双子座の黄金聖闘士

登録日:2024/02/04 San 12:00:00
更新日:2025/04/07 Mon 10:28:26
所要時間



本項目は

に登場する人気キャラ、黄金聖闘士双子座(ジェミニ)に属する面々の紹介である。


【概要】

黄道十二星座第三宮である 双児宮 の守護者。
黄金聖闘士の中でも当代最強が揃うとされる聖闘士最強の存在であり最も世界を愛する守護星座とされる。
強い愛と憎しみを併せ持つと言われ故に強き魂の持ち主たちであるが、同時に何らかの二律背反に苦しめられている悲哀の星座でもある。
ほぼほぼ万能と言えるほど多彩な技を持ち、汎用性の広さは他の黄金聖闘士と比べても群を抜く。
聖戦のキーマンとなっている事もしばしばある。


【人物】

サガ 登場作品:無印・エピソードGおよびアサシン・LoS・セインティア翔・黄金魂・KoZ

善サガ「おまえたちこそまさしく真の勇気と力を持った女神(アテナ)の聖闘士だ…」

悪サガ「そうだオレは神だ!これより後この聖域(サンクチュアリ)はおろか地上全てを支配する大地の神となるのだ!!」

名前の由来は(サガ)から。
生まれつき善と悪の全く異なる二面性を併せ持つ所謂“二重人格者”であり、善の人格は神にも見える優しく清らかな心を持つが悪の人格はまさに悪魔のごとき冷徹さを持つ。人格が変化する時には髪の色が変化する。
聖域の乱で敗北した後は冥王編で蘇るが、この時は悪の心は完全に消滅しており、髪も善人格の時の色になっている。善の人格をアピールするような悠長なシーンも無かったが
この二重人格について、誰しも持つ善と悪が共に大きすぎたという通常の二重人格のような描写もそうでない外部要因があったような描写もなされており意見が分かれていたが、後に『聖闘士星矢 ORIGIN』という描き下ろし作において詳細が描写され後者と判明した。

『Episode G』では教皇として聖域に君臨しており、普段は悪サガとして暗躍しているが、クロノス降臨時には善サガがクロノスの小宇宙で作った分体を撃破寸前まで追いつめている。*1
『Episode Gアサシン』では フクロウ になってました。
この姿でシュラの戸籍や住居を用意し、果てはミロと共同でシュラのプレゼントを作成したのだから尊敬の念に堪えない。
フクロウの状態では割とフランクな性格であり 神の如き清らか と言われた性格は形を潜めてる。この姿で神の如く清らかとか言われてもギャグにしかならんが
戦闘シーンでは異世界の聖域の教皇であるアイオロスの攻撃からシュラを守り切った、シュラ曰く「アイオロスに並び立つ英雄であるサガにしか出来ない」との事。
『Episode Gレクイエム』ではシュラと共に数多の異世界を渡り人と聖闘士を神から守る為に無限の戦いに身を投じている。
・・・ フクロウの姿で

『セインティア翔』では序盤は善サガの活躍シーンもあり、聖闘少女(セインティア)のカティアを救っている。と、同時にサガへの思慕の念を抱かせてしまったが。聖闘士星矢シリーズにしては珍しいロマンスである
主な出番としては聖域の乱で消失した悪サガの魂をエリスに再利用され、アレスとして降臨し逆にエリスを殺害する。
ミロ・アイオリア・アルデバラン・シャカ・ムウの五人を真っ向から相手にして撃破寸前まで追いつめるも、射手座の黄金聖衣に眠るアイオロスの一矢に動揺した際に神代の肉体を得て真のエリスが蘇り、アレスの肉体を消されてしまった。
体を失い悪の心のみで死の狭間を彷徨っていた所を善サガの精神と融合、最期は双子座の黄金聖闘士としてエリスの攻撃から女神(アテナ)を庇い消滅した。
エリスとの戦いが原作の海王編と冥王編との間に起こった戦いなので、冥王編で悪サガが完全に消滅していた事を上手く昇華している。アテナの盾の光で完全に消滅させるには惜しいキャラだったんだろう

『Ω』には登場しなかったが、カノン共々双子座の聖闘士の呪われた宿命の象徴として姿のみが登場した。

『黄金魂』では徹頭徹尾アテナの聖闘士として他の黄金聖闘士と肩を並べて戦うことができた。ちなみにこの作品で個人としては通算三度目のアテナエクスクラメーションを放っているやっぱ大罪人では?


カノン 登場作品:無印・エピソード G アサシン・ND・LoS・RoP

「私もお前と同じことを思っている──我が兄(サガ)の上に立つ資格、お前にはない」

サガの弟。
サガと違い、生まれつき悪の心しか持ち合わせていない・・・とされているが、そんな事は無かったのは冥王編や続編を見ると明らか。
初登場は海闘士(マリーナ)のシードラゴンとして登場。
この時は一方的に一輝をボコりはしたものの全般的にサガの劣化コピーでしかなく完全に小悪党のイメージ。
本領を発揮するのは冥王編からであり、冥闘士の大半を一人で片づけるほどの力を見せ、冥界三巨頭の一人のラダマンティスを聖衣無しで撃破した。
ちなみに聖域でのごたごたの後、冥王軍と交戦する時には平然と冥界を歩き回ってるのでエイトセンシズに目覚めていた模様。
シャカの辞世の句という名の伝言を聞いて目覚めたのかもしれないが、それにしても凄まじい速さで聖闘士の最秘奥である第八感を習得している事になる。

『Episode Gアサシン』では冥王編後にシオンの後を継ぎ教皇となっている。
ハーデスが死に冥界が崩壊している為、ラダマンティスを通し冥闘士とは休戦協定を結んでいる。
異世界の聖域の教皇であるアイオロスの侵攻を予見し、数々の方策を実現しており教皇としても実力を遺憾なく発揮している。

『LoP』では久々に海闘士のシードラゴンとして活躍しているが、双子座じゃないので詳しくは割愛。他の海闘士からは不信の目で見られておりカーサとアイザックから制裁されている。


デフテロス 登場作品:LC・LC外伝

「…分からんだろうな、貴様には…俺にとってこの技はな、聖闘士に…必死に双子座(ジェミニ)に昇りつめた兄だけの不可侵の技だった!」

アスプロスの弟であり、『LC』での双子座。
名前の由来はギリシア語で二番目(デフテロス)の意味。
カノン島の鬼と呼ばれており、双児宮にはおらずカノン島で普段から修行をしている。というかLC外伝から一度も双児宮に戻ってないような・・・
聖戦の開始を伝える為に呼びに来たペルセウス座のメデューサの盾を 噛み砕く ほど健康的な歯をしている。
とてもワイルドに見えるが訳有ってワイルドに振舞っているだけで元来は寡黙な性格。

幼い頃は聖域の風習と迷信により理不尽な迫害と差別を受けており、アスプロスに庇われながらも懸命に生きていた。
2年前の事件により兄のアスプロスとは袂を分かつ結果となったが、そうであってもなおアスプロスの事は尊敬していた。
彼の戦う最大の理由は『我の為に』。
聖域の理不尽な迫害と差別、結果アスプロスを追いつめた双子座の影としての生、己というものが無かった人生を確固たるものにするという理念の元に聖戦を戦い抜いた。

『LC外伝』ではアスプロスが蘇らせた狂戦士(バーサーカー)と交戦。
なおこの前に聖衣が無い状態で、聖衣を着たデジェルと互角以上の戦いを繰り広げている事から、この時点で既に実力が尋常ではない事が分かる。
外伝のこの時まで外部と一切接触してなかったため、外伝の時に出会ったデジェル・アスプロスの乱で出会ったアスミタ・アスプロスが葬られた時に出会ったシジフォスくらいしか黄金聖闘士の中でも知己がいない。黄金聖闘士の候補生の弟が迫害されてたのに、黄金聖闘士や教皇の誰も知らなかったのは何故なんだろう…


アスプロス  登場作品:LC・LC外伝

悪魔(メフィストフェレス)よ!貴様は俺の人生をよくも弄んでくれた、絶対に許さん!!銀河に四散せよ!!」

名前の由来はギリシア語で白から。
デフテロスの兄であり死ぬ前は双子座の黄金聖闘士。
教皇を目指していたが、本編が始まる前に乱を起こし幻朧魔皇拳で自害している。
ロストキャンパスでは火星の宮で弟と戦いその決着を付くと、それ以降は弟の命を受け取ったかのように聖闘士として行動した。*2

過去の双子座候補生の頃に天魁星メフィストフェレスの杳馬の闇の一滴を受けており、猜疑心を増幅され最終的に凶行に至った。
それだけに兄弟の人生を無茶苦茶にされたアスプロスの怒りは激しく、最終的には半神半人の元神である杳馬がトラウマになるほどズタボロにされ封印された。*3
ちなみに闇の一滴に侵される前は迫害されるデフテロスを庇い、弟が病に侵された時は聖域の掟を無視してでも医者の元へ連れて行こうとする優しい兄だった。
弟がこの様な目に遭っていたので、闇の一滴を受ける前でも後でも、差別や迷信・存在が人の人生を左右させるような神託などを激しく嫌悪している。

教皇を目指していた理由も元は弟のような理不尽な差別や風習を受ける人たちを無くそうとした事からだった。
教皇を目指していただけあって大変な知識人であり、250年前の時点で脳科学や相対性理論まで知っている。アインシュタインよりも150年早いやんけ
これによりチートの代表格である時間操作を利用し多くの即死技を使用する刻の神カイロスを撃破した。

『LC外伝』ではちょい役で他の聖闘士の回にも出ており、闇の一滴に侵される前と後の性格の違いが見れる。
この時、黄金聖闘士の年長組であるシジフォスとハスガードとは割と気安く話しかけている。
デフテロスとアスプロスの外伝では次元を操るという自身の言葉に恥じない技を見せている。
シオン外伝では再び登場したカイロスだが、アスプロスの片鱗を見かけるたびにとても嫌そうな顔をして冷や汗を搔いていた。カイロス「あいつの話はするんじゃねェよ。思い出したくもねェ・・・あの悪魔・・・!」

彼もまた聖域の古い価値観に翻弄される事を良しとせず、杳馬やハーデスあるいはアテナのような神の思惑にも流されない『我の為に』戦った人物だった。


・カイン:アベル 登場作品:ND

カイン「信じたからだ…お前の言葉を。お前は敵ではない、少なくとも弟のアベルよりは…な」

アベル「青銅聖闘士(ブロンズ)とはいえこんな手強い男を生かしておいては後々面倒!断じてここで殺さねばならぬのだ!」

『ND』における双子座。
カインとアベルは兄弟の体を取ってはいるが厳密には同一人物の為、同じ段に表記する。
互いが同時に同じ空間に出ることが出来ない為、どちらか一人が出るとどちらか一人が消えるようになっている。
二重人格と言うわけではなく言わば二心同体であり存在が神のいたずらによるものと言われる。
どちらの状態でも一輝や水鏡が言うように黄金聖闘士の中でも随一の実力者であり、特にカインはアベルを更に上回るほど。

カインは穏やかで争いを好まない性格であり敵であろうとも対話を行おうとするほど、アベルはその逆で自分の利を大事にする。
特にカインはNDの黄金聖闘士の中でも屈指の人格者なのだが、車田御大の作品故か一輝に挑発されて激昂しボコボコにした挙句、ギャラクシアンエクスプロージョンをぶちかます暴挙に出るなど所々変。
サガから技を喰らい聖闘士に一度見た技は通用しない理論で生きてた指一本動かせず芋虫同然の瀕死状態を一度見た技は通用しないと言えるかは謎だが、普通ならそのまま一輝は吹っ飛んでたところだろう。
ちなみに上記の台詞はどちらとも芋虫状態の一輝を助けるか殺すかで揉めていた時の二人の台詞である。

アベルは元々は赤子の時期に消滅するはずだったカインの脳細胞*4が心を持ち、自己を確立するためにカインと反した性格の悪を自認した存在だった。
だがオデッセウスと対峙した時に「自己を確立するために悪を自称する善である」と暴かれ、アポトーシスを受け「アテナを守れ」とカインに言い残し消滅した。

また聖闘士星矢シリーズに登場する双子座の中では唯一どちらも敵勢力に寝返っていないレア兄弟。
・・・アベルは水鏡を通じて裏切ろうとしたけどまだ聖闘士所属だったので・・・。


・パラドクス 登場作品:Ω

パラドクス「いいこと?人間には誰しも大きな分岐点があるわ。あなたの場合、今がそう。選択なさい。二つに一つ……降伏するか、戦うか」

憎しみのパラドクス「女の顔に傷をつけたか……このクズめ――――――ッ!!!このクズ!!!クズが!!!詫びろ!!!ゴミ蟲め――――――ッ!!!人を、私を愛することができぬなら……貴様に生きる資格はない!!!」

原作・派生作品通して初めて登場した女性の黄金聖闘士。
ある意味聖闘士星矢シリーズに新しい風を吹き込んだ新キャラともいえる。
『愛と運命を司る』黄金聖闘士を名乗るが、語る内容は正気の物とは思えずかなり電波。

サガほど強烈な印象は無いが彼女も二重人格者であり、受けたダメージは人格が変わると消えるという特殊技も持ち合わせている。
聖域の戦いの後はスニオン岬に幽閉されたが、ガリアにスカウトされ二級パラサイトとなった。
まずはパラスベルダで仲間とはぐれた龍峰を襲撃し追いつめるも、自分に代わり双子座の黄金聖闘士に就いた双子の妹インテグラの妨害を受け撤退。
その後内部での戦いでアテナ一行を襲撃するもインテグラに妨害され、杖を投げ捨て聖闘士時代に己の培ってきた技術で妹と対峙。
最終的には敗れるがアテナの慈愛によりインテグラも内心自分のことを気遣っていたことに気づき改心するがそこでガリアに用済みとばかりに斬り捨てられる。
が、せめてもの償いをしようと最後の力を振り絞り妹と力を合わせてアナザーディメンションを発動させて迷宮内ではぐれた光牙たちを合流させたのち、和解後に切られてしまったことを悲しむ妹に看取られて力尽きた。


予知能力者であり、技の性質もそれに寄ってる物が多い。
彼女に同情できる点があるとすれば予知能力のせいで幼少期に冷遇されていたくらいであろう。それでもデフテロスに比べれば遥かにマシだろうが


・インテグラ 登場作品:Ω

「あなたは強大な力を持ちながら、悪に与して人々を苦しめようとしている。そのような非道……妹として見過ごせん!姉の不始末にカタを付けるため、そしてアテナと地上の愛と平和のため、こうして戦場に馳せ参じたのだ!」
姉のパラドクスの後を継いだ双子座の聖闘士。
実力では姉に劣るが、誠実さでは姉に完勝の為、周囲が手を貸してくれることは多い。
姉と同じく予知能力者であり、双子座お得意の時空系の技と組み合わせる事により高い回避力を誇る。

ちなみに姉がインテグラを恨んでるほど、インテグラは姉を嫌ってはおらず愛情は持ち続けていた。
ヤンデレ気質の姉と比べるとクールで生真面目であり堅物な印象もある。


・時任惣次郎 登場作品:DW

「翔一郎なら必ず生きてまた会える、そう信じてる!!」

『DW』の双子座にして聖闘士側の主人公。
私立グラード国際大学付属高校の2年B組でボクシング部所属。
双子の兄である翔一郎と幼馴染である水鏡カトレア*5を守る為にアイオロスに師事し聖闘士になった。*6
年相応に快活だが優しい性格であり、冥闘士や亡者にも情けをかけるなど優しすぎる面をアイオロスには心配されている。

語学研修旅行の際に海難事故(に見せかけた偽神デミウルゴス一派の襲撃)により翔一郎と死別するが、冥闘士の不死性により天猛星ワイバーンの時任翔一郎として復活。
一時は誤解により兄(とパンドラの月嶋夜姫)と交戦するが、アテナの魂*7に触れ今回の聖戦が第三者である偽神デミウルゴスの意思によるものだと知ると和解。
互いの陣営にデミウルゴスの配下が紛れ込んでいる事を知り、惣次郎(とアテナであるカトレア)と翔一郎(と夜姫と天霊星シャルロット)の5人で密かに共同戦線を張っている。

歴代双子座と比べると所属陣営こそ違うが兄弟仲は現在進行形でも極めて良いと言える稀有な関係性である。
まともな聖戦であれば双子座の宿命のように互いに相争う関係性だったであろうが。*8
何気に現時点では兄より強い弟と双子座の力量差では初。


【必殺技】

・ギャラクシアンエクスプロージョン 使用者:サガ・カノン・アスプロス・デフテロス*9・カイン・インテグラ・時任惣次郎

サガ「見るがいいアイオロス・・・銀河が鳴動し砕け散る世界を。銀河爆砕(ギャラクシアンエクスプロージョン)!!」
双子座最大最強の奥義であり、銀河が鳴動し星々をも砕くと言われるほどの一撃。*10
言うまでもなくその破壊力は数ある聖闘士の技の中でも最高峰であり、技を使うたびに天地を貫くような衝撃音と共に受けた相手もろとも双児宮も破壊される。

『Episode G』ではその名も「銀河爆砕」、クロノスの小宇宙で作られた仮初の体すらアテナ神像が盾にならなければ消し飛ばしかけており、盾にしてなお多大な損害を与えている。
『Episode G』のサガの台詞からすると聖闘士の闘法の原点でもある原子を砕くというものを極大化したような感じか。
銀河を砕くと言われても漠然としすぎてるので、漫画ではよく銀河が砕ける構図と共に大爆発と衝撃波を起こしている。
車田作品にありがちな構えを取るとなんか派手な攻撃が発生するタイプの技であり、外部メディアでは隕石や惑星をぶつけるという表現がされることが殆ど。

技のアクションの前に両手を頭上で交差するという真似をしやすくかっこいいという点でも大人気の技。
掲げた両手には双子座の原点となった二人の力が宿っているとされている。なお掲げなくても割と自在にぶっ放す事もあり、少なくとも原作でも冥界編頃にはとっくにやっていない。
ゲームではアニメ版の冥界編などで見せた両手を目の前に持って来て圧縮した小宇宙をぶつける、というような構えを基にされることが多い。

ちなみに『Episode G』シリーズではほぼ確実に両手を掲げている。シュラを抱えてる状態では流石に無理だったが
『LC』では割と片手でぶっ放しているが、アスプロスVSデフテロスの最終決戦の時の打ち合いでは両者とも両手を掲げており、とても絵になっている。
『黄金魂』では神聖衣で放った時に満を持して両手を掲げる構えを披露。
PS4ゲームの『ソルジャーズソウル』でもそれに準じて神聖衣時の超必殺技として使う時はこの構えを使っている。

その長すぎる名前から枠を取りすぎと判断されたのか、NDでは「G E X」(ギャラクシアンエクスプロージョン)と御大自ら雑に省略された。

なお『Ω』のパラドクスはギャラクシアンエクスプロージョンは使わないが亜流のギャラクシアンアルティメーションという技を使う。


・アナザーディメンション 使用者:サガ・カノン・アスプロス・デフテロス・カイン・アベル・パラドクス・インテグラ・時任惣次郎

アスプロス「ぶっ殺す…?何の冗談だ。あんな粗末な空間、次元を操る俺には効かん」
強大な小宇宙により空間を歪め異次元の扉を開く敵に決まれば確殺の絶技。
また敵に仕掛けた場合は次元超越の際に小宇宙の激流でかなりのダメージを与える効果もある。
運が良ければどこかで吐き出される事もあるが、運が悪ければ永遠に異次元空間を遊泳する破目になる恐ろしい技。話の都合上、運が悪い相手はいないけど
なお後に十二宮ではアテナの結界によってテレポーテーションの類で宮を越えることはできないという設定が判明したが、この技の初披露時は堂々と氷河が双児宮から天秤宮まで飛んでいる。
次元を超えることで結界の影響を受けなかったというところだろうか。単に御大が設定の事を考えてなかったか忘れてた可能性も高いが

『LC』のデフテロス以降はどこでもドア的な使われ方もよくする。
また相手の技を異次元で飲み込み回避、逆に自分が異次元に飛び込み回避など回避技としても優秀。
同じく『LC』のアスプロスはこの技の熟練者であり
『区域ごと異次元に閉じ込める・区域ごと異次元に飲み込みかつそれを 光速 移動させる・逆に通常空間から異次元に干渉し異空間を引き裂く・異次元に閉じ込めた場所を遠くから監視する・死体を異次元に投棄・接敵した状況から敵と海賊船のみを異次元に消失させる・神の回廊を開く』
など、次元を操るという言葉に相応しい力を見せている。カイロス「思い出したくもねぇ・・・あんなことができる人間が二人といてたまるかよ・・・」

『Ω』ではガリアに斬られて致命傷を負ったパラドクスとそれに激昂して挑むも聖剣に阻まれ逆に負傷したインテグラの合体技として登場。
敵に浴びせるのではなく刻闘士側の策略で分断された光牙たち青銅一軍と合流することができた。
中の人がらみでプリキュアマーブルスクリューぽくもある。星矢シリーズの双子なのでしょうがないのだがインテグラの中の人が本名陽子さんならなおよかったという声も

直接的な説明はないが、双児宮の迷宮も双子座の聖闘士が精神を研ぎ澄ますことで発生しているような描写だったのでこの技の派生と推測される。
原作中でアナザーディメンションそのものを使っていないカノンが設定上使用可能とされているのはこのこともあるか。*11
ちなみに全シリーズの双子座全員が使用可能な唯一無二の継承技である。


・幻朧魔皇拳 使用者:サガ・カノン・アスプロス・アベル

サガ「さぁ我が魔拳をもう一度受けよ。幻朧魔皇拳!!」
相手の脳を支配する伝説の魔拳。
元は教皇専用技との事なのだが、歴代教皇が使った事はない。
『LC』のアスプロスが解き明かし復活させた。
サガとカノンはシンプルに相手を自分の意に従わせるという使い方だが、アスプロスは弟の洗脳の他に天損星ケートスのクリスをハーデスの楔から解き放つのにも使っている。
その際に人と神の違いは脳にあると解析していて脳を支配するというポイントに重点を置いている事がうかがえる。

また廉価版で幻朧拳があり、こちらは幻覚を見せたり動きを拘束する。


・ゴールデントライアングル・黄金乃六芒星(ゴールデンヘキサグラム) 使用者:カノン

カノン「さぁ落ちろ!時のはざまへ!!」
アナザーディメンションの亜流技。
シードラゴンの時に使用したゴールデントライアングルは相手を異次元送りにするアナザーディメンションの廉価版だった。
海闘士としての技なのもあってか、原作では黄金聖闘士双子座のカノンとなってからは使われない。
RoPではシードラゴンとして再びゴールデントライアングルを使用している。

黄金乃六芒星(ゴールデンヘキサグラム)はゴールデントライアングルを二つ重ねる事で威力を倍加させ、冥界へ落ちようとしているサガとシュラを狙った異世界のアイオロスの厳霊乃極(ライトニングテリオス)厳霊乃焔(ライトニングフレイム)の二重攻撃を異次元へ送り込み阻止した。


・アークゲミンガ 使用者:アスプロス

アスプロス「聖衣を着た黄金か、それも間違いではないが…強いのは俺自身よ!!」
アスプロスお得意の異次元攻撃の一種。
相手を異次元に閉じ込め超強力な磁場で細胞を残さず焼き払う決まれば確殺のエグい技。


・マヴロスエラプションクラスト 使用者:デフテロス

デフテロス「受けろアスプロス!!猛るこの星の我!!」
小宇宙の力でマグマを活性化させ相手を攻撃する技。
これでアスプロスを攻撃したが、ギャラクシアンエクスプロージョンに破られてしまった。


・クロスロードミラージュ 使用者:パラドクス

パラドクス「ここは亜空間・・・あらゆる分岐点の外側の世界。そう・・・無数に枝分かれした運命の分岐点。人は知らない間に、この分岐点で無数の選択肢を選んでいるのよ」
相手を亜空間に閉じ込め運命の分岐点を見せる技。
分岐点に逆らうと精神と肉体が裂けてしまう。
パラドクスが持っている予知能力と双子座得意の異次元攻撃を組み合わせたオリジナルムーヴ。


・ファイナルデスティネーション 使用者:パラドクス

憎しみのパラドクス「ファイナルデスティネーションとは、すなわち終着点。私が司るのは愛の終わりと運命の終わり・・・すなわち、憎しみと死だ!!簡単には殺さぬぞ!!私の愛を傷つけた償いはしてもらう!!!」
小宇宙で作りだした格子に閉じ込め、苦痛と共に五感を消失させていく技。
最終的には精神と肉体を破壊する。


追記、修正は聖衣は全裸で着る派の方がお願いします。


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最終更新:2025年04月07日 10:28

*1 この分体はクロノスの小宇宙と霊血を込められて作られたため、破壊されるとクロノス自身に多大な影響を与える事となる。結局はティターン神族6女神の乱入と悪サガの登場で阻止されたが

*2 死ぬ前に幻朧魔皇拳を自分に打っており、人が目の前で一人死なない限り解ける事が無い呪縛を弟の命で支払っている。魔拳が解けた時、彼は血の涙を流していた

*3 ちなみに杳馬がアスプロスにちょっかい掛けたのは優秀な兄が気に入らなかったからという極めて個人的な理由であり、それが元で結果杳馬の計画が頓挫したのは自業自得としか言いようがない。なお杳馬の正体は時の神クロノスの弟である刻の神カイロスである

*4 元来、赤子の時期に成長過程として脳細胞は1/10まで取り除かれるらしい

*5 この時はまだアテナとしては未覚醒

*6 8年前に留学という形を取ってギリシアで修行した

*7 カトレアではないカトレアに憑いた神としてのアテナ

*8 双子座の宿命のみならず双子座と天猛星の関係は無印及びEpisode Gアサシンのカノンとラダマンティスでも見るように因縁深い

*9 ただしデフテロスはギャラクシアンエクスプロージョンを尊敬する兄の不可侵の技として普段は使わない

*10 ちなみにこの銀河が鳴動するというフレーズはNDを初め複数の作品で言われている。なお上記の台詞はエピGアサシン

*11 ちなみに海皇再起ではカノンがアナザーディメンションを使用している