登録日:2025/01/03 Fri 00:35:00
更新日:2025/04/06 Sun 13:30:04
所要時間:約 10 分で読めます
出典:『ようこそ実力至上主義の教室へ』 第1話 『悪とはなにかーー弱さから生じるすべてのものだ。-as ist schlecht? - Alles, was aus der Schwäche stammt.』より
2017年7月~12月/Lerche/© 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
【プロフィール】
学籍番号:S01T004651
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス(堀北クラス)
性別:男性
身長:176cm
誕生日:10月20日
星座:天秤座
趣味:読書
特技:
チェス、ピアノ
好物:探求中
苦手な物:特になし
部活動:無所属
自分の好きな所:特になし
自分の嫌いな所:教科書通りに動くこと
いつもいる場所:自室
CV:千葉翔也
【パラメータ】
学力:C |
身体能力:C⁻ |
判断力ːC⁻ |
知性:C⁻ |
協調性:D |
入学時 |
学力:A⁻(81) |
身体能力:B⁻(61) |
機転思考力:D⁺(40) |
社会貢献性:B⁻(62) |
総合力:B⁻(62) |
2年時(OAA) |
※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称
【概要】
普段は目立たず、学力、身体能力共に平均的な生徒と学校側や周囲にも認識されているが、実態は目立つことを避け、平凡・平穏な高校生活を望むが故に彼が意図的に平均に合わせているからであり、本来の実力は常人離れした頭脳・学力・身体能力・格闘センスを兼ね備えている。
一言で言えば『能がありすぎる鷹は爪を隠す』みたいな人物。
しかし、物語が進むに連れて彼の真の実力を知る者も増えていく。
【人物・性格】
普段は無口でコミュ力も高くなく、やる気も出さずつかみどころのない性格をしている。
基本的には抑揚のないしゃべり方をし、冷静沈着で喜怒哀楽を表すことはない。
このためクラスでもどちらかといえば孤立しているが、物語が進むに連れて交友関係も広がっていく。
どこか謎が多くミステリアスな彼だが、容姿は比較的整っており複数の女子生徒から『カッコイイ』と思わることもあり、物語が進むに連れて実際に彼に好意を寄せる女性キャラ(人間関係を参照)も増えていることから女子受けはかなりいい。
そんな彼だが本性はかなり冷徹で利己的な性格をしており『合理主義の塊』のような人物で勝利至上主義者でもある。
他人に対しては自分にとって今後利用価値があるかどうかをまず基準に考え、自分にとって利用価値がないと判断すれば、自分に好意を寄せる相手や親しくしていた相手でも私情を挟まず切り捨てる非情な決断も躊躇なく行う。
逆に自分にとって利用価値があると判断した相手に対しては惜しみなく手助けをするなど強い二面性がある人物である。
とはいえ、自分に無害な人間に無意味な暴力を振るうことはなく、他人に対しても核心をつく助言をすることや、人助けをすることも少なくないので根っからの悪人という訳でもなく、作中の登場人物から『話しやすい』と称されることも多々ある。
【能力】
前述の通り、意図的に平均に合わせているため、周囲からは平均的な学力、身体能力と認識されている人物だが、実際は常人離れした能力を有している。
これは彼の父親が運営する人工的に天才を養成する『ホワイトルーム』という謎の教育施設で育ち、物心つく前から過酷な英才教育を受けてきたからである。
この施設は子供にあまりに過酷な訓練を施すことから脱落者が後を絶たず、最終的に生き残ったのは綾小路のみであることから『ホワイトルームの最高傑作』と称されている。
学力に関しては本人曰く『
入学してから解けないと思った問題は1問も存在しない』らしく、点数も何点取るかを決めて点数調整を行う離れ業も可能。
本気を出せば同学年どころか教師も解けないような高度な満点阻止用の
数学問題をいとも簡単に解いて満点を叩き出すのも朝飯前と言える程、一般の高校生から並外れた学力を有している。
身体能力に関しても常人離れしており、握力も軽く調整して60kgを出し、リレーでも学校屈指の実力者である堀北学と互角に渡り合える程足も速い。
喧嘩の腕も、龍園翔をはじめとした同学年屈指の武闘派生徒が4人がかりでも全く相手にならず一方的に赤子扱いし、軽く完勝する程である。
そんな完全無欠に思える彼だが、その本質は吸収力と応用力であり、簡単に言えば『
飲み込みが異常に早い』タイプの天才である。
逆に言えば初めてやった分野を初見で即完璧にこなせる天才というわけではない。
もちろん身体能力は高い為ある程度はこなせるものの、
バスケでは強豪校から推薦も来ていた程のプレイヤーである須藤相手には「経験の差で負ける」と自己分析しており、
完全未経験かつ身体能力もほぼ必要としない輪投げ等を始めてやった際は人並程度の成績しか残せていない。
また、高度育成高等学校入学前の人生の大半をホワイトルームで過ごしてきた為、一般常識には非常に疎く、アイスやカップラーメンを食べたことがなかったり、エチケット袋の使用方法もわからない程である。
またサブカルチャーや流行にも非常に疎く、有名アニメの問題が出た際には一問も答えられなかったり、同学年の女子にとっては常識であった『
タピる』の意味も全く理解できず思考停止状態になるほどであり、
堀北に呆れられていた。
+
|
2年生編の内容につき、原作未読者はネタバレ注意! |
満場一致試験で佐倉を切り捨てたのにもそれが表れており、「佐倉が休業中とは言え現役グラビアアイドルである事を知っている」事に加えて「試験後の文化祭でメイド喫茶を行って佐倉もメイド役の一員として参加する事を知っている」状態にも関わらず、クラス内で一番戦力にならないからと切り捨てている。
能力的にほぼ同等だった池の事をコミュ能力とキャンプ知識に代表されるサバイバル能力を見て使いどころがあると判断し、それに対して佐倉を「使いどころがない」と判断している為、「クラス単位の出店の売上勝負の特別試験である文化祭試験において現役人気グラビアアイドルがメイドとして働くメイド喫茶がどれほど客を集めるか」について恐らく一切理解をしていない。
|
【人間関係】
クラスメートで綾小路と隣の席の女子生徒。
この物語のもう一人の主人公と言える人物。
物語初期の堀北は誰ともコミュニケーションを取らなかったが、綾小路とは席が隣で孤立している者同士であった為か、堀北にとってはクラスで一番会話する人物が綾小路であった。
綾小路も当初は堀北を隠れ蓑として利用しているにすぎなかったが、物語が進むに連れて堀北に対する感情も変化していき、堀北も綾小路を重要な存在だと認めていく。
ヒロイン候補その1。
クラスメートの女子。
物語最序盤は全く接点がなかったが、船上試験を期に関係を持つようになる。
堀北にはない女子への影響力を高く評価して彼女を守る代わりに自分の助手に任命して深い関係になっていく。
軽井沢にとっても龍園から拷問を受けていた際に助けてくれて過去のトラウマから解放してくれたことから、綾小路に対して信頼と好意を寄せるようになっていき、一年生末では交際関係に発展するようになる。
クラスメートの女子。
堀北と同様に物語初期から比較的関わることが多かったが、彼女の裏の顔である本性を偶然知ってしまったことで、彼女から堀北と同じく退学させるターゲットとして狙われることになる。
ヒロイン候補その2。
クラスメートの女子。
物語序盤で起きた暴力事件の折、事件の目撃者だったことがきっかけで接点を持ち、入学してから悩まされていたストーカーから助けてくれたことで好意を寄せるようになる。
内気な彼女なりに勇気をもって綾小路グループに飛び入り参加して綾小路と距離を縮めようとするが……。
ヒロイン候補その3。
クラスメートの女子。
軽井沢同様に最初は全く接点がなかったが、体育祭での綾小路の活躍を見て彼に一目惚れ。
ペーパーシャッフル試験頃には距離を縮め、デートまでしている。
その後、女子の中で最初に綾小路に告白したがフラれている。
担任の教師。
綾小路の家庭の事情を知っている数少ない人物の一人で、それをネタに自身の野望であるAクラスを目指すように綾小路を脅して利用しようと仕向けるが、後にそれがハッタリであることが綾小路にバレてしまう。
茶柱からは『クラスで1番の不良品』と称されている。
ヒロイン候補その4。
同学年のクラスリーダーの女子生徒。
綾小路の過去を知る数少ない人物。
プライドが高く攻撃的で自分以外の者を簡単に認めない坂柳だが、綾小路に対してのみ一目置いてソフトな態度を見せており、恋愛感情に近い感情を抱いている。
綾小路も坂柳の実力に関しては非常に高く評価している。
ヒロイン候補その5。
同学年のクラスリーダーの女子生徒。
一之瀬本人が作中の登場人物の中ではトップクラスの社交性を持つことから綾小路と物語初期から関わりを持つことが多かった数少ない他クラスの人物。
1年生時に幾度となく綾小路が彼女を助けたことにより綾小路に想いを寄せるようになっていく。
船上試験で綾小路の作戦を看破していたことから、作中で綾小路に一矢報いた事がある数少ない人物の一人でもあるため、綾小路も彼女の人柄や実力は高く評価している。
同学年のクラスリーダーの男子生徒でライバル関係。
当初は龍園から『堀北の金魚の糞』としてしか認識されていなかったが、やがて堀北クラスを影で操る黒幕として対峙し、綾小路が完勝したことから龍園は綾小路に対してライバル意識を持つようになる。
綾小路も龍園のポテンシャルは高く評価しており、勝つためには手段を選ばない考え方が自身と非常に似ていることから、龍園の成長にはかなり期待している模様。
ちなみに綾小路と龍園は誕生日が同日である。
ヒロイン候補その6。
同学年の女子生徒。
同じ読書が趣味で彼女と考え方が似ている部分もあることから気の合う友人関係として接している。
綾小路から下の名前で自発的に呼ばれている唯一の女子生徒であり、冷徹な綾小路も彼女には心を許している模様。
彼女の洞察力や思考力は綾小路も高く評価しており、クラスのリーダーではない同学年の人物で綾小路が一目置いている数少ない人物の一人。
クラスメートの堀北の実兄で学校の生徒会長を務める男。
初対面で綾小路の実力を看破しており、堀北学が1年で唯一生徒会に勧誘した人物が綾小路である。
綾小路も学のことは素直に尊敬しており、彼との関わりで綾小路が今後の学校生活での目的を見つけたことから綾小路に非常に大きな影響を与えた人物となった。
ヒロイン候補その7。
後輩女子。
過去の一件から最初は恨まれており、といっても、綾小路に非はないが退学に追い込まれそうになったが、無人島サバイバル試験以降は綾小路の調教もあって立派な忠犬と化した...かに思われたが、まだ何やら一悶着あるようで?
ヒロイン候補その8。
後輩女子。
ホワイトルームの5期生であり、実は清隆とは10年近くも同じ屋根の下で暮らしていた。
もちろん、実感は皆無だがそんな綾小路に対しては崇拝の感情を抱いており、彼には忠実。
綾小路も最初は天沢を警戒していたが、今では彼女の事は扱いやすい後輩という認識であり、頼み事をする事もある。
実の父でホワイトルームの運営者。
彼から逃げ出したことが高度育成高等学校に入学するきっかけとなった。
篤臣も清隆に対しては『自身の最高傑作』としてしか認識しておらず、親子の情は微塵も存在せず仲は最悪。
綾小路も内心では『篤臣の最高傑作』である自分を倒して篤臣を否定してくれる存在を渇望している。
最後に、追記・修正さえしてくれれば…それでいい。
- 建て乙です。様々なラノベ主人公がいる中でも、あれだけ冷徹な思考を貫ける主人公もそうそういないですね。結ばれるヒロインがいたら、いろんな意味で大変そうだ。 -- 名無しさん (2025-01-03 10:59:23)
- 龍園の方が背が高いと思ってたらこっちの方が身長高くてびっくりした。 -- 名無しさん (2025-01-04 07:11:04)
- おつです。よう実の個別項目って、この建ったばかりの綾小路と天沢のしかなかったのか……! -- 名無しさん (2025-01-05 04:20:25)
- 一般常識には非常に疎いのに天才を作る施設の最高傑作扱いって無理がある気がするんだが。能力が必要とされている状況では一般常識を知らなくてもいいとかホワイトルームが作ろうとしてる天才は一般常識を知らなくても全く問題ないとかそういう理由があるの? -- 名無しさん (2025-01-05 04:53:28)
- ↑でも歴史を見ていると天才と呼ばれる人々が一般常識に疎い、そもそも関心がないって珍しくないからな。篤臣が受験・学力の天才を目指していたのなら一般常識をノイズと考えてもおかしくないのでは。 -- 名無しさん (2025-01-07 14:08:27)
- それはわかるけどその天才は得意分野で才能を発揮しているからなぁ。極端な話将棋の天才を作ったとしてそいつに野球の才能が全くなくても問題ないわけだし。結局主人公は何の天才なのか、ホワイトルームはどんな天才を作ろうとして主人公は何をもって最高傑作と判断されたのかがわからんのよね。今後明らかになるとかかもしれないけども -- 名無しさん (2025-01-19 11:40:29)
- 一般常識は文字通り一般人(=凡人1) -- 名無しさん (2025-03-01 23:20:39)
- ↑ミス。 一般常識は文字通り一般人(=凡人)でも補えるから、凡人では手に届かない能力をきわめてそれ以外の点は周り(部下)の凡人が補うという方針なんじゃない? -- 名無しさん (2025-03-01 23:21:43)
最終更新:2025年04月06日 13:30