登録日:2023/11/07 Tue 03:18:40
更新日:2024/10/29 Tue 05:38:49
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目次
【概要】
本作のヒロインその2。腫れぼったい目のダウナー系な美少女。
雰囲気が『ダイナマイトヘッディー』のフィンギーのようだと
おじさんには気に入られており、本人も後述の理由でおじさんの様子には嫌悪感を抱かないため、人見知りのおじさんにとっては話しやすい相手らしい。
魔炎竜の伝説が残っている村の少女。
魔炎竜を唯一倒せる『凍神剣』の使い手である氷の一族の末裔だが、何かあって心を閉ざしてしまっている。ちなみに母親は9歳の頃に若い男を作って出て行った。
本来ならメイベルの心を溶かし『凍神剣』を譲り受けなくてはいけないのだが、おじさんはクエスト内容を覚えられないので、凍神剣を使わずに魔炎竜を倒してしまったため、引き続き心を閉ざしたまま部屋に閉じこもっていた。
そんな弱い自分を変えようとおじさんに指導を求めるが、おじさんに部屋に閉じこもっていた自分を肯定され、「自分も引きこもる事を肯定してもいいんだ」とダメな方向に自己正当化する事を覚えてしまう。
後ろ暗い笑みを浮かべながら、晴れて心を閉ざした少女から引きニート少女へとジョブチェンジした。
しかし引きこもるために家に帰ると村人たちが家を薪にしており、「自分の食い扶持は自分で稼げ」と強硬策に出る。
村長に自立するか村のペットになるかの二択を迫られたため、働きたくなかったメイベルは生活費を貰おうとおじさんを追いかけていく。
その後は騎士団に入ったり、旅館に居候したりしつつ、当てのない旅を続けている。
【人物】
とんでもなく自堕落な性格であり、常人から見れば悠々自適とさえ言える生活でさえキツイと言う。
「花屋さんで季節のお花に囲まれたり、ケーキ屋さんで美味しいケーキを味見したり、お人形屋さんで可愛いぬいぐるみをもふもふしたり……私にはそんな過酷な重労働耐えられないよ…!」
おじさんもおじさんで割とホワイトな労働観で答えていた。
おじさんと
ツンデレエルフと旅館「レンゴク」に宿泊していた時も、あまりのだらっけぷりで完全に居座る気だった。
そのため先に進みたいおじさんとツンデレエルフに置いてかれた。
彼女だけ別会計で。
旅館では代金分だけ働くことになったものの、ひっそりサボって居眠りし、氷の幻影魔法を暴発させて「(幻想でしかない)キビキビ働く美少女仲居さん」を周囲に魅せていた。
……幻影にすぎないので、はっきり言って邪魔かつ迷惑である。
自称夜型で寝て起きるのは昼の2時。夕方の5時ぐらいにならないと活動しない。おじさんの次はツンデレエルフさんに寄生している。
結局最終的には冒険者となったが冒険には消極的で怠ける事が可能なら限りなくだらける。
【戦闘能力】
華奢で繊細な美少女に見える佇まいに反して、全力を出せばおじさんに本気を出させるなど結構強い。
再会した際に襲ってきた時の攻撃もおじさんは避けられず、指輪が誤解だった事を理解した際には凍神剣が禍々しい形になり、危害を加えず抑え込む為だったとは言えおじさんが超苦戦したほど。
少なくとも騎士団を一人で撃退できるレベル。
後に野営しているところを王国騎士に狩られかけ、逆に狩り返したことでスカウトされて王国の正規騎士になったが、なんやかんやあって最終的にクビになった。
尚、王国騎士(正社員)となった際はおじさん相手に滅茶苦茶マウントを取っていい気になっていた。
おじさんからは実力を認められており、たびたび「(
ゲーム的に攻略対象として)倒したい」と思われて泣きそうな顔になる。
【装備】
メイベルが持っている、氷の一族が継承している魔炎竜を唯一倒せる剣。
基本的に一族の者が生成する魔法剣だが、氷の一族の後継者に選ばれれば譲り受けることができる。
400年前に召喚された氷の一族の祖先(400年前の鎧武者)が転生ボーナスに「神をも殺せるスキル」を願ったところ、この剣を授かった。
ただし邪な心ではこの剣は扱う事ができないらしく、祖先は村の巫女とねんごろになって人の愛を知り、剣の封印を解いて魔炎竜を討伐した。
……メイベルのあの精神は邪ではないのだろうか。ちなみに彼女の母親は「一生食いっぱぐれないチョロい仕事」と言っていた。
刀身全体が氷に覆われているが、これは生成した氷の一族の心と連動した封印であり、心を開くほど氷が融け封印が解ける。
逆に心を閉ざすほど氷が広がっていき、持ち主が敵意を抱くと氷が禍々しい形となって周囲を攻撃する。
何故か異常に詳しい兵士曰く、剣を覆う氷刃は剣の封印と保護を目的とした「氷縛防護形態」らしく、本当の恐ろしさは露出した小さく細い小振りな剣にあるという。
ちなみにこの氷のない状態を「神威解放形態」と呼ぶらしい。これらは全て9歳でメイベルを捨てて男と出て行ったメイベルの母親の暴露本に書かれている。
同じく神器である王神剣が神威解放した際の威力はまさしく神たる力のそれだったので、凍神剣はその真価をまだまだ秘めている。
世界に7つしかないという超レアアイテム。
人魚の涙を魔法で結晶化したものに七色珊瑚から削り出したリングを取り付けたもので、異世界では城1つ建つほどの価値があるらしい。
おじさんはこれを複数所有しており、「指輪を渡す」という行為に対して無頓着なおじさんは賠償金代わりにポンポン渡してしまう。
渡す際何故か決まって指にはめようとするため渡されたヒロインたちは求愛されたと誤解し、
おじさんにその意図がなかったと知りショックを受けるのがお約束のようになっている。
日本にも1つ持ち帰っており、換金しようとしたが地球には存在しない物質でできている(=鑑定不能)ためオモチャと思われ、査定は50円だった。
おじさんに人生を滅茶苦茶にしたお詫びとして天星石の指輪を送られた時には求婚と勘違いし、背後の凍神剣が一瞬で溶解しながら受け取りを断った。
しかし強引なおじさんに無理矢理(指輪を)ハメられた際は満更でもない様子で、誤解と理解した際はおじさんが本気を出すほど怒りを露わにした。
ちなみに、この指輪は「いざという時のため」と
言い訳して売らずにキープしている。
後に追加でもう1個もらったがやっぱり売ってない。
【余談】
実は氷の一族の先祖もおじさんと同じ世界(地球・日本)から転移してきた存在であり、おじさんの顔に違和感を抱かないのもそのため。
400年前に「神をも殺せるスキル」として神器・凍神剣(を作り出す能力)を貰った武士が祖先。
氷の一族は微細な氷によって幻影を見せる魔法を代々継承しており、それによって全周囲パノラマのVR映像めいた幻影を展開して凍神剣の伝承を語り継ぐ。そのために幻影魔法と語り部としての朗読を練習するのは氷の一族の習わしでもあるらしい。
……尤も、活動が功を奏したと言うべきか、既に一般的なお伽噺のように世界中に浸透しているので、語りはあまり真剣に聞いて貰えない。
世界中に広く知れ渡る伝説の神器継承者の末裔という出自はメイベルにとっても誇りであるが、それはしばしば他人に対する精神的マウンティングというよろしくない形で現れる。
また、歌が上手いという特技があり、帰れない故郷を想って落ち込むおじさんを元気づけようと好きな故郷の歌を歌ってあげると提案すると、
おじさんは
「STAR LIGHT ZONE」をリクエストし、数年ぶりのセガ分に
もの凄く気持ち悪い笑顔で感涙しながらメイベルの膝枕で安らかな眠りについた。
ただしこの様子を見ていたツンデレエルフは嫉妬心から彼女に怒りの感情を向けていたが
追記・修正お願いします。
- 初登場時に比べて色々と育ってるのが作中の時間経過を現してるよね -- 名無しさん (2023-11-07 03:43:48)
- アニメの怯えて泣きながらしゃべるシーンが可愛くてよかったw -- 名無しさん (2023-11-07 19:54:40)
- 心を閉ざした理由って、やはり母親関連なのだろうか? -- 名無しさん (2024-10-29 05:31:39)
- おじさんと新作ソニックの出演おめでとう -- 名無しさん (2024-10-29 05:38:49)
最終更新:2024年10月29日 05:38