話のの犯行について証拠不十分と言っていたな -- (名無しさん) 2024-06-05 09:54:32
- どうしようもなく自分勝手でクズで悪女。…でも5話で正体現してから、成歩堂がゴドーの名言をすぐ引用して「…さっき聞いたわ」ってツッコミ入れたり、一人状況が理解出来なくて「何よそれ!どーゆう事なの!」って取り乱したりする姿がなんか面白かった。いいリアクションだ -- (名無しさん) 2024-07-31 18:59:23
- 正面を向いているときだけ真っ平らになる女 -- (名無しさん) 2024-09-07 18:03:51
- 散々悪い事して敗れたキャラとして変にかっこつけたり余裕ぶったりせずにちゃんと見苦しく退場するのがいいね。潔さアピで媚びる、言ったらヒールに徹する覚悟もないおっさんボス達は見習ってどうぞ。 -- (名無しさん) 2024-11-09 09:41:34
- 証言とか自体は結構簡単に突破されてるし、証拠もよく残すから計画自体はアレ でも行動力と度胸がハンパなさすぎる。 -- (名無しさん) 2024-12-09 16:49:14
- 高望みさえしなければ、宝石商育ちだし胆力含めてスペックやばいしで、人生勝ち組だっただろうになあと考えてしまう。でもキミ子の邪悪さを受け継いだ時点で遅かれ早かれ人生詰みだったのかも、とも。 -- (名無しさん) 2024-12-09 18:54:31
- とある実況動画でプレイヤーが言ってたけど、一年程度で毒性が消えたのに対して5年も放置してたペンダントで尾並田が亡くなったことで再開の時にわざわざ境内に先回りして毒を補充してたんじゃないかと考察してて本当に行動力の塊だと思ったわ -- (名無し) 2024-12-26 21:45:48
- どうやってけど呑田を感電させたのかは不明だけど、死刑という結果から見るに、普通に証拠は残してたんだろうな -- (名無しさん) 2024-12-29 15:13:55
- 目が怖いのよ -- (名無しさん) 2024-12-31 20:18:47
- 作中の描写を見るに、(プレイヤーには発揮されなかったが)人心に取り入るのが悪魔的なんだろうな。安易な金儲けの犯罪に手を出さず、宗教でも起こせば本物になれたかもしれない -- (名無しさん) 2025-01-14 11:55:35
- 人を人とも思ってない -- (名無しさん) 2025-03-23 00:24:56
- オマエがダークイーネかよ -- (名無しさん) 2025-04-27 23:08:05
- 冷徹な行動力モンスターなのに、狂言誘拐でドタキャンしたあやめにナルホドくんの毒瓶奪還とまた悪事を頼んだ上に1年待ってたのは、彼女なりのあやめへの唯一の信頼と情を感じるんだよね。善性側のあやめが入れ替わりや諸々の事を白状しちゃう可能性とかあっただろうに -- (名無しさん) 2025-05-02 10:27:09
- 情があって欲しいなあーとは思いつつ、毒瓶奪還はあやめを利用する以外の手がなかったから止むを得ずなんだろうなーって気はする。1年かけて捜査機関のマークが薄まったから、結局自分で行動したんだろうなと。狂言誘拐と毒瓶奪還以外であやめを気にかけてるような描写もないしね… -- (名無しさん) 2025-06-18 03:09:25
- こいつとゴドーの※欄だけ特殊すぎる -- (名無しさん) 2025-06-19 11:49:10
- 悪役に魅力がある作品は名作を証明する名悪役。意外性、所業、ブレイク全てトップレベルだな。 -- (名無しさん) 2025-07-18 10:52:17
- 目が怖いんだよな... -- (名無しさん) 2025-07-18 10:53:00
- 3の犯人はみんな決定的な証拠はないのに自分からボロ出して自滅するパターンだからな。中でもちなみは普通に逃げ切れてたはずなのにつまらない挑発に乗って逮捕→死刑になったし、マジでコイツどうしようもないな。そもそも殺人を隠すために殺人するとか本末転倒だし -- (名無しさん) 2025-08-07 19:26:16
- こたけ氏の実況動画よく見てるけど・・・えっ?そんな結論なの? -- (名無しさん) 2025-08-20 23:19:12
- 他者を利用するタイプの人間だけど、実は長けているのは人に取り入るところまでで、他者のコントロールには毎回失敗してるんだよね。そして自分自身で行動すると、より悪い結果に行き着く。変に自分を高く見積もらず、人に上手く取り入って庇護下で安住するような生き方選べば良い暮らしできただろうが、プライドの高さがそれを許さなかったんだろうなと思う。 -- (名無しさん) 2025-08-20 23:34:39
- たしかにw -- (名無しさん) 2025-08-21 09:29:25
- 全ての虚飾を剥ぎ取って見てみると、実は本人が見下してるあやめやキミ子以上に自分一人ではなにもできない人間という事実が浮かび上がる、ある意味滑稽で、ある意味哀れなキャラ -- (名無しさん) 2025-08-21 14:13:42
- ナルホドにもあやめにも無駄な説得をしなかったところを見ると根本的に他人に期待してないんだろうな しかし何気に悪意ある見方をしてはいるがその人の本質を捉えている(成歩堂は人を信じ続ける甘ったれ、あやめは臆病者、キミ子は壊れている) -- (名無しさん) 2025-09-05 20:00:47
- なるほどなるほど -- (名無しさん) 2025-09-16 10:22:29
- Google検索したら、ちなみのアダルト画像がいっぱい出てきたんですが(汗) -- (名無しさん) 2025-09-21 22:50:31
- 金田一に出てもおかしくない犯人(コナンだと劇場版) -- (名無しさん) 2026-03-18 23:12:59
- 155cm、意外と小柄だった -- (名無しさん) 2026-03-24 01:07:54
- なぜか千尋が上回って大団円みたくなってるけど千尋の母親はちなみが原因で死んでるわけで復讐自体は果たしてるよな -- (名無しさん) 2026-07-03 18:00:23
- ↑当の舞子は最初からキミ子&ちなみに対処するために行動している。死に至る可能性は始めから覚悟のうえなわけで、千尋からすれば実の母が妹を守るために命を張ってくれたという認識で終わる。ちなみは結局、ターゲットを殺すつもりが別の人間に阻止され、次に自分を霊媒したのがあろうことか千尋の指示を受けたターゲット自身。千尋は悲しみこそすれど、絶望に至ってはいない以上、ちなみは何も果たせてはいない。 -- (名無しさん) 2026-07-03 20:10:59
最終更新:2026年07月04日 13:18