登録日:2010/03/28(日) 12:55:05
更新日:2025/07/12 Sat 06:07:13
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マアジはアジ目アジ科マアジ属に属する海水魚の1種。
以前は
スズキ目スズキ亜目またはアジ亜目という分類群に属していた。
学名はTrachurus japonicus(仮名転写:トラクルス・ヤポニクス)。属名は「ざらざらした尾」という意味で、種小名は「日本の、日本産の」という意味。
和名のマアジは「真のアジ、アジの中のアジ」というような意味合いである。猶、アジは「味良し」が変化した語とされる。
漢字表記は「真鯵」または「真鰺」。語源には諸説あり、「参」が「参じる」から来て「群れをなす魚」の意味、旧暦の「参月」に因んで「参月頃に脂が乗って美味な魚」の意味、「参る」の意味に捉えて「余りの美味さに参ってしまう」の意味、抑も「喿」の誤記であって「干すと生臭くなる魚」の意味ともされていて、正確なところは不明である。
東アジア沿岸に分布し、
日本では重要な食用魚の一つであり、古くから全国各地で食べられている。
そのため、「アジ」と言えば通常は本種を指す。
地方名も多くノドクロ、クロアジ、キアジ、キンアジ、アカアジ、ヒラアジ、ホンアジ、トツカアジ、トツカワ、ゼンゴ、キンベアジ、デンゴ、など全て同種である。
ちなみにシマアジやロウニンアジなどはアジ科ではあるが別種なので注意。
よく漁獲されるのは30cm程度で、食用に利用する際は大きさによって小アジ、中アジ、大アジなどと呼ばれる。小さなアジは豆アジとして売られる事もある。
体は紡錘形でやや側扁し、頭長は体高より長い。
側線上には稜鱗(りょうりん)、「ぜんご」「ぜいご」と呼ばれる棘状の鱗が69-72個並び、食べるときはこれを削ぎ落とす。鰓蓋の近くに一つの黒い点が見られる。
背側は緑黒色で腹側は銀白色であるが、体色と体型は、生息地などで異なる場合がある。体色が黒っぽく、前後に細長い体型をしている。
太平洋北西部の固有種で日本各地に分布する。特に日本海や東シナ海で個体数が多い。
季節的に規則性のある回遊をする群れと、回遊をせず湾内に留まる群れがおり、上記のような体色や体型の違いがうまれる。
地方毎に独立した地方系群もあると考えられ、これらは遺伝子・形態・生態・産卵地もわずかずつ異なるとされる。
主なものは九州北部群、東シナ海中部群、東シナ海南部群近、瀬戸内海、富山湾などがあると考えられている。
食生は肉食で動物プランクトンや甲殻類、多毛類、小魚などを捕食する。
日本では重要な食用魚として各種の漁法で大量に漁獲される。ほぼ季節を問わず漁獲されるが、旬は夏とされる。
青魚の一種に数えられ、白身魚と赤身魚の中間の身質をもつ。脂が多いわりにさっぱりとした味が楽しめる。
ありふれていて有難みがないかもしれないが、
味がいいからアジと呼ばれるようになったとさえ言われるくらいおいしい魚である。
フライ・ムニエル・塩焼き・煮付け・
刺身・たたき・寿司種・干物極めて幅広い。
昔から大衆魚だったアジは近年ある地方の海域で捕れたブランド高級魚としても知られている。
特に
大分県漁業協同組合佐賀関支店は、漁場・漁獲・サイズ・出荷方法などの厳しい条件をつけ、
「関あじ」として地域ブランド化した事が有名。
関アジの成功から他の地方でもブランドアジが生まれ、それぞれ漁法や〆方が異なり、他のブランドとの差別化を図っている。
ただしブランドのアジが特別な種類
というわけではなく種類としては同じマアジである。
小型・中型のものはアミ類をまき餌として使い、サビキで釣り上げる方法が一般的で、初夏になると家族連れが防波堤に集まる。
隣のファミリーより大型を釣って良い所を見せるコツとしては少し長めの竿を使い、隣りの人より少し沖、少し深めに仕掛けを落とすとよく、
サビキの一番下にイカの切り身を付けると良い。また、切り身にガシラなどの根魚が食いつく事もある。
夜には船舶や漁港などの集魚灯によく集まるので、夜釣りの対象ともなっている。
最近ではルアー釣り(アジング)などもあるが狙って釣るのは難しく、情報と釣り場に何度も足を運ぶ事が大切。
因みに筆者の父と母の初デートはアジ釣りだったらしい…ヤルネェ!
俺「アジングする俺カッコイイ (キリッ)」
ガキ「お兄ちゃん。サビキのが釣れるよ」
その日の釣果
俺3匹:ガキ30匹以上
\(^o^)/
アジングでは良くある事
…まぁ、サビキだと一度に数尾釣り上げると絡むので一回でダメになるが。
追記・修正お願いします
- おいしい -- 名無しさん (2016-11-19 16:23:51)
- …で、味は? -- 名無しさん (2017-07-04 17:41:15)
最終更新:2025年07月12日 06:07