霧崎第一高校

登録日:2025/01/24 Fri 00:10:00
更新日:2025/02/13 Thu 11:41:46
所要時間:約 10 分で読めます




霧崎第一高校とは週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『黒子のバスケ』に登場する架空の高校である。

概要


主人公黒子テツヤが所属する誠凛高校のライバル校の一つで、所在地は東京都

以前は普通の強豪校だったが、無冠の五将の一人花宮真が主力になってからは試合中にラフプレーを用いて対戦相手を負傷させる不穏な高校へと変貌した。
その実績(?)は、これまでの全ての対戦校に負傷退場者を出しているほど。

インターハイ決勝リーグには出ていなかったので、秀徳が誠凛に負けて出れなかったのと同様に、おそらく桐皇に負けて出れなかった可能性が高い*1

ユニフォームの色はアニメ版では緑色、制服は黒のブレザーで、花宮曰く『一言で言えば進学校でお坊っちゃん校』らしい。バスケ部とゴルフ部が盛んな模様。

チームの特徴としては、対戦相手をラフプレーで潰すのが基本戦術だが、誠凛の主将日向曰く『ラフプレーを行う際は一人が審判の目を遮ることで残り二人はやりたい放題が可能』と評されたり、花宮と瀬戸が連携することで全てのパスをスティールする事が可能な『蜘蛛の巣』を切り札としていたりとチームとしての連携なしでは不可能な戦術を主力技としている。

そのため、悪役校でありながら意外とチームプレイのレベルは高い。蜘蛛の巣はともかくラフプレーは方向性が間違っているが。また、主要メンバーは全員花宮と同じ2年生であるのも大きな特徴。

反則行為ではあるがチームとしての地力は高く、三大王者の泉真館を相手にWCでは圧勝し、誠凛をも終始追い込んで見せたほど。
逆にキセキの世代擁する高校には当て馬を起用するなど、勝つ見込みのない試合は行わない。そのため、緑間からは「反吐が出る」と嫌悪されている。

昔は監督もいたらしいが、花宮がチームを牛耳るようになってから花宮が主将と同時に監督も兼任している。

作中ではウィンターカップ出場をかけて誠凛と対決するが、僅差で敗れ誠凛にウィンターカップの切符をあけ渡した。


所属人物


CV:福山潤
身長179cm、体重67kg。背番号4、ポジションはPG。

無冠の五将』の一人で通称『悪童』。主将兼監督で性格は歪んでいるが、バスケの実力は一流の霧崎第一の大黒柱。

詳細は個別項目へ。

  • 山崎弘
CV:岩瀬周平
身長181cm、体重71kg。背番号8、ポジションはSG。

(パラメータ)(10段階評価)
身体能力:7/10 技術:6/10 スタミナ:8/10
特殊能力:6/10 精神力:7/10 合計:34/50

霧崎第一メンバーでは比較的目立たない2年生のSG。メンバーで彼のみラフプレーをしかける描写が無い。花宮から『ザキ』或いは『ヤマ』と呼ばれている。霧崎第一ではツッコミポジションの模様。
ラフプレーの描写がないからかあんまし良いところがないが、読者からは「チーム唯一の良心」と思われている。

  • 古橋康次郎
CV:桑畑裕輔
身長186cm、体重73kg。背番号7、ポジションはSF。

(パラメータ)(10段階評価)
身体能力:7/10 技術:8/10 スタミナ:7/10
特殊能力:5/10 精神力:8/10 合計:35/50

日向曰く『死んだ魚のような目』をしている2年生のSF。無表情で喜怒哀楽を表すことはない。
躊躇なくラフプレーを仕掛けるが、相手チームにバレていても悪びれもせず「笛は鳴っていない」などと平然としている。

  • 原一哉
CV:布施川一寛
身長188cm、体重75Kg。背番号10、ポジションはPF。

(パラメータ)(10段階評価)
身体能力:8/10 技術:8/10 スタミナ:6/10
特殊能力:6/10 精神力:7/10 合計:35/50

常に目元が髪で隠されており素顔が描かれたことはない2年生のPF。常にフーセンガムを噛んでおり、挑発的な物言いが特徴的。趣味は音ゲー
火神に肘を振り回してラフプレーを仕掛けたり、靴を踏んで火神のリバウンドを阻止するなど、こいつも積極的にラフプレーやダーティーなプレーをする。
それらの被害を受けてブチ切れた火神に殴られそうになるも、避ける素振りもせず、薄笑いを浮かべたまま棒立ちで殴られようとしていた。*2
黒子の消えるドライブの正体を「相手選手が瞬きした瞬間に抜き去る技術」と思っていた*3

  • 瀬戸健太郎
CV:四宮豪
身長190cm、体重76kg。背番号5、ポジションはC。

(パラメータ)(10段階評価)
身体能力:6/10 技術:8/10 スタミナ:6/10
特殊能力:7/10 精神力:7/10 合計:34/50

オールバックの髪型とおでこのホクロが特徴の2年生のC。相手が話し終わらない内から被せて話し始める癖がある。
センターとしての身体能力は高くないが、IQ160の頭脳によりメンバーで唯一花宮の思考速度についていくことができる。
それにより花宮と連携してパスコースを限定することで、花宮が全てのパスをスティールすることが可能になる『蜘蛛の巣』を展開できる。
他メンバー程ではないが彼も勿論ラフプレーは躊躇なく行う。誠凛戦では前半はベンチで寝ていたが後半から出場し、前述の花宮との連携スティールで誠凛を苦しめた。


  • 松本樹
CV:村上裕哉
身長179cm・体重66kg・背番号12・ポジションはC。

坊主頭のセンターで、瀬戸が出る前までの前半に出場していた霧崎第一のもう一人のセンター。
瀬戸とマッチアップした木吉曰く『当たりの強さだけならさっきの12番(松本)の方が上』と評されている当たり、身体能力等選手としての実力は瀬戸より上であることが伺える。
彼も当然ラフプレーを躊躇なく行い木吉にダメージを与えていた。余談だが身長180未満と作中のセンターにしては身長はかなり低い。名前は公式ファンブックで判明。


●余談


  • 作者も『霧崎第一には出来るだけムカついて欲しく、読者に嫌われても構わない』ぐらいのつもりで霧崎第一を書いたので、徹底的な悪役、ヒール役として描かれていると言ってもいい。実際作者もファンブックで霧崎第一に対して一言を求められた際は、『ここ(霧崎第一)にもし入部したいとか思う人がいたら軽蔑するぞ!』と短いが辛辣な一言を寄せている。しかし、読者からの人気は高く、主将の花宮は人気投票でトップ10に入っていた。

  • お世辞にもスポーツマンとは呼べない彼らだが、意外にも練習はきっちり行っている。花宮曰く「ラフプレー、もとい蜘蛛の巣は選手の基礎がしっかりできていないと最大限の効果が発揮できないから(要約)」とのこと。変なところで真面目なのも霧崎第一が人気が出る理由なのかもしれない*4

  • 悪童である花宮の元にノリノリでラフプレーを行うプレイヤーが同学校&同学年で数人以上集っているあたり彼らもある意味『キセキの世代』と呼べなくもない。


ちょうどいい…。追記、修正しろ。

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最終更新:2025年02月13日 11:41

*1 残り2校は泉真館と鳴成というモブ高校である為、花宮が所属している霧崎第一がこの2校に負けるとは考えにくい。現に鳴成はウインターカップ予選でクアトラブルスコアで敗れ、泉真館はウィンターカップ予選決勝リーグでは圧倒した。

*2 おそらく火神の退場狙い。ただし火神は黒子に止められたので未遂に終わった

*3 実際は火神に視線誘導した瞬間に抜き去る

*4 実際、他のスポーツ漫画の敵役にありがちな、チーム同士の仲が悪くなる描写は一切ない