登録日:2026/04/01 Wed 03:33:40
更新日:2026/06/19 Fri 16:41:07
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【概要】
アインツベルンが生み出したホムンクルスらしく、銀髪と白い肌と赤い目を持つ美人。
スノーフィールドにいる魔術師たちはアインツベルンが「ウチの知らないとこで聖杯戦争とはいい度胸だな?」と彼女を送り込んだと考えているが、
実際にはアインツベルン本家の意思とは無関係である。
(そもそもFakeでのアインツベルンは
第五次聖杯戦争を経て聖杯への興味を失っている)
とはいえスノーフィールドの聖杯戦争における小聖杯として認識されており、実際にその役目を果たしている。
元々は第五次聖杯戦争の前に脱走を起こしたホムンクルスであり、当時は
時計塔の伝承保菌者によって捕まえられた。
当時の戦闘力は中々のものであったらしいが、現在は戦うための機能は壊れている。
第五次聖杯戦争終了後はアインツベルンの城(ドイツ)で、他のホムンクルスとは違って唯一無事だったところをフランチェスカ(当時はフランソワ)が見つけ出し、
スノーフィールドの聖杯戦争における小聖杯になるように調整され、聖杯戦争に参加するように暗示をかけられてしまう。
その後、
冬木の城にて
セラと口論を繰り広げていた際に、それをのぞき見していたアヤカ・サジョウを捕まえ、
魔術的な暗示と
記憶改ざんを施し、偽の令呪を与えて彼女をスノーフィールドへと送り込み、自らも海を渡ってスノーフィールドに入った。
しかし、アヤカが
ランサーたちと同盟を組んだあたりでフィリアはアヤカへメールを送り、そのままアヤカは彼女から解放されてしまった。
今までのフィリアの言動とは180度異なるその態度を訝しみながらも、アヤカは
セイバーと共に聖杯戦争を生き抜くことになる。
(アニメ版ではメールを確認するシーンはカットされている)
そしてフィリア自身は、真バーサーカーの召喚に成功するも死にかけていたハルリ・ボルザークの下を訪れて彼女を一瞬で回復させ、
さらにはマスターでもないのに真バーサーカーを手懐けてしまう。
フィリアに触れられたハルリは、その手を通して伝わってくる感覚が英霊どころではない、この世にいてはならない存在であることを思い知る。
フィリアがスノーフィールドに入ってから、彼女にある存在が憑依してしまった。
その正体は
天空、
豊穣、
戦い、そして
美を司る古代の神霊。
メソポタミア神話の
女神イシュタルであった。
イシュタルはかつて『
ギルガメッシュとエルキドゥがもし地上に再び揃ったのならば自身も復活する』という祝福を世界に残しており、スノーフィールドの聖杯戦争でそれが叶う形となった。
そんなスノーフィールドには、何かを降ろすための器――アインツベルンのホムンクルスであるフィリアも居たため、
イシュタルが復活するのに最適な土壌であったと言えるだろう。
イシュタルそのものではなく、イシュタルが残した祝福から復元されたイシュタルのコピーのようなものではあるが、
疑似サーヴァントのような余計な混ざりものが無い、純度100%のイシュタルであるためその性格は横暴で冷酷。
人間の支配者を称し、人間を愛しながら人間があがき苦しむさまを喜ぶ。
自信を崇める人間や必死に生きようとする人間には価値を見出しているが、魔術師は生きる価値無しと無条件で思っている。
きのこ曰く「
凛と
ルヴィアを足して2で割って人間性を引いた状態が素のイシュタルの性格」。最悪である。
生前(?)の因縁からギルガメッシュとエルキドゥをつけ狙い、特に明らかな反抗を見せるエルキドゥは「ガラクタ」などと呼び何かにつけて罵倒している。
エルキドゥの方も嫌悪感を隠さずに、「邪神」呼びを始めとしたイシュタルへのゴリゴリの罵倒を繰り返しているのだが。
またハルリが召喚した真バーサーカーこと
フワワは、かつて自身の聖所を守らせていた存在。
そのため今回の聖杯戦争においても、ハルリを介してではあるが実質イシュタルが使役しているような形に。
本人も語っている通り、彼女はマスターでも
サーヴァントでもないため、聖杯戦争が終わったとしても現世に残り続ける。
そのため、彼女と
もう一人が原因となって、スノーフィールドの聖杯戦争、そしてスノーフィールドという街そのもののタイムリミットは大幅に縮むこととなった。
【能力】
フィリアを乗っ取ってすぐの頃はまだ十分な権能を持っていなかったが、重体のハルリを綺麗に回復させ、グガランナを呼ぶくらいなら難なくこなせていた。
フワワの手でギルガメッシュを倒したことで彼の魔力と神性が小聖杯たるフィリアの体へと流れ込み、それを利用して権能を取り戻し、
その後神殿を介してさらに権能を取り戻したことで、表面的には現代に蘇ったイシュタルと言っても過言ではないほどに至った。
その能力はあまりにも凄まじく、近代兵器を軽く
魅了すればその仕組みを完璧に停止させ、
空気を
魅了すれば敵の接近や攻撃を阻む網となり、
真アーチャーが生み出した疑似ヒュドラすら
魅了によって自身の手元で戦槌シタへと造り替え、
マアンナで空を飛びながらシタを振るえば金星が増えたかと錯覚するほどの輝きを放つ、間違いなくサーヴァントとはけた違いの神である。
人(?)に対して使う
魅了も規格外で、弱っているとはいえ高位の死徒であるジェスターと精神操作に強い耐性を持つ
アサシンですら、一瞬とはいえ魅了で惹きつけられてしまった。
ジェスターが万全でも真っ向から戦えばまず勝ち目はなく、それこそ
祖でないと太刀打ちできないという。
フワワを呼び出したハルリは現代においてイシュタルの影響を最も受けた存在であり、イシュタルの純粋な魅力と神気混じりの魔力に包まれただけで彼女は女神の信徒となった。
ハルリは以前から自分の命を救ってくれたイシュタルを恐れながらも「輝き」と認識していたとはいえ、
ちょっとの時間で人生を丸ごと自分へ向けさせてしまうのはまさしく神としか言いようがない。
後に(人間からすれば)適当な理由でハルリはネオ・イシュタル神殿の祭祀長へと任命され、その体にイシュタルの魔力が流れ込んだことで、
彼女が扱う蜂の使い魔は瑠璃石のような青い甲殻に変貌し、蜂が持つ催眠毒も死徒に通用するほどに強化された。
彼女のサーヴァントであるフワワにも同じように魔力が流れ込んだことで、ステータスが底上げされている。
何より、両者ともにイシュタルへの強い崇拝と使命感という強固な意志の下、敵と対峙するようになった。特にハルリは以前と比べてだいぶ精神が強くなっている。
弱点は
冥界。
スノーフィールドには冥界と縁の濃いサーヴァントが2騎存在しており、いずれもイシュタルとの戦いで重要な役割を果たした。
また本来のイシュタル、というか神に死という概念はないが、彼女はあくまでも残響であるため死の概念は存在する。
ちなみに彼女の陣地であるネオ・イシュタル神殿は、古代ウルク風の神殿を瑠璃石や宝石で飾り付けたという彼女の趣味が反映されたものだが、
装飾にはココペリ人形を始めとしたぱっと見で違和感を覚えるようなものも並んでいるらしく、それを見たジェスターは未だ幻覚の中に居るのかと目を疑った。
「美の女神なのにセンスヤバくね?」と思うかもしれないが、実際にはイシュタルが美のセンスに長けているのではなく、
イシュタルこそが世界にとっての美なので、彼女が黒と言えば黒だし、白と言えば白なのである。
なお、服装のセンスは現代人目線でも問題ない。原作扉絵ではいろんな衣装を披露してくれている(本編とは関係ナシ)。
【ステータス】
※以下はサーヴァントであったと仮定した場合のもの(公式)
マスター:自分自身
真名:イシュタル(依り代はフィリア)
性別:女
身長・体重:不明
属性:秩序、善
| 筋力 |
耐久 |
敏捷 |
魔力 |
幸運 |
宝具 |
| C |
C |
A |
EX |
A |
EX |
【保有スキル】
美の顕現:EX
相性が悪い冥界関係の概念以外ならたいていは魅了できる。無機物や物理法則であっても。
人間は自動的に自身を崇めるものなので、人間相手に使う必要はないと思っている。
魔力放出:A+
土地を魅了して魔力を引き出し、惜しみなく使う。
輝ける大王冠:A-
イシュタルの権能を模したスキル。
神そのものではなく残響なので若干低下している。
【クラス別能力】
対魔力:A
単独行動:A++
女神の残響:B+++
精神干渉系の攻撃を無効化する。
本来は『女神の神核』であるものだが、残響ゆえに変化している。
【宝具】
- 『八荒拝跪かす天空の槌』
ランク:A+++ レンジ;999~??? 最大補足:???
戦槌シタを振るって繰り出される天空の一撃。ジュベル・ハムリン=エビフ山の山頂をわしづかみにした時の再現。
最大威力ではイシュタルの加護を受けたもの以外は消し飛んでしまう。
- 『天の牡牛:凶猛』
ランク:EX レンジ:999 最大補足:999
神獣グガランナを呼び出し使役する。一時的にではなく恒常的に。
どこにも繋がって無さそうな枝から持ってきたもので、未曽有の巨大台風「イナンナ」として現れた。
こいつ一体でもスノーフィールドの街くらいなら軽く滅ぼせる程度の災害である。
ただし、イシュタルはむやみな虐殺を良しとしないので、グガランナも進んで犠牲を出すことはしない。
ちなみにこのグガランナ、イシュタルとエルキドゥの逸話として有名な臓物投げつけ事件で投げつけられた臓物の持ち主である。
(太ももの場合もある)
|
+
|
なんで投げつけられたの? |
ある時イシュタルは地上の男たちの中で最近ブイブイ言わせているギルガメッシュに求婚した。
しかしギルガメッシュは、過去にイシュタルに見初められた男たちが皆破滅しているということを知っていたため拒否した。
これに怒ったイシュタルは父に頼んでグガランナを地上に降ろし、地上を滅茶苦茶に蹂躙させるも、
ギルガメッシュとエルキドゥが協力してこれを討ち、お礼と言わんばかりにエルキドゥはグガランナの臓物をイシュタルに投げつけた。
結果的に、この一件が決定打となってエルキドゥは神の怒りによって死の呪いを与えられた。
まぁ臓物云々より、そもそも神獣であるグガランナを殺した罪とか、神が創ったフワワを殺した罪とか、そのあたりの方がよっぽど重いのだが。
また、イシュタルが復活用の祝福を世界にかけたのはこの臓物を投げつけられたタイミングだったらしく、相当頭に来ていたようだ。
|
【活躍】
スノーフィールドに入ってから間もなく、フィリアの体を乗っ取ったイシュタルは真バーサーカー――フワワの召喚場所へと向かい、
死にかけていたハルリを綺麗に治すと、彼女を伴って真アーチャー陣営へのカチコミを仕掛けた。
原作や漫画版ではハルリの下に来た時点で着替えていたが、アニメ版ではまだフィリアとしての白い衣装のままだった。
その後ハルリに荷物持ちをさせていたので、ショッピングに興じていた模様。後のファルデウスの言によるとカジノにも行っていたらしい。
真アーチャー陣営との工場の戦いではフワワの圧倒的パワーで異界化した工場すらも蹂躙するも、真キャスターの介入により停戦。
しばらく機をうかがうことになる。
この頃までは自身の存在を上手く隠していたため、トップクラスの気配感知を持つエルキドゥもその存在に気づけなかった。
また、この頃には既にグガランナを呼び寄せることに成功している。
病院前の戦いにはある程度経ってからフワワ共々乱入し、不意打ちでギルガメッシュの『
王の財宝』を封じ込めると、
そのままギルガメッシュの霊基の破壊に成功し、ギルガメッシュの魔力で力を取り戻したことで本格的な女神再臨が開始。
スノーフィールド郊外の森の一角にフワワを使って神殿の建設を開始した。
ギルガメッシュ討伐後にそれなりの数のマスターとサーヴァントが
ライダーの世界に取り込まれたことや、
彼らが戻ってきてからも新たな脅威であるティアが混乱を巻き起こしていたことで、少なからずイシュタルへのフォーカスが外れていたのも幸運だったか。
そうして完成したネオ・イシュタル神殿と到着したグガランナによってさらに力を増したものの、
流石に見過ごせないため聖杯戦争の内に居るメンバーのみならず、外部の協力者も含めた総力戦に突入。
時間が経つほど神殿を起点とした世界の塗り替えが進んでしまい、脱落者が出るたびにその魔力が小聖杯=フィリアのボディへと流れ込んでしまうので、
各陣営の状況が整った段階で、これ以上自体が悪化しないうちに仕留めに行くというのは賢明な判断だったと言えよう。
とはいえ、サーヴァント以上の存在である神の力は圧倒的であり、弱点となり得る真アサシンの宝具もある程度余裕を持ってかわしきれる程だった。
イシュタルだけでなくフワワ(+ハルリ)とグガランナもその圧倒的な力を振るっており、どれか一つでもマズいもの×3という惨状だったが、
ランサーが神殿めがけて放った巨大な銛、真ライダーのマスターの
花の盾、そしてキャスターの宝具改竄能力という3つの合わせ技により大きな隙を晒してしまい
最後は真アサシンの宝具によって仕留められた。
消滅までの短い時間にハルリへ最後の神託を下して崩れ往く神殿から遠ざけ、エルキドゥと珍しく穏やかな会話をしてから女神の残響は消えていった。
その後、イシュタルが抜け暗示も解けたフィリアもアヤカに巻き込んだことを謝った後に死亡した。
…だがその結果、術師の死によってアヤカに掛けられていた記憶操作も解除され、思い出したくなかった自分の過去と特性の秘密を取り戻してしまったアヤカは、絶望から昏倒してしまう…。
コラボ『剽滅十字前線アンティオキア』の後半『偽典共鳴幻想スノーフィールド』では登場はしないがギルガメッシュやグガランナの口から存在が語られており、
原作と似て非なる偽Fakeの世界線では、ジョンの策略により早い段階でフワワ共々ギルガメッシュと戦って相打ちになってしまった模様。
追記、修正は瑠璃石を捧げてからお願いします。
- フィリア(Fate)かフィリア(strangeFake)でよかった気がします。 -- 名無しさん (2026-04-02 21:24:01)
最終更新:2026年06月19日 16:41