登録日:2025/04/19 Sat 00:04:50
更新日:2025/04/20 Sun 23:00:02
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出典:『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』第1話『加護と令嬢とゴリ・ライフ』より
2025年4月~6月/鵲 (カチガラス)/©2025 シロヒ・神栖みか/KADOKAWA/ゴリラの神から加護された製作委員会
『
ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』は、シロヒによるライトノベルである。
「
小説家になろう」にて、2020年より2021年まで連載された(書籍化はされていない)
略称は「ゴリラの加護令嬢」。
【概要】
「
小説家になろう」に連載された
ファンタジー小説である。
ヒロイン視点で物語が進み、様々なイケメンキャラとの恋愛模様が描かれる女性向けの作品。
乙女ゲームのようなシチュエーションと言って良いだろう。
しかし、本作の特徴はタイトルから察する通り、主人公が「
ゴリラの加護」を授かっており、時に凄まじいパワーと戦闘センスを発揮する。
要はゴリラだけに「
ごり押し」の展開が見所になっている。
乙女ゲームにはそぐわないような設定に見えるが、相手役のルイとの恋模様は王道的な恋愛ものの流を踏襲している。
自分にとっては手の届かない王子様系キャラとの恋模様を切なく描いているのも見逃せない。胸キュンラブコメであると評する声もある。
また主人公のソフィアが素直な性格なのもあり、共感しやすい場面も多いところがポイントであると言えるだろう。
メディアミックス展開としては、神栖みか作画によるコミカライズ版が「カドコミ」内の「FLOS COMIC」にて掲載されている。
また、テレビアニメ版が2025年4月より放送されている。
なおこの漫画版、ニコニコ静画のコメント欄が明らかに野郎だらけという事である意味有名。
ゴリラが出てくるだけで「ノルマ達成」、ゴリラが書かれているコマがないと「ゴリラのいない日曜日」とタグが付くなど、主人公の動向や恋愛部分そっちのけでゴリラの登場シーンにやたら注目が集まる漫画となっている。
【あらすじ】
ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる
16歳になると、さまざまな動物神から加護を得られる世界――
気弱な伯爵令嬢ソフィア・リーラーは戦闘系最強と言われる『ゴリラの神』を引き当ててしまう。
平穏な学生生活を送りたいと悩む一方、その希少な力を求められ、王立騎士団から従騎士のスカウトを受ける。
圧倒的な力を隠しきれず一目置かれる中、
同じ学校に通う年上の従騎士ルイ・スカーレルをはじめ、有望な若手騎士たちはソフィアをやさしく見守ってくれて――
ゴリラの力から予想外の胸キュンラブコメ!
【キャラクター】
・ソフィア・リーラー
CV:中村カンナ
伯爵令嬢で名門学校に通っている。
優しく、控えめな性格な彼女であったが、16歳になると全員が受ける習わしである「加護の祭典」に参加した際、「
ゴリラ」の加護というレアな加護を授かることになる。
この加護は、驚異的なパワーと瞬発力を手に入れることが出来る
戦闘系最強スキルであることから、学校長から太鼓判を押されるほどの当たりの加護を引いたわけだが、当の本人からすれば、自身にそぐわないものであると感じて、周囲には隠している。
しかし、ゴリラの加護は王国において重宝されるものであるから、ソフィアは学園長の推薦もあり、王立騎士団の入団試験を受けることになる。
そこでルイを始めとする若手かつイケメンな騎士たちと交流することになり、彼らから興味を持たれることになる。
反面、(主にルイに関してだが)イケメンたちに目を引かれることから、周囲の女子生徒からやっかみを持たれることも事実である。
アニメでは能力を行使する際、ゴリラの姿が浮かび上がることから、
新手のスタンド使いを思わせる。
・ルイ・スカーレル
CV:大塚剛央
学園でも騎士団でもソフィアの先輩になる。
加護を授かる前の15歳にて王立騎士団に入団した実力者。
その美貌も相まって、学園の女生徒に絶大な人気を持っている。
普段は騎士団の仕事が多いことから学園には顔をあまり出さない。
騎士団の入団試験の際にソフィアと出会う。
そこで彼女に興味を持ち、親睦を深めることになる。
意外にも甘い物が好き。ソフィアとデートで喫茶店に訪れた際には、大量のケーキなどの菓子を頼んでいた。
・アイザック・シーアン
CV:川島零士
王立学園の騎士団を目指している青年。
「犬の加護」を有しており、脚力に定評がある。
背はすらりと高く、均整の取れた身体。
気さくにソフィアに接する姿勢が特徴である。
後にソフィアの通っている学校に転入してくる。
「犬の加護」を持っているため、聴覚が敏感。大音響になると苦痛を感じる。
・エディ・フェレス
CV:永塚拓馬
王立騎士団の仲間入りを目指している。
ソフィアと同い年である。よくソフィア・アイザック・エディの同年代3人組でつるむことも多い。
結果的にルイだけでなくイケメンに囲まれるソフィアはクラス女子から羨望と嫉妬の視線を向けられることになる。
アイザックのツッコミ役をすることも多い。
彼の持つ加護は秘匿とされている。
・アーシェント・アードラー
CV:仲村宗悟
王立騎士団の正騎士で射撃隊隊長でもある。
金灰色の髪に金色の虹彩が特徴的である。普通の人よりも瞳孔が小さく鋭いとされている。
「鳥の加護者」でもあり、その能力を活かして正確な射撃を得意としている。
「ゴリラの加護」を持つソフィアに興味を持ち、彼女とは射撃訓練の時から本格的に交流が始まる。
面白いことに首を突っ込むのが大好きな性格である。街中の女性からモテている。
・レオハルト
CV:梅原裕一郎
貴族の子爵である。ソフィアとは学園で開催されたダンスパーティーに出席した際に出会った。
ソフィアのライバル令嬢であるカリッサのダンスパートナーとして参加したとされているが、カリッサをよそにソフィアに興味を抱いている。
ミステリアスな性格で、謎の多い人物である。
【用語】
・加護の式典
この世界では16歳になると加護の式典に参加することで、動物に関する加護を授かることが出来る。
動物の種類は多岐にわたり、鳥系・魚系・獣系などの動物神からの加護を与えられる。
・ゴリラの加護
ソフィアが授かった戦闘系最強の加護である。
常人の数倍のパワーを出すことが出来、女性の細腕でも大きなタルを数個担げたり、成人男性を片腕で支えたり、軽い拳打でも相手を吹っ飛ばしてしまう怪力
ちなみに力の制御がうまくいかないソフィアは度々リンゴを握りつぶしたり、射撃訓練で使う銃を握りつぶしたりしてしまうという。
なおゴリラの瞬発力はすさまじく、時速40キロで走れる。これも能力に反映される。
ソフィアはこれを知らなかったために自身の能力に驚くこともあった。
・ディーレンタウン
ソフィアの通っている学園のことを指している。
王都にある全寮制の寄宿舎校である。
・ソフィアの実家
ソフィアは伯爵令嬢であるが、実際はそこまで裕福な貴族ではないとされている。
所有する領地も王都から離れており、広大な農地や鉱山資源が採掘される土地もない。
とても痩せた土地である。
王都近くの伯爵家から下にみられることも多い。
・王立騎士団
文字通り、国が誇る騎士団。上位になると、国王の護衛なども承ることがある。
ちなみに女性で就任した者はおらず、ソフィアが騎士団入りを果たしたら歴史的な偉業となる。
騎士団を始めとする王立機関への入隊は基本的にはスカウトという形で行われるのが一般的である。
【テレビアニメ版】
2025年4月から放送されている。
製作は鵲 (カチガラス)
大まかな流れは原作第1部からの流れを踏襲している。
OP:「イルミネイト」
仲村宗悟によるオープニングテーマ
ED:「セレンディピティ」
緒方恵美によるエンディングテーマ。
追記・修正はゴリラの加護を授かってからお願いします。
- ed、緒方さんなんだ -- 名無しさん (2025-04-19 14:54:05)
- レグロスがオープニング歌ってる -- 名無しさん (2025-04-19 22:01:42)
最終更新:2025年04月20日 23:00