ジムワイパー(Splatoon)

登録日:2023/01/10 Thu 13:56:00
更新日:2025/05/19 Mon 22:47:47
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ジムワイパーだ!
ZR長押しでタメ斬りすると強いよー!*1


ジムワイパーとは、『Splatoon3』に登場する新たなブキ、ワイパーの一種である。


概要

回転式のスタンプを思わせるデザインのワイパー。
ワイパー種の基本であるドライブワイパーより機動性は劣るが、ブキチの言う通り刀身が分厚く、こちらは攻撃力と射程に優れている。
ドライブワイパーがスピード型ならジムワイパーはパワー型といったところ。
使用解禁もドライブワイパーの後だが、後述するそのオールマイティな性能からこちらの方が使いやすいという声も少なくなかったり。


性能

ヨコ斬り

1発35ダメージのインク刃を飛ばす。射程は試し撃ちライン5本ほどで、.96ガロンと同じくらい。ついでに直殴りのダメージは15だがこちらはほぼ忘れてよい
ドライブワイパーより振りが遅く、弾速も遅いため戦闘での性能は微妙。単体では中途半端な塗りムラをつぶす程度の役割だが、後述のタメ斬りと組み合わせた際に真価を発揮する。

タメ斬り

ジムワイパーの主力技
飛ばす刃は70ダメージ、至近距離でブチ当てれば140ダメージと高火力。
一見目を惹くのが直当てした際の大ダメージだが、真に優れているのはその射程。
単発70ダメージを担保しながら試し撃ちラインでぎりぎり6本に届かないくらいとあのジェットスイーパーに迫る射程を誇り、一般的な中射程ブキなら一方的に攻撃できる。
遠距離まで届きながら塗りこぼしは一切なくチャージ時間も短め、インク消費もそこそこと細部まで至れり尽くせりの性能。
何より強力なのがタメ斬りで先手を取った相手(70)にヨコ斬りで追撃(+35=105)して中距離から敵を瞬殺する二確コンボ*2
塗りも戦闘もこのタメ斬りですべてこなすことができ、ジムワイパーを使いこなせるか否かはとにかくタメ斬りを当てられるエイムに掛かっていると言ってよい。


運用

基本ジムワイパーは前線に立ってキルを取る仕事が求められる。タメ斬りでチャージャーのように整地も出来るが、前線で塗りを広げるムーブはさすがに難しい。
効率よく敵を倒すにはタメ斬り+ヨコ斬りのコンボを使いこなすことが肝心だ。
相手に反撃する隙を与えないキルタイムの上インク効率も良い。ヨコ斬りは横幅が広いので比較的当てやすく、連射も効くためちょっとだけなら外してもリカバリー可能。
その射程の長さから同じ前線に立つ味方の援護も得意だ。

ただし活躍するにはタメ斬りを当てられるエイム力は必須。上級者がガチマッチで華々しい活躍を見せ、実際実装当初から『3』の環境に君臨し続けるジムワイパーだが、それは先手を取るタメ斬りを外さない実力が前提となっている。
ジムワイパーの射撃は単発であり、中距離で動き回る相手に正確に当てるには実質凸砂に近いエイムが求められる。さすがに大げさな表現ではあるが、評判を聞いて試しにジムワイパーを使ったら全然当てられなかった……という経験をしたプレイヤーも多いのではないだろうか?
弾速がドライブワイパーより遅く、着弾までにラグがあるのも難しいところ。この点は慣れどうこう以前に単純にきつく、こちらを意識していない相手を狙う視野も必要。
結果が示している通りジムワイパーのポテンシャルは非常に高い。エイムを身につけて一度活躍出来ればジムワイパーの強さを実感できるし、何より自信も付く。対面を積んで実戦経験あるのみだ。

また、ワイパーらしいタメ斬り直当ても忘れてはならない。
自分から積極的に狙いに行くものでもないが、とにかく対物攻撃力が圧倒的でありシェルターの傘だろうがナイスダマのアーマーだろうが一瞬で切り捌く。対物オブジェクト破壊性能が随一であるという点もジムワイパーの長所のひとつ。
もちろん近づいてきた相手へのカウンターとしても有用。エイム力だけでなく接近戦の判断力も試されるが、使いこなせればジムワイパーというブキの万能性をつくづく実感できるだろう。

……なお、一部の上級者がジムワイパーのタメ斬り直当てで次々とキルを取る、所謂『魅せプレイ』動画も多いが、超絶的な腕前は元より好条件が重なった上での戦果が殆どなので初心者が参考にするのは非推奨。
こちらに余裕があるボロ勝ちできそうな試合ならやりやすいが、再三言う通り自分から狙いに行くものではない点に注意。


弱点

まず敵に先手を取られた状態での撃ち合いはあまり強くない。
というのも、キルタイムの早さはあくまでこちらがタメ斬りで先手を取ってからの速度であり、こちらが先に撃たれてしまうと「タメ動作→タメ斬りヒット→ヨコ斬りヒット」という段階を踏まざるを得ず、この場合のキルタイムは全然早くない。
この状態のジムワイパーは非常に脆く、常に先制攻撃できる立ち回りとエイムが求められる。先制攻撃を外してしまうとこちらが先に撃たれる側になってしまうので、そこがジムワイパーのシビアなところ。使いたてで妙に撃ち負けてしまう原因は大体これ。

次に、タメ斬り直当てが当たらない距離の近距離戦も苦手。
直当てが狙えない距離を保たれつつシューターに撃ち合いを挑まれると大抵負ける。後述の無印ならクイックボムである程度対抗できるので弱体化を望む声が今も多く上がっているものの、それでもスライドで避けまくるマニューバ系等は結局辛い。
これも「先制攻撃できる立ち回りとエイム」で対策するしかない。タメ斬り直当てがあるワイパー種なので勘違いしやすいが、ジムワイパーの本分は中距離でのキルという意識を強く持つべし。


セット一覧

ジムワイパー(無印)

サブウェポン:クイックボム
スペシャルウェポン:ショクワンダー
解放ランク:15

ジムワイパーの基本モデル……だが、2つ目のコンボタメ斬り+クイックボムが使えてしまう。
タメ斬りコンボにも近距離の誤魔化しにも使える相棒で実際滅茶苦茶強いが、クイボのカス当たりは25ダメージしか無いためきっちり当てないと仕留め損なう(70+25=95)こともあるので結局エイムが重要。
インク消費もバカにならないため、腕があるならタメ斬り+ヨコ斬りのコンボを基本とした方が良いだろう。
スペシャルのショクワンダーも遠距離後衛ブキへのカウンターとして使える。実装当初のサブが使えなくなるスペシャルだのハンデ枠だの散々だったショクワンダーすら機能させられた数少ないブキであり、強化後はタックルでワンキルが狙えるようになったりとさらに盤石に。仕留め損ねて着地を狩られないようにだけ注意。
総じて基本モデルながら完成度が高い構成。


ジムワイパー・ヒュー

サブウェポン:ポイズンミスト
スペシャルウェポン:カニタンク
解放ランク:20

シールで装飾を施した亜種モデル。持ち手が白色と緑色に変わった。
何をするのもメイン一辺倒だった無印と異なり、カニタンクが付いたことでルール関与や防衛に貢献しやすくなった。
サブのポイズンミストで通路を封鎖し、動きが鈍った相手をメインで仕留めることもできる。
ただしポイズンミストの燃費はクイボよりも悪く、相手と戦うにはやはりメインの腕前がある程度必要。スペシャルこそショクワンダーより扱いやすいものの、クイボが消えた分運用が簡単になったとは言い難い。
ドライブワイパーデコと同様、どちらかというと無印より中衛気味の立ち回りが合う新モデル。
ちなみに、スペシャルがカニタンクの追加ブキはこのブキが初だった。


相性の良いギアパワー

ぶっちゃけやれることが多いので大抵のギアパワーと相性が良い。個人のプレイスタイルに合わせて好きなギアを積もう。

  • インク効率アップ(メイン)
多くのブキと相性が良いギア。他の装備でも使いやすいため、別ブキで使用している、サブにイカ速やお守りギアがついているのを流用しても良い。
メインに1つ積むだけでも打てるタメ斬りが1発増えるので有効。ショクワンダーでも少し長く活躍できるという地味な利点もあったり。

  • 相手インク影響軽減
ヨコ振り連打の牽制時に相手インクを踏んでしまうことが多いため、採用の価値あり。サブギア1個積むだけでも生存率が上がる。

  • 復活時間短縮、スーパージャンプ時間短縮
ブキの性質上、前線でバチバチ敵と競り合うことを求められるため、やられても再び舞い戻るのを助けるギア。劣勢時に勝ちを掴むための博打を打ちやすくなるのもGood。


相性の悪いギアパワー

  • ヒト移動速度アップ
ドライブワイパーと同じく射撃時にギアの効果が一切乗らない。

  • 受け身術
着地時にタメ斬りで移動できる・ヒト移動速度追加の恩恵も薄いと相性が悪め。
無印はショクワンダーを搭載する分一見相性がよく見えるのが逆に厄介。


サーモンラン

基本的に超優秀。射程と火力の両立は元より足回りも悪くなく、タメ斬り直当てが火を噴く。

タメ斬り直当て(220)+インク刃(180)=400ダメージという爆裂火力でドスコイやオオモノを狩りまくるのが主な仕事。即振りのヨコ斬りもザコシャケの掃除に役立ち、インク効率にも優れていると隙が無い。
強いて言えば塗りブキほどの塗りは出来ないが、足元塗りは優秀なので自衛も完璧。
得意なオオモノはほぼ全てと言ってよい。特にコウモリやテッキュウなど耐久力が高いオオモノは積極的に相手すべし。普段なら処理に悩まされる両者をあっという間に斬り飛ばせる快感は素晴らしく、総じて非常に優秀。
扱いがシンプルで簡単なのも優等生。

オカシラ相手にはリッターやハイドラントと並び、金イクラを投げるよりも直接攻撃する方がダメージが伸びるブキ。
ヨコヅナは潰されないように注意しつつ張り付いて斬りまくれば体力をモリモリ削り取る事が出来る。必然的に誘導役もこなすことになるのでハードルは高いが、自分の攻撃でみるみる体力ゲージが減っていく様は超爽快。
タツ相手だと直当てが出来ないので大人しくサポートに回ろう。
ジョーも弱点のタンコブに直当てを決めまくることで火力を稼げる。直当て部分が弱点と本体に二重ヒットするのでジョーにおいても火力枠。地形を上手く使って斬りまくろう。




追記・修正は敵を一刀両断してからお願いします。


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最終更新:2025年05月19日 22:47

*1 スプラ3におけるアオリの解説

*2 通称「十字斬り」。