登録日:2025/01/03 Fri 23:32:00
更新日:2025/04/10 Thu 09:41:18
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「あたしは1年Aクラスの天沢一夏。堀北先輩と同じようなもので、学力Aなんだよね。」
「上位を狙うんだったら組んであげよっか?」
【パラメータ】
学力:A(87) |
身体能力:A-(83) |
機転思考力:D+(38) |
社会貢献性:C+(57) |
総合力:B(68) |
(OAA) |
※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称
【概要】
登場時期は2年生編からであり、綾小路達の世代の1つ下の後輩にあたる。
【人物・性格】
見た目はギャル風の女子であり、その言葉が似合うように先輩に対しても生意気な言動や自由奔放な振る舞いで目立っているという...いわゆるメスガキ。
中学時代は不良の番長格だった宝泉和臣が相手でも恐れる様子はなく、逆に煽っているくらいである。
そのせいでクラスではやや浮いているらしいが、本人は特に気にしている様子はない。
その一方で見た目に反して学力と身体能力は高めである。
これだけなら、ちょっと変わってはいるがごく普通の女子高生にも見えるが2年生編では綾小路の退学を狙うホワイトルームの刺客が送り込まれた事が言及されており、新入生の一人として当然のように彼女にも疑いの目が向く形となった。
【活躍と動向】
新学期になって早々に開催された特別試験において須藤のパートナーとなる生徒を探していた
堀北鈴音と綾小路の前に現れると須藤とペアを組む条件として
「喧嘩の強い人と組みたい。」と言い出したかと思うと、しばらくすると撤回して今度は
「料理を上手く作ってくれたらペアを組んであげる。」と言い出し、彼らを翻弄する。
ひとまずは料理が上手という事で綾小路が料理人役を引き受ける形となり、最終的に彼の作ったトムヤンクンが合格点だったらしく、約束通りに須藤とパートナーを成立させる。
しかし、数日後に綾小路に襲いかかった宝泉が所持していたペティナイフが天沢の料理テストの際に彼女に購入させられたものであった事から、裏で宝泉と手を組んでいた事が判明する。
その後、七瀬翼から「綾小路清隆を退学に追い込めば2000万ポイント」という裏の特別試験が開催されていた事も明かされたため、綾小路からは警戒されるようになる。
その後は無人島サバイバル試験にて宝泉に誘われる形で七瀬も含めた3人のグループを結成する。
おい、宝泉そこ代われ。
しかし、肝心の特別試験では独断行動に移り、八神拓也に脅される形で綾小路を退学に追い込むための証拠集めをしていた櫛田を拘束している。
「不思議?年下の女に怯えて身体が震えるなんて。でもね、その感性は大切にした方がいいと思うよ。櫛田先輩。」
そう言った後、彼女をビンタした上に何度もぶん殴っている。
このシーンは今までの櫛田本人の振る舞いもあってか、因果応報と見なされていた。
結果的に櫛田は天沢に対してこれまでに感じた事のないほどの恐怖を感じてしまうのだった。
最後に天沢は櫛田に自分は綾小路に対して愛を越えた感情を抱いている事を告げると櫛田に釘を刺す形でこの場を去っていった。
この時点で彼女の底の知れない異常さはピークに達していたが...
【正体】
「ホワイトルームの中でも飛び抜けた成績を収めていた綾小路清隆の存在。もちろん、初めて聞いた時は半信半疑だった。あたしが血を滲む努力で叩き出したスコアより、全部上回っていたなんて信じられる?でも、データを見て実際に会って話して分かった。彼はやっぱり【特別】なんだって。」
無人島サバイバル試験の途中で綾小路に明かしたその正体...
そう、彼女こそが綾小路を退学させるための刺客として高度育成高等学校に送り込まれたホワイトルーム生の一人であり、綾小路らの一つ下の5期生にあたる。
天沢はその中でも、綾小路に崇拝の感情を抱いた状態で成功作となった極めて稀な例でもあり、ホワイトルーム生というだけあってか、学力も身体能力も一般人を遥かに越えており、無人島サバイバル試験では怪我を負った状態でも堀北と伊吹を二人同時に相手にして圧倒するほどの実力を誇っており、並の男子が相手でも余裕で勝てると評されている。
ただし、実力面ではもう一人のホワイトルーム生である八神拓也や綾小路本人には及ばないらしく、実際に綾小路には避ける暇もなく簡単に抑え込まれている。
その後は綾小路を助けようとした自らの行為が月城からホワイトルームに対する裏切り行為と見なされ、制裁を食らった末に用済みとされている。
さらにクラスメートである石上京の策略で八神が退学に追い込まれた事で精神的なダメージが続いて一時は自主退学を考えるまでに追い詰められるが、交流合宿において天沢に自らの駒としての価値があると認識していた綾小路の策略で自主退学を思い留まり、学校に残って彼を支える事を決意するのだった。
【人間関係】
ホワイトルーム時代からの先輩後輩の関係であり、天沢は綾小路に崇拝の感情を抱いている。
綾小路の方は最初は警戒していたが2年生編後半からは天沢を新たな生徒会の役員に推薦したり、自主退学を思い留まらせたり、父親に天沢が卒業したらどうなるのかを聞いていたり、天沢との関係性を問われた際に冗談とはいえ、「元カノ」と言ってしまったりと軽井沢激オコ案件少しずつだが、先輩としての自覚も芽生えつつある模様。
綾小路の彼女。
天沢には二度もデートを邪魔された事もあってか、いい感情を抱いていない。
天沢も自らが崇拝している綾小路の彼女という事もあって軽井沢の事は快く思っていない様子。
無人島サバイバル試験にて自業自得とはいえ、ボコボコにされたため、堀北に次いで嫌われている。
天沢の方は弄りやすい先輩と見なして積極的にちょっかいをかけている。
無人島サバイバル試験にて互いに交戦。
これにより、伊吹は天沢を堀北に次いでライバルと見なしたらしく、体育祭や交流合宿では堀北と組んで天沢に勝負を仕掛けようとしていた。
綾小路の忠犬。
当初は綾小路を退学に追い込もうとしたと見なされたため、彼女からは警戒されていたが八神が退学に追い込まれた後は立ち直ろうとする彼女を応援すると発言していたりと態度がやや軟化した。
さらにお互いの事情もあって何やかんやで行動を共にする機会も多く、友人となる日も近いのかもしれない。
同じホワイトルーム5期生で天沢とはそれなりに長い付き合い。
天沢とは逆に八神は綾小路に憎悪の感情を抱いている。
天沢は彼が退学に追い込まれた際には悲しんでいた事から二人の仲は良好だったと思われる。
クラスメートの男子。
現時点では直接的な絡みは見られないが、彼はホワイトルームの事情を知っているため、当然ながら天沢の事もホワイトルーム生として認知しているものと思われる。
天沢からはクラスのリーダー、もしくは参謀的な存在と見なされている。
【余談】
元々は麻宮という苗字だったが、何かしらの諸事情で現在の苗字に変更されている。
メスガキキャラ、髪色、髪型、性格、口調などから
こいつを思い浮かべた読者もいるんだとか。
当時は名前にある花言葉が話題になった椿桜子や成り済ましの可能性が囁かれていた八神拓也に次いで彼女を疑う声も多数存在しており、2年生編4巻にてその答えが明かされる形となった。
なお、正体判明前には停職に追い込まれた坂柳成守が綾小路のために呼び寄せた助っ人なのではないか?と予想する声も一部で見られていた。
「せんぱ~い!私の項目を追記・修正してくださいよ~!」
- 建て主です。これが初の項目作成となります。この調子でよう実関連の項目が増える事を祈ってます。 -- 名無しさん (2025-01-04 23:28:59)
- お疲れ様です。丁寧に、わかりやすくまとまっていて助かります。 -- 名無しさん (2025-01-05 04:18:25)
最終更新:2025年04月10日 09:41