ワイバーンナイト(ユニコーンオーバーロード)

登録日:2025/01/06 (月曜日) 11:21:32
更新日:2025/04/22 Tue 21:26:51
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ATLUS×ヴァニラウェアのSRPG「ユニコーンオーバーロード」に登場するクラスのひとつ。


+ 目次


●概要


◯ワイバーンナイト

飛竜に跨り、空を駆け槍を振るう竜騎兵。
女性のみが属するクラスで、「竜の国」とも呼ばれるドラケンガルドの中核を担う戦力にして象徴的な存在。
空中からの強襲を得意とし、特に騎馬兵にとっては恐るべき脅威となる。
また、槍による攻撃だけでなく飛竜が吐き出す炎によって敵を骨まで焼き焦がす。

同じく幻獣に跨るタイプの飛行兵であるグリフォンナイトと比較すると、グリフォンより竜の方が膂力があるのか、跨る騎士が全身に鎧を纏った重武装であるにもかかわらず、機動力がほとんど変わらない。
そして鎧のせいで乳揺れが見られない


◯ワイバーンルーラー

ワイバーンナイトがクラスチェンジした上級職。
自分が傷つくほどにその攻撃力が高まっていき、地上にいる敵に対して無類の強さを発揮する大空の覇者。
彼女達が操る竜の咆哮は、歴戦の猛者でさえ畏怖するという。


●特徴


◯長所

  • 高い空対地性能(特に対騎馬兵)
飛行兵共通の特性による地上ユニットに対する高い回避力や、特に騎馬兵に対してメタを張るスキルを数多く持つ。
また、クラス専用武器にも強力なスキルを備えた物が存在している。
ほぼ全ての攻撃が遠隔属性なので、隊列を無視して耐久の低い後衛を殲滅していく事にも長けている。

グリフォンナイトと比べると攻撃・耐久共に高い数値を備えており、弱点の弓も場合によっては1、2発ほど耐えることが可能。


  • 自己防御と強力なデバフ
こちらもグリフォンナイトには無い強み。
スキルが攻撃と自己強化にやや偏っているあちらと比較すると、攻撃の無効化や敵の行動速度を落とす等の搦め手も持っており、攻撃以外でも役割が見込める。


◯短所

  • 弓兵に弱い
飛行兵共通の弱点。
先述の通り物理防御に優れるので、1、2発程度の被弾やアシスト射撃程度なら耐えられることもある。
しかし矢が直撃すれば致命傷を負うことに変わりはないので、弓兵を見かけたら極力接敵は控えるのが吉。


  • 魔法防御が脆い
ワイバーンナイトにとってはむしろ弓兵よりも警戒すべきはこちら。
高い物理耐久と引き換えに魔法防御は低く、強力な魔法攻撃をくらえば一撃で叩き落される。
術師は総じて物理耐久が低いので、何とか攻撃をしのげば返しの一撃で逆襲する事も可能ではあるが、盾を装備できない以上は魔法防御を補強する手段も限られてくる。
術師のいる部隊には接敵しない事が最善策となる。


  • アクティブスキルのコストが高め
専用スキルとして全体攻撃等の強力なアクティブスキルを多数持つが、いずれもAPの消費が重い。
それらを中心に運用すると、攻撃の手数自体は少なくなりがち。
各種ペンダントでAPを補強してあげたり、上手くスキルを回せるように部隊編成を考えてあげる必要がある。



グリフォンナイトと比較すると能力値とスキル構成がより戦闘向けになっており、前衛としての適性が高まっている。
しかし、あちらはブレイブスキルの「ファストエール」を始めとした組み込む部隊を選ばない汎用性の高さが持ち味で、対騎兵の火力も高い。
ワイバーンナイトを採用するなら、いかにこれらの要素から差別化を図るかが求められる。


●スキル


アクティブスキル

  • パイルスラスト
ワイバーンナイトの基本攻撃。
同クラスの中ではAP消費が少なく、騎馬に対しては威力が上がる扱いやすいスキル。


  • ファイアブレス
敵1列を飛竜の吐く炎で焼き払う。命中すると炎上を付与する。
遠隔属性なので隊列を無視しての攻撃が可能な上に、見た目に反して物理攻撃なので各種「セイバー」系のバフにも対応。
「アイスセイバー」や「サンダーセイバー」と組み合わせると相手を燃やしながら凍結させたり気絶させるなどの芸当も可能。
「フレイムセイバー」を付与した場合は炎上レベルが2上がるので追加効果が無駄になる訳では無い。

  • テンペストドライブ
ワイバーンルーラーになると習得できる。
威力150の敵前後列貫通攻撃。
騎馬の場合はガード不能、さらに自身のHPが50%以下の場合は必中・会心攻撃になる。
対騎兵ならそのままでも充分だが、追加効果も乗せると凄まじい火力を叩き出すワイバーンルーラーの必殺技。
安定して発動を狙うなら「タフネス」との併用も視野に入るか。


  • ドラグーンダイブ
ワイバーンナイト系専用の武器「竜騎士の戦槍」に内蔵されたスキル。
1ターンのチャージ後に敵全体を攻撃し、地上にいる敵に対しては威力が+50される。
そのままでは発動までが遅く扱いにくいが、「クイックキャスト」によってチャージを踏み倒す事で強力な全体攻撃に化ける。
順当に攻略していけば2番目の攻略地点であるドラケンガルドのクエストで入手が可能で、全体攻撃系スキルでは早期に戦略に組み込みやすいのも嬉しいポイント。
これを軸にするなら会心や必中、状態異常を付与するなど、周囲に積極的にサポートさせて、敵を一撃で粉砕する必殺技にしておきたい。


パッシブスキル

  • グランドカウンター
アクティブスキルで攻撃された時に発動。敵1体に反撃し、騎馬系の場合は威力+100。
素の威力は50とそのままでは平凡なカウンタースキルだが、対騎兵に対しては低コストでの威力150攻撃に早変わり。
騎馬の編成されている部隊には積極的にぶつけていきたい。
また術師や弓兵といった弱点を付ける兵種は総じて低耐久であり、たかが威力50の反撃と言えど一撃で落とせなければ、反撃でこちらが無視できないダメージを負うケースが敵の耐久の上がる高難易度では頻発する。
アイスショットで凍らせれば反撃も封じられる一方、ダブルショットで仕留めそびれた結果2体のワイバーンナイトから反撃を受けてしまうなど、この手のスキルの例に漏れず敵が使って来た時の印象が強い。

  • ディフレクト
近接攻撃される直前に発動。近接物理ダメージを1ヒットだけ0にし、自身の回避を+20する。
0ダメージにできる攻撃は限定的だが、発動すればダメージ無効とバフを両立でき、前衛での壁としての安定感を高められる。
ソードマンのパリィと同じく命中時の追加効果や魔法ダメージ部分などは無効化出来ない。
このスキルのおかげで近接攻撃は命中しにくい上に、命中してもPPの限り1ヒット目なら0ダメージという地対空性能の高さを支えるスキル。

  • ドラゴンロアー
ワイバーンルーラーになると習得できる。
戦闘開始時に発動。飛竜の咆哮で相手を怯ませ、敵全体の行動速度を-20する。
開幕と同時に敵の足を鈍らせるデバフを撒き散らす強烈なパッシブ。
解除されなければこちらが常に先手を取り続ける事もできるし、解除を強要させればそれだけPPを削り取れる。
敵に使われると非常に厄介な搦め手なので、「ラピッドオーダー」で中和するか、先手を取る必要のあるユニットは最低限デバフを解除できる手段は用意しておきたい。


ブレイブスキル

  • ドラグーンダイブ
アクティブスキルの「ドラグーンダイブ」と同名のブレイブスキル。*1
指定した位置に上空から突撃し、範囲内のユニットに威力150のダメージを与える。
騎馬系の場合はダメージが1.5倍される。ナイトの「ワイルドラッシュ」同様に敵中に切り込んでいけるマップ攻撃系のスキル。
騎馬系のユニットに命中させればこれだけでも壊滅的な被害を与えられるが、ブレイブ消費は3と重め。
敵に使われてもかなり危険なスキルなので、ワイバーンナイトの配置には気を配っておきたいところ。


●キャラクター


  • ヒルダ
ドラケンガルド内で原因不明の死病が蔓延する地を管轄していた将軍。
クレリックのプリムは実の妹だが、おっとりした彼女とは対照的に厳格な性格の女騎士。
病を拡散させないために感染した者は全て隔離し、脱走しようとすれば例え新兵でも容赦無く手にかけるなど非情な手段を取ることも厭わない。
しかし、本来は妹思いの心優しい人物で、自分を押し殺して職務を全うしていた。
一時はゼノイラに吹き込まれた流言を信じてアレイン率いる解放軍と敵対し、プリムの説得にも耳を貸さなかった。
しかし、ゼノイラの所業を目の当たりにした事で考えを改め、「腕の良い竜騎兵が欲しくはないか?」と自身を売り込み、解放軍へ合流する。
半自動的に加入する味方が多い今作では珍しく、プリムでステージ中に会話を発生させないと仲間にならない。

「シスターの妹を持つシンボルカラーが赤の竜騎士」という属性は往年のSRPGファンならばファイアーエムブレムシリーズのミネルバとマリアを連想させられる。
本作は古今様々なSRPGのオマージュを盛り込んでいるため、恐らくだが意図的な物と思われる。



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最終更新:2025年04月22日 21:26

*1 アクティブスキルの方は「竜騎士の戦槍」装備時のみ使用可能となる特殊なスキルだが、ブレイブスキルのほうは当然ながら装備と関係なく使用可能。