登録日:2026/01/24 Sat 14:38:04
更新日:2026/05/19 Tue 09:03:04
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邪神セイフクンチョとは、『魔法陣グルグル2』の
ラスボスである。
概要
フルネームは『
セイゲル
フ・クゼイル
ンチギ
ョームル』。だがワンチンが「セイフクンチョ」と略したことで
そのまま定着して現代に至っている。気の毒に…。
魔王ギリが封印された後に出現することが予言されていた存在で、
魔王ちゃんをはじめとする「次なる魔王」は、魔王軍全体からしてみればセイフクンチョ復活までのつなぎでしかなかった。
最大の特徴は
異常なまでの情報量の少なさ。
大筒木カグヤや
ルド・グロリア、
ユリスに
永遠の闇と、存在感が薄かったり最後の最後にぽっと出であることをネタにされている他の作品のラスボスたちが
遥かにマシと言えるレベルであり、とにかく「敵」「ラスボス」ということ以外の情報がほとんど存在しない。
前作ラスボスのギリも正体不明で終わっているが、それでも推測・考察ができるだけの情報はあるので、それすら無いセイフクンチョとは比べ物にならない。
というか
最終的にはみんな「魔王」としか呼ばず、「セイフクンチョ」という名前ですら呼ばれなくなる。ある意味では
エクスデスどころか
グリーザよりも「
無」。
一度知ってる姫が解説しようとしたのだが、
キタキタおやじの妨害が入ったため結局詳細不明。最終決戦ではさすがに当人がいろいろ喋ったが、いずれも「魔王という概念」についてであり、セイフクンチョ自身については何も言及が無い。意図的に「こいつって結局なんなの?」とやきもきする存在として描かれている。
そもそも初めて存在が言及されたのが53話(8巻)なのだが、初登場は90話(14巻)。そして本格的に活動を開始したのが132話(19巻)。前作ではギリが20話(3巻)の時点である程度動けて、部下に指示を出し組織をしっかりまとめていたことを思うとあまりにも遅い。おかげで『グルグル2』では魔王軍が事実上の内部分裂を引き起こしており、セイフクンチョが復活してからも魔王ちゃん、
レイド派の三勢力に別れていた。
結局「セイフクンチョが危険すぎる」ということで魔王ちゃんとレイドが勇者パーティーに協力するという話の流れになったので、ストーリーをまとめるための舞台装置としての側面が非常に強い。
中身の無いラスボスという、一見手抜きのような存在だが、上記の通り意図的にそういうものとして描かれており、後述の結末も踏まえるとセイフクンチョの空虚さはしっかり意味のあるものとなっている。
わかっていること
知ってる姫曰く「ギリとは違う複数の魔力の集合体で、魔神とはまた違う第2の勢力」。
本当にこれだけしかわかっていない。一見それらしく説明されているようだが、ギリは正体不明、魔神は途中で設定が変更されるという扱いのため比較のしようがなく、実は説明になっていない。
主な能力は吸収。魔神マサカ曰く「「セイフクシャ」は魔力を吸収して大きくなる」とのことで、劇中では手始めにマサカが「魔王争奪戦ザコラッシュ」で集めたモンスターの群れを片っ端から吸収した。
セイフクンチョはこの力でもってグルグルさえも吸収し、完全な魔王として完成することを目論んでいた。
ニケ曰く
「とんでもない食いしん坊」
他には人間をナベといった無機物に変える呪いの力を持つ。
また、消滅しかけても「魔王を恐れる人間がいる限り魔王は不滅」という理屈で復活しようとするしぶとさもある。
形態
第一形態。落書きの顔とガラクタ人形のような姿が特徴。途中でちょくちょく細部に変更が入った。
ほんとんど喋らないし動かないが、セイフクンチョの意思は宿っている。レイドが始めた「ラップで自己紹介」に参加するなど意外とノリがいい。
上記の通り90話から132話まではずっとこの姿であり、セイフクンチョの出番は8割これ。
第二形態。キタキタおやじが回収した「すべてを遠ざける最強の剣(ただし悪臭がする)」を吸収したことで変化した姿。
真っ黒な全身、背中に翼、全身を覆う布と一気に魔王らしい姿になった。
なお、「完全体」と銘打っているが、「完成」はしていない。どういうことだよ。
第三形態。グルグルの力と「知の本」を吸収するために変化した。
中央に穴が空いた、目玉のついた煙のような姿。
キタキタおやじを吸い込みかけたが、さすがに吐き出した。
最終形態。本編未登場。
結末
グルグルと知ってる姫が所持する「知の本」を手に入れるべく、吸収を開始するセイフクンチョ。だが、抵抗しようとした
ククリの失敗魔法を吸収してしまったことにより逆に力を失う=魔王の存在が無意味になることになってしまう。
これでセイフクンチョは消滅する──と思いきや…。
今、力が少々弱まっても──我の存在が消えることはない。
たとえ一時いなくなっても次の魔王のことを考え始める。
と、まさかの「魔王という概念」という理屈を持ち出し復活しようとするセイフクンチョ。
だが、それはうまくいかなかった。魔王ちゃんが自分の顔を隠すために使っていた星魔法を被せられ、更にダメ押しで「かみさまのもよう」を添えられてしまう。
存在してもいいけど、あなたはずっと匿名よ!
力を失い、姿を隠され、名前も匿名になってしまった。
「かろうじてわかっていたこと」さえも無くなってしまった魔王は、今度こそ跡形もなく消滅したのである。
その後
ギリ、セイフクンチョと二人の魔王が退けられた世界。しかし人々が「魔王」という存在を気にすればするほど新しい魔王は出現しやすくなる。
そこで対策として、「ザコオブザコであるタテジワネズミを魔王の座に据えることで、魔王への恐怖心を無くす」という手段が取られることになった。
これにより、少なくともタテジワネズミが魔王を辞めない限り、『グルグル』の世界に新しい魔王が出現する可能性は完全に失われたことになる。
余談
118話によると、セイフクンチョだけでなくギリも復活して両者がタッグを組んだ最終ダンジョンが出現するという案があったらしい。それはそれで見てみたかった。
- おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました
セイフクンチョとの決着となる144話のタイトルは「デンデンデンデンデンデンデンデンデ~デン」。おそらくドラクエで冒険の書が消滅した時に流れるアレだと思われる。
その後、ふさわしい追記・修正を経て項目の完成だ!!
- 『その頃勇者のパーティーは…盛り上がっていた!!』 ニケ「うお~~っ やばいっ これは高いぞ~っ!!」 ククリ「勇者様 これは新記録よっ!!」 トマ「マギシ」 ギップル「キョムップル」 -- 名無しさん (2026-01-24 22:29:07)
- 魔王ギリの復活は300年後だし、タテジワネズミ普通に寿命で死んでるだろう。続編できたらギャグ的なノリで引退しそうだし。 -- 名無しさん (2026-01-25 17:46:55)
- 意図的なのかもしれないけどラスボスがこんなんなせいでイマイチ最終決戦が盛り上がらなかった気がする…デキルコ魔王路線も見たかった。 -- 名無しさん (2026-02-01 08:52:07)
- ギリとは別基軸の概念的存在ならギリ復活とともにセイフクンチョの後継魔王が登場する余地が生まれるのか… -- 名無しさん (2026-05-16 23:36:13)
最終更新:2026年05月19日 09:03