水樹塁

登録日:2022/12/30 Fri 00:30:00
更新日:2024/11/10 Sun 10:31:13
所要時間:約 10 分で読めます




喚くなよ、死相が濃くなるぞ…



水樹塁 (みずき るい)とは、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の登場人物。
デザイン原案:ファルまろ
CV:伊瀬茉莉也







■概要


2020年5月1日に開催された某世界最大の同人誌即売会が元ネタだと思われるイベント

の生まれ変わりのが、“奴ら”の陰謀を華麗に!!

略して「ぼくそし!!」にて初登場した魔法少女。

変身した時の容姿は、髪で隠れた左目と服の間から見えるへそが特徴。武器は巨大な鎌で、瞳の色は赤、ソウルジェムの色は緑。


■性格・人物像

妄想全開な中二病の魔法少女。
自身を数千年前の大戦で勝利に導いた伝説の覇王の生まれ変わりであり、“奴ら”を追うダークヒーロー、という設定で脳内をいっぱいにしている。
自分の妄想が恥ずかしいことを自覚しており、普段は隠している。
(アプリ内プロフィールより)

願いは
「病気で失明した飼い猫の目を治してほしい」

一人称は「私」。

重度の中二病患者で妄想癖を持っており、妄想の中では一人称が「僕」に変化し自分のことを「フォートレス・ザ・ウィザード」と呼ぶ。


ホーム画面での台詞も中二病成分たっぷり*1

中二病の影響はLive2D(立ち絵)にも現れており、左手を右手で押さえる“それっぽい”モーションが用意されている。





中二病になったきっかけは同人サークル「X for Knight」が販売しているゲーム「終約聖書シリーズ」。
大ファンであり、作者である「真九位院先生」のことは「神」と呼ぶ。
「ぼくそし!!」にて先生と会った時は非常に喜んでいた。

過去の経験から三穂野せいら以外に中二病であることは隠しており、周囲からは「クールでミステリアスな人物」と思われている。


妄想している時の様子から怪しい人物に見えるかもしれないが、決して悪人ではない。
(カミケにおける「徹夜組」を人として絶対にやってはいけない行為だと認識しているなど)

友達は少なく、同じ工匠学舎の生徒で塁のクラスメイトであるせいらは塁の中二病を知っても仲良くしてくれる数少ない友人。

中二病を隠して生きる自分のことを「恥ずかしいし卑しい」と感じていたが、せいらは「ダークヒーローみたいでかっこいい」とすんなり受け入れてくれた。


「遊狩ミユリの現在修業中!」にてネオマギウスのメンバーで同じ真九位院先生のファンである 遊狩ミユリ とも友人関係にあることが判明。しかしお互い魔法少女であることは知らないようだ。


「パラケルスス」という名前の猫を飼っており(塁曰く「永遠を誓った使い魔」)、とても可愛がっている。


そして普段から 衣服の下に鎖かたびらを着ている。
「…それは聞かなかったことにしておく」

木崎衣美里からの呼び名は「るいるい」。

■アプリでの戦闘能力

ディスク構成:A A B縦3 B縦3 C

2020年5月1日に実装された、初期レアリティ☆4、闇属性のアタックタイプキャラ。

コネクトは味方の攻撃力と防御力をアップし、ダメージカット状態にする効果。

マギア「終末宣告紋章」とドッペル「盲目のドッペル」は敵全体に属性強化ダメージを与えて1ターン確率(ドッペルは確定)でスタンさせ、自身の攻撃力をマギアは3ターン・ドッペルは5ターンの間アップさせる。

精神強化で解放できる固有スキルは、1ターンの自身の攻撃力をアップしダメージカット状態にする「オーラアップ」。

対象の死相を見ることができる能力(固有魔法)を持つ。
塁本人は「天門眼」と名付けて使っている。


■メインストーリーの塁


まだ希望はある…

メインストーリー10章と同時期を描いたアナザーストーリー10章に登場。
ネオマギウスがばらまいた魔女の対処にあたるが、1体魔女を取り逃がしてしまう。


さらに逃がした魔女の口づけを受けた神浜の西に住む人々が工匠区と大東区の境界線に流れる川に来てしまい、そのことをユニオンのメンバーに報告して助けを求めた。


東への罪悪感から川に入り自殺しようとする人々をせいらや他の魔法少女と共になんとか止めることに成功(魔女は純美雨と江利あいみが倒した)。


その後の史乃沙優希のライブでも変身したままの状態だったため、一般人にそのことを聞かれた際は彼女のファンだと誤魔化していた。


11章では瀬奈みことが使用した「藍家ひめなが捨てたはずだった、魔法少女に悪夢を見せ魔女化させる仕掛け」に巻き込まれ次の12章で他の魔法少女と共に死亡。


しかしいろはと佐鳥かごめの固有魔法と、ウワサの女王となった柊ねむ・里見灯花の力でウワサとなり生還したと思われる。


エンディングで各魔法少女(死亡した魔法少女除く)に書かれた後日談によると、終約聖書の考察サイトが話題となり真九位院先生本人からサークルに誘われたらしい。
しかしその誘いを断り、良きファンであり続けたようだ。


■イベントストーリーの塁

◆ぼくそし!!







この物語は…求道者たちの間で繰り広げられた

「神話」が生まれるまでの軌跡


塁が初登場したイベント。

新しい「終約聖書シリーズ」を手に入れるべく、同人活動に興味を持ったせいらと共にどこかで聞いたような名前の同人誌即売会・カミケに訪れる。

しかし



先生が会場に来ておらずカミケで偽札事件があったことを知って→

「それは『奴ら』(という終約聖書シリーズに出てくる敵組織)の仕業だ」
「カミケは血の海と化す」
「先生が来ないのは『奴ら』に誘拐されているからだ、今すぐ助けに行こう!」


フューチャースターせいらの前で話したり(先生は寝坊していただけだった)



偽札事件があったサークルのブースの番号が「C-6」「H-14」「N-2」「O-2」だと知って→

「ブースの番号を繋げると猛毒のリシンになる*1
「つまり『奴ら』がリシンで毒物テロを起こそうとしている!」


と再びせいらに話したりするなど(固有魔法で死相を確認したがそんなことはなかった)
勝手に妄想し大騒ぎしてしまう。



どれもただの偶然であったことが判明し自身の行いを反省した塁。


昼食を取りながらノートパソコンに購入した「終約聖書」をインストールしていると、 なんと画面に映った自分の顔に死相が出ていた。
せいらに死相のことを話し、死相の原因を探ることに。


そして、死相の原因が同じ同人作家の「美蘭蛇先生」であることを突き止める。


彼は 「前回の終約聖書のDエンドの文字を解読したら、サブヒロイン・マリリンに元カレがいると分かったから」 というとんでもない理由で先生の命を狙っていた。
「グッズの受注生産」という名目で持ち込んだ3Dプリンターで部品を作り、(カミケの検査を掻い潜るため)会場内で組み立てた銃で先生を殺そうとする。

「哀れだな
終約聖書の異端よ」


会場が騒然となる中、塁は妄想している時の様子で美蘭蛇先生の前に現れDエンドの先にあるEエンドのスチルイラストを見せる。
「マリリンは嘘を付いて主人公を守っていた」 という真実を伝え、先生の凶行を止めることに成功。

カミケの平和は守られた。


その後サークルの売り子に「あなたは何者なの」と聞かれ、「しがない魔法少女」だと告げて去っていった。



「カミケの裏に魔法少女の影あり」
こんな神話が巷で語られるのは
また少し…後のお話…



◆全神祭であそぼう!


ほう…これが伝説にあった
運命の使者が集う「流星爆破の儀」か…
僕の天門眼がしかと視届けよう
※みたまさんに誘われたけど魔法少女が多くて
ビックリで、とりあえず隅で立ってます…


2020年に開催されたマギレコ3周年イベント。
みたまに誘われ、全神祭花火大会を見ようと会場に来ていた。

みたまに声をかけられ驚いてしまうが、(クールでミステリアスな雰囲気を感じ取ったのか)その姿を深月フェリシアから「格好いい」と言われていた。


さな「な、なんだかわからないですが…」
フェリシア「カッケェ…」



その後、川に落ちたはずの花火玉が宙に空く謎の現象を目撃し「『奴ら』の計画ではないか」とまたもや勘違いしている(小さなキュゥべえの仕業)。



◆けふをこえるゆめ


大変だ…!
巫女さんたちが危ない…!


2021年の正月イベント。
両親と一緒に正月の水名神社に訪れ、お手伝い巫女をしていたいろは・ういに「究極のおみくじ」の場所を聞いていた。

おみくじを引こうとしていると同じく神社にやってきたせいらや彼女の友人である古町みくら・吉良てまりと遭遇。
家族と一緒にいるところを友達に見られてしまい、恥ずかしがっていた。


暗黒竜魔神殺し大凶 狙いで引いたおみくじは吉。
内容を見ていろはたちが危ないと感じ彼女たちの死相を確認したが、何も視えず今回も早とちりだった。

その後はせいらと凧揚げを楽しんでいたが、いろは達が以前逃がした魔女と戦った際には魔女の結界に駆けつけサポートしている。


ちなみに、いろはの事は既に知っていた模様。


◆遊狩ミユリの現在修業中!


クククッ…また、始まるのか
あの血沸き肉躍る祭典が…!
※カミケが終わったけど
また次のイベントがあってとても楽しみです




2021年に開催されたネオマギウスの魔法少女、遊狩ミユリが主役のイベント。
ストーリー冒頭からミユリの電話相手として登場。


もちろんミユリの足フェチのことも知っており、「あまり外で足の話はしない方がいい」と話していた。

しかしミユリが塁と一緒に行く予定だった同人誌即売会のサークルチェック表をネオマギウスのメンバーが発見。
それについて質問された勢いでミユリがメンバーの足の評価をしたり履いてほしい足のファッションについて話してしまったせいで 宮尾時雨 からキモいと言われてしまい*2、さらに電話での塁の発言を聞いて足フェチ克服のため修業に行ってしまう。

ミユリから「同人誌即売会には行かない、足フェチはやめる、本も捨てる」と電話で言われ、心配になった塁は外で彼女を見つけることに成功。
足フェチを制御できる方法を一緒に探すことに。

ミユリが柊ねむと会ったときは、ミユリの言動から「ミユリは 闇の組織 の一員でねむに服従しており、組織を裏切って表の世界へ出たのではないか」
…と想像していた。
直後「さすがにないか」と話していたが、
だいたいあってる。


ねむとの会話や塁の話を聞いたミユリは自分の好きに対する答えを見つけることができた。

なおこのストーリーは「ぼくそし!!」の後日談となっている。
三輪みつねが 「カミケの事件を解決した魔法少女の噂」 をミユリに調べて来てほしいとお願いするシーンがあるが、2人ともその噂の正体が塁であることを知らない。

そして塁も、ミユリが後のメインストーリーⅡ部10章で神浜に大事件を起こすネオマギウスの魔法少女であることを知らなかった…。


◆七色夏模様

2022年の夏イベント。

「ぼくそし!!」と同時期のカミケを舞台にした「つつじシスターズ編」で事件を解決したあとの塁(とせいら)が少しだけ登場。


◆星屑のミラージュ


このコラボ商品の技術力…
まさか“奴等”が潜入して…



「魔法少女たちがキュゥべえと契約しなかったもしもの可能性」 を描いたマギレコ5周年イベント。

ストーリー前半、いろはがメイドカフェを訪れるシーンでミユリと共に客として登場した。




◆ハロウィンによみがえる同胞たち

2023年のハロウィンイベント。

プロミストブラッドと午前0時のフォークロアが主役のストーリーであるため、塁本人は一切出てこない。

しかし、ストーリーのラストに登場するオカルトページに「暗黒魔術師X」なるハンドルネームの人物がコメントを書き込んでいた。

コメントには
  • T市(宝崎市)友人(遊狩ミユリ)から情報を聞いた
  • コメントの最後に 「もしかしたら彼等が動き出したのかも…」

と書かれており、よく見ると 「暗黒魔術師X=塁」 であることが分かるようになっている(明言はされなかったが)。




また、ハンドルネームの「X」は正体が誰だか分からないようにつけたと思われるが、


塁→ 田+><+土 → >< → X


このように本名から捩ったと考えることもできる。


■マギア☆レポートの塁


シーズン2#189の最後のコマで初登場。
佐鳥かごめ・せいら・美園かりん・アシュリー・テイラーと魔法少女を広めるための企画会議をしていた模様。








クックック…
アニヲタwiki(仮)に集いし同志達よ…
この神話に、新たな歴史を紡ぐがいい
※追記・修正お願いします








出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より
©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners
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最終更新:2024年11月10日 10:31

*1 下に一般的な言葉に翻訳した台詞が字幕で表示される仕様になっている

*2 びっくりしてしまっただけで時雨に悪意はなかった