F&C

登録日：2009/12/02 Wed 22:28:44
更新日：2024/05/13 Mon 20:42:13
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老舗アダルトゲームブランドの一つ。
そして多くの姉妹ブランドを持つ（でも数自体は今や他のメーカー*1に負けている）大手メーカーでもある。

会社法人としての「エフアンドシー株式会社」は1997年3月31日に設立され、それ以前は「有限会社キララ」「有限会社→株式会社アイデス」という社名だった。
アイデス時代に、どちらかといえばシリアス路線の「フェアリーテール」ブランドと
恋愛路線の「カクテル・ソフト」ブランドとが分岐して作品を製作し続け、
その2ブランドが看板として「エフアンドシー」という社名になったという経緯がある。
というか、多くのブランドを持ってはいても結局F&Cで通ってしまう（レコード会社で言えばエイベックス系レーベルが全部エイベックスで通っているようなもの）。

エロゲの運命を決めたと言われた「沙織事件」の『沙織』、
史上最悪の鬱ゲー『狂った果実』、
現在のエロゲの基礎として重要な『Pia☆キャロットへようこそ!!』と、エロゲ史上重要なゲームを生み出した会社である。
その重要性は、東のelf、西のアリスソフトに肩を並べると言ってもいい。　

アダルトゲーム初期の頃からあると歴史は古いが、何故か知名度が微妙で作品も安定しない。
原因は色々あるが、なんといっても「人材が安定しない」というのが最大の要因だろう。
みつみ美里・甘露樹・CHARMの三人衆を迎え入れながらみすみすleafに首刈られてしまった事、
人気IP『Natural』の絵描きが毎回代わっている事、
スマッシュヒットになった水月(エロゲー)のキャラデザ・シナリオが並んで退社してしまった事。
優秀な人材を見出してヒット作を生み出しながら、それが会社に定着せずブランドとして築けずに終わることをえんえんと繰り返しているのがこの会社でもある。

寧ろ作品よりも、人気の有無に関わらず移植や逆移植を繰り返したり続編やFDを出す「F＆C商法」の方が有名。
要は曲芸商法だが、断腸の方がよりえげつない事で曲芸の方が有名。

作品一覧

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