登録日:2024/03/17 Sun 14:43:37
更新日:2025/03/22 Sat 17:33:26
所要時間:読める…約 6 分で…
【データ】
体長/199cm
重さ/149kg
分布/ゴッカン(白夜)
好物/可愛い
ヒルビル
観察ポイント/ミノンガンの体の奥は時間の秘密とつながっているようである。
CV:
関智一
スーツアクター:小森拓真
概要
『宇蟲王』こと
ダグデド・ドゥジャルダンに仕える、吐いた糸で枝を固めて巣を作る蛾の幼虫【ミノムシ】のBNAを持つ
宇蟲五道化の1人。通称
「秘匿のミノンガン」。
外見は白い帯状のようなものが全身にくっつき、蓑虫の蓑を思わせる巨大な両腕を持つ怪物。仮面の色は白。
トレードマークである
ブラックホールの紋様の位置は両胸。
ヒルビルからの愛称は
「ミノちゃん」。後述の理由からダグデドからは猫可愛がりされている。
人物像
一人称は「ミノンガン」または「オデ」。
幼児のような性格で、知性もチキューお片付け遊びのルールをまともに理解していないなどかなり愚鈍気味。
のんびりとした言動を取るがまともな言葉を発することは少なく、大体は唸り声やボディランゲージで自分の意思を伝え、喋っても概ねカタコトの言葉しか言わない。
……と思いきや流暢に喋れないわけではないようで、必要とあらばイントネーションがエセ外国人風の口調で喋ってみせたりと五道化の中では最も人格に一貫性がない。
後述の能力を使用する際は非常に流暢に言葉を使っており、かなり尊大で威厳ある振る舞いに変化。この時は残った五道化全員がミノンガンに傅いている。
ヒルビルが戦死したことに怒りと復讐心を燃やしていたが、これは単に「可愛かったから」というかなりふわふわした動機であり、アイドルプロデューサーをやりたがったことと合わせて仲間想いというよりただの可愛いもの好きのミーハーだった可能性もある。
言い換えれば、宇蟲王陣営の中では珍しく他人を思う気持ちを持っていたとも言えるか。
戦闘能力
動きは鈍重ながら、両腕の「ミノガントレット」を大きく振り回して戦闘する、桁外れの怪力戦士であり、ハチオージャーを正面から吹っ飛ばし、グローディを封じていた氷の封印をワンパンで叩き割って無理矢理解除するパワーを駆使。
肉体のサイズをある程度可変でき、黒いエネルギーを纏わせることでミノガントレットを巨大化させたり、逆に小さな玉のようなサイズに身体を縮めて縦横無尽に飛び跳ねて翻弄することもできる。
時間操作
昆虫界のタイムキングたる所以に能力。
時の理を歪めて人間の姿や心の時間を進退させることが可能である。
この力で周囲の人間の肉体を一瞬で老化させて老人に変えたり、若返らせて赤子や子供に変えてしまう。この時精神年齢は肉体に引っ張られるため、自我も肉体相応に変貌してしまう。
他にもレーザーを命中させた生物の精神だけを若返らせることもでき、精神を赤ん坊に変えたり、特定の年数まで巻き戻す器用な真似もこなす。この時若返らされた精神年齢よりも後の経験と記憶は失われてしまう。
ただしミノンガンに攻撃を加えることができれば術を解除できる。
また「蓑虫」、つまり幼虫や蛹らしく、その黒い外皮の下には無数の足を蠢かせる「何か」が潜んでおり…?
真価
その真価は、秘匿を破り体内から別の時間軸のダグデドを誕生させる昆虫最終奥義「マルチバースデイ」。
「斬撃を受けること」をトリガーに発動しており、ミノンガンが生きている限りダグデドが復活するどころか斬られる度にダグデドが増殖する可能性がある厄介極まりない技を備えている。
ダグデドの再生装置に等しいがマルチバースデイ発動後は特に特別視はされておらず、復活した時間軸のダグデドからは「中身空っぽの俺様のスペア如き」とミノンガンを小馬鹿にしつつ役立たず扱いで評している。
この奥義を使うためには他の五道化から力を与えられる必要がある模様。
ただし復活の仕方はミノンガンの体を縦に真っ二つに引き裂くように産まれ落ちるため若干グロテスク。
一応マルチバースデイ使用後もミノンガンの命には何の支障もなく、ダグデドを蘇生し終わった時点でミノンガンの自我は初期のような愚鈍なものへと変化していた。
末路
45話にてヒルビルの戦死を受け、ヒルビルを殺された怒りで自らの意志でキングオージャーを絶望させるため出撃。
「斬るとダグデドが増殖する可能性」からうかつに攻撃できないキングオージャーを翻弄し、自身の能力でギラ・ヤンマ・ヒメノの精神を退行させて戦闘不能に陥らせ、スズメとモルフォーニャの精神も2年以上前の状態に退行させこれまで彼女たちが積み上げてきた人生を台無しにするなどの暴虐ぶりを見せつけるもダグデドからの興味関心はゼロ。
そのままゴッカンを襲撃したが、カグラギとリタの阿吽の連携の前に翻弄され続け、まともに自分の攻撃が当たらない様にストレスが限界を迎え駄々をこねていた隙を突かれ、最後は王の証を2つ併用することで発動可能になった氷の秘術の直撃を受けて全身が凍結しゴッカンの地に封印されてしまった。
氷の中では時は動かない。最後に秘匿されたのは自分自身。
余談
モチーフは蓑虫。名前の由来は恐らく「ミノガ」とガの英語読み「moth」か。
蓑虫モチーフの怪人はスーパー戦隊では初となる。
関氏はゲロウジームと合わせて1人2役となったが、これは上堀内監督の強い希望によるもの。
また、特撮において同じ声優が作品をまたいで参加するパターンは幾つもあるが、何気に
一つの作品で複数のキャラを担当するパターンはかなり稀。
封印されてしまったとはいえ、結果として五道化の中で唯一完全に生存しているキャラクターになってしまった。第49話でダグデドが再生怪人として他の退場した五道化を召喚したため、49話時点で生きたミノンガンが二体存在することになってしまう。まあダグデドのことだからなんとも思ってなさそう
ちなみに第38話で登場したエセ外国人風のミノンガンの元ネタは韓国の音楽プロデューサー、J.Y.パーク氏。
本作のテーマがアイドルのオーディションであることもあり、ますますそれっぽさが目立ってしまっている。
- Vシネでは・・・またダグデドが復活する布石? -- 名無しさん (2024-05-01 22:00:10)
- いまもゴッカンにいるけど、ブンブンジャーVSキングオージャーで何かあるか? -- 名無しさん (2024-11-09 10:07:52)
- ↑1~2 案の定、ブンブンジャーvsキングオージャーで復活( ジゴクジームやキンバエジームなども参戦する模様 )。 -- 名無しさん (2025-02-09 10:32:16)
- 届け屋たちの子供になった姿見れるかな。悲鳴を聞けなかった子供が大人になるっていうかんじで。 -- 名無しさん (2025-02-12 22:28:29)
最終更新:2025年03月22日 17:33