マロン(ゼルダの伝説)

登録日:2022/12/31 Sat 16:30:32
更新日:2025/03/08 Sat 20:23:27
所要時間:約 5 分で読めます




キミ かわった カッコしてるネ。町のコじゃないでしょ?どこから きたの?
へーっ、森の妖精のコなんダ…アタシ、牧場のコ マロン。

マロンはゼルダの伝説シリーズ第5作「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の登場人物。

【概要】

ハイラルの城下町にてリンクと出会う人間の女の子。
ロンロン牧場を営むタロンの1人娘で、年齢はリンクと同い年くらい。
ハイラル城にミルクを届けに行ったまま戻ってこない父親を待って城下町に残り、歌を歌っている。この都合上、昼でも夜でも城下町でマロンと会うことが出来る。

【容姿】

茶髪で髪型は腰まで届くくらいのストレートなロングヘアで、前側は両サイドに分かれている。
白色のワンピース服を着ており、袖とスカートの部分に牧場のシンボルであるかのような青い模様が連なっている。頑張ってカメラをローアングルにすればスカートの中を覗けなくはない。
胸元にはスカーフを巻いており、それを某配管工のオジサンのライバルそっくりな留め具で結んでいる。可愛い外見に反してイカツイ装飾品と思わざるを得ないが、これはロンロン牧場の登場人物であるタロンとインゴーが先の配管工のオジサンその弟のパロディであることに由来している。
その容姿といい名前といい、どことなく夢をみる島のマリンを彷彿とさせている。

【活躍】

【子供時代】

ハイラル城門前にて怪鳥ケポラ・ゲボラからの話を聞いた後に城に向かい、兵士たちのザル過ぎる警備を掻い潜ると、いかにもブロックを運べと言わんばかりの窪みがあるエリアに、オッサンが1人ぐーすかと居眠りをしている場面を目撃する。このオッサンこそがマロンの父親であるタロンであり、話しかけても一向に起きようとしないため、彼が邪魔でブロックを運ぶことが出来ないようになっている。当然ながら本作では「目覚めのソナタ」は覚えていないので、奏でるだけ無駄である。

仕方なく城の門の前まで戻ると、そこにマロンがやってきており、城に入れるリンクに父親を捜すよう依頼をしてくる。父親のことだからどこかで寝てるだろうと笑いながら語り、彼女が大事に温めていたという「ふしぎなタマゴ」を渡してくれる。
これを持った状態で夜が明けるとタマゴが孵っていきなりニワトリが誕生するので、これをタロンの元で展開するとタロンが目を覚ましてその場をどけてくれる。
これでようやくブロックを運ぶことができ、リンクは場内のやはりザル過ぎる警備を掻い潜ってゼルダ姫と運命の出会いを果たせるようになる。

厳密には画面を切り替えるだけでもマロンは来てくれるので、最初にわざと警備に見つかったり、城下町に一旦引き返してハイラル城に入り直す方が早くイベントが進められるようになる。

なお、このイベントの都合上、マロンは半日、または1日中城下町の外で待機していたことになる。そんな長時間も寝ているタロンもどうかと思うが、こんな父親をちゃんと待ってあげたマロンは大変偉いと思う。
別にリンクに頼まずとも城の兵士に頼めば良さそうな気もするが、そもそもこれだけの時間タロンの存在に気付かなかった兵士達なので当てにならなかったのかもしれない……

その後はロンロン牧場で話しかけると馬のエポナを紹介してくれる。しかしそのまま近づいても逃げられてしまうので、マロンは母親から教わったという歌をリンクに教えてくれる。彼女が出会った当初から口ずさんでいる歌がそれであり、オカリナを構えることで「エポナの歌」を奏でられるようになる。
子供時代ではエポナに乗ることはできないが、牛の前で「エポナの歌」を奏でるとミルクをゲットできる。

また、タロンに話しかけてコッコ当てのミニゲームをやると、ビン入りのミルクをゲットできる。あきビンはそのまま使えるので貰っておこう。
クリアすると「マロンのムコさんにならね~だか?」と訊かれるが、本気で訊いてるわけではないので「はい」を選んでも残念ながらフラグは立たない。
前述の通りマイペース過ぎるタロンなので、牧場の経営は使用人のインゴー任せであり、雑用ばかりやらされているインゴーはそのことに不満を抱いている模様。

【大人時代】

ガノンドロフによってハイラル城を支配されてからは、ロンロン牧場もガノンドロフの機嫌を取ろうとするインゴーに乗っ取られてしまっている。
タロンは牧場を追い出されており、マロンは1人インゴーに逆らえないまま雑用に勤しむ辛い生活を送っている。
牧場が夜を迎えると、マロンは1人外に出てはエポナの歌を口ずさんで心を落ち着かせている。この時に話しかけると「アタシが この歌を 歌ってるの、インゴーさんには ナイショよ!」とお願いしてくる。ただ、当のインゴーは床に就いているがかすかに聞こえているのか「やめろ…その歌を…」とうなされている。
マロンの前でエポナの歌を奏でると、これが母親の歌であり、自身だけではなく、タロンも、そしてインゴーも好きだったと語る。エポナの歌を歌うことさえ禁じられているのは、インゴー自身も僅かながら罪悪感を抱いているからかもしれない。

インゴーは乗馬体験を営んでおり、馬を選んだ後は50ルピーをかけて競争を持ちかけてくる。ここでエポナを選んでレースに勝つと、今度はエポナをかけてもう1度レースに挑んで来る。
無事に勝つことでエポナを貰うことが出来るが、姑息なことにインゴーはそのまま牧場の出入り口を塞いで出られなくしてしまう。エポナに乗ったまま柵を飛び越えれば外に出ることが出来るようになり、それによりガノンドロフに献上するはずだった馬を失ったインゴーは立場を無くしたことに酷く動揺し、一気にリンクに媚びへつらうようになる。

このことでタロンも帰って来れるようになり、牧場もかつての平和を取り戻しつつあるようになった。
そこでもう1度マロンに話しかけると、目の前にいる人物が7年前に出会った妖精クンであると確信し、事態を好転させてくれたリンクにお礼を言ってくれる。
彼女自身、インゴーは本当は悪い人物ではないと思っているらしく、彼のことは一切憎んでいないようだ。何て良い子なんだろうか……。

その後はエポナを呼んでマロンに話しかけることで障害物レースに挑むことが出来るようになる。
50秒の記録を更新するとプレゼントをくれるというが、そのままでは大きすぎるからとリンクの家に運んでくれる。……コキリの森は今や魔物だらけなのにどうやって運んだんだろうか?
プレゼントは牛一頭であり、エポナの歌を奏でることでいつでもミルクを補充できるようになる。
50秒という目標はどうやらマロン自身の記録のようで、彼女もまた乗馬が上手いことが分かる。

ちなみにエポナを入手することで魂の神殿への通り道を進むことが出来るようになるので、ストーリー上は攻略必須のルートとなっている。何? ロングフックで強引に突破できる? あーあー聞こえない。

エンディングでは文字通り全ての種族がロンロン牧場に集まって祝賀会を開いており、先のインゴーとタロンも仲良く酒に酔いながら踊っている様子が見られる。マロンもまたそんなイベントの中で自身の歌声を披露している。

【外部出演】

続編であるムジュラの仮面にそっくりさんのロマニーがロマニー牧場に登場し、彼女と出会うことでエポナに乗ることが出来るようになる。
また、大人時代の姿がクリミアとして登場し、姉妹で牧場を経営している設定になっている。

GBCの「ふしぎの木の実」では大地の章に登場。
わらしべイベントに関与する人物の一人であり、ライト博士…ではなくレフトさんから譲り受けたコッコ図鑑とロンロンたまごを交換してもらえる。
迷いの森のルートを知っていれば彼女に会う必要は無くなる?ソンナノシラナーイ。


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最終更新:2025年03月08日 20:23