ベルノライト(ウマ娘 シンデレラグレイ)

登録日:2025/08/28 Thu 23:41:00
更新日:2025/09/19 Fri 17:49:01
所要時間:約 5 分で読めます




ベルノライトは、『ウマ娘 シンデレラグレイ』の登場キャラクター。
史実で活躍した「とある競走馬」がモチーフと言われるオリジナルウマ娘。
CV:根本京里(PV) / 瀬戸桃子(アニメ)

◆プロフィール


誕生日:5月22日
身長:146cm
スリーサイズ:B89・W53・H77
モデル:ツインビー(1985年5月22日~ ? ♀)?


◆概要


主人公であるオグリキャップと同じくカサマツトレセン学園の新入生の一人。
シンデレラグレイのメインキャラクターの一人であり、2巻表紙担当。愛称は「ベルノ」。

いわゆるトランジスタグラマー体型で髪は栗毛に真ん中が白い髪になっているのが特徴。
また、左右に「B」の形の髪飾りを付けている他、左耳に赤いリボンを結び付けている。
温厚篤実な女の子であるが、オグリがいじめられそうになった時に果敢に立ち向かうことから芯が強いことがわかる。

父親がウマ娘専門のスポーツ用品店「SPORTS LIGHT」の社長であり、彼女もスポーツ用品の知識が豊富。
後に、プールに温泉付きの豪邸の別荘を持つほどの資産家であることが明かされている。実家が太い。
なのでオグリの初戦後、靴に関しては素人の北原に頼まれ、靴について分かっていないオグリの新しいレース用靴を一緒に選びに行った。
可愛いデザインに内心引かれていたオグリに対して「これならどう?」黒い無骨な靴を選び、蹄鉄についても分かっていないオグリに
この蹄鉄がいいとアドバイス。オグリの役に立てるならとはにかむ彼女にオグリも気合を入れなおす。
(オグリ自身踏み込む力が強すぎて、カサマツのダート場に「怪物か……?」とダート場を直しに来たスタッフがドン引きするぐらいの
足跡を残せるため、ちゃんとした靴ではないとオグリの力を受けきれないうえに彼女の力を発揮できなかった)
オグリの実力に耐えきれる靴+蹄鉄いくつかの値段は合計して八万二千五円(税込み)。領収書をもらった北原は蒼い顔をした。
ここまでかかるとは思わなかったのだろう。無理もない。

意外にも手先が器用で、1からアルミ合金で芝用の蹄鉄を作り上げたこともある。(カサマツというか地方はダートメインで芝は
大きいところではないと走らないし勝手も違う)
コミックス版だとおまけ絵や説明ぐらいでしか言われていないがアニメ版だとアルミ合金を買ってきて施設で蹄鉄を作った。北原は付き添いでいたが「作るの?」とやや引いていた。

デビュー戦で敗北後、早々に自分の実力に見切りをつけ、オグリのサポートに徹することを決意。
中央トレセン学園にスタッフ研修生として編入試験に合格して編入することになる。
以降もオグリと共に行動することが多く、休みの日なども一緒に遊びに行ったりしている。

◆作中の活躍


カサマツ篇

勉学やトレーニングを頑張り、いつかは自分もレースに立つことを夢見てカサマツトレセン学園を入学。
だが入学初日、オグリが隣の席になったことでベルノの運命が変わる。
最初はオグリと友達になろうと近づくものの、マイペースなオグリとコミュニケーションを取るのに苦労していた。
その後、オグリが北原穣にスカウトされた時に、オグリに誘われる形で北原のチームに入ることになり、オグリとの友情を育むことになる。

初めは北原から指導を受け体力作りから始めるように言われており、デビュー戦に備え走り込みを続けてきた。
だが、デビュー戦で敗北後、レースで自分が足りないものが多過ぎることを自覚する。
そして早々に自分の実力に見切りをつけて、オグリのサポートを続けるために中央トレセン学園にスタッフ研修生として編入試験を受け合格。オグリと共に中央トレセン学園に編入することになる。
……当の北原が涙を呑んでオグリを見送った一方でしれっとベルノは付いていく権利を獲得、というギャグオチとなっているのだが、スタッフとしての編入とてそんなに簡単ではないはずであり、そのやり手ぶりが光る。


中央編入篇~白い稲妻篇

中央トレセン学園ではオグリとは別のクラスに編入することになり、オグリのサポートに奮闘することになる。
なお、編入試験に合格したベルノに対して、シンボリルドルフは「大したものだ」と彼女を称えている。
チームはオグリと同じく六平銀次郎のチームに入り、六平に鍛えられたためかレース知識も豊富になってきている。
また、ジャパンカップの時には六平に頼まれて記者のフリをしながら海外のウマ娘達の情報を集めるなどの活躍をしている。
なお、英会話もできるようであり、普通に海外ウマ娘達とも英語で受け答えができていたことがわかる。

その後、ジャパンカップでのオベイユアマスターのリサーチ不足を反省し、同級生からおススメの本などを聞いて専門知識を増やす努力をするようになる。
そのため、オグリをサポートするために有馬記念の情報を集めて分析をして、坂の走り方について必死で研究して、走法をオグリに伝えている。
なお、ベルノが必死で身に着けた走法をオグリは一瞬でマスターしてしまい、自分は3流ウマ娘だとむくれている。

永世三強篇

怪我をしたオグリのために療養しつつ運動ができる場所として泳げる場所を調べ、それにうってつけの場所である「ハワイデヤンス」*1にオグリを連れて来ている。
なお、この分析した結果については六平も成長したとベルノを褒めている。
その後も確認のためにレース場の説明をするなど、来たばかりの時に比べるとレースに対する分析力も上がっている。
また、レース前の準備なども行うようになり、オグリをしっかりサポートできるようになっている。

芦毛の怪物篇

六平のチームに新たにサブトレーナーとして北原が所属したことで、北原と共にオグリをサポートすることになる。
そんな中、宝塚記念出走前に、レース前なのに食事を一切取らないオグリの異変になんとなく気づいている。
宝塚記念後、オグリを休ませるために自分の家の別荘にオグリたちを招待している。


◆余談


  • モチーフ馬
2つのBの髪飾りを付けている」ことから、オグリキャップと同期の笠松競馬場所属の牝馬「ツインビー」を意識しているというのが通説。
「ツインビー」と「ベルノライト」では全く名前が結びつかないように見えるが、当時人気であったコナミのシューティングゲーム『ツインビー』がモチーフだと考えられている。
『ツインビー』のパワーアップアイテムが「ベル」であり、さらに主人公・ツインビーのパイロットが「ライト」という名前*2なのである。

ただし、ツインビー号は笠松でそれなりに勝ちながら競走馬生を全うしているし、オグリキャップと特に縁があったわけでもないため、キャラクターとしてはほぼオリジナルウマ娘と言っていいだろう。

また「笠松からオグリと一緒に中央に移籍したサポーター」「蹄鉄作りが得意」な面から、史実で笠松時代・中央時代を通じてオグリの装蹄師を務めた三輪勝氏の要素も指摘されている。

  • ベルノライト賞
2023年から笠松競馬場で「ウマ娘ベルノライト賞」というレースが開催されており、「笠松所属馬限定」「栗毛馬限定」になっている。

  • PVの声優
PVで声優を担当していた根本京里氏は、後にプロジェクト本編側の実名ウマ娘であるサムソンビッグ(漫画『スターブロッサム』で登場)の声を担当することになる。
順番としてはサムソンビッグの声優が発表された後にベルノの声優が変わったことが明らかになったのだが、内部的にどういう順序で進んだのかは不明。
参考として、北原もPVと声優が変わっている。

  • メディアの展開
アニメ化後、メインキャラクターの一人ということもあり、オグリキャップと共に様々なコラボ企画で登場している。
声優の瀬戸桃子氏はパカライブに2度出演しており、2度目はゲストではなく出走者の一人として参加している。
また、6th EVENT 春公演 DAY1にてシークレット出走者として登場している。


追記・修正はスポーツ専門店に詳しくなってからお願いします。

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最終更新:2025年09月19日 17:49

*1 外観や内装も元ネタは、スパリゾートハワイアンズ

*2 初期作品では名前が設定されておらず、ツインビーPARADISE(ラジオ番組)で初めて設定された。当時のファンなら当然知っていたものの、ツインビーにも人格があるため後世のオタクからすると「ツインビーにパイロットいるの?」と言う扱いをされがち。2Pであるグインビーのパイロット・パステルは当時大規模に売り出されていたので知っている人も多いが……。