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イマニ目玉(ドラえもん)

登録日:2023/02/12 Sun 18:12:01
更新日:2026/05/31 Sun 12:05:11
所要時間:約 5 分で読めます





「イマニ目玉」は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具


【概要】

大きな目玉の形をした道具。2個セットでそれぞれ両目に取り付けて使用する。

付けた人がこれから先自分の目で見ることになる場面を見ることができる。
裏面にあるダイヤルで見たい時間を調節できる。どれぐらい先の光景まで見ることができるかは不明。
「イマニ目玉」という名称から過去の様子をもう一度見ることはできないと思われる。

あくまで本人の目で見た光景が見えるため、たとえ現実ではなく夢の出来事であってもそのままの様子が映し出される。

「タイムテレビでよくね?」「そもそも未来から来たくせになんでそんな大災害の情報知らねえんだよ」は禁句

目玉そのものの形をしているため、付けている状態はなんともマヌケっぽい。3ページ目で突然描かれる「目玉を付けたままニヤニヤしたのび太の顔」に腹筋をやられた読者も少なくないだろう。



【原作】

小学四年生」1972年11月号掲載のエピソード『世界沈没』に登場。てんとう虫コミックス4巻および藤子・F・不二雄大全集2巻に収録されている。

雑誌掲載時は無題だったが、てんとう虫コミックス収録時にタイトルが付けられた。

「イマニ目玉」で町中が大洪水に襲われる光景を目の当たりにしたのび太。ドラえもんと共に救助用の船を作りにかかるが、周囲の人物は誰一人信用せず…。

サブタイトルから、当時社会現象になった小説・映画『日本沈没』のパロディと思う人もいるかもしれないが、実は本作の方が半年ほど先に発表されている。

ジャイアンがクルクルパーのジェスチャーをするシーンだが、差別的な表現であるため、てんとう虫コミックスの後期版などでは指を回している事を示す線が消されている。
同様の修正は『珍伽羅峠の宝物』でも見られる。
また、同じコマの台詞「気ちがいかと思われる」も、てんとう虫コミックスの後期版や大全集では「へんだと思われる」に修正されている。


【アニメ版】

大山版・わさドラ版で1回ずつアニメ化されている。

◇大山版「世界沈没」
帯番組時代の1980年12月16日に放送された。
全体のストーリーは原作通りだが、ドラえもんが国連事務総長にだけ電話をかけていない。
ソフト化はされていないが、CSのテレ朝チャンネルで再放送された事はある。

◇わさドラ版「世界沈没」
2007年2月9日に放送された。また、初放映時は「あなたはのび太を信じますか?」という煽り文がついていた。

放送開始から15年以上が経過したわさドラでは一度アニメ化されたエピソード群の一部がリメイクという形で再アニメ化されるケースが多いものの、現実世界でも各地に甚大な被害を与え多数の犠牲者を出した「水害」を題材としている事から、本エピソードが今後再びアニメ化される可能性はかなり低いと思われる。




【余談】

  • 自身に起こる未来を見ることに特化したひみつ道具(『タイムテレビ』など過去や他者の視点も見られるものは除く)としては、他に『きりかえ式タイムスコープ』、『コースチェッカー』などがある。「イマニ目玉」はその時点で確定した正史しか見ることができないが、両者は自身の行動によって変動する複数の世界線を見ることが可能。

  • のび太は後のエピソード『大予言・地球の滅びる日』においても、ちょっとした誤解から「世界の終わり」を予言し騒ぎを起こしてしまっている*1

  • 後に大長編作品『のび太と雲の王国』でも、世界規模の水害が描かれている。天上人が大規模な大雨による洪水で地上を一掃する「ノア計画」を実行しようとする。「どこでもドア」の時差調節ダイヤルをママがいじったため、ドラえもんとのび太はノア計画が実行された10日後の世界を目の当たりにする。
    詳細は「ドラえもん のび太と雲の王国」を参照

  • 同じ藤子・F・不二雄の漫画『ジャングル黒べえ』には、本エピソードとストーリーが類似した『大こう水がくるぞ』というエピソードが存在する。
    来たる大洪水に備えて巨大イカダを作る黒べえたち。庭にある「ベッカンコ神像」が毎朝ぐしょ濡れになっており、これはいずれ大雨が降るという神のお告げなのだという。しし男にも信じてもらおうと黒べえは「水鏡の魔法」で未来を写し出そうとするが…。



追記・修正は、いざという時の水害に備えてからお願いします。

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最終更新:2026年05月31日 12:05

*1 もっともこちらは「ノストラダムスの大予言」を根拠に持ち出したスネ夫にも非があるが。