ヒナイチ(吸血鬼すぐ死ぬ)

登録日:2023/03/25 (土曜日) 19:35:00
更新日:2023/05/25 Thu 07:49:12
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「ちんちん!ちんちん!ちんちん!」


ヒナイチは吸血鬼すぐ死ぬの一応?ヒロイン?

CV:日岡なつみ

【容姿・人物像】

赤毛を腰まで伸ばした少々目つきの鋭い美少女。
ヘアバンドをつけていてアホ毛が一本伸びている。

新横浜警察の吸血鬼対策課に配属されたばかりの新人だが、その実力と功績が高く評価されている期待のエリートでヒヨシ隊の副隊長を務める。
性格はエリートらしく生真面目。しかし欲望(主に食欲)に負けやすい面もあり、まだ十代の少女らしい抜けた面も見せる。
お堅いというわけでもなく、自室はトレーニングアイテムこそあるものの女の子らしくぬいぐるみなども置かれている。
ちなみに愛読書は刃牙。なにげに全巻揃えている。余談だが会えこそできなかったが吸血鬼すぐ死ぬの世界に本物の烈海王が来たことがある。

かなり厳格な育てられ方をされたようで、幼い頃から鍛えられたおかげで作中の戦闘力はフクマさんなどの規格外を除けば上位にある。
しかしシンヨコは暴力が通用しない変態吸血鬼がやたらと跋扈する魔境なので実力を発揮できる機会にはなかなか恵まれず、まんまと術中にはまって無力化されてしまうこともしばしば。
それでもアラネアなどのマジものの危険人物が現れた際には吸血鬼対策課の現場指揮官として有能な姿を発揮する。
アニメではビルを生身で飛び上がっていく身体能力を見せていて、あくまで発揮できる機会が少ないだけで彼女も立派に人並み外れた実力者なのだ。

初登場は1巻6死。女性キャラとしてはマリアたちを抜いて一番の登場。
吸血鬼退治人の事務所に住み着いた吸血鬼というドラルクの危険度を調査するために事務所に来訪する。
この時はドラルクにあいさつとして手の甲にキスという気障な行為をされたことに興奮して、赤面しながら逃げ去ってしまった。
さらに生真面目な性格が災いしてドラルクを危険な吸血鬼と過大評価してしまったことから彼女のエリート街道は下り坂になってしまう。
監視任務を志願するも、ご存じの通りドラルクは人畜無害もいいところのクソザコ吸血鬼。それに気づいたときにはすでに遅く、引くに引けなくなってそのままなし崩し的に無意味な監視を続けるはめになってしまう。

そうするうちにロナドラとも打ち解けてゆき、ボサツに食べさせるはずだったドラルクのクッキーをつまみ食いしたことからその味に惚れ込んでしまい、ドラルクがお菓子を作ると条件反射的に現れるようになった。
というか巻が進むごとに餌付けされた犬状態で、自他ともに認めるクッキーモンスターに。
その捕食速度は視認が不可能なレベルでサテツさえ凌駕する。どうやら、兄に食べ物を奪われてしまうことが多かったためにこのような領域に突入した模様。

また、彼女のキャラで外せないのが吸血鬼Y談おじさんの催眠術にかけられてしまったときのこと。
Y談おじさんの催眠にかかるとY談しかしゃべれなくなるのだが、彼女はY談の語弊が無さ過ぎたせいで「ちんちん」としかしゃべれなくなってしまった。
こういうズレた催眠のかかり方をしてしまったので催眠の一部が解けずにずっと残り、無意識にちんちんと口走ってしまう残念な美少女というキャラづけに。
これはドラウスでも外せなかったほどで強力な暗示で、もはや呪いの域。御真祖様なら外せるかもしれないがゴジラを自分から街に呼び込んでしまうようなものなのでやれないのだろう。

本作は主に変態吸血鬼とバカやっていくギャグマンガなので、ヒロインらしいところはあまり見せられずメインの出番もそんなに多くはない。目立つというならマリアの後塵を拝しているといっても過言ではない。
しかし後述の考察要素のせいで、なにか重大な隠し要素があるのではとファンの語り草になっている。

ちなみにヒロインなのだがこれまで水着回に出演したことがない。

弱点はペンギン。ロナルドがセロリに出会うがごとくパニックから逃亡に移ってしまう。

【ドラルクとの奇妙な縁?】

ドラルクとは新横浜で初めて出会ったというわけで、少なくともヒナイチはそう思っているのは間違いない。
だがドラルクとヒナイチの間には、はっきりしないが奇妙なつながりがある気配がある。

ヒナイチの幼少時代、ドラルクの変身失敗としか見えない奇天烈な見た目の吸血鬼と同行して下等吸血鬼退治をしたことがある。
もっともこの時はヒナイチも幼かったため記憶がおぼろげで、ドラルク?と思われるほうも相手を少年だと勘違いしていたのでドラルクだとしてもわかっていない可能性がある。

また、54死でヒナイチが常夜神社の怪異に囚われそうになったとき、ドラルクと思われる影が彼女を助け出している。
このときドラルクは靴を片方無くしているのだが平然としていた。それがどうしたと思われるが、吸血鬼にとって持ち物を奪われるのは死にもつながる重大な弱点で、後に靴下を奪われたときは苦しんでいた。
なにをしても簡単に死ぬドラルクが靴を奪われたというのにまったく気にしていない……まるで、ずっと大切なものを守れたからよかったとでもいうふうに。

【人間関係】


ドラルク
 先述の通り、名目上は監視対象。ドラルクからはおやつ大好きハムスター視されている。
 ヒナイチはドラルクのクッキーがお気に入りらしく、すっかり餌付けされているばかりかある吸血鬼との戦いで権力欲を植え付けられた際は「一生私のためにクッキーを焼き続けろ」とプロポーズまがいの命令をしている。


ロナルド
 事務所の床下に住み着いたヒナイチのせいで事務所の電気代が爆上がりしていることに激怒していた……が、ロナルド本人が妹持ち、ヒナイチが兄持ちということもあってか仲は良好。基本的にはロナルドがツッコミに回る。


カズサ
 神奈川県警吸血鬼対策課本部長にして実兄。ヒナイチの要請を受けてドラルクの監視任務を承認。一度ロナルドの事務所に査察に訪れ、監視任務を解かれまいとする三人の茶番に付き合いつつ任務の続行を改めて命じた。妹本人には明かしていないが「竜の一族」とのパイプ役として期待している模様。
 またヒナイチがペンギン嫌いになった元凶でもある。


ヒヨシ
 直属の上司。ロナルドの意向もあり、彼がロナルドの兄だということは知らされていない。


半田桃
 部下。ロナルドに対してストーカーまがいの嫌がらせに勤しむ彼をたびたび注意しているが、当人がロナルドの事務所の床下に住み着いているおかげでスルーされがち。


Y談おじさん
 天敵。ちんの元凶。
 しかし彼の催眠の後遺症が続いているおかげで他の吸血鬼の催眠だと操作性が悪くなったり効果が切れやすくなったりという恩恵(?)も受けられている。


追記ちん!修正ちんジャオロース!

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最終更新:2023年05月25日 07:49