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風波駆無/宇宙刑事ギャバン・ライヤ

登録日:2026/04/26 Sun 18:15:40
更新日:2026/08/12 Wed 09:24:33
所要時間読める、約 5 分で。






新たなユニットの視察へ向かう怜慈達。

次元の揺らぎから覗く、紫の眼光。

新たなギャバンが姿を現す。

次回、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』


第10話

忍びのギャバン


恐れ。それこそ我が(しるべ)









……銀河連邦警察地球支部・星間諜報部所属。

“宇宙刑事……ギャバン・ライヤ”。



風波(かざなみ)駆無(くない)とは、『PROJECT R.E.D.』シリーズ第1弾『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の登場人物である。

演:安井謙太郎
テーマソング:「凛」(歌:Hyuga Yamada)


【概要】

第10話「忍びのギャバン」から登場。
多元地球Ζ2066(ゼータフタマルロクロク)の出身で、銀河連邦警察地球支部・星間諜報部所属の諜報員。
紫色を基調としたストリート系ファッションと色付きサングラスが特徴の青年で、髪をミルクティーベージュに染めている。

その実態は「風波流忍術」を操る忍者の末裔。
加えてその応用によって独自に次元超越の術とその先の宇宙に適合できる体質を獲得しており、弩城怜慈とデス・ギャバンに続く第3の次元超越者でもある。
その体質を上官のダーレスに見込まれ、「ネガエモルギアをばら撒く者の拠点の宇宙を見つけ出し、壊滅・討伐する」という任務を負い、怜慈達多元地球Α0073の銀河連邦警察地球支部・資料課のように日々様々な宇宙を渡り歩いていた。
しかし、銀河結社バイ・アクベの潜入工作に失敗し、忍者部隊は自身と妹の初音を除き全滅。その力に目を付けた総帥ルルギエから「次元超越者の確保と連行」という強制的な指令の下に行動する事になってしまう。
そしてルルギエからの指令でΑ0073に訪れた際に怜慈と出会い、彼の身柄を確保しようとして交戦した事を機に自分達の事情を明かし、その仲間達の助けもあってルルギエは逮捕されてバイ・アクベは壊滅し、初音とも無事に再会を果たした。
以降はルルギエの発言から大きな脅威の存在を察すると、それに対抗すべく仲間になってくれる別次元のギャバン達を探すようになる。


【人物像】

一人称「私」
派手な見た目とは裏腹に主語・述語が逆転した口調で話す、哀哭院刹那とはまた違った形で冷静沈着な人物。

非常に慎重かつ用心深い性格で、いついかなる時でも警戒を怠らず、直属の上司であるダーレスと会話する時ですらギリギリまで風波流忍術で姿を消し、部屋の出入りもドアを使わず壁抜けで行うほど。
ダーレスからはその心意気を「ライヤ、お前はいつも完璧だな」と評価されているが、同時にそのやり過ぎとも取れる徹底ぶりを自分の前ですら止めない点にはやや苦言を呈されている。
また、自身の相棒であるキーグエモルギーの怖がりな性格もある種の危険探知の為のレーダーとして活用しており、「恐れ」や「恐怖」の感情を常に利用し、自身の高い隠密性に役立てている。


【関係者】

  • 風波初音
風波流忍者の一人で、駆無の実妹。
兄と違って特に時代がかった喋り方はしないが、彼の事は「兄者」と呼んでいる。
バイ・アクベに潜入工作を図るも失敗、ルルギエに忍法及びパワードアーマー開発の為の人質として捕らえられるが、後に怜慈達の活躍で救出された。
ルルギエ専用のパワードアーマーを開発するだけではなく、バイ・アクベ要塞内にからくり屋敷の如きトラップを搭載するなど凄腕の技術の持ち主だが、性格はかなりのマイペースかつしたたか。
その上、駆無が手を焼くレベルのハイテンションで、忍法研究の為に次元超越者である怜慈の血液を巨大な注射器で採取しようと目論んだほど。恐らく巨大なものではないとは思うが、最終的に注射器での採取はした模様。
終盤では怜慈の血液から採取したヤミマクールエモルギーの分析により、次元超越者以外のギャバン達も人工エモルギー波動による次元渡で別次元へ移動できるようにした本作屈指のMVP

  • ダーレス
星間諜報部の司令官で、先述の通り直属の上司。
常に自身の役割を忘れず全力で全うしようとする姿勢そのものは高く評価しているが、日常の何気ない場面でまで忍術を使う事には頭を悩ませている。
特に自分の部屋に入る時にドアを開けずに壁抜けで入ってくる事をかなり気にしており、「ドアを開けるのがそんなに嫌か……」と本人が去った後でぼやいていた。
なお、伊達大佐の連絡を受けるまで駆無が自分の指令とは別で行動している事には気付かなかった。

  • グラフト
同じくΖ2066の銀河連邦警察官。
鼻から耳にかけて蜘蛛にも似た銀色の独特なアクセサリーを着けている。
その正体はスパイとして送り込まれたバイ・アクベの幹部で、「もう何も失いたくないなら、従え」と脅迫じみた言葉を送り、ダーレスの与り知らぬ所で指示を出していた。
後にルルギエのコウフンガーエモルギー(ネガver.)の影響で暴走、最終的にギャバン・インフィニティとギャバン・ライヤの活躍で無力化され、他の構成員共々ダーレスに逮捕された。

  • ルルギエ
銀河結社バイ・アクベの総帥にして、初音を誘拐し、自身を利用していた因縁の宿敵。
配下のグラフトを通し、駆無を利用して次元超越者を集めようと画策。
その後、怜慈と共に反逆した駆無を自らの手で始末しようとパワードアーマーを装着して戦うも、資料課に初音を奪還された挙句、パワードアーマーの不調により敗北。駆無に逮捕された。

63号地球───もとい、多元地球Α0073の宇宙刑事ギャバン。
ネガエモルギア犯罪の大本であるデス・ギャバンと誤解してしまい、指令遂行の為に交戦。
ギャバリオンドルネード(ユニット)やコスモギャバリオンを掌握して彼らを手こずらせ、撃破してしまった……かに見えたが、そこで油断した隙を突かれて逮捕される。
後に駆無と共にバイ・アクベ要塞に潜入し、忍者屋敷の如きトラップに手こずりながらもコスモギャバリオンK.I.の力で突破して初音を見事に助け出した。


【宇宙刑事ギャバン・ライヤ】



……“認めれば力に変わる”。そう言っていたな?

ギャバンが2人いれば、できない事は何もねえ!

……認めよう、この恐れを。


キーグ!チャージ!


……蒸着。


キーグ!アクティベート!!


「蒸着」───それはギャバンシステム発動のコマンドだ。では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!

蒸着コマンドを受けて臨界点を越えたエモルギーが、トリガー内に凝縮されたギャバリオン粒子と融合。

わずか1ミリ秒でコンバットスーツへと投射成形され、蒸着を完了するのだ!


宇宙刑事ギャバン・ライヤ。恐れを…力に変える者。


スーツアクター:蔦宗正人

風波駆無がギャバリオントリガーとキーグエモルギーを使って蒸着した姿。
コンバットスーツのメインカラーはで、キーグエモルギーが司る「恐怖」の感情を思わせるマスクが特徴。
さらに頭部と上半身にはで彩られた装甲のようなパーツもある。
加えて前腕や足先には宇宙刑事ギャバン・インフィニティと同じく、白銀の差し色が施されている。

主な戦闘スタイルは身軽な動きとギャバリオンブレードやギャバリオンセイバーを駆使した高速の剣撃、そして駆無自身が習得した風波流忍術によるトリッキーなもの。
各種デバイスで攻め立てる白兵戦に加えて、姿や気配を消しての奇襲、戦う場所によっては近くにあるものまで自身の武器として利用するなど、他のギャバン達と比べても一際個性的な戦い方で相手を翻弄する。


《装備》

  • ギャバリオントリガー
ギャバンシステムの要となる銃型デバイス。
宇宙刑事ギャバン・ブシドーと同じく、蒸着する為に使用する事が専らで、エモルギアを使用した技の発動に使われる事は非常に少ない。
詳しい機能は作品の項目を参照。

  • ギャバリオンブレード
白兵戦用の剣型デバイス。
他のギャバン達と異なり、常に実体化させたままで、非使用時は背中にマウントしている。
また、柄の部分に当たる銀河連邦警察手帳も、紫色を基調とした専用のものになっている。
それ以外の詳しい機能は作品の項目を参照。

  • ギャバリオンセイバー
近接戦用の短剣型デバイス。
忍者刀に見立てて逆手持ちで使用する。
詳しくは怜慈/インフィニティの項目を参照。


《風波流忍術》


恐れよ、我が風波流!


駆無が使用する忍術。
「風と一体になり、波のように自然に溶け込む」という旨で考案されたものであり、分かりやすく自身の気配や存在感を隠す典型的な忍術はもちろん、周囲の機械を操るという近代的なものまで、その種類や効果は多種多様。
何よりこの忍術こそが駆無を次元超越者たらしめている由縁であり、これを応用して自身の体を自然そのものに近づける事により、別の多元宇宙(コスモレイヤー)に異物と判断されなくなり、消滅を免れている。

  • 風波流・次元(じげん)(わたり)
印を結んで自身を緑色の光で覆い、別の多元宇宙へ行き来する。
なお、これは駆無自身が修行と鍛錬の末に独自に生み出した忍術である。
先述した通り、後に初音がこれを人工エモルギー波動を利用した技術として落とし込む事に成功し、次元超越者ではない刹那と祝喜輝(キキ)・高鳴寿(コト)、最終的には大佐とアギも次元を超えて活動できるようになった。

  • 風波流・影無し
周囲の光や空気の流れを操り、自身を透明化させる。
敵地への潜入と情報収集を行う駆無自身にとって必要不可欠な忍術であり、戦闘でもこれで相手に探知される事なく奇襲を掛ける事が可能。
ただし完全に透明になっているわけではなく、加えて気配まで消せるわけでもない為、劇中ではわずかな空間の歪みから居場所を割り出されて反撃を喰らっている。

  • 風波流・壁抜け
自身の肉体と遮蔽物を風のような状態に変質・同調させてその内部に侵入する。他人を抱えながら一緒にすり抜ける事も可能。
「影無し」と同じく駆無にとって必須の技であり、毎度これでダーレスの部屋にも入っているが、それが当人の悩みの種になっている事は理解していない。
一方で本人は半ば趣味で使っている模様。「この壁は…いい…」

  • 風波流・舵取り
周囲の機械をハッキングして自在に操る。
第10話ではΑ0073にて新たに開発されたばかりのギャバリオンドルネード(ユニット)とコスモギャバリオンを掌握し、コスモギャバリオンK.I.へ合体させてギャバン・インフィニティが駆るコスモギャバリオンGC-Rと戦った。

  • 風波流・式神
両手を合わせる事により、一瞬で折り鶴を生み出して使役する。
第12話ではこれと同じ物をあらかじめゴーランの背中に貼り付け、これを介して追跡するという応用技を披露した。

  • 風波流・真空剣
ギャバリオンブレードを使った剣技その1。
刀身にエネルギーをチャージして発光させ、ギャバリオンブレードを右肩に乗せるように構えつつ左手で印を組んだ後、刀身から真空の刃を放つ。
構え方は後述するモチーフ元である磁雷矢の必殺剣「磁光真空剣」に由来しており、効果音も磁光真空剣のものが流用されている。

  • 風波流・鎧断(よろいだち)
ギャバリオンブレードを使った剣技その2。
その名の如く強固な装甲を断ち斬る為に使われ、刀身にエネルギーをチャージして発光させた後、乱れ斬りを食らわせる。
技の発動中はマスクや・胸部・腹部の装甲も発光し、恐怖に怯えたような表情が浮かび上がる(ギャバン・インフィニティと同じく、バンダイキャンディトイ公式ブログで呼称された「激光ver.」に相当すると思われる)。

  • 風波流・火花
地面に刀の切っ先を滑らせて生じた火花を刀身に纏わせ、斬撃の威力を高める。
第12話ではギャバリオンセイバーを使ってこの技を発動させたが、エモンズ・チョーク(ゴーラン)の竜巻攻撃によってかき消された。
最終話ではギャバリオンセイバーをルルギエに突き立てた状態からギャバリオンブレードの柄で押し込んで発動し、続けざまに「風波流・鎧断」を食らわせて再度パワードアーマーを破壊し、ルルギエに勝利を収めた。
なお、武器以外から火花を出す事も可能であり、第11話ではワニパトによる取り調べを受けている最中に靴の爪先から火花を出し、2人を怯ませる事で脱走している。

  • 風波流・鷹駆(たかがけ)
高層ビルを飛び移れるほどの跳躍力で移動する。
第13話では壁抜けと併用する事で、オフィスビルを滑り抜けながら移動するという『ジライヤ』オープニングのパロディを見せた。

  • 風波流奥義・迅雷震(じんらいしん)
自身をそのまま巨大化させ、巨大な敵を迎え撃つ「とっておき」の秘術。
第13話にて巨大化したエモンズ・ゴースト(レーコ)に対抗すると同時に、レーコに憑依されたキキのポジティブな好奇心を呼び覚ます為に発動。
その試みは成功し、「これは……想像以上です~!!」脳内のコックピットでレーコを跳ね除け、無事元に戻った。
元ネタはこちらも後述する磁雷矢の巨大戦力「磁雷神」に由来する。

  • 風波流・暴風覇道
ギャバリオンブレードを回転させて暴風を放つ。
『補完捜査 ギャバンの非番』No.11にてこの術の存在を聞かされたキキは、似たような力を持つロンリーヌエモルギーを駆無に紹介していた。
後に最終話で使用され、ルルギエが放った光弾を弾き飛ばつつ、そのままエモンズ・パウンド(ルルギエ)に命中させて撃破した。

  • エモーショナルバースト

○○!エモーショナルバースト!!

ギャバリオントリガーに各種エモルギアを装填し、発砲する事で発動。
装填したエモルギアごとに異なる効果を発揮する(それぞれギャバン適合タイプはエモルギア側のスイッチを押し込む形で、能力発現タイプはギャバリオントリガー装填直後に発動される)。

以下の技はいずれも『ギャバンの非番』No.11にて、名前のみ登場。

  • 風波流・夜陰(よるかげ)
戦場を暗闇で包む術。
キキは「モーイッカ(エモルギー)に似てますね」と評していた。

  • 風波流・千変万化
詳細は明かされなかったが、キキがハテナゾーダエモルギーを紹介していた事から、恐らく自由自在に姿形を変化させる術と思われる。


【余談】

  • 名前の由来は忍者の武器の一つ「苦無」からと思われる。

  • 演じる安井氏は俳優として活動する傍ら、5人組ボーイズグループ「7ORDER」のメインボーカルとしても活動しており*1、2019年には株式会社L&L'sを設立し、同社のCEOも務めている。
    なお、L&L'sを設立するまではジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)に所属していた。

  • 変身後のモチーフは1988年に放送されたメタルヒーローシリーズの第7作『世界忍者戦ジライヤ』の主人公・磁雷矢であり、名前もそちらから取られている。
    それどころか実際に画像を見てもらえれば分かるが、色が変わっている事や細部の形状を除けばほぼオリジナルそのままであり、比較的古めの作品ながら過去に『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの34にて本家磁雷矢こと山地闘破がゲスト出演した事や、Vシネクスト『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』にて戸隠流三十六代宗家・天城闘真が装着した新たなジライヤが登場した事もあって記憶に残っているファンも多く、そのビジュアルが初公開された際には話題を呼んだ。


恐れよ、我が追記・修正!


この項目がギャバいと思ったなら……\蒸着/

最終更新:2026年08月12日 09:24

*1 同グループにはVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』で蒼斗/キングジャマトを演じた萩谷慧悟氏と、Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』で江戸川塁/プレミアデカレッドを演じた長妻怜央氏も所属している。