エルフフェンサー(ユニコーンオーバーロード)

登録日:2024/01/14 (火曜日) 20:00:21
更新日:2025/01/26 Sun 09:32:17
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ATLUS×ヴァニラウェアのSRPG「ユニコーンオーバーロード」に登場するクラスのひとつ。


+ 目次


●概要


エルヘイム軍の戦力の中核を担うエルフの剣兵。
白肌のエルフは弓に長じる者が多く、どちらかというとダークエルフがこちらのクラスに就く比率が多いらしい。*1
独特な動作の剣術に魔法を組み合わせた戦技を操り、本来は物理職では崩しにくい重装兵の守りを貫く。
また、味方を弓などの飛び道具から守り、攻撃を回避する術なども使える。

男性はシャムシールのような曲刀を携え、頭部の全面を覆う兜と爪のような鋭い手甲を身に着け、常に前傾姿勢に構えた異形の騎士。
厨二病感溢れるスタイリッシュさとカッコよさがある。

女性の方はというと、武器はレイピアのような細身の直剣に鎧...として機能しているのかツッコみたくなるビキニアーマーのような、鼠径部から尻までほぼ丸見えの露出度の高い物。
エルヘイムがスケベエルフの森と呼ばれる要因のひとつ

●特徴


◯長所

  • 物魔両対応の剣士であり術師
スキルは物理・魔法両方の値で攻撃出来る物を備えており、あらゆる敵にダメージを通しやすい。
また、術師の特性も持っているので術師専用アクセサリが使用可能。
具体的には各種「セイバー」系の術書・使い魔のチョーカーでの「ソーサリーコネクト」などを発動させられる。
ウィッチやウィザードは他の自前のパッシブにPPを回したい場合も多いので、PPに余力を持たせやすいエルフフェンサーは適任である。


  • 回避付与のスキルによるサポート
自身に回避を付与したり、遠隔攻撃に反応して味方に回避を付与するスキルを持つ。
回避の低いユニットを延命させたり、必中付与の無い弓兵の攻撃から飛行兵を守る事が出来る。


◯短所

  • 能力値が中途半端
能力値はいずれもSに届く物が無いバランス型。
攻撃力は物理・魔法共に並程度、回避付与のスキルを持つとはいえ防御力や回避力も前衛に立たせるには心もとなく、行動速度もやや遅めの部類に入る。
武器も物魔両方に数値が乗る剣は性能的に恵まれた物が少ないのが痛い。
エースとしての運用はさせづらく、役割をハッキリさせないと他クラスの劣化になりやすい。


  • スキルの効果が限定的
自前のパッシブスキルはいずれも発動の制約が独特で、特定の条件下でなければ発動しないものばかり。
能動的に発動させる手段は豊富だが、ゲームに慣れていないと性能をフルに発揮させるのが少々難しい。


  • 雇用コストが高め
ネームドキャラは男女合わせて2人が加入するが、追加で雇用する場合はクラスチェンジの無い上級職扱いなので勲章が30個必要になる。
順当にストーリーを進めていた場合、エルヘイムに突入したばかりの時期は部隊拡張や解禁されたばかりのクラスチェンジに勲章を回す頃でもあり、
勲章の入手にもやや手間がかかるのでリソースと相談して雇い入れるかを検討したい。


総じて、ユニットとしてもスキルの性能も全体的に使用感が独特で、スキルの発動条件やそのシナジーまでを考慮して運用する必要がある中~上級者向けのクラス。
特にデバフをトリガーにして発動するスキルのコンボの構築に向いているので、それらを学ぶ上ではうってつけである。
彼らを上手く動かす事が出来れば立派な脱初心者と言えるだろう。


●スキル


アクティブスキル

  • ライトニングソード
敵単体を雷を纏わせた剣で攻撃する。
物理・魔法ともに威力75で、命中すると気絶を付与する。
物魔両対応なので重装系の防御も貫け、気絶による行動阻害のオマケもついてくる。
しかし、エルフフェンサー自身の行動速度がそれほど速い部類ではないので、気絶を生かすなら速さを補強するか自分より遅い相手に的を絞りたい。


  • グレムリングレイブ
地面を槍のように隆起させて敵を貫く前後列貫通攻撃。
対象が騎馬系の場合はPP-1。
こちらは純粋な魔法攻撃で、性能も騎馬に対する特殊な効果を発揮する以外は比較的オーソドックスな性能。
地面属性なので飛行系には命中しない点に注意。


  • ミラージュスタブ
分身を生み出して共に敵1列を攻撃し、自身に一度だけ攻撃を回避するバフを付与する。
威力はライトニングソードと同じく物魔ともに75。
AP2とコストが重くなった変わりに攻撃範囲が広く、自己バフが乗るようになった。
ただ、威力がこのクラスのスキルとしては控えめなので、それだけのAPを支払ってまで使うかはやや微妙な性能。
これを切って他のスキルにAPを回して手数を増やすのも充分に検討の余地がある。


パッシブスキル

  • シルフィードバリア
味方が遠隔物理攻撃をされる直前に発動。
対象の味方に一度だけ回避のバフを付与する。
飛行系や耐久の低い術師を間接的にカバー出来る。
攻撃種別が限定的かつ必中スキルに無力な点、エルフアーチャーの「アイシクルアロー」のような
複数を同時に狙ってくるスキルには1人にしか回避を付与できない点に注意。
遠隔攻撃対策として近い役割のアローカバーとは必中攻撃に無力の代わりに、回避させるので追加効果のデバフも受けないという相互互換。
アローカバー目的でファイターを採用しているならば、とりあえず入れ替えてみるだけでも最低限は機能する。


  • ウィークリームーブ
自身にデバフが付与された時に発動。
デバフを全て解除し、自身に一度だけ攻撃を回避するバフを付与する。
シャーマンへの対策の他、自身がデバフを受ける変わりに他の味方にバフを付与するスキルとの相性が良い。
これらは往々にしてバフの倍率も高いので、起用するなら是非とも活用したい。
特に「ソーサリーコネクト」とのコンボが術師でもあるエルフフェンサーに最適。


  • イヴェイドアクト
攻撃を回避した時に発動。自身のAPを+1する。
豊富な回避付与の手段を持つ事とシンプルな条件から発動機会は多く、手軽に手数を増やせる。


ブレイブスキル

  • サンダークラウド
指定した方向に雷雲を発生させ、魔法威力50の落雷で敵部隊を攻撃する。
進軍先の敵を前もって削っておけるが、ダメージ量が小さく性能は微妙。
ブレイブ消費は2とそこそこだが、もう1払えばナイトワイバーンナイトがより強力なブレイブスキルを使えるので、そこまで貯まるまで我慢する方が得策か。


●キャラクター


  • イシリオン
ララノアによって才を見出され騎士となった男性のダークエルフ。
首都が陥落した際には地方に出向いていたため難を逃れており、帰還後は敗残兵をまとめ上げてゼノイラに抵抗していた。
撤退戦を仕掛けつつ街に潜伏していたがゼノイラ兵に見つかり、あわや全滅しかけたところをロザリンデと共にエルヘイムにやってきた解放軍が駆けつけ、そのまま合流する。
伝説の武具に関する逸話を知る者でもあり、彼が加入すると各地の環状列石から隕鉄石を入手出来るようになる。
さらにそれをバストリアスにある石像に一定数捧げる事で強力なメテオライト武器が得られる。
やや覚えにくい名前だが隕鉄石を掘ってくれるから石リオンで覚えれば名前を間違えることは無い。


  • ララノア
ロザリンデの近衛騎士を勤めていた女性のダークエルフ。
ゼノイラの軍勢に抵抗していたがロザリンデを逃がすために捕らえられた後、支配の術で操られて城塞都市ヴォーリターンを管轄していた。
ロザリンデと共にやってきた解放軍と交戦するも敗北し、アレインが指輪による浄化を行って正気を取り戻した事で解放軍へ加入する。
ロザリンデへの忠誠心は厚く、またイシリオンの才覚を見出して彼を騎士に推薦した恩師でもある。
アレインに対してはロザリンデが入れ込む理由を探り出そうとするなど、どこか小姑のような気質が見られる。
そんな彼女にも乙女の指輪を渡す事が出来るのも本作のおもしろいところ。


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最終更新:2025年01月26日 09:32

*1 ライブラリの説明文より。作中で仲間に加わるネームドキャラでダークエルフのアーチャーは1人もいない。白肌のエルフフェンサーも同様で、砦での雇用に限られる。エルヘイム領内の地域によってエルフとダークエルフが居住している比率が異なっており、そこではエルフのフェンサー、ダークエルフのアーチャーもモブとして存在している。