マリア・ラーネッド

登録日:2024/12/21 Sat 2:37:00
更新日:2025/10/28 Tue 02:36:19
所要時間:約 10 分で読めます



タグ一覧
PCエンジン Xクロニクル ぅゎょぅι゛ょっょぃ どうも息子がお世話になってます もうロリコンでいいや わがままボディ アルカードの嫁? エロい エロ可愛い ゲーム スケルトンにされても兵器だもん! セガサターン チート性能 ドレス バイバーイ! プレイステーション マリア マリア兵器だもん! ロリ ロリコンホイホイ ロリ巨乳 主人公 同人誌のエース 四聖獣 四聖獣 を従える者 大友ホイホイ 天真爛漫 巨乳 幼女 性の目覚め 性能も声も容姿も安定しない子 悪魔城シリーズ 悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲 朱雀 無邪気 玄武 白虎 純粋 純粋無垢 美人さん 美女 美少女 聖歌 肉食系女子 薄い本でも大人気 血の輪廻 金髪ロング 青少年のオカズ 青龍



お兄ちゃん、だぁれ?いい人?


マリア・ラーネッドはコナミ発売のゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズの登場人物及び主人公の1人

初登場はPCエンジンで発売された『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』。以降の作品においても登場している。


✝️概要✝️


ベルモンド族の遠縁の少女であり、四聖獣の力を借りて戦う若きヴァンパイアハンターの1人であり、悪魔城シリーズでは記念すべき初の女性主人公・操作キャラクターでもある。

1792年に暗黒神官シャフトに囚われの身にされていた所をリヒター・ベルモンドに助けられ、共に再び蘇りし魔王ドラキュラ伯爵を滅ぼした。後にベルモンド家の養子になっているが、名前にベルモンドの名は付かずそのまま「マリア・ラーネッド」となっている。

そんなシリーズ初登場となる『血の輪廻』はPCエンジン CD-ROMの大容量をフルに活かした作品となっており、キャラクターのボイスや描写、アニメーションといった演出等がパワーアップした事によりマリアはリヒター共々厚みを持ったキャラクターとして誕生するのであった。

また、悪魔城シリーズを通して声優が全く安定していない事でも有名であり、常に声優の変更が行われている。


専用BGMは『slash』だが、『血の輪廻』のゲーム内のサウンドテストでは『Op.13』と曲が入れ替わっているミスがある。

もう1つ、大人マリアの専用BGMとして『Guardian』という曲があるが、こちらはセガサターン版月下の夜想曲が初出典の追加曲である為『slash』より知名度は低い。


✝️容姿✝️


初登場となる『血の輪廻』時代のマリアはサラサラな金髪、ロングヘアーに赤いリボンのアクセサリー、ピンクでオシャレなロングスカートに茶色のブーツ。そして、不自然な位に胸が大きい(単に胸元が膨らんだ形状の服を着ているだけとも解釈できる)。

それまでの硬派で洋風チックな雰囲気に対してマリアはまるで90年代のアニメやビデオ作品などに出てくるヒロインのような可愛いキャラクターであった為、否定的な声も少なからずあったようである。本作以降に発売された血の輪廻のアレンジ移植作となる『悪魔城ドラキュラXX』・リメイク作の『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』では作風が血の輪廻よりも前の旧作に近い作風へと戻っていったことにより、マリアの服装もそれに合わせて大幅に変更されている。

『月下の夜想曲』では成長した姿で登場。こちらではピンク色のロングスカートはやめ、緑色の衣装に替えている。

✝️各能力✝️


マリア単体の性能


若い年齢でありながらも高い運動力を持っており、なんと2段ジャンプ可能・ローリング移動・スライディングに加えて、まさかの空中制御も可能。

一方、リヒターはそれまでの悪魔城シリーズの主人公に寄った性能であり、宙返りなども出来るようになったがそれでも性能の差は明らかである。

マリアのメイン攻撃手段。鳩を手から離して攻撃してもらう飛び道具で出した後にすばやくボタンを押すこともう一羽の鳩を出す事が出来る。
リヒターのヴァンパイアキラーよりも一撃のダメージこそ低いものの範囲は広く連射も効く。

ガーディアンズナックル

マリアのひみつのコマンド技。召喚された守護の精霊が前方に向かってひたすらパンチするという技。『血の輪廻』では高火力の上に無制限に使用可能という驚きの仕様となっている。

作品によってはガーディアンナックルという名称に変更されているのもある。

聖歌(音楽の書)

音符を飛ばすサブウェポン。
当時のイラストを見るにマリアの歌は聞くに絶えないようである。

たまご

割れたたまごの中からヒナが飛び出るサブウェポン。


✝️四聖獣✝️


四聖獣……それはベルモンド族の遠縁と共に戦う神秘の動物達の事である!!(CV:ドラキュラ伯爵)
『Xクロニクル』ではシャフトの儀式の生贄になりかけた影響で四聖獣の力が芽生えた描写がなされている。

青龍

小さなドラゴンの「せーちゃん」、前方に向かって飛んでいく。

朱雀

真っ赤な鳥の「すーちゃん」、上方向左右に2羽の朱雀が飛んでいく。

白虎

子猫の「びーちゃん」、地上を走って体当たり。
血の輪廻のラストで伯爵に向かって吠えてた。
「に”ゃに”ゃーに”ゃ!」

玄武

亀の「げんちゃん」、珍しい防御系のサブウェポン。マリアが青い甲羅を被っている最中はダメージを防いでくれる。


✝️シリーズにおける主な活躍✝️


悪魔城ドラキュラX 血の輪廻



初登場作品。12歳という若さかつ単独で悪魔城に乗り込み、ドラキュラの討伐に赴いた矢先、暗黒神官シャフトによりその身を生贄にされそうになっていた所をリヒターに助けられる。本人曰くリヒターの存在自体はアネットから聞いた事があるらしい。

目標であったドラキュラ伯爵討伐後、伯爵はリヒター編と同じく「私は欲深な人間共によって蘇る。そして力によって統率し、力が唯一の正義となる」とマリアに語るが、「よく分からないけど、悪い事は悪い事なんだから!」と一蹴した。

悪魔城ドラキュラXX


マリア「リヒター兄ちゃん!助けてくれてありがとう。アネット姉ちゃんは、別の場所に捕らわれているの。早く助けてあげて。がんばってね!」

オリジナル版とは違い、非プレイアブルであり力も芽生えていないごく普通の少女。今作のみ、アネットとは姉妹関係となっている。救出するとエンディングが変わる。

悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲


CV:椎名へきる(少女時代)/横山智佐

成長した姿で登場。
1年前に謎の失踪を遂げたリヒターを探す為に宛のない旅に出た後に再び悪魔城が復活しているのを目撃。きっとここにリヒターがいると考えたマリアは悪魔城へ突入した。
その城内で自身と同じ目的を持つ「アルカード」と出会う。マリアはアルカードの事を信じて城内の探索にあたった。

何故か礼拝堂のトゲ地帯を進んだ先で休んでいた(?)所にアルカードと合流。
アルカードからリヒターを見つけたが、城の城主になっていたと言い渡され、衝撃を受けるマリア。
「きっと理由がある」と言い急いでトゲ地帯に戻って行った。

その後、明確な描写こそ無いもののマリアもリヒターが城の城主になっていた事を確認。リヒター自身の意志だと思えないが、自分自身の力では及ばず、リヒターを止める事が出来ないと語った。そこでアルカードにならリヒターを止めれるかもしれないと思ったマリアは「聖なるめがね」を渡し、全てを託す事となった。

そして、アルカードは城主となったリヒターに取り憑いた幻を破壊。やはりリヒターの意志ではなくかつてマリアを生贄にしようとした暗黒神官シャフトの手によって操られていた事が判明。正気に戻ったリヒターはマリアと共に城を脱出、アルカードは残り、逆さ城で自身の父上との決戦に挑むのであった。

クリア後、達成率でマリアの行動が変化し達成率が低い場合「彼の心の傷を癒す事は出来ない」とリヒター共に故郷に帰るが、一定の達成率がある場合はアルカードの事が放っておけずリヒターに別れの挨拶を言い、アルカードを追いかける事にした。

また、アルカードがリヒターを倒してしまうバッドエンドでは「これも運命だった」とリヒターの死を受け入れ、アルカードに別れを告げるラストを迎える。


月下以降もマリアは力を持っているのにも関わらず、リヒターと共に表舞台から消えており正史におけるマリアの出番はここで終わりとなっている。

オリジナル版のPS版では非プレイアブルであったが、後に発売されるセガサターン版・『Xクロニクル』収録版の月下の夜想曲では仕様する事が出来る。しかし、両方性能が全く異なりセガサターン版はまさしく「成長したマリア」を体感出来る位の高性能となっており、対してXクロニクル収録版は血の輪廻時代のマリアをそのまま探索型向けにしたような性能となっている。


またPS版では「聖なるめがね」をそのままもらえたが、サターン版以降はアルカードと力試しという形で対決することになり、性能も上述の性能に準じたものとなっている。
ちなみにサターン版のみ、専用のテーマ曲『Guardian』が与えられている。


悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス


CV:不明

クリア後に解放されるリヒターモードで登場。
こちらは血の輪廻時代のマリアとなっているが、性能は全体的に控え気味。サブウェポンの四聖獣が広い攻撃範囲を持つ為、ボス戦で活躍する。今作のみの仕様でガーディアンナックルを当てると体力が少量回復するようになっており、道中で唯一の体力回復手段となっている。

声優はスタッフロールにも記載されておらず、現在においても不明となっている。


悪魔城ドラキュラXクロニクル



髪型はポニーテール、服装が貴族風のキュロットに変更。これは『血の輪廻』のマリアをそのまま3Dモデルにするのが大変であった為に一から新しい衣装を作る事となったからである。

また、Xクロニクルではマリアのご両親はドラキュラの一味によって殺されてしまった・シャフトの生贄の儀式で能力が目覚めたという設定が追加されている。


悪魔城ドラキュラ ジャッジメント



血の輪廻でドラキュラ伯爵を倒してから数年後にアイオーンという人物により「時の狭間」に召喚される。
ストーリーモードの最後ではあのドラキュラくんのライバルこと宇宙帝王ガラモスの手下である「タイムリーパー」に打ち勝つ。時の狭間から元の時間軸へと戻ったマリアはその1年後、行方不明となったリヒターを探す旅に出る事となり、月下の夜想曲へと物語が繋がる。

容姿はツーサイドアップかつ渦巻き模様の付いた黒とピンクの革鎧というやや禍々しい魔女っ娘スタイルであり、同作の新世界シモン・ベルモンドと並ぶとDEATH NOTEの弥海砂っぽく見える。Xクロニクルの設定に準拠しているのかぺたんこであり、本人はかなり気にしている。

悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair



ダウンロードコンテンツの追加キャラとして少女時代のマリアが登場。
基本性能はギャラリーオブラビリンスがベースとなっているが、血の輪廻の聖歌*1が復活。玄武がワンボタンでいつでも使えるようになったが、ダメージ半減*2に仕様変更されている。ただし、ガーディアンナックルは地上限定技となった。

本作のマリアはサブウェポンをメインに使うMPに依存しやすい性能となっている。敵にサブウェポンが当たると熟練度が少し上がりレベルアップすると火力も上がるのだが、他の熟練度系のキャラの中でもダントツで伸びが悪く装備を揃えるまで燃費も良くない。
この為、全てをレベル最大にするにはかなり時間が必要となっている。しかし、全てをレベル最大にしたマリアの爆発力は異常な性能。

さらに同じくサブウェポンがメイン火力となるヨーコやシャーロットよりもMP消費が少なく*3、急降下キック(頭突き)も可能。

また身長が低い為、スライディングが必要な場所でもそのまま素通りも出来る。これは同じく身長の低いシモン・風魔も同様。

今作の要素としてラジオチャットという他プレイヤーへのアピールや呼びかけに使うシステムがあり、マリアの場合とても可愛らしい台詞が沢山用意されている。4章などにある絵画で移動する際のポーズや台詞も中々愛らしい。


悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls


CV:鬼頭明里(少女時代・月下時代どちらも)

時代は流れ、蒼月の十字架で来須蒼真がメナスを滅ぼした後の未来。
1999年のドラキュラ完全消滅から設立された、魔導書の管理を行う組織「エルゴス」に所属するルーシーにより召喚。(厳密には作中世界に残された文献等の情報を元に再現された存在。)
デザインは『HD』準拠で、設定やキャラ付けは『血の輪廻』と『Xクロニクル』をかけ合わせたような形となっている。(これはリヒターも同様。)
マリアが自己紹介すると、アルカードこと有角幻也がこの幼い少女があのマリアという事に驚いた。マリアと同様に召喚されたシモンも「こんな子が戦っていいのか?」と不安がるが、「あのマリアなら大丈夫だろう」とアルカードは答えた。
その後、『月下の夜想曲』時代のマリアも召喚されアルカードとは約何百年以上の再会を果たした。
ジョナサンから「2人のマリアをどう呼び分ければいいのか」という疑問が提示されたが、結局有耶無耶にされたまま終わった。

今作は『血の輪廻』時代のマリアが通常プレイアブルキャラとして登場。
機動力に特化しており、非常に小回りが効く。
また小柄なため、他のキャラだとしゃがまなければ避けられないような攻撃も棒立ちでやり過ごせる。
反面火力や体力はやや控えめで、さらに対空性能が貧弱*4なのが泣き所。本作のボスは空中にいるか、弱点が高い位置にあることが大半なため、ボス戦はメインキャラ5人の中で最も苦手と言える。

通常攻撃はお馴染みの鳩飛ばしで、空中や移動中でも足を止めずに出せる。
攻撃アイコン長押しで玄武によるダメージ軽減・ジャンプアイコン長押しで落下速度の緩和が可能。
アビリティは「青龍キック」・「朱雀ジャンプ」・「白虎パンチ」。この3つのどれかから選んで1つだけ使用出来る。
召喚で入手出来る武器スキルの中には原作でもお馴染みのガーディアンズナックルに加えて、『けっきょく南極大冒険』のペン太がマリアと共に戦うスキルも存在している。
ガーディアンズナックル発動時、稀に『オラ〜ッ!』と叫ぶ。

ちなみにショップでは「ノーブルローズ」名義で『Xクロニクル』版のコスチュームも購入できるが、あくまでスキン変更という形なのであちらよりかなり等身が低い。

『月下の夜想曲』時代のマリアは、アルターアーツという一定時間使用可能なキャラとなっている。こちらはPSP版をベースに、一部SS版のモーションが組み込まれている。


✝️外部出演作✝️(悪魔城シリーズ以外のゲームタイトルでの登場)


Dead cells


悪魔城DLCで追加されるバイオーム2の「城の入口」で月下の夜想曲時代の姿で登場。
とある部屋に閉じ込められており、走り回るマリアのネコが持っている鍵を奪うと救出出来る。救出後にマリアのネコを撫でると武器として使えるようになり、マリアのスキンも解放される。

マリアのスキンでドラキュラ伯爵に挑むと特殊な台詞が聞けるが、「お前のような小娘は知らん」と伯爵的には初対面扱い。

原作では無かったヴァンパイアキラーを扱ったり、「チキンパワー」という武器を入手するとニワトリに変身して爆発する卵を次々に産みまくる大人マリア等が見れる。


コケーコッココッコ!>🐓 (=͟͟͞͞ 💥🥚💥🥚💥🥚💥

Vampire Survivors


月下の夜想曲時代・血の輪廻時代ともに登場。

月下の夜想曲時代のマリアの初期武器は守護者の盾。盾を装備している際に敵に体当たりをする事でダメージ与える。アンロック武器である「命のトマト」+レベル最大にする事で「聖獣タワーシールド」に進化する。

血の輪廻時代のマリアの初期武器は使い魔であるのでスタート直後は使い魔に頼るプレイスタイルとなるが、ある時間まで完全無敵・使い魔出し放題という最強のオマケキャラのような性能となっている。

✝️余談✝️


開発中止となってしまったが、メガドライブの拡張機種である「スーパー32X」で血の輪廻の続編が出る予定だった。この血の輪廻の続編でもマリアは登場し、血の輪廻時代よりも成長した姿になっているが月下の夜想曲時代のマリアとも違う見た目となっておりその容姿はくのいちのような姿である。

年端も行かぬ少女でありながら単独でドラキュラ城の奥地まで侵入し魔物を蹂躙する様から彼女の台詞「マリア平気だもん!」になぞらえて「マリア兵器だもん!」と表すヴァンパイアハンターもいるとかいないとか......



リヒター「記事の編集・追記はお兄ちゃんに任しときな!」

マリア「そんなことないもん!マリア兵器平気だもん!」

リヒター「HAHAHAHA!」



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年10月28日 02:36

*1 XBOX版とPS3版では聖歌の属性が違う。

*2 トゲや炎のダメージは変わらない

*3 XBOX版ではMP消費が10だったが、PS3版はMP消費が15に上がっている。

*4 強力な対空技もあるにはあるが、「MP消費が激しい」「硬直が長い」「一度発動したら数十秒のクールタイムが必要」のいずれかに該当するものばかり。