死徒二十七祖

登録日:2009/06/05 Fri 10:59:43
更新日:2022/06/17 Fri 06:19:32
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TYPE-MOON作品、月姫及び派生作品に登場する人間が変異した後天的な吸血種『死徒』。
その中でも特に抜きん出た力を持つ二十七体の死徒の総称。
様々な活動を行う死徒の頂点に立つ吸血種の集団である。

発端は月の最強種である朱い月のブリュンスタッドがガイアと協力して生み出した精霊である真祖が吸血衝動を紛らわす為に血を吸い支配した非常食代わりの人間たち。
真祖に血を吸われた者は死徒になりその真祖に服従することになるが、やがて力を付けた死徒たちは親である真祖たちから離反。
野に散らばった死徒達は人間を襲い、血を吸う事で下僕を増やしてその勢力を増していった。

二十七祖とは最初期に離反した27人の死徒である。
もっとも現在は最古参だった祖の大半が死に、ただの強力な死徒の呼称という意味合いが強い。
リメイク版では「原理血戒(イデアブラッド)」という祖に代々受け継がれる固有能力を持つ事が祖の証ということが追加された。


◆死徒

真祖や他の死徒に血を吸われ、人間から吸血鬼に変貌した者。
もしくは稀なケースではあるが魔術(TYPE-MOON)を極めた末に自身の肉体を死徒に変えてなった者もいる。

血を吸われた全ての人間が死徒になる訳ではなく、肉体のポテンシャルが高く魂のキャパシティに優れた者に限定される。

リメイク版で細かい階梯が明かされ、Ⅰ~Ⅸまで分類。

二十七の最上級の死徒達。死徒の王。
原理血戒(イデアブラッド)という異能を保持する最強クラスの死徒。
単体で吸血鬼たちの王国そのもの、とされる。このクラスの死徒は教会ですら無視するしかない。
後継者 祖に己の原理を受け継ぐ事を見込まれた高位の死徒。
派閥作りを行っている祖には基本的に2体以上は存在しており、戦闘能力は極めて強大でそこらの真祖なら返り討ちに出来るという。地位は祖を王とするなら王子、王女といった所。
祖を除けば実質的な死徒の頂点。
死徒(上級) Ⅵ階梯が祖に見込まれて力を与えられた存在。貴族。
戦闘力は高く、このレベルなら親元の祖に戦いを挑み、原理の獲得を見込める。
但し、原理を獲得した祖とは存在規模の差から勝算は限りなく低い。Fate世界では死徒の階梯はここで打ち止めと思われる。
死徒(下級) 吸血種として自立して死徒と呼べる存在に到達。吸血行為で子の作り出すことが可能。
いわば地方領主。成り上がりの吸血鬼としての限界。
確率的には万人に一人といったところ。
夜魔 Ⅳ階梯の存在が、親元か個人に起因する異能を獲得した段階。一人前の吸血鬼。
戦闘力は並の代行者では束になっても敵わないレベル。
地位でいえば上級騎士。
夜属 生前と同様のパーソナリティを維持した吸血鬼見習い。
冷えと渇きに苦しみ人に襲い掛かる半人前の吸血鬼。これ以降は人から外れた人外のカテゴリーとなる。
戦闘力は常人の域を超え、並の代行者を圧倒する。確率的に千人に一人といったところ。
Ⅵ階級以上の吸血種が丁寧に吸血処理を行えばここからスタートする。
地位でいえば下級騎士。
魔術的な定義においては「ヒト」と呼べるのはこの階梯まで。日光を浴びると貧血程度の悪影響があるが、まだ日光に焼かれるほどではない。
不死 ここから吸血鬼といえる存在。生きる屍。アンデッド。
腐った脳みそを再構成し、生前ほどの思考能力はないが人間生活を偽装出来る程度の知能を獲得した上級兵士。
確率的には百人に一人。
屍鬼 意思はあるものの細かい思考能力を失っている。
外見は生前のままだが中身や脳みそは腐敗しきっており、血肉を求めて対象に襲い掛かる。
地位でいえば兵士。
死者 最下級。自意識はなく、親の命令通りに動くだけの死体。
外見はほぼ腐った死体
地位でいえば下級兵士。


但し、要である原理血戒を持つことが叶えばⅥ階梯程度の死徒だろうと祖として扱われることになる。
尤も原理血戒を受け継ぐに必要な存在規模は千年単位の死徒でなければならず、数百年クラスでは原理に喰い潰される為に何らかの処置は必須となる。

また素質に恵まれた者はこういった過程をすっとばして死徒になる者もいる。
二十七祖クラスの素質を持つ弓塚さつきは僅か一日で死徒となり、数日後には固有結界まで獲得するまでに至った。

自意識を得た死徒は自らの為に行動を開始するが、親の血が身体に入っているため親である死徒の支配には逆らえない。
その為、まずは親の支配から脱する為に力を付けるのが目標になる。そして徐々に闇の世界での生活を学んでいく。
性格面にも変化が生じ、本来は気弱な弓塚も当初は人を殺す事に忌避していたが吸血衝動に抗えずに血を吸い続けた結果、最終的に人を殺しても何とも思わないと語る程の残虐性を持つようになった。
肉体面にも影響が表れ、銃弾を目視してから回避したり、人間を軽くグチャグチャに出来る腕力など高い身体能力を手に入れる。
また姿も人間時から変化する事があり、本人が考える最盛期の頃の姿になる事がある。
げっちゃ2の弓塚さつきへの解説によると生前より美形になったという、通称ファイナルさっちんという吸血鬼として完成した姿*1が明かされている。


吸血鬼である為に日光が苦手で昼間は出歩かず、血を吸わなければ肉体が崩壊する欠点を持ち合わせる。
上位階梯ならば日差しといった弱点をある程度克服しているが出来るが、コンディション自体はやはり低下する模様。




強力な死徒の類は常人やそこらの代行者が太刀打ちできるモノではなく、その手の死徒は吸血量も凄まじいので場合によって一度で数百人、数日で一つの町が死都と化して壊滅する膨大な被害を齎す事も少なくない。
Fakeでは徒に死を振り撒くモノと代行者から呼称されて存在を嫌悪されている。
死徒達の被害は古い時代から変わらず、戦場に現れて人々を蹂躙したり、後に英霊となった者とも闘ったり、英雄に討ちとられた死徒もいたという。

また人理が安定し、阿頼耶側の存在である英霊の召喚が聖杯戦争のように行える世界では人理の否定者である死徒の力は弱体化してしまうらしく、Fateシリーズの世界では月姫よりその力が大きく衰えている。
Fateシリーズは様々な要因かつ幾つか分岐点に加えて、朱い月のブリュンスタッドと魔導元帥ゼルレッチの決戦の顛末*2次第で分岐した世界である模様。

Fateの世界では「原理血戒」を消失しているのか「死徒二十七祖」という枠組みは存在せず、月姫世界における祖に当たる死徒も存在するがその世界の祖は単に「上級死徒」と呼称されている。


例外としてFakeの世界では二十七祖という名称やワラキアの夜といった祖の名も出ており、二十七祖という枠組みそのものも健在。
曰く「SN世界と結果同じなのに全く違う世界になっている」部分の一つとの事。
Fate世界と月姫世界の良いどこ取りした世界観となっており、祖の存在と英霊召喚が両立されている。
メタ的には、Fakeの作者である成田良悟に書きたいものを書かせるために、取り払われた制約の一つだったりする。



月の民と呼ばれる真祖は満月の日はその力が最高潮に高まるのだが、真祖によって死徒となった者も同様に強力になる。
この日は教会の代行者さえ死徒狩りは控えるという。

二十七祖の座はあらゆる死徒にとっての最終目的と言え、末端の死徒によって吸血鬼化した最下層の死徒も親に当たる死徒が作り出した他の死徒と闘争を行い力を付け、いずれは後継者となり二十七祖に届く事を望んでいる。


◆強さ

個体によってばらつきがあるものの大体が強大な力を誇る。
現代で最高峰の魔術師とされるバルトメロイでようやく真っ向勝負が可能であり、更に彼女が率いる一流魔術師50人が完璧な連携で敵を葬る軍隊『クロンの大隊』にそれぞれが単独で匹敵する実力を持つ。

また神話や歴史に名を残した英雄達のコピーであるサーヴァントにも平均的なモノ(Bランクの単純破壊タイプの宝具を持つ者)となら殆どがガチンコで闘えるというが、
勝率的には基本的にサーヴァント側がやや有利と発言されている*3
特に五次の三騎士、セイバーアーチャーランサーの三者はマスターが安心して見守れるほどに圧勝すると発言されている。
異質さと物量で敵対者を圧倒する二十七祖のような相手には約束された勝利の剣がてきめんに効き、それに耐えれる程タフな祖もゲイ・ボルクには弱いとか。
もっとも相性による所も大きいようで、別のコメントでは神秘に生きる者同士で互いに殺す手段がある以上は状況次第でどうとでも転ぶとも言われている。

例外としてはORT、プライミッツ・マーダーであり、この二体に関しては完全に別格の存在とされていて比較対象に考慮する必要がない程に桁が違うとされる。

Fake」では死徒とは人でありながらも人から外れてしまった者達、魔物や怪異の一種と称されている。
英霊が人理の肯定者であるならば死徒は否定側にある存在として君臨しているとされる。
曰く星が生み出した人の形をした魔物。神獣にして人理を否定する獣であるネメアの獅子の人型バージョン。
英霊が人類史の影法師と言われるのに対し、死徒は地球そのものの影法師とされる。

死徒は平たく言えば人間を狩る存在という概念の具現であるため、黒鍵などの対吸血鬼に効果を発揮する聖別された概念武装、獣化や魔眼などの「特異点」持ち、または単純に高レベルな魔術師以外の人間が対抗するのは難しいという。
それは例え概念武装の極致たる宝具だろうと例外ではない。
振るうのが一介の人間である限り、「人が生み出した宝具」や「神が人の為に生み出した宝具」の加護を死徒は無効化出来る。
例外としては、上述の通り対死徒の効力を持つ教会の秘蹟に関連した宝具と「神が神の為に生み出した宝具(星が人に望まれながらも人の意志に左右されずに生み出す『神造兵装』を指す?)」があり、これならば無効化されない可能性がある。
この特性の為に人でありながらもサーヴァントと渡り合える事を可能にする程の強力な宝具であろうと振るうのが人間であるならば死徒には殆ど効果を発揮せず無効化されると推測される。
但し、サーヴァントすなわち英霊は魔を狩る概念そのものなので、彼らが宝具を振るうのならば話は別。彼らが手にした概念武装はその効力を減衰されることなく発揮する。
Fateではこれらの相性・力関係を『人は英雄に強く、英雄は怪物に強く、怪物は人に強い』という三竦みの関係とも言われているとか。



◆敵対勢力

現在、祖にとって最大の天敵と呼べるのは魔術協会聖堂教会、即ち人間の勢力である。
ただし死徒にとって魔術師は同じ「神秘に身を置く者」でありいわば同類、神秘の純度がより高い死徒の方が断然有利である。
その為死徒が真に脅威に思うのは教会の方であり、勢力全体でいえば教会側が優勢だという。
とはいえ祖クラスが相手ではその強大さ故に教会も迂闊に手を出すことが出来ず、教会はタタリを除く全ての祖の拠点を突き止めているが事実上の放置状態になっているという。


二十七祖のシステムが継続できているのは、"薔薇の予言者"と呼ばれる祖の存在が大きい。
滅びが近付いた祖には彼女がその死を予言し、死を予告された祖は速やかに後継者を作る。こうして二十七祖はその席を保ってきた。

しかし、その座も前述の人間勢と真祖の姫君により徐々に淘汰され月姫本編までで六つ、本編以後は某直死の魔眼の参入により話次第では九つと空席を増やしている。
もっとも直死に滅ぼされた以外の祖は「滅ぼす手段がない」という理由で教会に封印されているのだが。

中には死徒でないものが含まれているが便宜上死徒二十七祖と呼んでいる。
既に滅んでいる者もいるがそれでも二十七祖と数えられるのは派閥が健在で、いずれ派閥内の争いを制して後継者が現れるため。
主を封印された派閥の死徒たちはいずれ自分たちの祖を教会から奪還、あるいは完全に消滅させるために力を付けているという。

また二十七祖と一括りにされているが祖と祖の間に組織めいた主従関係はないようで基本的には互いに敵対関係。
それぞれの祖が独自の勢力を築いたり、己の目的の為にきままに活動して生きている。
とはいえそれぞれ属する派閥はあるようで、現在は大きくトラフィム派とアルトルージュ派の二つの派閥に分かれており、敵対する派閥同士の祖が互いに睨みを利かせているようだ。


◆目的

彼らの共通の目的は「完全な不老不死」。
不老不死の存在の死徒だが血の摂取をおこなわなければ生きていられない以上は完璧には程遠く、それぞれ様々なアプローチで完全な不老不死に至ろうとする。
ネロ・カオスは混沌。ワラキアの夜は現象。ミハイル・ロア・バルダムヨォンは魂の転生。
個々で異なるが彼らはそれぞれ独自の方法で不老不死を体現しているため、普通の方法ではまず殺せない。

祖は領地と死徒、死者の王国を作り上げ、同胞である二十七祖の中で勢力争いをして版図を競っている。
死徒同士の直接的な闘いも割とよくあるようである。但し争うのはその派閥内限定の話。他の派閥(他の二十七祖)と争うのは死徒社会最大の禁忌とされる。
あくまで争うのはその派閥内でより強力な後継者を定める為でもあり、エンハウンスの場合は親の死徒だけでなく派閥ごと全てを皆殺しにするため、死徒たちから敵視されている。

中には領地も配下も持たない祖もいて、真祖によって死徒になった者は領地を好み、魔術の果てになった者は大抵そういったモノには無頓着で完全なる不老不死を求める探求者として活動する。


また死徒達には「原液持ち」と呼ばれる者がおり、祖全体でも数少ない希少種とされている。
恐らく朱い月or真祖直属の死徒の名称であり、二十七祖を発端した朱い月はメルブラでネロやワラキアといった魔術師上がりの祖と闘うと「粗悪な祖に用はない。白翼は何をしている」と呟くなど、原液持ちには何らかの役割がある事が示唆されている。

そして、月姫2では死徒の王たるトラフィムがこの原液持ちの祖を招集して行う「アルズベリの儀式」という死徒達にとって悲願とされる儀式の遂行を目論んでいる。
6人の原液持ちの祖が集まる事で発動可能となる大規模な魔術儀式のそうだが、具体的な効果は不明。
様々な勢力がその儀式の利益を勝ち取る事を目的に相争う一大決戦となる予定……らしい。



以下の序列は人類に対する危険性を表した順列など様々な説があるがはっきり言われていない。
しかし上位十位は既に幻想に生きる存在であるため通常の概念では打倒し得ず、彼らを超える幻想でなければ太刀打ち出来ない。
尚、シリーズを長年続けていく中で色々と設定が古くなってしまったため、リメイク版では全面的な設定の刷新および一部キャラの順位の変動と追加に削除が行われた


〇二十七祖一覧〇

第一位
●/the dark six?
《闇色の六王権》
最初の死徒。最初のシステム。詳細不明。
現在蘇生中。蘇生した暁には二十七祖を束ねるとされるが、コレの正体を知る死徒はいない。
同人版では二位だった。

第二位
●不明

第三位
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
《魔導元帥》
第二魔法を扱う魔法使い。
かつて朱い月を打倒したが、相討ちで血を吸われ死徒となった。
同人版では四位だった。

第四位
●不明

第五位
ORT(オルト)
《タイプ・マアキュリー》
蜘蛛。水星(?)のアリストテレス。無謀にも捕獲しようした前五位を秒殺した次元違いの攻性生物。
吸血種の特性は持っているが死徒ではないものの原理血戒が確認されているのか祖に数えられている。

第六位
●リィゾ=バール・シュトラウト
《黒騎士》
アルトルージュ派。真性悪魔ニアダーク。
彼女の護衛。最古参の一人。
殺人貴こと遠野志貴のライバル……予定。
時の呪いを病んでいるため不死だと噂される。

第七位
腑海林アインナッシュ
《思考林》
五十年周期で森を引き連れて現れ、数日間移動しながら森に踏み入った者を吸血し、
活動期間を終えると何処へともなく消えるという特異な死徒。
実は既に二代目で、正体はアルクェイドに処断された初代アインナッシュの血を浴びて幻想種化した吸血植物の群体。
代替わりを知らない周囲はこの森をアインナッシュの固有結界だと誤認していた。

第八位
●フィナ=ヴラド・スヴェルデン
《白騎士》
アルトルージュ派。彼女の護衛。ストラトバリスの悪魔。
幽霊船団のキャプテンで、固有結界「パレード」を有する。
吸血の趣味はショタコン。

第九位
アルトルージュ・ブリュンスタッド
《黒血の吸血姫》
実質的な死徒のトップ。血と契約の支配者。
二大派閥の一人。死徒と真祖の混血。アルクェイドの姉に当たる人物。
ワラキアとは知り合い。

第十位
ネロ・カオス
《黒き混沌》
トラフィム派。
魔術を極めて死徒となった。元は北欧の原協会・彷徨海の魔術師。
千年級の最高純度の吸血種。

第十一位
●スタンローブ・カルハイン
《第一の亡霊》
「捕食公爵」、「街食うモノ」の異名を持つ。
既に教会によって討たれているがその怨念は未だ残留し、周囲のモノ全てを破壊する力の渦となっている。迷惑極まりない。
存在濃度がゼロになるまであと二百年かかるという無敵キャラ。

第十二位
●不明

第十三位
???
《タタリ》
存在する、とされている祖。
祖の中で唯一住処が特定出来ない。
自身を現象へと祭り上げようとした祖のなれの果て。

第十四位
●ヴァン=フェム
《魔城》
最古参の一角。アルトルージュとトラフィム、両方の派閥を嫌っている。
フルネームはヴァレリー・フェルナンド・ヴァンデルシュターム。
闇の世界ではなく表の社会に君臨する財界の魔王。一大財閥のトップ。
巨大なものを造ることにかけては世界最高の人形師。七大ゴーレム「魔城」を擁する。
人を愛する人類肯定派。最近の趣味はエコ活動。天才馬鹿と知り合いなので彼の登場する作品では度々名前が出てくる。

第十五位
●リタ・ロズィーアン
典型的なお貴族死徒。正式に祖の座を受け継いだ二代目。
自称・芸術家のお嬢様で、死徒のなかでも突出した“趣味”を持つ。
スミレとは殺し愛ができるくらいの仲。
魔眼蒐集列車の支配人だが、蒼崎橙子ルゥ=ベオウルフにオークションを台無しにされたことで魔眼蒐集列車からは手を引き、
現在は配下と支配人代理にオークションの運営を任せている。

第十六位
グランスルグ・ブラックモア
《黒翼公》
現・死徒の王たるトラフィムに比肩する実力を持つ大吸血鬼。しかし他の死徒たちからは疎遠に扱われている。
死徒でありながら死徒に対してのみ強力な力を有する「死徒殺し」。

第十七位
トラフィム・オーテンロッゼ
《白翼公》
最古参の一人。形式上最大の発言力と領地を持つ、二十七祖を代表する死徒。
現段階での死徒の王と言えばこの人。二大派閥の一人。
朱い月の最初の従者とも。

第十八位
エンハウンス
《復讐騎》
半人半死徒。死徒でありながら死徒を狩る異端の死徒。
先代の魔剣・アヴェンジャーと教会の銃・聖葬砲典をもって戦う。
しかしヒトの部分があるゆえに魔剣を振るうたび神経が破壊され、死徒ゆえに銃を撃つたびに手が腐っていく。

第十九位
●ヴローヴ・アルハンゲリ
「凍結」の原理を持つ死徒。
本来、原理を受け継ぐには不足な下級死徒なのだが、何らかの術を行い原理を引き継いだ若い祖。

第二十位
メレム・ソロモン
四大魔獣
「王冠」の二つ名を持つ悪魔使い。彼の想像した「四大魔獣」はそれぞれが一つの祖に匹敵するという、神獣クラスの不滅の悪魔たち。
二十七祖でありながら埋葬機関の五位にも名を連ねている。
敵対する教会に所属している変わり者だが、他の祖はなぜかそれを黙認している。

第二十一位
●スミレ
《水魔》
常に酒に酔ってる女性。流水を克服した代わりに陸上での活動が難しくなった死徒。
酔いがさめて本気を出せば上位に食い込む構成力を持つらしい。
死徒の中で唯一空想具現化が可能。

第二十二位
●クロムクレイ・ペタストラクチャ

第二十三位
●不明

第二十四位
●エル・ナハト
《屈折》
相手を道連れにするスペシャリスト。一対一ならほぼ確実に相手を消去するが、その度に蘇生するのに数十年かかる。
教会によって捕らわれ鏡張りの牢獄に入れられているドッペルくん。
その胃から「胃界教典」というアーティファクトが作られ、対死徒用の切り札として運用されている。
埋葬機関の一位と二位がこれを持って動いた場合、事実上無敵。

第二十五位
●ベ・ゼ
《剣僧》
リメイク版で追加された祖。討伐済み。
己の剣術を死徒はおろか敵対する代行者にすら伝授する死徒。
ヴローヴは一度師事を受け、シエルは最後の弟子であり、死徒を憎む彼女から尊敬する人物として敬意を払われる人物。
最期はシエルの手で討たれた。
しかしマーリオゥの発言*4から察するに彼の討伐は教会側に認知されていないと思われる。

二十六位
●アガペー

第二十七位
コーバック・アルカトラス
魔法使い一歩手前の大魔術師。最も若い祖。元神学者。
魔術を極めて死徒となった。
自らの思想の執着、聖典トライテンを作り上げ何者も侵入不可能な迷宮に隠すも、自分も出られなくなってしまいそのまま引きこもっている。
二十七祖ではギャグ担当。

番外位
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
《アカシャの蛇》
転生無限者。転生を繰り返す「永遠」を実現した死徒。祖の中では嫌われている。
元司祭で、人間だったころは埋葬機関の前身組織・埋葬教室の設立者だった。
原理血戒を持たないもののその被害規模からは祖に匹敵する脅威として教会からは番外として数えられている。


その他の死徒・吸血種

アルクェイド・ブリュンスタッド
月姫のメインヒロイン。
厳密に言うと死徒ではなく「真祖」に区分される吸血鬼。
いずれ朱い月のブリュンスタッドから死徒二十七祖の第三位を継承するのが有力視されてる。

弓塚さつき
ロアの死徒。
素質は数十年に一人の逸材で、一日で死徒に変生したそのポテンシャルは二十七祖に匹敵する。
外伝に当たるメルティブラッドでは親と気づかないままロアを倒して親殺しを達成している。

シオン・エルトナム・アトラシア
タタリの死徒。タタリの特性上、正確には死徒になりかけ。

オシリスの砂
タタリの後継。冥界の鳥。最後のアトラス。

キルシュタイン
十七代目のロアの取り巻きだった死徒。そのおこぼれに預かりかつては強大な力を誇ったが…

●ルヴァレ
湖の死徒。トラフィム派閥。
かつて真祖に汲み上げられた、五百年を生きる死徒。
トラフィムの後押しで空席となった祖の十位を受け継ぐことになったのだが…

●山瀬 舞子
月姫のファンディスク『歌月十夜』の登場人物。
番外編『夢十夜』の『黎明』における主役兼メインヒロイン。
志貴と同じ高校に通っていた一年生。
非常に責任感の強い性格で、母子家庭であった為か妹の明美を何より大切に思っている。
『月姫』本編において、志貴とネロの戦いを目撃してしまったためネロに捕食された。
本来であればそのまま消化されてしまうはずだったが、直後にネロが殺されたため、残された「混沌」が彼女を主人格として再生しネロの後継者となる。
元は一般人であるが、混沌に飲み込まれた後は数は少ないが「獣」を生み出す能力を行使できるようになった。
『月姫』本編にも一応登場するが、実質的に犠牲者A扱い。名前が判明したのも『歌月十夜』発売後である。

●アインナッシュの仔
腑海林アインナッシュの実が誰にも食べられることなく地面に落ちることで生まれる存在。
生まれた後はそれぞれが独自に進化するらしく、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で魔眼蒐集列車の乗客としてグレイ達が遭遇した仔は雪の森という形状であった。
親ほど強力では無いが、仔の圏内に入れば魔術の使用に制限がかかってしまう。

シャーレイ
衛宮切嗣の初恋の少女。誤って死徒化の薬を飲んだ為に死徒に変貌した。
その後、協会と教会の追っ手により死亡した。

ヴラド・ツェペシュ3世
Fate/Apocrypha』と『Fate/EXTRA』に登場するサーヴァント。
世界一有名な吸血鬼である『吸血鬼ドラキュラ』のモデルになった人物。
召喚の際に小説の吸血鬼のイメージが融合したため、吸血鬼の属性を付与され召喚された。

ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
Fate/Apocrypha』の登場人物。
ヴラド三世のマスター。
Apocrypha中盤でヴラド三世の魂を取り込み、自らを『吸血鬼ドラキュラ』へと変貌させた。

カーミラ
Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
本名エリザベート=バートリー
『カーミラ』とはシェリダン・レ・ファニュの執筆した小説のタイトル及び、それに登場する女吸血鬼の名前。
召喚の際に小説の吸血鬼のイメージが融合したため、吸血鬼の属性を付与され召喚された。

●オッド・ボルザーク
二つ名は「魔蜂使い」。
限定的ながら死徒化の手段を手に入れ、死徒化した魔術師。
死徒化した蜂を使い魔にして配下を増やしていた危険極まりない魔術師で、彼の手によって街一つ丸ごと死都と化した事もあるという。

衛宮切嗣の師であるナタリア・カミンスキーに殺害されるが、体内に隠し持っていた魔蜂によって旅客機の乗客が吸血鬼化。
その結果、切嗣は飛行機もろともナタリアを殺す羽目になってしまった。

切嗣はこのことが相当トラウマになっているようで、スピンオフ作品では蜂を見た瞬間激昂することも。

作中での暗殺は割合あっさりと成功したが、ナタリアとボルザークは過去にやりあったことがあるらしく、その時には取り逃がしたと語った。
上述の街一つ丸ごと死都と化したというのは、その時の戦いの余波らしく、ナタリアはその後悔を暗殺の仕事を請けた理由の一つにあげている。

なお、『Fate/strange fake』の真バーサーカーのマスターであるハルリ・ボルザークは彼の孫娘にあたる。

●ジェスター・カルトゥーレ
Fate/strange fake』の登場人物。
アサシン(Fake)のマスター。
六つの魂を持ち、それぞれに合わせて容姿も能力も変えるという特異な能力を持った高位の死徒。

●ヴォルフガング・ファウストゥス
『Fate/Labyrinth』の登場人物。
厳密に言うと死徒ではなく、「幻想種としての吸血鬼」。
地中海世界ではラミュロス種と呼称される個体であり、やや色素が薄い以外は人間とそう変わらない外見をしている。
幻想種であるため、普通の人間を遥かに凌駕した力を持ち、魔術師としても研鑽を積んでいる。
その実力は疲弊しているとはいえ、サーヴァント四騎を相手取り互角に戦えるほど。
コーバック・アルカトラスが作成した第七迷宮の奥底に亜種聖杯を据え、「迷宮の聖杯戦争」を主催した張本人。
その目的は召喚されたサーヴァントから英霊核を奪い取り、自身をより高次の存在へと霊基再臨させること。




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最終更新:2022年06月17日 06:19

*1 さつきルートで登場する予定の形態。髪が異様に長くなり、顔付きがぷにぷに系からシャープな美人系になったという。

*2 月姫世界ではゼルレッチは血を吸われて死徒化しているが、Fate世界では血を吸われなかった

*3 但し、この発言がされた時期はSN発売当時であり、加えて上記の平均的なサーヴァントとの対決を想定したのとは別コメントである。なのでサーヴァント全体でも強力な五次のサーヴァントの相手にした場合のみを想定している可能性もある

*4 ヴローヴ撃退後にシエルによる27祖の討伐は『森』と『城』と今回で3体目と発言していた。