登録日:2024/11/26 Tue 18:47:05
更新日:2025/03/13 Thu 22:49:11
所要時間:約 18 分で読めます
海皇ポセイドンの加護を受け
鱗衣が真実の姿を現す!!
【概要】
須田綱艦作の漫画。
『
聖闘士星矢』の外伝作品の一つ。これまで外伝でもあまりスポットを当てられたことのなかった海皇ポセイドン及びその部下である海闘士を主役に据えた作品。
原作ではまともなバックボーンも明かされずに倒されたものが多い海将軍の過去を深掘りしているのが大きな特徴。そして、海将軍の鱗衣の新たな形態として真鱗衣が登場し、それに伴う新技も披露されている。
作者のnoteを読むと分かるが作者自身相当な車田正美ファンであり、聖闘士星矢にとどまらない車田作品へのリスペクトが随所に見られる。
絵柄も原作にだいぶ近いが、作者のnoteによると当初はアニメ『
聖闘士星矢Ω』の馬越嘉彦によるものをベースとする予定だったらしい。
チャンピオンREDで連載されているが掲載は不定期。当項目完成時点で2巻まで発売されているが、作者のnoteによると2023年夏時点で3巻分までの下書きが終わっている模様。
【連載経緯】
作者のnoteより。
作者が秋田書店に星矢の漫画が描きたいと持ち込みをしたことがきっかけで企画がスタート。急であったこともあり、大規模な作品は不可能ということで往年の東映まんがまつりのような短期決着の作品として構想が練られていく。
当初は星矢たちを主役に据える予定であり、反宇宙の反地球からペガサス星華をリーダーとする悪の鏡像聖闘士5人が現れるというマルチバース的な展開や、貴鬼をはじめとした次世代の聖闘士を中心とした作品とするなどの案があったらしい。
また、聖闘士星矢といえばバンダイによる玩具展開であり、海将軍の鱗衣をパワーアップさせることはこの時点で決まっていたが、作者自体「敵」としての彼らに思い入れがあったこともあり、当初は敵として出現する予定であったという。
しかし、マルチバースは
エピソードG アサシンと被り、貴鬼を主役とした話もネームを書くとパッとしなかったということでポセイドンと海将軍を善玉とする現在の内容に落ち着いたという。
【あらすじ】
冥王ハーデスを討ったアテナと5人の青銅聖闘士が冥界から帰還する間、地上はガラ空きの状態であった。
そんな中、義憤と神罰の女神ネメシスが英魂士を率いて地球を破壊しようと動き出す。
魂だけとなったハーデスは、蝶の姿となってポセイドンの元に出向きそのアテナの封印を緩め、その脅威を防ぐように依頼。そして、6人の海将軍を冥闘士として復活させた。
タイムリミットは十時間。海皇の血を受けて鱗衣を取り戻した海将軍は、海と大地を守るべく戦いに臨む。
【登場キャラクター】
ポセイドン軍
ソレント以外の海将軍は冥闘士として復活し、冥衣を纏っていたがポセイドンの血によって元の鱗衣に戻った。
ただし、本編で蘇った黄金聖闘士たち同様にタイムリミットはあり、この一夜限りとされている。
セイレーンのソレント
本編で唯一生存していた海将軍。
異変を察知し、ネメシスの聖域に赴いていた。
鱗衣は先の闘いでボロボロになっていたが、ポセイドンの血を受けて修復された。
笛を用いた攻撃は健在で、テレプシコラの琴から放たれる超音波による幻を解除する活躍を見せ、そのテレプシコラと一騎打ちになる。
原作でも一介の音楽生とのみ語られていた彼だが、両親の早逝、ソレントの音楽の腕を自身が成り上がる道具としか見ていない養父母、嫉妬や権力にまみれ泥沼のような音楽学校を見て「自身の音楽を届けるに値する心の清らかなものは地上にいない」と絶望していたという過去が描かれている。そこにポセイドンの誘いを受けたことで、その地上粛清に希望を見たという。
しかし、原作でアテナの大いなる愛を受けてからは自らの行いを悔い、ジュリアン・ソロとの慰問の旅の中で子供たちの笑顔に触れ、改めて世界に守る価値を見出す。
テレプシコラとの闘いの中でそのことを改めて思い出したソレントは、小宇宙を燃やし真鱗衣に覚醒。
「ヘブンリーコンチェルト」という新曲を生み出した。
クリュサオルのクリシュナ
インド洋を守護していた海将軍。
かつて全員を騙していたカノンに対しては怒りももちろん持ち合わせていたが、状況もあり冷静に何か知っているのかと問いただしていた。
ポセイドンの鉾によるテレポートを追ってきたベレロポーンからポセイドンを守るべく残って戦うことに。
劇中最初に真鱗衣に目覚めた人物となり、巨大な黄金の槍のオーラで両断する新技「エクソダスディヴィジョン」を披露した。
「心の狩人」と呼ばれ、敵の弱みに付け入る卑劣な戦術を得意とした海将軍。
あくまでも自身中心の考えは変わっておらず、カノンへの怒りもあくまで自身を無駄死にさせたことが中心になっていた節がある。
しかし、ポセイドンへの忠誠は本物であり、サガの姿を使ってカノンにネメシスに寝返ることを提案して誘惑し、カノンを試した。「ぎゃびりーん!!」も健在。
アイザックの説得もあり、ひとまず見逃すことになると圧倒的な実力を持つカノンに着いていくことで見張りを兼ねつつ楽をしようとする。
カドモスとの闘いで圧倒される中、カノンに自身の過去について語る。
カーサは父親が酒豪かつ博打狂いで、母親はその苦労で早死に。その状況から逃げ出すべくワルの下っ端になり、殺し以外はなんでもやったという。一人前のギャングになってもなお、幼少期の心の穴は埋まらず自身を騙すような生活の中でポセイドンの誘いを受け、自分と同様人間が嫌いなポセイドンの元に仕えた。
そんな自身の人生を情けないと語りつつ、「最後くらいいい所を見せておふくろに自慢するんだ」と決意したことで真鱗衣に覚醒。
新技「エビルアイズハレーション」で深い闇に覆われていたカドモスの心を照らし出した。フィニッシュブローとなる新技も考えていたようだが、カノンが介入しお預けとなった。
かつて聖闘士として修業をしていた過去を持つ海将軍。
カノンの正体をかねてより知っていたこともあり、彼に対する怒りは特に強かった。かつてのこともあり
制裁には慣れていると語るカノンにダイヤモンドダストを見舞おうとしたが、無抵抗を貫くカノンを見て攻撃を中断。「
本当に邪悪のままならば相応しい報いがある」とカーサを説得し、先へと向かう。
その後、アイネイアースの技により、氷河が修行に現れずカミュと二人きりで修業をした世界線に移動させられる(世界の詳細は後述)。この世界では片目を失うこともなくキグナスの聖闘士に選ばれる。
しかし、ポセイドンの小宇宙による干渉もあり記憶を取り戻すと、本来の世界に戻るためカミュに歯向かうことに。カミュへの感謝を述べつつも、「
安らぎよりも死を選ぶ」と決意。
オーロラエクスキューションを撃ち込まれたものの、本来の世界で
弟弟子に絶対零度をその身に受けて学んだアイザックのオーロラボレアリスが上回り、カミュを打ち倒したものの、その凍気により両手足を封じられてしまう。
北太平洋を守護していた海将軍。
かつて物語では最初に倒され、読者からはかませ犬の印象を持たれていたが、本作ではそれを払拭する活躍を見せる。
元々バイアンは水泳選手として将来を期待され、環境に関する研究でコスモポリタン・アカデミーへの留学も決定していた文武両道の人物。
美人の彼女もおり、順風満帆の生活を送っていたが、それ故に達観した視点を持ち、「明日気まぐれで神が人間を滅ぼすとしても驚かない」と思っていたところにポセイドンの誘いを受けたという。
アイネイアースによって送られた世界ではポセイドンが目覚めず、そのまま順風満帆な生活を送っていたがポセイドンの小宇宙によって現れたテティスの声もあって記憶を取り戻し、イオと共にアイネイアースと激突。
イオが自身の身を呈して隙を作ったのにも関わらず非情になりきれずその決意を無下にしてしまったことをかつて慢心により星矢に敗れた時と重ね、自身の甘さを自覚。
そしてアイネイアースとの闘いをそれを乗り越えて戦士として死すための試練として決意を新たにする。
スキュラのイオ
南太平洋を守護していた海将軍。
バイアンと共にアイネイアースに挑む。本編での死に際に見せた熱い性格も健在。
バイアンと共にアイネイアースによって別世界に送られる。原作で設定されていた出身地サンフェリクス島は不毛の火山島。ここで漁師として生活していたが、サンティアゴの学校に通うことになる。
最後の別れとして海でひと泳ぎしている時にポセイドンの誘いを受ける。海と共に生まれ育ったため、その海の神が目の前に現れ、「海を守るためということで理屈抜きに仕えていた」と作者のnoteで語られている。
別世界ではその誘いを受けなかったため学校で青春を謳歌していたが、ポセイドンの小宇宙によりバイアンと共に目覚める。
一度アイネイアースを捕えるも、バイアンの判断が鈍ったことで大技を受けて倒れる。しかし、バイアンの必死な様子に応えるように目を覚まし、2人で真鱗衣に覚醒。「ライジングビロウズ」と「ビッグトルネード」の合体技「サイクロンメイルストローム」を編み出し、アイネイアースを打倒した。
かつて海将軍はおろかポセイドンをも騙し、地上を支配しようとした男。
今回は海将軍として復活したため、「ゴールデントライアングル」も披露している。
アテナの愛を受け、心を改めてはいるが他の海将軍からは怒りも向けられており、アイザックやカーサによる制裁も甘んじて受け入れた。
カーサが生み出した最愛の者の姿はやはりというかサガであったが、「サガは万に一つ再び悪に染まったとしても自分の二番煎じを持ち掛けるようなことはしない」と一蹴し、偽物であることを看破した。
カーサの幻で精神が無防備になったカドモスに幻朧魔皇拳を直撃させ、主君の首を取るように仕向けるという相変わらずの恐ろしさを見せている。
なお、作者のnoteでカノンはポセイドンを騙す際にシードラゴンを名乗ったことも含めて宿命だったとの見解を示しており、「本来のシードラゴン」に当たる人物の存在には触れないと明言されている。
マーメイドのテティス
ジュリアン・ソロに助けられた魚が転生した海闘士。
戦闘要員ではなく、その名の通り人魚の姿で海将軍の元に現れ、サポートを行う。
ハーデスによってアテナの封印を解かれ、ジュリアン・ソロの肉体を借りて復活。鉾でソレントたちをワープさせる技を見せた。
カノンについては過ぎたことと捉えており、事態への対処を最優先させた。海に自身の小宇宙を満たして結界にするため、ポセイドン神殿の跡地に残る。
なお、ジュリアン・ソロとしての人格はソレントの回想以外未登場。そもそも原作では海底神殿崩壊後にポセイドンの人格を宿していたことを忘れているので、表面化してくるのかも怪しい。
ネメシス軍
英魂士はそれぞれ神との関係性に重点が置かれている。
義憤と神罰の女神ネメシス
星矢たちがタナトス・ヒュプノス・ハーデスを殺めた大罪を罰するべく、分身の小惑星アドラステアを地球に接近させた。引力によって崩壊した破片が隕石として降り注ぎ、地球各地に被害をもたらす。十時間後には地上全てが崩壊してしまう。
また、神話の英雄たちに誘いをかけ、英魂士として配下に置き、専用の憑衣を与えた。
ポセイドン曰く「加減を知らないじゃじゃ馬」。
銀翼のベレロポーン
かつて愛馬
ペガサスと共に怪物キマイラを退治した英雄。
「
神に挑み」、天に登ろうとしてゼウスの雷に打たれるも、死の間際ネメシスに命を救われて仕えていた。
その経緯から憑衣はペガサスを模したものになっており、空中を翔ける戦法を得意とする。
天空からの蹴り攻撃「
スカイハイアサルト」と真っ正面からの突進攻撃「
ディバインオンスロート」が得意技。
ポセイドンの鉾でワープしたソレントを追って現れ、クリシュナと交戦。
作中でも触れられているが、クリュサオルとペガサスはペルセウスによって殺されたメデューサのの血から生まれたいわば双子であり、その宿命が雌雄を決する鍵となった。
幻奏(ムジカ)のテレプシコラ
芸術を司る女神ミューズの一人。
芸術によって地上は平和に治められると信じていたが、度重なる戦乱と殺戮に傷心。その折にネメシスに声をかけられ、「神の座を捨てて」英魂士となった。
神話の時代より様々な音楽勝負を制して来た竪琴の音色で相手に幻覚を見せる攻撃を得意とし、脳に100%現実と認識させることで、幻でありながら実際のダメージを与えることもできる。憑衣も竪琴を模した形状となっている。
死に至る組曲「スイートファンタズム」を得意とし、楽章ごとに攻撃の内容が変わる。第一楽章「迷宮」は高周波非可聴音によって脳内に幻を作り上げる。この迷宮を抜けてきたソレント・イオ・バイアンと相対するが、ソレントが笛の音で食い止めている間にイオ・バイアンは進み、ソレントとの一騎打ちに。
第二楽章「侵略」は茨の幻によって相手の動きを封じる。第三楽章「追憶」は過去最も死に近づいた恐怖の瞬間を見せる攻撃。ソレントの前にはかつて瞬にかけられたネビュラストリーム及びネビュラストームが立ちはだかった。
最終楽章「スイートファンタズムフィナーレ」は相手に宇宙が終末を迎えた後の無の暗黒を映し出し、そこに相手を落としてしまう。
竜牙のカドモス
戦神
アレスの血を引く竜を殺した逸話で知られる勇士。
カノンのギャラクシアンエクスプロージョンとカーサのサラマンダーショックを同時に受けてもびくともしないどころか、その威力をまとめて返すパワーの持ち主。敵を掴んで地面に叩きつける「
ドラゴンスカルスマッシャー」が必殺技。
また、竜の牙から「竜牙兵(スパルトイ)」という骸骨の兵士を生み出すことができる。
その心はブラックホールの如き暗黒に満ちており、カーサの力をもってしても大切な者の存在が見えなかった。
しかし、真鱗衣に覚醒したカーサの前にはその心が照らし出され、過去が詳らかに。カドモスは竜殺しの栄誉もあり、しばらくは平和な日常を謳歌していたが、晩年消えていなかったアレスの呪いにより、家族が次々と不幸に見舞われる。全てに絶望し、「神への恐れ」で蛇と化したところをネメシスに誘われる。
神に楯突いてはならないことを人間に叩き込むべく、蛇を模した憑衣を纏い、英魂士となった。
天寵のアイネイアース
トロイア戦争で敗れるも、ポセイドンやゼウスの助けを受けて大帝国ローマの礎を築いた、もっとも「神に愛された」男。
ポセイドンのような小宇宙を放つ、ゼウスの雷に由来する「ダイナストサンダーボルト」という技を持つなど神々の加護を現在も宿している。憑衣のデザインはそのまま人型のもの。
相手をパラレルワールドとでも言うべき世界に送る「アカシックデスティネイション」という技を持つ。
登場時点ででアイザックをポセイドンの目覚めがなかった世界に送っており、バイアンとイオも続けざまに送り込む。そして、ポセイドンの掲示がなければ神々の争いに巻き込まれず実り多き人生を過ごせたのだと誘惑。しかしポセイドンの小宇宙で記憶を取り戻したバイアン・イオに一蹴され、再び交戦。巨大な力の奔流を巻き起こす「コロッサルタイフーン」で再び2人を圧倒する。
アイザックも同時に記憶を取り戻していたが、目の前にいたカミュとの決別のために交戦することとなり、目覚めが遅れた。
その他
冥王ハーデス
星矢たちに敗れて魂だけとなってなお、地上の支配は諦めていない。死の恐怖を刻むために必要な生すらも全て奪ってしまうネメシスの企みはハーデスにとっても邪魔であったため、ポセイドンや海将軍を目覚めさせる。
貴鬼・シャイナ
星矢たちがいない中異変を察知し、ネメシスの聖域に出向く。事態の対応は海将軍が中心になったため、結界を張ろうとするポセイドンの護衛に当たる。
ベレロポーンによってクリシュナが一時気絶した際には、力及ばずながらもアテナの聖闘士の意地を見せた。
あとシャイナは相変わらずすぐに素顔を晒された。
ベレロポーン撃退後、クリシュナがポセイドンの護衛を託す際に2人に名を尋ねるという一幕があり、二人をかつてのしがらみも捨てて戦士として信頼したことが分かる。
クリシュナの回想で登場。
同じ寺院で修業した時期があったらしくクリシュナが先輩であった模様。修業も雑用もせず瞑想をし、神仏との対話を試みていた。この時期は目を閉じることで神仏の像こそ見えるものの、声は聞こえていなかった模様。
幼い頃から既に莫大なクンダリーニに目覚めつつあり、クリシュナが打つ気もないのに棒を振り上げていたことを見抜いており、クリシュナとその取り巻きを圧倒した。
作者のnoteではクリシュナの修行地であるセイロン島とシャカの修行地であるガンジス川の距離や、そもそも何の宗派の寺院なんだというツッコミどころが語られている。
アイネイアースの作り出した世界で登場。この世界では本編でサガの悪の人格の正体であったケールの刺客、レムールがカノンに憑依したことになっている。その結果サガは純粋な善人、カノンは元からあった悪性がレムールのそれと混ざり合い、更なる極悪人となった。
結果、カノンがシオンを殺して教皇に成り代わり、それに気づいたサガがカノンを殺すことでアテナ殺害を未然に阻止。アイオロスを教皇とし、聖域は聖戦に向けた盤石の陣を敷くことになる。
カノンがスニオン岬に囚われないので、ポセイドンは目覚めずこの世界ではポセイドン編に当たる出来事自体がなくなり、海闘士になる前は比較的順風満帆だったバイアンやイオは青春を謳歌していた。
なお、この時作られたシオンの墓の近くには『NEXT DIMENSION』で登場した他の黄金聖闘士の墓が確認できる。
アイネイアースの作った世界で登場。
アイオロスが教皇になったことで、城戸光正との出会いがなくなっており、彼の子供が聖闘士の修行に駆り出されるという出来事もなくなった。そのため、この世界では氷河がシベリアにおらず、アイザックと二人で修業に励んでいた。
キグナスの聖闘士の資格を得たアイザックを祝福するが、アイザックが記憶を取り戻すと聖域への叛逆と見做し自らの手で正そうとする。
別世界の存在とはいえ、その実力は健在で氷河との闘いで絶対零度を身に刻んだアイザックのオーロラボレアリスに打ち負けながらも、その両手足を封じた。
用語
真鱗衣
鱗衣本来の姿。元の鱗衣より豪華になったことに加えて青いパーツが増えているのが特徴。
かつてポセイドンの元に仕えていた錬金術師によって生み出されたが、その技術はアテナとの聖戦によりアトランティスと共に沈没。後に修復された鱗衣は、完全な復元には至っていなかったという。
それがポセイドンの血を受けたことで修復され、海将軍が小宇宙を高めることでかつての姿を取り戻すようになった。
企画段階の海将軍が敵として登場するというシナリオが考えられていた時点で、鱗衣の進化版が登場することは決まっており、この時には元の鱗衣は海底神殿の高湿度・高気圧下で戦うための軽量タイプで、地上侵攻用の重鱗衣(ヘヴィースケイル)がアトランティスに隠されているという設定だったという。
商品展開も視野に入れたものとなっており、執筆時点ではソレントの真鱗衣がイベントで参考出品されている。
英魂士
ネメシスに仕える神話上の人物たち。先述してきた人物紹介からもわかる通り、神話の時代を生きた人物そのものであり、人間とはかけ離れた力を持つ。
ネメシスに永遠の命を与えられた彼らは、憑衣に魂を守られながら宇宙空間を周回。ネメシスの降臨に際して、流星となり地上に降り立った。作者のnoteによると、この憑衣に全盛期の肉体のデータが記録されているといい、これをヤドカリの貝殻になぞらえてシェルと名付けたとのこと。
追記・修正はポセイドンへの忠誠新たにお願いします。
- 惜しむらくは一晩だけの復活ということ。 -- 名無しさん (2024-11-26 19:35:41)
- またパラレルな聖矢ワールドが誕生してしまった… -- 名無しさん (2024-11-26 21:00:08)
- まあハーデスがアテナに負け冥界やエリュシオンが崩壊した時「ハーデス死んだりしたら何かやべえこと起きるんじゃねえ?」と思ったがまさかやべえ女神が襲来するとは… -- 名無しさん (2024-11-26 21:09:19)
- ハーデスもアテナの尻拭いするんかい -- 名無しさん (2024-11-26 21:27:31)
- 海将軍以外の一般海闘士出てこないか期待してる。 -- 名無しさん (2024-11-28 19:32:23)
- ネメシスがなんかかわいい -- 名無しさん (2024-11-28 21:41:18)
- ↑3 いらんことしいのネメシスが頼んでもいないのに自分がやられた仕返しに自分の未来の領土である地球を滅ぼそうとしてるからありがた迷惑である -- 名無しさん (2024-11-29 00:17:53)
最終更新:2025年03月13日 22:49